「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」9/7夜
スタンディング参戦してきました。やっぱり楽しいよースタンディング!! 昨日がちょーっと、不完全燃焼をマイウェイにぶつけるような感じがしたので、今日はきっと取り返す回!と信じていましたが、取り返すどころの騒ぎじゃなかった…! 個人的に9/5夜がベストアクトだったんですが、匹敵するか越えるかってくらい…客の盛り上がり的には超えてましたね。ヘドであんなに押しが来たの初めてだわ(笑)*1。個人的な印象な上に、スタンディング行くともうただただ楽しくて、いろんなところのネジが飛んでしまうので、客観的に今日の出来がどうとかまっったくわからないんですが。感覚では、サーイコー!!でございました…未來さんもいいお顔してたよ…!
- 一度は行っておきたかったど真ん中頂きました。いろんなことが直上で起きるから首が痛い…でも幸せだ。スタンディングほんと楽しい。
- お隣さんが男性だったので余計に楽しかった!
- イツァーク登場時、スタンディングの客をかき分けて…途中で埋もれそうになってたので、道をあけて作ったら、イツァークがわたしの後頭部に片手をかけて、きゅって引き寄せて「ありがとーね」って……開始早々召されるぅ。
- 登場はベロ出しで。
- Tear Me Downからもう観客爆発してましたね…大変だったでもたんのしかった!!
- 自己紹介。「あんぐりーいんちーでぇーす」にダメ出しするヘド姐さん、「全然ダメよ、収まりが良すぎてダメ。あんぐりーいんちは、はぁんぐひぃいんちぇ*2、くらいのヌケでいいから、でぇす!できゅっと締めるの。こう、隙を作っておいてギュッと捕まえる*3、みたいな。いい? キュピーン☆よ!」とやり直し。
- 2回目で「どうだったかしら?」と確認するとまさかのブーイングが!「ちょっと、ブーイングきてるわよ! もういっかいだけやってみましょ!」ちょっと焦ってもう一回やってみて、無事喝采を浴びて終われました(笑)。
- どっか、客から声かかって「んっ!? なんて!?」って聞き返したりしてた。反応速度が良いのです。
- 指定席の方も立ってくださって構わないからね、その柵木で出来てるからよっかかるとペキッていっちゃうけどね、でももういいんじゃないかしら折っても。あとでどうにかするでしょ。とか云ってました。いいんかい(笑)。
- またカップル客にひどいことを云う姐様。「あらあなたたち、○○○してきたの? じゃあこのあとするの?」からの「いやらしいでしょ?」
- 何人でしょうか?とマイク向けると、全然違うところから一万人ー!の声が飛んじゃって「あんたに訊いてないわよ!!」と怒る姐様。そりゃそうだ。
- 今日はあたしを○○して!!から復帰して「ありがとうビンッビンきたわ。教師ビンッビンきたわ」また云った…! 何なのトシちゃんなの!?
- イツァークの今日の一言は「まぁチコの実がこんなにたくさん! ありがとう、大事に食べるからね」
- せっかくびっちで止めたのにらん、らんららを歌いだしてしまうイツァークを「権利関係とかめんどくさくなっちゃうから!」で止めて、さらに「せっかくあたしが『青き衣をまといしビッチ』で止めてるのにそれ歌ったら全部バレちゃうから!」いや…歌わなくてもわかるので…(笑)。
- 壊れかけのアレは、朗々と歌い上げるJUONくんに「それそんな重要じゃないから! そんな叙情的に歌い上げる必要ないから!! しかもそのキーから始めたらサビとかどうなっちゃうのよ!!」
- きょとん顔するJUONくんも可愛いです。
- あいでんててーはもう定番ですね。
- The Origin of Love。堪能致しました。
- トミー割り込み。だからこのトミーすごく好きなんですヘド姐様目の前にしてなお後ろのトミーにキャッキャしてしまうくらいに。
- 「お代わり…」ってイツァークをぞんざいに扱うところも好き。
- で、「タイセーくん続けましょ」って。タイセーだったりタイセーちゃんだったりタイセーくんだったり。
- あの、マイク芸さすがですよね。まじまじと頂いてきました御馳走様でした。ごんごん当ててて痛そうだったよ(笑)。
- Sugar Daddy。はぁんやっぱり可愛い楽しい!! 歌ってることはえげつないけど可愛いからイイ!!
