「プルートゥ」大千穐楽@森ノ宮ピロティホール・改(3/14)
改めまして大楽大阪のプルートゥです。大阪始まってから、ちらほら聞こえてくる変更点にわー聞こえないーと耳目を塞ぎ、なるべく入れないようにして新鮮な驚きを体感してきました(笑)。久しぶりに観たプルートゥはとても胸にゆっくり染み渡るような物語で、染み渡った部分がじんわりとあったかくなるような、ひりひり少し痛むような、でもその痛みがどうしても愛おしくてたまらないような、そんな様々が、いろんな色を含んだ涙になって目から落ちていく、豊かな3時間でした。ヨーロッパの空を飛んで大阪に降り立ったアトムは、…やっぱり可愛かった…。久しぶりだったからやることなすことひたすら「うっ…可愛い…」と胸を押さえる可愛らしさで…そんな可愛い子が…というのもまた2幕で胸を痛める要因にしかならない…前半が子供らしく無邪気で可愛ければ可愛いだけ後半キツいというね。素晴らしいですね。だからこそのあざといまでの可愛いは作れる系子供らしさ満開っぷりですものね。
カテコでの皆さんの冴え冴えとした笑顔が、とても輝いていて眩しかったです。もうね、出てくる時から笑顔でね、おつかれさまでしたとおめでとうございますとありがとうございましたとおかえりなさいと大好きがごちゃまぜになった拍手を精いっぱい送ったよ。真ん中で太鳳ちゃんとにこっとして、おつかれさまみたいに背中に片手を回してたの、ぐっと来ました…素敵兄妹だったよ…。
日程的に上手くいかなくて、大楽1回のみの大阪公演観劇でしたが、こんなに変わっているのならもうちょっと観たかったなぁ。今回の再演は東京公演スタート時点で、3年前からのブラッシュアップっぷりがものすごくて、これが完成形だったのか…!みたいな感想だったのだけど、さらにそこからぐぐっと…こんなになるとは…。いつだったか、夏木マリさんとのトークライブだったかな? プルートゥに関しては「まだやれることがあった」みたいなことを未來さんが云ってらしたのを覚えているけど、そのやれることを今回は全てやり切れたのかな、なんて思っています。
ラストプルートゥ、いつものを。
- ほんと、何ていうか、ボーナスステージみたいな感覚で始まった。えっまた観られるんだすごーい! やったー!!みたいな(笑)。
- 冒頭のゲジヒトとロボット殺人犯の回想シーンに英語の字幕が表示される。おおーヨーロッパ仕様! なのかな??
- 天馬博士とトビオなアトムのお食事シーンにも英語字幕が。
- いやぁ久しぶりのトビオ可愛いなぁ! かぁんわいいなああああ!!!
- もぐもぐも可愛いし「はぁひ?」ってなるなぁに?も可愛いし膨らんだほっぺも可愛いし可愛い。
- こんなに可愛いのになぁ…違いますか天馬博士…。
- 「お前は違う」と云われて手が止まり、ふくらんだほっぺのまま固まるアトム。みるみるうちにしょんぼりしぼんでいくのがわかる…かわいそう…。ゆっくり咀嚼と嚥下。
- 爆撃に遭うアブラーのシーンも英語字幕が。でも「ファティマ…目をあけてくれ…」にはあったけど「誰か助けてくれ…」には字幕付かなかった。
- ヘレナのセーターとブーツ、ずっと観てた時はちょうどいい服装(笑)だったのに、大楽あったかくて暑そうだな…って思ってしまった。
- 部長! 軽い咳払いから始まった部長!! ご無沙汰しております部長!!
