ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

談ス・シリーズ第3弾「凸 し 凹 る」@よみうり大手町ホール(6/9昼)

 「凸し凹る」ツアー中たぶん唯一?の昼夜公演の昼の部、行ってきました。土曜日の大手町ってさすがオフィス街、閑散としてるのねー。地下道の人の少なさもちょっと新鮮な気分でした*1

 今日も大変良い粘度でした。パワフルでキュートでコミカルで、キン消しでアクロバティックで、小難しさを小難しくなく投げ渡されて、後は自分で考えてねってされるこのスタンス、大好きです。境界線の曖昧さを忖度でさらにぼやかして、そんな世の中よな…なんてちょっぴり厭世的な気分にもなったりしたってええじゃないか。

 覚書を少し。

 

 

 

  • 上手通路際席でした。えっと、うっすら甘苦いタバコの香りと、洗濯したてみたいな良い匂いがした。
  • かゆい時と弛緩するような時の落差が大きい。
  • こねるものが手の中にないのにぺとぺとこねこねする大植さんと平原さん。何となく「同調」という言葉が頭をよぎった。圧力、まではいかなかった。
  • 顔面べちょ、が顔面じゃなくて、途中で捻じれて仰向けになってた。そういうこともあるのか。
  • 大植さんと未來さんのお腹の上に飛び乗る平原さん、「あったかーい…地熱…?」
  • 粘土コーナー。浅草のビルの上のアレ(大植さんを担いだ平原さんががんばってた)→金粉パックからのけっこうセクシーな下着(平原さんが両腕を丸くして「どうぞわたくしめに太ももを預けて下さい」って下着になっていた)→鯛焼き(横に寝そべってつま先を持ち上げる大植さん、無言で蹴る未來さん、平原さんが「許されない!」)→日本大学(平原さんが「私が指示しました!」)→濡れたティッシュ略して濡れティッシュ
  • 大植さんをこねる未來さん。こねて伸ばした大植さんから除菌シートを取り出したり。
  • 大植さんの頭をこねながら「ここ空っぽやんか?」って伸ばしていく未來さん。
  • 伸ばし方が、こねながら徐々に伸ばすのから、溜めて一気にスッ!と伸ばすというか、なんか不思議な伸ばし方で面白かった。勢いで大きく伸ばすというか、ひゅっと出すような。それをパン!する平原さん。
  • パン! パン! …パン! ……ナン!って小さくナンになるの笑った。ナン食べたくなった。
  • 激写。支えてた大植さんを放り捨てるの好き(笑)。
  • 望遠やめて下さい、旧式のストロボやめてもらっていいですか、隠し撮りやめて下さい。
  • ボールボーイ大植さん、ネットがやたら遠かったり近かったり選手のすぐ後ろだったりボールが三角?だったり大きくて重たそうだったり。バレーボールかな? ボーリングかな?
  • サーブ打つ前にネットだったり(笑)。
  • ネットも境界線だよね。そこにボールが当たってネットに食い込む様は凸であり凹でもある…。じゃあ渾身の力で打ち込まれるボールは何なんだろう。決して相手コートに届かないボール。
  • そしてハードルもスタート。クラウチングする平原さん。この辺の舞台上のカオスっぷり大好き(笑)。いったい何を観に来たんだ??ってなるの大好き!
  • そして未來さんは声だけサーブになり、平原さんが飛びまくるハードルの下?を開けて、大植さんがお茶を入れに入ってくる(笑)。てとてんてん、カコーン!と獅子脅しも鳴る。
  • お茶淹れさせていただきますー、とはんなり京ことば(?)で云う大植さんをこすりながら未來さん、「おばーちゃん誰もおらへんでー」「おじーちゃんしんでからちょっとおかしくなってしもたなー、大植さんさみしがりやさんやからなー」寂しがり屋さん、っていうのが好きだ。
  • お茶点てながらごしごしされまくってお茶碗持つ手がぶるぶるしてる大植さん(笑)。
  • 大植さんがいなくなってもごしごしする未來さん。不在の大植さんを大植さん自身が伸ばして、それを平原さんのビンゴに持って行く。
  • ニュービンゴステップとかソフトプレパレーションとかサドンリーダイブとか大好きですここの平原さん(笑)。
  • 未來さんがまた粘土をこねこねすると、大植さんがこねこねされる。未來さんが作る人型っぽいもの(大植さん?)の頭にいつもちょこんとトンガリを作るの好き。真ん中前髪かな?
  • できた、からの容赦ないハンマー振り降ろしも最高です。ほんと容赦ない。ドンってなる。
  • 昨日ちょっとドエスだったけど今日は優しく(?)大植さを引き込む未來さん。昨日前髪ひっ掴んでたからね…。
  • テーブルでこねこねしている未來さんをそっと持って行こうとする平原さんも好き…そのまま持って行かれてまた戻る未來さん何か好き…。
  • 擬音多めのコンタクトも楽しい。カッシャンカッシャンガッシャーン!!もだけど、大植さんがドーン!って踏み込んでからのぽにょん、がたまらない。
  • 未來さんの美しいジャンプ(やり直すのがお得感)からの頭上リフトで「肝臓!! 肝臓が!! 昨日のアレが!!」