- お隣の男性が「あなたのそのキャンディも舐めてあげる」でがっつりマークされててそれを眺める至福でした…手がえろかった(笑)。
- おやつの時間は上手の、張り出してないもっと上手側の普通のステージ際で、男性のお客さんに向かってやってました。すっごい身乗り出して、がっつり舐めたの見えた!
- フィニッシュ時からマイク外すところで舌がまた…ごちそうさまでした…。
- だんだん麻痺してきてるんですがふと我に返るとえっらいことになってますよね。まあいいや!
- 何か、今日のルーサー牧師は、やたら爽やかというか胡散臭い爽やかさでしたよ…このひと絶対信用ならない感がぷんぷんしてた「ダメなんだ!!」だった(笑)。
- 「ねぇお母さん!!」も胡散臭かったー(笑)。
- アングリーインチ。何か…申し訳ない視界だった…。
- ガンッガンに盛り上がりましたけどね! ソーセージは下手で食いちぎってた。
- さすがにトランクはもう慣れました。
- ママがくれたカツラが、いつも見つかるまでドキドキしてしまう。
- Wig in a Box。「ぜんぶあなたのため。全部、あなたのためなのよ」?
- 曲調激しくなるところのダンスが凄くっていろいろ全開になるヘド様。
- イツァークがサングラスかけさせようとしてるのに気づかなかった。イツァーク自分でかけようとしてみたりしてて可愛かったー。
- 気づかなかったのに途中で、自分で拾ってかけるヘド姐。だからさっきイツァークが…!
- 開き直るしかないヘド姐さま、最前の男性の前に「ねえねえだって聞いて聞いて」としゃがみこんでロックオン。「中途半端に切られちゃうでしょ、それでも何とかして壁の外に出たと思ったら、男にはあっさり捨てられちゃうでしょ、居場所がなくなっちゃうでしょ、」といちいち語りかける。いちいちうんうんと頷いてくれる男性優しかったね!(笑)
- 開き直ってメンバー紹介。上手く行く時はいいけど失敗すると大変なことになる非常にスリリングなプレイとなっております、って(笑)。
- お題は「飲んでたらたまたま隣にいちろーさんがいて、たまたまいちろーさんもいい感じに酔っぱらってて、たまたまちょっとおもしろいクラブがあるからって誘われてついていったら、クラブはクラブでもSMクラブだった」という。「あら、いちろーさんSM大好きって有名なのよ、アメリカ行くときも超高級SM嬢つれてってるのよ、知らないの?」うっそだー(笑)。
- でも結局目隠しされて縛られてろうそく垂らされてスパンキングされてぜんぶひとりでやるヘド姐様。セッションぐだぐだになりかけてて「どーすんのよこれ(笑)」っつってたけど振ったのあなたですし!! 楽しそうだし!!
- マコティさんの隣で「もう逃げられない、いちろーさん足速いから。足にスランプはないから」って云ってた(笑)。
- サンタさんがシンバル叩いてその音で「あッ!!」「つッ!!」と痛がる姐様。それがボイパ的なリズムになってそこからノリノリになっていくのが何か、すげー…と思いました。そんなところからかっこよくしちゃうとかずるい。
- で、イツァークの紹介が「金曜日の夕方から金曜日の夜まで」で…短いよね、それ(笑)。
- 暑い。よね。カツラこんなんなっちゃってるし、って頭ぶんぶん振るとぐらっぐらしてた(笑)。お色直しどうぞどうそ!
