「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」大千秋楽@Zepp DiverCity
来てほしくないけど、来ないわけはなくて、昨日の続きに今日があって。ついに最終日を迎えてしまいました。このひと月、本当に、寝ても覚めてもヘドウィグでしたよ。脳みそと心の9割がヘドウィグで、残りの各1割でやっとやっとその他のことをこなしているような。
毎日ね、楽しかった。幸せだった。ボロボロになるヘドウィグを見つめるのが辛くて、苦しくて、もうやめて、って思うこともあったけど、観るのを止めることはできなかった。観ているだけだけど、一緒に旅してる気分になれた。闇の中も森の中も、一緒にさ迷い歩いた気分になれた。一緒に歩いて、自分の知らなかった自分の中身や、知っていたけど見ていなかった、見ようとしなかった部分をたくさん、見せられた気がする。
アンコールのアングリーインチ中に、未來さんが口にした言葉を聞いて、そういえばわたしは、自分のアングリーインチって何だろう、って思ったことがなかったことに気がついた。わたしは、自分のアングリーインチが何なのかを、明確に把握しているから。だから、何がアングリーインチなんだろう、って思う代わりに、トミーに触れられる場面がいつも、痛くてたまらなかった。傷が塞がっていても、手術の跡に触れられるのって、すごく不快なんじゃないかと思って。ヘドウィグは色っぽい声でアァンなんて云ってたけど、わたしはあのシーンが怖くてたまらなかった。自分のアングリーインチに、あんな風に触れられることに、わたしはまだ耐えられない。怖くて、痛くてたまらない。それがわたしの1インチのふくらみ。
あなたのアングリーインチを、愛すか、嫌うか、そう問われた。愛せるまでにはまだなれないけれど、認めて受け入れることは何とかできている。血を流す小さな膨らみ。誰にも見せられないし、触れたらまだ痛いけど、それも紛れないわたし自身。一緒に生きていくしかない、切り離せないわたし自身。1インチを抱えて、1インチがあるからこそ、今のわたしが出来ている。大丈夫、わたしはそれを知っている。愛せる日が来るかどうかはわからないけど、一緒に歩いていく。そうだよね、ヘドウィグ?
キラキラした素敵なものをたくさん、もらいました。形に残るもの、残らないもの、覚えてる感触、見たもの、見えなかったもの、聞こえたもの、感じたもの、五感のすべてと感情で、受け取ったものたち。全部忘れないことなんて、できないのかもしれないけど、それでも大切に、わたしの中に溶け込ませていきます。ありがとう。本当に、いろいろ、ありがとうね。
笑ってるところ以外はずっと泣いてる、という、泣くか笑うかどっちかしかないおかしな状態での千秋楽公演でした。いつも、物語に沿わせて泣いたり笑ったりしていたけど、今日だけは、今回だけは、わたしの為に泣かせて下さい。そう思って泣きました。過ぎる一瞬を、指先を、呼吸を、留めておきたくて、流れていくのが惜しくて、お願いだから時間を止めて、って何度も思った。終わらないでほしかった。でも、あの瞬間に到達しない限り、ヘドウィグは暗い森をさまよったままだから、早く彼女をそこからすくい上げてほしくもあって。ゆっくりと階段を上る背中を、祈るような気持ちで見つめて、いつもよりほんの少しだけ、光の中に留まったシルエットを焼き付けて、静かに身を返して消えていく横顔に目を凝らした。まだ間に合うから今止めて!って思いながら。
何か思い入れっぷりが痛々しいですが(笑)、許して下さい恋心です。本編は、千秋楽だからといって浮ついた感じは全くなく、良い意味で冷静に、ひとつひとつのセリフや場面を大切に進めているように思いました。千秋楽!ってハッチャケるのも楽しいけど、特別視しない真摯な姿勢が伺えて、それもすごく嬉しかった。ぶち上げるのはアンコールで!!