- 何か、気のせいかもしれないけど、部長通話中に下手の袖の方からマイクオフで小さな咳が聞こえて、あれっもしかして部長わりと舞台袖のその辺で通話してるの?とか思いました。がわからない。
- ゲジヒトの「勘です」に部長「勘? あー…ロボットの君が…?」なんかちょっと云い淀むような、でもいやいやまさかって感じで面白い間だった。
- 予測と云ったら、に低い高笑い(?)(低音の高笑い的な)で、笑ってから「こりゃまた…」みたいな一本取られたみたいなことを云っていた。すごい中年感。しかもその一連が東京に比べてすごく老けてというか、貫禄増し増しのおっさん声に聞こえてとてもボス感あふれる部長でした。さっきのアトムのはぁひ?と同じ声帯とはとても思えない…。
- 雨降りアトム。可愛い。つま先ぴこんってしながら歩くの可愛い。可愛い。可愛いが作られている。
- 通りすがりの女子高生にお茶しない?ってソーサー持ってカップ傾ける振りでナンパしてふられる大植さん。
- カタツムリ。ほんとここ…可愛い…あどけない…お口とんがってる可愛い…可愛いしか脳内に浮かばない名場面…。
- ゲジヒトに声をかけられても最初は顔上げずに鼻をこしこし。可愛い。危険だから知らない人に声かけられてもついていっちゃダメってお茶の水博士に云われてるんだろうなぁ。
- アトムくんだね、って云われて顔を上げて立ち上がる。跳ね髪久しぶりー! 可愛いー!!
- カフェテリア、体育座りのアトムがきょろんっとゲジヒトを見るのめちゃくちゃ可愛かった。特に何か可愛いことをしているわけではないのだけどもう可愛いがダダ漏れしていた。何だろうちょっと小首をかしげるような…目を丸くするような…かわいい…。
- UFOのオモチャ、コントローラー部分も光ってたけど前から光ってたっけ(笑)。
- お腹に流れ込んだネクターがビビビッて広がるの面白い。ちょっと炭酸っぽい。
- あなたが見聞きしたものの中に! 久々のミキキだ!! 可愛い!! ちょっと云いにくそうな有音のキキが可愛い!!
- データアクセス中のお顔は相変わらず美人さんです。ただし頬肉はない。
- ウランちゃん! キラキラーンって星が飛ぶウランちゃん!! 久しぶり可愛い!!
- お兄ちゃんのうんざり顔も久しぶりだよー可愛いよー。
- 久しぶり可愛いしか云わない。
- しょうがないなぁって苦笑いからあちゃーって顔になってゲジヒトさんに突進していくウランを止められず手があわあわするお兄ちゃん。がんばれ。
- 「帰って宿題でもしてろよ!」「やったわよー!」「うそだねー!!」
- ウラン、「やったわよー!」ってツインテールの髪をさらさらってして見せて小生意気度アップです。可愛い。
- お兄ちゃんに怒られてぷんぷんしてるウランの頭上でAIが鬼の角みたいにしてたの可愛かった。きっと東京からやってたんだろうな…。
- 子供にからかわれるゲジヒトさんのまいったなぁ感が強まっていた。わたわたしたりあーもうってなったりいろいろ。
- ゲジヒトさんと追いかけっこアトム、「わ、わ、わ、」って固まって云ってから、そこからひらっと避けて「わ! わ! やめて下さい!!」って。最初のわわわが低くて可愛い。
- アブラーが「HUMAN」のレーンを通ったら、HUMANの表記が赤く光って、エラーが出たみたいになっていた。通過後に警備ロボットに止められてわちゃわちゃするの、エラーが出たからってわかりやすくなってる。
- ゲジヒトのメモリーに残された記憶に触れてしまうアトム、ガクガクなるのが大きく早くなってるような。
- 「ゲジヒトさん、あなたは…なんてことを…!」泣きそうな顔で云う。
- 親指認証ラボ可愛い。あれやってみたい。
- 下手の大植研究員はいったい何をしているんでしょうか。お隣さんと向かい合ってくちばしみたいなのを手で作ってぱくぱくし合ったり、メガネのレンズ突き抜けて目頭を揉んだりしていた。