- イツァークソロ。ここでお客さんから「まりこー!」って声がかかったんだけど、それは違うよね、と思いましたよ…役として舞台立ってる最中にそれはないだろ、と。残念。
- お色直し後、左のまつげが半分取れかけてる姐さん。「ちょっとまつげ半分とれてるけど気にしないでね」かわいい!っって云ったら「かわいい? …かわいい!ってなんでちょっとキレてんのよ?」って怒られた(笑)。別にキレてないけど姐さんがあんまり美人だからキレたかもね。
- 「ぶっちゃけもう、時間ないかなって!」がすっごいひっくり返って云い直してた。
- 27歳で死ぬのにちょっとだけ憧れてたの、って云う時の姐様がすっごい可愛かった…。
- Wicked Little Townヘド。すごい良かったんだけど、途中でスタンディングの女の子が倒れちゃって、引っ張り出すお手伝いしたりスタッフに連れていかれたりして…いいところだったから残念だったけど、静かな曲の時だったからこそスタッフもすぐ気づいてくれたんだよね。大丈夫だったかな…。
- 泉で融合するヘド姐様がセクシーでたまらないんですが。毎度云いますが毎度思うんだもの仕方ない。
- 後ろ姿のヒップラインもさいこーです姐様!!
- トミーの「それは…僕自身だ!」に対する、えええええ?!がなくなってた。ない方がわたしはいいなぁ。あると面白いけどオモシロの印象になっちゃうから。なしでThe Long Griftに入る方が、観てる気持ちもすんなり入れる。
- 「最低の、大嘘つき」の大嘘つき部分が、泣き声みたいに掠れて聞こえなくてかわいそうでたまらなかった…「ええええ!?」ないとほんとすっごく可哀想になったわ…。
- コーラス最高です…大好き…。
- イツァークの鉄琴の入りが遅かったような気がする。
- 紫のリボンほどいてタバコ付けてまつげ外して、歌終わりに「ねぇイツァーク…」て云いながら置いたタバコが上手側に転がり落ちた。「あ、」て小さく云って拾いに降りる。火は危ないからね!
- 落ちた辺りにシュガーダディのスカート置いてあったけど大丈夫だったかなぁ。
- 知恵の実と知識の杖間違えちゃった、ってところでちょっと面白くするのはなんでかしら。
- イツァークにキスしようとして突き飛ばされた時、けっこうな勢いでゴッ!と音がしてたけど大丈夫だったかしら…。
- ここ2回くらい、Lamentで上手の張り出し部分に座らなくなった。でもぷらん、と立ったまま歌ってるのもすごく…雰囲気あって好きだわ…。
- そこからなだれ込むExquisite Corpseも凄かった。こんな激しいメタモルフォーゼないよ…蝶が蛹割って出てくるとかそんなんじゃない。生皮自ら引き裂いて、血まみれになりながら中の魂引きずり出すみたいな変態。
- そうして引きずり出された白い肉体が、のたうち撓り悲鳴を上げて、よろけながら消えていった…。
- ろうそくに火を灯すイツァークのマッチがなかなかつかなくて、すぐ消えちゃったり折れちゃったりでちょっと大変だった。焦らなくていいのよーって眺めてました。かわいい。
- Wicked〜トミー。すごく…良かった。声の艶やかさは最初より若干かさついた感じになってるんだけど、でもすごく良かった。語りも落ち着いてて、フェイク入れるところからの爆発的なテンションも、収束しての「ありがとう…ヘドウィグ…」も。ロングハイトーンもよく伸びてた!