- 登場はべろべろで。
- 階段を一段ずつ降りてくる姿から涙が出て、結局その後出っぱなしという事態に。
- わかる? ねぇわかる?に戻った。
- ご挨拶はマスク取ってやり直してから「まぁ、マスク取ってもこんなもんよね(笑)」
- 今日のイツァークのひとことは、「ガンシップは風を切り裂くけどメーヴェは風に乗るの!」ラン、ランララ止められてからヘドに向かって「ユパ様!」
- 全国からよりすぐりのブスが大集結してるのね! ブス物産展全国大会ね!!って(笑)。選り取りみどりじゃなくなった!
- いやらしいでしょ?って男性のお客さんピンポイントで狙って「あなたに訊いてるのよ、いやらしいでしょ?」
- いやらしいトークとか、メンバー紹介の時はマイクちゃんと握りこんでるんだよねヘド姐(笑)。
- レインボーブリッジ封鎖できませぇん!…カレにはちょっと、封鎖できないわよねぇ…っていうかカレの方から封鎖お断り、みたいなねぇ(笑)。…これ以上はダメよわたし云わないからね!(笑)って…だめだめー!!
- ホリエモンはきっと今頃堀の中でホラレモンになってるかもね。
- 「ガンダムの歌でイイカンジに燃え上がったところで、マコティ始めましょ!」盛り上がったじゃなくて燃え上がったのよ今日は。
- こわれかけのトクナガ、キラキラの前に歌い出しちゃって「いらないから!! キラキラしきれてないから!!」
- オリジン号泣。もういいよねって。全部好きです全部。
- トミーのティアミー映像も見納めか…と思うともう号泣号泣はいはい。
- シュガーダディはお尻押さえなかった(笑)。あ、甘いヤツだった!
- シュガーダディラスト、マイク口に突っ込んだまま、あがあが「ちょっと…ルーサー…」って云ってた。あがあがだけど。
- そしてママは、クローゼットから商売用の下着…下着じゃないわカツラを持ってきたの。下着…でもいいけど、下着は投げちゃうからね!
- セイヤルーサーのモノマネはヤザワ! 昨日夜NHKで特集してたよね(笑)。
- 「何かを捨てなければダメなんだ、ヤザワはそう思う!」にヘド、自分で云っちゃダメよ!って突っ込んでた(笑)。
- で、おかんが「ああ、まぁ、ヤザ…いやいやルーサーさんがそう云わはるんやったら」って。
- アングリーインチのソーセージ、一口目を口に入れるねっとりした感じが良いです。二口目から高速で吹っ飛ばすのも(笑)。
- Wig in a Boxは下手通路に降りて通路沿いのお客さんにどんどん歌わせていった。けど、最初と最後のお客さん以外ほっとんど男子限定状態(笑)。さすがっす姐様!
- 低音ヴォイスの男性に「いい声してる! ほれぼれしちゃう!」とか、身体全体で表現してるわ!とか*1、素朴な歌声に「大好き! だーいこーうぶつ☆」とか、何かもういろいろ云ってて楽しそうでした姐様が。
- しかしWigの声はいいねぇ最高だねぇ…乙女握りでうっとりしてしまう。
- 死に際のあのドラァグクイーン、で階段にぺしょんと座るの超可愛い。
- パンティ投げは最後だから大放出、「全部もってけ!!」と固まりで投げていました(笑)。
- 日替わりメンバー紹介は、…わたしは田舎で羊や馬と一緒に平和に暮らしていた。あの虹の向こうには何があるのだろう、そんな歪な妄想を抱きながら。ある日、台風が…タイフーンが来て強風で吹き飛ばされ、はっと気がつくとそこはアフリカのある場所に不時着(?)した宇宙船の中! そこにはエビのようなエイリアンたちがうようよいて、食欲だか性欲だかわからない感じで襲ってくる!…第九地区ネタでした(笑)。これをシンプルと云う姐様どーかしてると思います。
- いろいろ混ぜちゃった、って云ってたけど、虹の向こうには何があるのかといういびつな妄想、っていうのが何ネタなのかはわからなかった。ジュディ・ガーランド?