- お茶の水博士にボラー調査団の話を聞くアトム。7体の高性能ロボットがコマに映し出された時に、絵が揺らいだりちょっと流れたりするエフェクトが増えていた。前なかったような…。
- お茶運んできたロボットとこつんぱってするの可愛い。博士の話を聞いていて一瞬気づかないアトムと、待ってるロボットどっちも可愛い。
- AIみんな一緒に指ぱたぱたするのも好きー。考えてる考えてるって感じ。
- お茶の水博士がブラウについて話す時に、端末を操作する音がカタカタついた。これは前もあったかもしれないというか初日の辺りに聞こえた気がするんだけどその後あんまり聞こえなくなったんだ。
- 「人を殺す完璧…それはつまり、人間ということですか…?」人間ということですか、って云うアトムの声に何の色もないように感じてすごいぞっとした。何か。怖かった。何ともないことみたいに、当然のことみたいに云うの。
- Dr.ルーズベルトの目がずっと赤く光ってる(笑)。ニュートラルで赤く光ってて、喋ると明滅というか強弱が付く。前は起こった時に赤く光ったんだよね。
- Dr.ルーズベルト一ヶ所セリフ早くなかった? 大統領のセリフ途中で遮ったような。
- 運ばれてくるアトムのマネキン感、からポジションに付くとぶわっと生気(?)があふれるのほんと不思議。
- 「どーしたのーきゅーに?」なんか云い方が東京とちょっと違っててまた可愛かったです。可愛いなぁ。
- でもウランがどうして人間は感情なんてめんどくさいものを持っているのかしら?って云うのに「ああ」って応えた声はやたらかっこよくてびっくりした…可愛いなら可愛いでお願いします不意打ちのかっこいいはびっくりするよ…。
- 花畑の男にエネルギーパックを持ってくるウラン、走りながら「おじさんー! エネルギーパック…!」って云いかけて立ち止まってたけど、エネルギーパック!って云ってなかったよね東京では。
- お花畑の絵を見て踊るウラン。AIたちと戯れるように楽しそうに、キラキラ踊っていて、その姿が本当に無邪気で、まだ憎しみなんて知らない、感情は美しいものでできている素敵なものだと信じて疑わないような、子供らしい姿で、見ていてじんわりしてしまった…ここで泣いたの初めてだ…(笑)。
- ウラン自身が感情を持っているわけではなくて、ただ感知することができるだけで、感じ取ったキラキラした感情とあんな風に無邪気に戯れることができるウランが天使とか妖精とかそういう、人間とは別のレイヤーに存在しているけどたまに遊びに来る無慈悲な無邪気さ、みたいな存在と少し重なる気がした。ウランは結局その、自身では持ち得ない感情の波に巻き込まれてしまうのだけど。
- …巻き込まれる前の、本当に純粋な無邪気さの発露だから、泣けるのかな…。
- 「だってわたし、涙が出てるもん…」キラキラの涙がぽろぽろこぼれていました。
- でもお兄ちゃん乱入。「ウラン? んもう、ウラーン!!」なんか間に挟まった(笑)。
- でーもーじゃーない!! 相変わらず人差し指も可愛い。
- 苦しみだした花畑の男を見て「異常な電磁波が出てる!」ってアトムが云う辺りで、パネルに照射されたコマの枠線がぐにゃぐにゃしてた。これはなかった…はず…。
- 「破裂する…膨張する…」の時のパネルに映される墨絵みたいなのも増えてたような…気が……どうかな……。
- 電子頭脳がない!!の後に、乱れた男の髪を顔からそっと避けてあげるアトムが好きです。
- 竜巻…久々の竜巻は…ただただ美しく…迫りくるおへそ……。
- ブラウにもまた会えたの嬉しい! あのずるずるした人たち出てくるととてもテンションあがります(笑)。
- ブラウのところから戻ったゲジヒト、ヘレナとのキスが1回増えていた。「具合はどう?」「もうすっかりいいよ」でチュッと。良いね良いね!
- 2度目の目覚めからの着替えシーン、ズボンを穿こうとした手が止まるゲジヒト。AIも固まったように一時停止。ルーティンワークが流れない、小さな齟齬?