  • ネクストレベル(って云わないけど)のお顔がめっちゃがんばってるお顔で可愛かったら平原さんが「人前でそんな顔しちゃだめー!」だって(笑)。可愛かったよ??
  • 昨日のネクストレベルは目かっ開いておくちにーん!!てしてて可愛かった。一昨日の可愛いはスーンとしてるけど実はめっちゃがんばってる可愛いだった。
  • 畳んで包んで軽く持って引きずり倒す。
  • 突き刺す!の美しさよ。
  • 畳まれて包まれて転がされる平原さん「丁寧に持ってほしい…」
  • 出る杭は打たれる平原さん「貫通してやるよ! 釘が丈夫過ぎて貫通してやるよ!!」
  • 伸びる、伸びる、それでも伸びた結果、ぶちっと千切れるアレ。
  • 平原さんソロは「オポチュニティ!!」からスタート。
  • テイクアウトって云いながら片足の先からひとつずつ、固着した関節を外していくような。
  • 大地! 空! そして! 俺!からの、モアビッグスケールとか云って、七福神! オリンポス十二神! 八百万!! そして!!
  • 俺!!を大植さんに取られる。未來さんは一掴みのアレを掲げて「Me」
  • 筋肉、真ん中の前髪。長男。ひとりっこに「alone」と云う未來さん、平原さんが「アローンじゃねーよ! 何千万人いると思ってるんだよ!!」ひとりっこ同盟とか組めばいいと思う。
  • freedom or non-freedom、からの大植さんのソロ。自由の不自由さ。壁に映るテーブルとその下の大植さんの影が美しい。大植さんが小さくなったような、テーブルが巨大なキノコのような。
  • 流れ落ちるアレの表面に光が反射してすごくきれいだった…キラキラしてた…。
  • 確かに最初はタバコの煙の話だったはずなのに、だんだん別のものについて語っているように聞こえてきたり、違う話に聞こえてきたり。
  • 忖度って腐ってるんですかね、という言葉が耳に残る。腐らせてしまった、んだろうなぁ。
  • よいしょ、財務省、大将、首相、中小、企業、損傷、重症。たすけてください!とか云ってた(笑)。
  • からの龍踊、めっちゃ伸びてた(笑)。すとーおりー、ぼうやーよいこだ、っていろいろぶっ込む平原さんに未來さん「いろいろ云うな!(笑)」
  • よいしょ、ええじゃないか、の踊りを大植さんと未來さんがしている後ろで、平原さんが「どんなときもーぼくがぼくらしくー」って謡ってた(笑)。
  • 元のコンタクトに戻るのを見ながら、床に落ちたアレがいつの間にか丸い形に戻っているのを思うなど。
  • ええじゃないか、首絞めたってええじゃないか、とか。
  • 未來さんと平原さんの首後ろの上に大植さんが背中を預け、そこから未來さんの肩上に大植さんが乗って、くるくる始めると、ああもうここまで来ちゃった…って寂しくなるのです。
  • 垂れ落ちているアレをぶちっと千切って、手のひらに受ける大植さん、その手をそっと高く挙げさせる未來さん。足元に積もるアレが脳みそみたいに見えるんだ。
  • 少しの逡巡? ベクトルを一瞬逸らせる?からの、大植さんの胸に叩きつけるアレ。けっこうな勢いでいくので笑いが少し起きたりする。
  • 未來さんが手のひらに少しアレを受け止めて、それを大植さんに擦り付けるようにしながら絡まっていく。
  • 最初の塊がふたりの間でとろけて粘って、糸を引くのが、とても良いです。大好きです。
  • 垂れ落ちてくるアレに向かって差し伸べられる未來さんの手の美しさよ。
  • 自らの身にそれを絡ませるように、巻き取るようにしながら、くるくると回る。リボンみたいに撓って揺れるアレの軌跡が美しくて、ああ、終わらなければいいのに、なんて思ってしまうんだ。
  • アレの溜まりに突っ込んで倒れる大植さんが、未來さんの足先を離し難いようにずっと持っているの好き。
  • からの平原/古畑さん。日常を演じるということは日常を引退するということ。
  • 起き上がった未來さんが大植さんをんにゃーーーと引っ張るけど引き出せない。
  • 立ち上がり、全身からアレを引きはがして丸め。ぽいっとほうり投げてハケる未來さん。
  • 最後の問題です。このタイトルは何でしょう。答えは…、と、投げられたアレを示す平原さんなのか古畑さんなのか曖昧な人。そのままテーブルを持って退場。
  • 残った大植さんがずるりと起き上がる。全身にアレを纏いつかせて重たそう。未來さんがほうり投げたアレを拾い上げ、掲げて暗転。
  • カテコはいつも通り3回、といっても出ずっぱり状態なんだけど(笑)。ハケてから、大植さんしか出てこないのが2回かな。マチネじゃなくて「お昼時、えー、昼下がり?」って云ってたの面白かったです。

 全身に浴びて、擦り付けて、まみれて、粘らせて、皮膜のように纏うのに、溜まったアレからは引きずり出たい、出したいもの、なのか。自と他の間を埋めるもの、自と自以外の世界の間を隔てるもの、自以外の全てから自を守るもの。…って、何なんだろうか。

*1:がカフェとかお休みばっかりでそれは困った