- まずセイヤさんから、いきなりミステリアスに始まったので田舎町に突如ミステリーサークルが出現してしまう(笑)。次にタイセーさん、は突風で吹き飛ばされてヴォイスチェンジャーで「ワーレーワーレーハー」ってやってた! 宇宙人きたー!(笑)
- またon…on…on…って迷ってたんだけど、この鼻母音がセクシーでたまらんのです。
- 次はきじーMAX!とみんなでXジャンプ。そして有名なホラーなリフを…エイリアン出てきた!
- 「詳しくは第九地区という映画を見てください!」とか云ったよね。
- ナオキくん。はお約束ですからね。服を探って…取り出したのは、チキンカレー味のうまい棒! 持ってきたんじゃなくて入ってたの!
- 「エイリアンが! エイリアンが幻覚作用の何かいろいろなアレが入ってるうまい棒をわたしに食べさせて! ぶりぶりな気分にさせようとしてるのね!」またぶりぶりになってる(笑)。
- ナオキくん完食してからお水飲んで、ベーススタート。ぶりぶりなチョッパーかっこいいです! 貫いて!とか云ってた。
- マコティさんはまたオケヒでジャジャン!をやりまくってヘド姐キメまくってたまに決まらなくて可愛かったですよ。
- そして最後に阿部ちゃんがまとめてノリノリな感じに。やたらポールを赤いヒールで蹴りまくる姐様。
- また何云ってるのかわからないけどめちゃくちゃかっこいいスキャットしてた…あれ何なのかっこいいんだけど。どういうスキルなの。
- 「これが最後でいいのかしら…いいんじゃないかしら!」自己完結型姐様。
- またヅラがヅラヅラになって爪に引っかかりまくるのでお色直しです。
- 「座っていいのよ? 立っててもいいのよ好きにして?」座る大半、前方センターがちょっと立ってようかなーっぽくなると「…うん、座りましょうか(笑)」と着席許可。「よくがんばりました!」
- 何かもうあのワンピース姿の姐様は見られないんだな…とか、このホットパンツのお尻も見納めか…とか、そういうのでぼろっぼろになってしまいました…。
- そしてトミー見て泣いてWickedで泣く。
- もうね、見納めなんだからね、しっかり見て焼き付けたいのに、目から水がいっぱい出て全然はっきり見えなくて、見えないよーってまた泣いて、馬鹿だねぇ。
- 昨日、泉の中で融合していく冷酷な核融合云々の一節をまるっと飛ばしていったので、大丈夫かしらとちょっとドキドキしたのだけれど、大丈夫でした。ひとつずつ、丁寧に言葉を唇に乗せているように語ってた。よかった…。
- もう一度ひとつになろうとするヘド様、大変…セクシーでした…。
- トミーと対話するタイミングとかもめっちゃ上手くなったよね…言葉を遮られるようになったり。
- The Long Grift、歌えなくなるなり方(?)が…すごくたまらない気持ちになった…ずびずびしてて申し訳なかったけど隣の友達も似たようなもんだったからいいよね…。
- 一気にリボン引き抜くのも美しかった…。
- イツァークはガッと掴んで、命は、命の力で生きる、で一瞬きゅっと抱きしめて、キスはなしで突き飛ばして走り去った。
- Lamentの美しさが凄絶で…途中で立ち上がった時の立ち姿がまた美しくて…。
- Exquisite Corpseで、徐々に立ちだしたのもちょっと鳥肌立った。わたしはあそこは立たないで見ているのが好きなのですが、前が立つと見えなくて今日は立ちました。立ってもノレないから直立不動でしたが!