- 上手で白い箱みたいな枠に収まっている白アトムにピンスポが当たる。
- ゲジヒトの、「絶対に許さない」に重く低い音が重なる。憎しみの音。
- 前方席はアトムの手術中のお顔が見えませんでした…ざんねん。
- 何か、途中でAEDみたいな電気ショック系のところでものすごい足上げてたアトム。びよーんばったん!って。
- アトムにカタツムリ見せてじゃんけんして喧嘩してる研究員たち。なにしてるんですか(笑)。
- お茶の水博士の、「人に優しくしたことを後悔なんかしないでおくれ」…胸に刻む…。
- トビオのお墓にウランが供えた花束の向きを天馬博士が変えるの、東京からずっとやってたけど何なんだろう。
- トビオのお墓の裏から出てくるアトム、前はそのまま音もなくすぅっと現れてたけど、今回お墓の上に手だけがまず現れて、這い出てくるようにずるりと出てきてちょっと雰囲気が違っていた。
- アトムが石碑の上に彫刻みたいに立つまでの間、白い服の男性ダンサーさんのソロが入った。
- ぐにゃりと歪み始める英雄の像。赤く染まる中で頭を抱えるように小さく丸くなる。赤は怒りと憎しみの色。
- 白いアトムからウランへ手渡される花束。何が受け渡されているんだろう。ウランの手に何が委ねられるんだろう。アトムを蘇らせるかどうか…?
- メモリーチップを交換し、ブラウの記憶に襲われるゲジヒト。AIたちがまとわりついて作る顔面が進化していたような…あんな口大きかったっけ。
- 苦しみ方もすごくなってたよ…死にそうになってたよ…。
- 1幕ラストの、ブラウと柄本さんの2重写しみたいな存在感がとても素敵だなぁと思うのです。
- 2幕。お祈りの人はあーんまり見えなかったなー角度的に。スークのシーンでもスモーク炊かれてちょっと面白かった。
- 上手の絨毯売りさんが関西弁で売り込む大阪公演仕様だった(笑)。「ええから見てってな!」
- 下手のお守り売りさんとアリが何か喋ってた。お守り売りさんがあっちの方で売れそうだぞみたいなジェスチャーしてたり。
- アリのマイドアリー!の語尾(?)にヒヒッて笑いがくっついてて可愛かった!
- そしてアリちゃん重課金勢のアブラーさん。花束受け取ってコイン1枚「ヤッターマイドアリーヒヒッ!」からの、3枚連続で「ヤッターマイドヤッターマイドヤッターマイドアリーヒヒッ!」、の後にちょっと間をおいて2枚追加してマイドアリーヒヒッも2回追加されていた。
- お祈りの人は上手の三角屋根の奥からカップと何かを手に出てきて、アリちゃんといちゃこら(?)してから小銭をくすねていった。
- カフェでアブラーがテーブルぶっ叩いて落としたコップを、ちゃんと床を雑巾で拭きつつ回収する店員さん。
- 奥のテーブルにはお祈りの人が着席してる…のは見えたけど何してたかは見えなかったなぁ。
- 下手ではお守り売りさんと杖を持った通行人が何やら喧嘩をしていた。
- 席を立ったお祈りの人は三角の中で布地をぱたぱたしたり絨毯をはたいたり巻いたりして片付けて、植木鉢も片付けて、チューリップを5本植えて、積み重ねてある荷物を片付けていった。
- ゲジヒトとしゃべるアリの声が途中ちっちゃくなった? スピーカーも調子悪い??