- でもこれ始まると、ああ、終わる…って思って悲しくなるのね。
- イツァークの手でヘドウィグとトミーの境界線が曖昧になっていく。階段を降りかけて、辺りを見渡す彼の顔が、トミーに見えたり、トミーがヘドの視界を得たように見えた時もあったんだけど、今日は「トミーの肉体から世界を見渡してみるヘドウィグ」に見えた。憑依というか、共存というか。
- だから、階段下では転んじゃうのね、って。中身ヘドだからね。
- なので、その後のブラックライト+ピンスポがいっそう、明るいところ=トミー、影=ヘドウィグ、としてひとつの肉体に混ざり合って存在している感じ、を強く受けた。正解かどうかはともかくね。
- その状態で始まるMidnight Radio、冒頭は混ざってる感じのままだったけど、明るくなるとやっぱりヘドウィグなんだよね。もう分かれてないってこと?
- Midnight Radio、本当に良かった。聞く、じゃなくて浴びる、とか、浸すとか、そういう感覚でした。音と光に全身を浸して、じわじわと染み込んでくるのを感じるような。
- 目を閉じると、熱が伝わってくるのがわかるのです。舞台上から。その熱に向かって手を伸ばす。その手に向かって、手を伸ばす。
- 壁を越えるダイブ。わたしの隣にいた男の人の、肩を踏み台にして踏み出しダイブ。膝のあたりを支えさせて頂きました。お…重かった…。
- しかしお隣の彼、右肩に乗った全体重を、柵で支えながら耐えてて…ほんとに大変そうだった…ありがとうございました…。
- ラストはやっぱりひとりで歩き出すヘドウィグ。これで終わりじゃない感じがして、いいな。
- あと、やっぱりヘドウィグの片割れはイツァークじゃないからね。アダムに見放された出来損ないのイヴ同士、じゃ結びつかないよね…。
- さてアンコール。昨日、一言もなしに歌いだしたマイウェイでしたが、今日はご挨拶もついてました。もうね、顔つきがね、違う(笑)。
- 低めに歌いだしてからの、まーいうぇえええい、もあの声で。それも昨日なかった…(笑)。
- もうあとは一気にうをおおおおお、ですよ。下手のスピーカーによじ登って暴れたり、そこからジャンプして転がったり、客席後方から現れて通路を通って何かいろんなところ渡り歩いてからスタンディング後方にダイブしたり。
- 後ろからダイブして戻ってきた未來さんの、暴れたあんよをふたつ揃えて柵の向こうに戻してあげました。足首筋張ってた。重かった。
- マイウェイ終わりにはサンタさんがスティックを投げている間に、酒瓶からお水をふくんで下手で霧吹きしてった。綺麗に霧吹きになるんだよねー。
- 昨日はなかったダブルアンコールもありまして。バンドさんはみんな首からタオル掛けて、まりこちゃんは頭からかぶって出てきて可愛かった。
- でまりこちゃんが煽って、みんなですごい盛り上がったところで未來さんに振るまりこちゃん(笑)。え、おれ?!って自分を指さして笑う未來。マイク持って、えーでは、今日はマコティからひとこと!ってまた振り返す。
- マコティさん困って、ありがとうございます、10日までやってるのでまた観たいと思ったら来てください、みたいなことをちょっとしどろもどろな感じで。それ見て笑ってる未來さん、意地悪〜(笑)。
- で、わーってまた盛り上がると未來が、だだだっと目の前まで走り出てダイブ…しなーい(笑)をまたやった。ほんとに目の前にふってくるかと思った勢いで(笑)。いや、来ないのはわかってるけど! でも来たら受け止めるよ!!
- で、手をつないで万歳お辞儀でおしまいでした。ハケ際に、三方向にお辞儀して手を振っていかれました。いいお顔してた!! お疲れ様!!
- あ。左の親指のネイルが外れた。左薬指の銀ラメネイルにキスマークついてるのが可愛かった。
そんな感じです…熱かった…!! 凄かった!! 終わってしみじみ、いや見てる最中からだけど、ああ、わたしこのひとのことほんとにすきだわ…って思ってしまった。すきになって、本当に良かった。