- 傷だらけでも寄せ集めでもツギハギだらけでも、美しいのにね。
- オレンジと黄緑塗りたくる姿が美しくて、のたうつ身体が本当にただただ美しくて、涙が出る。震えながら差し伸べられる手が好き。
- 喉がちぎれそうなイツァークの叫びでもぼろぼろです。
- トミーのWicked、立って聞くの久しぶりだね…。
- もうあの姿があそこに見えただけでダメでした。その前からダメだったけど余計にね…。でもすごく落ち着いてて、変にアガりすぎもせず、素敵なトミーでした。
- テンション上がってからは身を折って振り絞るように歌う姿に息が詰まる。
- ハイロングトーンはかなりがんばった! いったん切ったけどよく伸ばしたよね…。
- ありがとう、で撃沈。
- イツァークとトミーが一瞬すれ違う、と思うのが好きです。ヘドから去るもの、ヘドへ戻るもの。ふたりが対照的に一歩ずつ、階段を登っていく/降りていく、のとか。交代って感じがするの。
- 振り返って世界を見渡すヘドは、もう生まれ変わったヘドウィグで。その目に、この世界はどう写ってる?って思う。
- 階段下で転んで、す、と立ち上がる姿が、ここ数日の頂点だったので。化粧も衣装も何もなく、ただその身体ひとつ、魂ひとつでまっすぐ立って世界を見渡せるヘドウィグ、に、長かった旅路の果てを見るの…。
- Midnight Radioはもう。言葉なんかいらないよね。あの肉体に、あの精神が入っていて、あの魂が宿っている。それだけで、ひとつの奇跡で、充分すぎる。それが誰か、なんて、この瞬間にはもう、意味がない。
- 身を翻すように消えるイツァーク、少し唖然と見送るヘドウィグ。あの瞬間のイツァークが男らしくてかっこよくて、とても好き。…なんて、観てる最中はとてもそれどころじゃないんだけど。
- 階段をのぼる足が、いつもより少しだけ、ゆっくりに見えた。のぼりきった上で、方向を変えるまでに、いつもより少しだけ、光の中に留まった気がした。白く光る横顔を、肩を、見送って、泣いた。行って欲しくなかった、時間が止まればいいと思った。
- 暗転した中で、友達とぎゅうってしながら泣いたよね(笑)。何か、泣きじゃくるとか、久しぶりにしたなぁ。
- さてアンコール! マイウェイのイントロ始まる前に、てっぺんからガウン姿の未來さんが現れたので、あれ?と思ったら。「アンコールにお応えして。その前にメンバー紹介で紹介しそこねた、あたしの愛すべきメンバーを紹介させて頂きます」…もうね、この時点で悲鳴あげたね!! JUONくん来てるって、楽器持ってたって聞いていたので、絶対出てきてくれると思ってたけど、いざとなると嬉しくて!! 会いたかったよーJUONダーリン!!!
- そして現れたJUONくんは白い衣装に、ピンクの付け睫毛つけて、可愛かったです。ハハハ!って笑う未來の声、面白かったなぁ(笑)。
- 「久しぶりに見たよね(笑)」って云ってた。可愛かった。
- で、マイウェイ。なのにアタマ入りそこねたよね未來(笑)。船出が、から入った。
- しかしマイウェイは完全号泣曲なのでな! この状況でこの歌詞は…つらいよ…いやだよー。
- 下手の方からのしのし渡って2階も行って。手すりの外の荷物落下防止のところを渡り歩いて。抱きつかれたりして。怖いよーって思いながらも、好きなだけやってこい!!とも思った。さいごだもんね。
- フロントに、全員出てきて一列になった瞬間とか、JUONくんと未來が顔突き合わせて歌ったりしてたのとか、もう、宝物みたいなのを網膜に焼き付けてきた。JUONくんほんと会いたかったよー!!!
- 下手スピーカー上のまりこちゃんと、ものすごい顔で視線合わせて、階段てっぺんから飛ぶ未來。あの白目が綺麗な、目かっぽじった顔、大好きだよ。
- そしてジャンプと同時に金銀テープ射出! 立ち上がった未來がびっくりした顔で笑って「あれ!? 転がってるあいだにみんながキラキラしたものを持っている!」って云ってたのも可愛かった…。
- マイウェイの後だっけ? 一列に並んでお辞儀する前、まりこちゃんが未來の黒スカートのウエストをきゅって上げてくれたの。可愛かった!