- Dr.ルーズベルトの声がちょっときつそうに聞こえたんだけど、でも調子としては絶好調でとても楽しかったです。ぼくはーーなんーーーまんてさきまでーーよんでいるーーー。
- 教授お久しぶりです! 「あれ? イシュタルが病気になっちゃってる…」「ヤヌスが! 強くなりましたー!!」さらに面白げになっていますが多分サハドさんそんな風には云ってなかったよね…教授にはそう聞こえてたのかな…。
- 地下施設でのゲジヒトと部長の交信。部長やっぱりご年配になったなー。
- コックローチマンの中のひとりが未來さんじゃないか的疑惑(?)が語られていて、いやでも部長やってる最中だし無理なんじゃ…って思っていたのですが、確認してみたらぎりぎりやれそうなタイミングなんですよね…。下手袖から登場する3人目、出てくるのが部長との通話が途切れた直後で、戦闘後上手袖にハケてから部長と再度通信始まるの…あの人なら可能性あるなって…。
- とても首のカクングルンって動きがキレが良くて、ゲジヒトに投げ飛ばされる両足がそろってる人です。そう云われるとそんな気がしてきてしまう~。答え合わせしたい~どこかでネタバレしてほしい~!!*1
- 何かアクションシーンの最初の方でパネルひとつ倒してたよね? 疑惑のコックローチマン氏(笑)。そのタイミングじゃないって時にバターンってしてた…。
- プルートゥが姿を現した時に下手でしりもちをつくゲジヒトさん。
- 部長の告白がすごくこう…重い口を開く感じで…低く静かに語るのは前からだったけど、よりエモーショナルで、部長もつらい立場だし、何よりゲジヒトを心配した上での苦渋の決断だったのだろうことが窺えて…ううっ部長…。
- 「殺人犯になんか……できるか……」部長うううううう。
- 「プルートゥを撃ってくれ!!」懇願してるよ部長。命令じゃなくて。
- 全てを理解したゲジヒトの表情が、絶望しているような、でも解放されたような、虚脱というか、何というか…つらい。
- ロビタも可愛いねぇ。「パパ…ママ…」の声が高めで可愛かった。あの声は誰なんだろう。
- ゲジヒトがもらう花束、東京ではチューリップと赤い花束しか持ってなかった永麻さんが、色とりどりの花束と赤いのとを抱えていて、ゲジヒトさんに「こっちがいいわよ」みたいに赤い方をおすすめして渡していたように見えた。
- ヘレナに電話(?)するゲジヒトの表情が、何とも云えず柔らかくて優しくて、穏やかで愛情に満ちていて、そんなお顔初めて見た気がする…東京でそんなお顔してなかったよね…?
- とても人間味に満ち溢れていて素敵な表情で、憑き物が落ちたようで、何か泣けてきてしまった…先が先だけに……。
- ゲジヒトのその柔らかい愛情はアリにも向けられて、でも…ああなるから…つらい…ヘレナもつらい…。
- ヘレナと天馬博士のシーンはもう、そもそも泣けるので、ハイ。天馬博士がまた泣けるんだ…お茶の水博士にもウランにも云えない素直な気持ちを、ヘレナには吐露できるんだよね…。
- ヘレナが「悲しみ」という感情を理解し会得する過程を見る時、ブラウがどこも壊れていないままに「憎しみ」を理解し手に入れたこともまた、不思議ではなくなるんだな。ゲジヒトはブラウを通じて憎しみを得て、その先にある「赦し」にまで手を伸ばし、触れた矢先に死んでしまう。その過程ごとゲジヒトを裡に迎え入れたアトムが、ゲジヒトが手に入れた「憎しみ」に駆られプルートゥを倒しかけ、ゲジヒトの「赦し」をもってプルートゥを救い、プルートゥと共にボラーを倒す。
- ロボットの、ある種の進化の過程を目の当たりにする3時間、なのかもしれない。「プルートゥ」って。
- 蘇ったアトムの何も見ていないような目。空洞みたいで怖い。
- 計算後の「来るな!!」の時、座り込んだアトムの目の前に赤いチューリップが咲いているのが強調されていて。この時、アトムもまたプルートゥなんだな、って思った。周囲のものを全て壊してひとりになる存在。