- そしてそのままもう一曲。本編には全く関係ありませんが、トミーバージョンのTear Me Down。ちゃんとマイクの高さも変えられました(笑)。
- ティアミーはもう跳ねるしかないので跳ねてました。ガウン脱いだ未來がほんっとかっこよくて美しくてたまらなくてすきいいいい。
- 人差し指立ててフッフー!って。
- あのネイティブアメリカンみたいなステップもかっこいい。見納めとか想いたくない。
- セイヤさんはどっか行っちゃって未來はずっと跳ねてて、セイヤセイヤセイヤセイヤ!ってやってて、キジマックスさんはキジMAX!ジャンプ連発からの何か身体撫で回した上で舌ギターやって、JUONくんは顔突き合わせて踊ってて、マコティの時は顔でキーボード下から上までざらーっと撫でて、マコティのプレイもかっこよくて、タイセーさんの時はタイセーさんがキーボード持ち上げて弾いてて、その後ろでぐいんぐいん腰動かして踊っててめっちゃかっこよかった…肩の高さに伸ばした腕がひらりっとするの美しいんだ…。
- ナオキくんのチョッパーベースで高速ステップ&ターン連続、阿部ちゃんのドラムはポール掴んでぐいんぐいんしてて、ノリノリで1ターン増やしたよね、もいっちょ!とか云って。
- そしてまりこちゃん。2012年、ヘドウィグ・アンド・アングリーインチは、本日で千秋楽ですが、あなたたちが忘れなければ、あなたたちの中で、ヘドウィグは、生き続けます。あなたは、神様を信じますか。あなたは、ロックの神様を信じますか。わたしは信じます、なんでかって、見たやろ? ロックスターが、ダイバーシティにおるんのを! ロックの神様が、あるひとりの人間にお星さまを授けたんや。生まれた時から歌ったり、踊ったり、お星様を授けたんや。あいつはロックスターや! あなたたちと、わたしたちがひとつになるのに、ひとつ足りないものがある、それは、ミライモリヤマの、ダンスが足りない! 3.2.1!
- もうね、ぶぅわああああ泣くよね。そんなこと云われたらね。
- その間未來は階段のてっぺんで、前傾ヘドバンから膝立ちヘドバンでずーっとグイグイしてましたよ。
- 3,2,1!って云われて、階段のてっぺんで身体をくねらせるように上体と腕をしならせる。コンポラっぽい動きから、早いステップ踏みながら階段を降りて、下で高速ステップ。
- お台場!お台場!おだ、おだ、おだいば!ってオダイバでスキャットしてたかっこよかった…どうしてそういうのがそんなかっこよくできちゃうのお星さまだからね!
- でブレイク挟んで曲に戻ると、もう未來なんだよ歌が。トミーじゃないの。
- 引き裂いてええええ!の伸びが最高に綺麗で良くって、ちょっとこれからソワレやらない?ってくらいの喉あったまり方でしたよ…!
- 阿部ちゃんがドラムスティックぶん投げたのかっこよかった!
- ふらっふらになりながら整列して。何故かペリー風に「ここで、モウヒトーリゲストニキテモラッテイマース。ヤクシーヲタントウシテクダサータ、スガシカオサーン」なんでペリーなの(笑)。
- スガさん登場で、「素晴らしかったです! すげー良かったよ、泣いちゃいそうになっちゃったよ!」って! 嬉しいよねー!! 未來さんの腰のあたりをポン、ってしてた。
- で、「とりあえず今日は、これでおわりです!」ってやたら可愛く云うけど許してもらえない(笑)。えー!?ってなる観客に、困った笑顔でとなりの阿部ちゃんに、「…こういう時どうするもんなの?(笑)」って。可愛い!!