- チェスシーンはチェスがわかればきっと棋譜とか面白かったんだろうなぁというのが最後まで心残りでした…。大盤で解説してほしい(笑)。
- とぼとぼ歩くアトム。冒頭のてくてくとの差が顕著で…かわいそう…。
- カタツムリに伸ばした手が止まり、震える。拮抗なのか反発なのか、それとも途切れていたものが一気に繋がるタイムラグなのか。
- ビリビリッととしてから、改めてカタツムリを乗せた手の指が鉤状に曲がり、アトムの顔が歪む。凄い葛藤があるような。
- とてもぎこちなく、そろりそろりとカタツムリを逃がすアトム。おそるおそるというか、初めてやってみること、みたいな…。
- この場面を見ながら何となく、切れた神経を手術で繋ぐ時、手術そのものは適当な神経をつなぎ合わせておいて、その繋ぎ直した神経に改めて動きを伝達させて覚え直させるのがリハビリ、みたいな話を思い出したのでした。神経と脳のリプログラミングがリハビリ、って。以前のアトムの考えや行動、無意識の選択を、蘇ったアトムが同じようにできるように繋ぎ直すのはとても大変なリプログラミングで、それが為されたのが「カタツムリ」というファクターだった、のかな、って。それで「もう、大丈夫です」になれたのかなって…。
- 以前のアトムが、よくわからないけど何となく、で行った「危ないからカタツムリを逃がす」という行為を、蘇ったアトムは一瞬何も考えず、ただ前と同じように行為を繰り返そうとするけど、そこに整合性が見出せないとか、理由がないとか、何らかのAI的演算の齟齬が出てフリーズしちゃったのかな、と。でも、今のアトムはきっと、「よくわからないけど何となく」で選択していた行為を、そうじゃなくきちんと理路を通して行えるようになっている…のかな…とか…。心を持ったからさ…。同じ行為だけどそこに至る過程がきっと、全然違うんだろうな。
- お茶の水博士がぎゅってしてくれるの本当に救われる…わたしも救われる…よかったねアトムには帰る場所があるよ…。
- そしてヘレナの元へ飛んでくるアトムの!! 足から!! ジェット噴射が!!! これが噂の!!!
- とても嬉しくなるギミックでした!! わーいアトムがジェットで飛んでる!! ジェット担当に黒子さんひとり増えてる!! ありがとうございます!!
- ヘレナとアトムが会話する間、上段のゲジヒトの左右にあるパネルの空に、ゲジヒトとヘレナ、ロビタの漫画絵が映し出されるようになっていた。前はなかったような…。
- 飛び立とうとするアトムの後ろに噴射機がセットされる。いいぞ!!
- からのホバリング!! 噴射!! あれ何の煙なのかなジェットエンジンのだと高温だよな…。アトム原子力だから水蒸気かな…大丈夫なのかな…。
- かっこいいから気にしない。
- 噴射があると、空に引かれる飛行機雲とも綺麗に繋がる気がします。が飛行機雲とジェット噴射はそもそもあんまり関係ないけど。
- アトムの残り雲(?)が流れてきて煙い前方席でした。ありがとう!!
- 「アートムーが勝ーったーら、どーうなるとおーもうっ?」とっても歌うDr.ルーズベルト。
- ウランの「かなしみ」ってマニピュレイターさんが親指と人差し指で雫を作って上から降らせる形かな。涙みたいな。
- ブラウとアトムのシーンはもうただただ…好き…。
- アトムが首元を押さえるのは、アトムの中のゲジヒトの記憶に、この場所でブラウのAIに襲われた時の苦しみの記憶が残っているからかな、と思っています。わたしは。
- 東京で、下手のアトムが両手で両腕を抱くようにするのに対してゲジヒトは両腕を普通に組んでいたの、ふたりとも両手で腕を抱く形になって揃ってた! シンメトリー美しい…。
- ブラウにお願いするアトムのつらさと、一緒に罪を背負う覚悟が、背中越しに伝わってくるのが大好きです。「あなたの力をお借りしたい…」ってそっと云うのとても良かった…。
- アトムに触れるブラウの手、その手に重なる手のひら、胸にそっと押し当てられる手、ふわりと立ち上がるブラウ、ゆっくりと回るふたりとAIたち…全部好き。何度見ても美しくて神聖で、悲しくて愛おしい。
- その間に永麻さんのソロ? 途中からウランとユニゾンだったのかな? ウラン上段であんまり見えなかったのでちょっとわからないけど、下段で永麻さんが踊るのが追加されていた。…追加だよね? 東京でも踊ってたかな…あそこほんとブラウとアトムガン見し過ぎてて周囲の記憶がおぼろ…。
- ブラウ置くときに最後もう一回手のひらを合わせるのがなかったのはちょっと残念だった。間に合わないとかきっとあるんだろう…。
- 人間(の心)と踊るアトム。この美しいものが見納めか…と思うと一瞬たりとも見逃したくないんだけど、どうしようもなく美しくて視界がぼやけてしまって、見る用と泣く用の目が別々ならいいのにと思いました。違うところから出るのはそれはそれで困るから…耳とか…聴きたいから…。
- 2回前方に向かって両手を大きく、抱き込むようにするところが本当に綺麗でね…美人でね…大好きだなぁ…。
- AYUMIさんのソロは人間の心そのもので、ウランはそれらと一緒に踊ったり感知したりすることはできる子だけど、心そのものを持っているわけではなくて、だから触れることはできないけれど、でも手を伸ばすことはできて。AYUMIさんも手を伸ばして。人間とロボットが手を伸ばし合うあの瞬間がとても美しい、と思いました。勝手な思い込みだけど!
- トレンチコートにサングラスの永麻さんがかっこいいなっていつも思う。長い髪とよく似合ってて素敵。
- アーノルドさんがすごいがんばってお知らせしてくれるんだけど、途中で引っ込みながら「うーわーーー」って云っててどうかご無事で…!!
- ルーズベルトさん絶好調。ボラーが! ついに! め! ざ! め! たーーーハハハハハ!!
- 世界さーいだいの活火山帯として知られており、って云ってたアーノルドさん。さーいだい。
- プルートゥの元まで飛んでくるアトムもジェット噴射でした。嬉しい。着陸時すごいかっこよかった…。
- 「聞けぇプルートゥ」がいつもちょっとだけ甘いのが好きです。
- 久々の戦闘プルートゥ、やっぱり大きい。迫力すごい。
- 折り取った角を片手に立つアトムの表情が無で、瞳孔が開いたような目をしていて、吸い込まれそうだけどはじき返されそうで怖い。アトムがそんな目をしちゃだめだよ…。
- 憎しみに駆られて殺意を全身から吹き上げているようなアトムを見るのはただただつらいんです。悲しいのです。
- ゲジヒトに触れられて、プルートゥの向こうにサハドを見出す、見出せるようになるアトム。ゲジヒトの「赦し」が、ゲジヒトの「憎しみ」を止める。ゲジヒトが気づかせてくれたんだよね。
- 振り上げたことを恥じるように、悔いるように、角を両手で握りしめるアトムが、途端に一回り小さく見える。
- 「彼は撃たなかった」って目を腕でこしこしして、鼻をすんっと鳴らす。やめて…こっちが大泣きしてしまうからだめ…。
- アトムの目がキラキラしていてだめでした。
- でもすぐいよいよしちゃうから。いよいよだから。
- ボラーに一気に飲み込まれるの凄かった。一気だった。一瞬でいなくなった。
- 「でも、やれる限りやってみますよ…」東京では割と自信満々な感じで、ニヤリってふうに聞こえたけど、今日はとても柔らかく云っていて、静かな覚悟が感じられてかっこよかった。あそこ自分で飛んで入るんだよね…かっこいいね…。
- サハドに手を伸ばすアトムをプルートゥの右手がさらっていく時、アトムがサハドの指先を掴んでいて、その掴んだ指先がプルートゥにさらわれてぷちって感じに離れた、ように見えたのが、すごく…ぐっとなった…掴んでいたのに引き離された、剥がされた感が……。
- サハドの求めるお花畑に、プルートゥは咲いてはいけない花。周囲を枯らしてしまうプルートゥは、花畑には生きられない花。だから、その手で摘み取っていく、終わりにする為に。お花畑の為に。
- サハドが摘み取ったプルートゥは、アブラーだったのかも知れない。
- 何となく、アブラーとサハドが消えてからの映像がちょっと長くなっていたような気がしたのだけど、久しぶりだったからかな。体感的にはあの、最後の花畑とかこれまでの回想みたいなのとかプルートゥとかトビオと天馬博士の食卓とか、が走馬燈みたいに駆けめぐるのめっちゃ泣けるポイントなので、長めに感じられて嬉しかったです。嬉しいというか泣いてるんだけど。
- くまちゃんの首が落ちる仕掛け(?)、後ろからブラウのAIさんが手でえいってやってるんですね。いつも、すっごい綺麗にくるくるっと落ちるなぁって感心していた(笑)。
- 今回はちょうどブラウの槍が邪魔をして上手く落ちなくて、もう一回えいってして落ちました。
- ここまで来ると、ああ…終わる…って寂しくなる。ぼろぼろのアトム、オレンジシャツの左側がちょっと捲れててマイクかな? 何かユニットがちらっと見えていた。
- プルートゥの角を見つけて、大事そうに握りしめ、取り付けてストッパーをかけて立たせる。ストッパー大事。
- 座って見上げる角の先端、その先に何が見えるのかな。
- お茶の水博士が走ってきて、いよいよ終わっちゃう…と思ったらここでまさかの追加セリフが!! しんみり終わる気まんまんだったわたしのしんみりが一瞬吹っ飛んでしまった!!
- 「プルートゥが反陽子爆弾のエネルギーをすべて吸い上げたんです。サハドのチューリップのように…」えええええ!!! そうだったのかーーーー!!!
- うん、正直どうやって助かったのかはっきりとはわかってなかったですよね。サハドが起爆装置も止めて反陽子爆弾は爆発しませんでした、くらいに思っていたけどエネルギーか…そっか…爆発を止めただけじゃまだ危ないか…溶岩もあるしね…よくわからないけどね…?
- プルートゥがエネルギーを吸い上げるのもちょっとよくわからないんですが、竜巻で遙か上空まで飛ばしたとかかな…成層圏外くらいまで吸い上げちゃえば…いいの? かな?? わかんないな??
- でもアトムが地球は救われたって云うから救われたんです。はぁびっくりした…。
- そんな衝撃の真実が明かされたりもしましたが、ラストシーンの美しさは変わらず静謐で美しいのです。ほんとだよ、祈ってるよ。みんなも、わたしも、「赦し」を得られたらいいのにね…。
- 去りがたさを滲ませた手を、少しだけ墓碑に残してから、そっと向ける背の寂寥と、あたたかさ。ブラウが感じた「心」って、そういうものなのかな、と何となく思ったりするのでした。
以上、プルートゥ大楽でした。カテコはぐちゃっとだけど先に書いてるからいいかな。本当に、久しぶりで、変わっているところがたくさん、変わっているような気がするところもたくさん、物語やキャラクターの心情はより深い部分まで伝わってくるようになって、全体の印象としては厚みが増した、という感じでした。その厚みが、分厚さがただ増えた、というよりは、地上に出ていた厚みにプラスして、地下部分を掘り出した結果全体の厚みが増えた、みたいな…わかりにくいな…。地上5階が地上10階になったんじゃなくて、地上5階が地上6階地下4階になった、みたいな…汲んで…。
繰り返しになるけど、こんなに変わっていたのならもっと大阪で観たかったなぁ、というのが正直なところです。1回きりじゃびっくりして終わっちゃうよ…もったいないよ…。収録が大阪なら良かったのに、なんて云っても詮無いことを云いたくもなってしまう。そのくらい、大阪のプルートゥの完成度は素晴らしかったのです、ということで。
は~ジェット噴出させながら飛ぶアトムもうちょっと観たかったよ~! 最後のセリフにびっくりしないでラストシーンを迎える回もほしかったよ~!! でも観られただけで良かった、それだけは確か。要望はあるけど後悔はない、です。素晴らしかった。
*1:そういう機会がすっかりなくなってしまって哀しい…