- でも締める。「本日はご来場ありがとうございました!!」手つなぎ万歳お辞儀して、お水含んで霧吹き…はしないでだばーっと。
- でも終わらないよ! もっかい出てきてくれて、そのままドラムセットに座る阿部ちゃん・キーボード前に座るマコティに、よっしゃこれはあるぞ!と確信した!
- 一回前に出てきたけど、「二人の心意気に乗じて、もう一曲やらせて頂きます!」って(笑)。ありがとーう!!
- また、散れ!ってする手が美しい。
- 「先程も言いましたが、本編とはまったく関係ございませんのでご了承ください(笑)」「最後に聞いて下さい。(…なんだっけ?)アングリーインチですね!」忘れないで!
- このアングリーインチが…形が未來で曲がヘドで、でも歌ってるのはもう誰だかよくわからないっていう…ヘドじゃなかったもの歌が。未來なのね。
- でも歌詞がヘドなの…混乱するの…。
- で、聞いてくれ!のところで…「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ2012、あたしはこれをやっているあいだ中、いつも身体と心から血が流れていました。きっとあなたたちの身体と心からも血が流れているでしょう」「この1インチの肉の盛り上がり、この盛り上がりは一体なんだったのか? 愛するべきか、嫌うべきか…」って。何かすっごく…グサッときた…ぶわあああっとまた泣いた…。
- いっぱい、血流したよね。流さないわけがない、毎回身を削るようにしてるの、わかるもの。観ているだけだけど、こっちの血もきっと、たくさん流れたよね。バラバラにされて、縫い合わせて、またひとつになって、いろんな傷跡がたくさん重なって、でもそれが綺麗なひとつの集合体として、あなたに、わたしに、なってるよね。
- アングリーインチ! アングリーインチ!って、たくさん繰り返して、もうずーっと続けばいいのにって思いながら手を振り上げた。でもタイセーさんがあと4回!って指サイン出して、未來もそれに倣って、終わっちゃったの…。
- 最高でした。最高です。笑って泣いて笑って泣いて笑った!!
- バンドメンバーがタオル投げたり、セイヤさんが投げるフリしてやっぱり投げたり(笑)。
- 最後、ハケ際に深いお辞儀をして、各方向にきちんと目を送って、少しだけ笑みを滲ませて消えていきました。
ロックスターってまりこちゃんは云ってくれたけどね、ロックスターじゃないんだよ。モリヤマミライっていう星なんだよ。星をくれたのはロックの神様だけじゃない。誰みたい、なんて冠ひとつも付かない、モリヤマミライっていう星ひとつ。キラキラテープなんかよりずっと輝いてた。
追いかけて9年、いつも、ずっと、凄い!って思っていたけれど、いつの間にかわたしが思っていた凄い!の場所なんかより、ずっとずっと高くて遠い場所で輝いていて、もう手なんか全然届かないような場所で、それがめちゃくちゃ嬉しくもあり、ちょっとだけ寂しくもなったりして。どういうさみしいなのか、よくわからないのだけど。とにかく、わたしなんかが思ってたより、全然、凄い星だったんです。何で気づかなかったのかなぁ。すごい人を、ずーっと、好き!って云い続けてたんだなぁ。…このまま、好き!なんて云い続けて、いいんだろうか、って、ヘドウィグ始まってからよく考えてしまいます。あまりにも凄すぎて、好きになるだけの人間に自分が値しないんじゃないかって思ってしまう。
それでも、好きでいることはやめられないのだけどね。とりあえず、今は、ヘドウィグにありがとうと愛してるを。モリヤマミライのこの先は、この先になってから考えよう。
ありがとう、ヘドウィグ。一緒に旅ができて、本当に嬉しかった。まだもうちょっと、あなたに恋させておいてね。モリヤマミライに恋はしないけど、ヘドウィグには恋してるんだ。
全30公演中、28公演。わたしのできる限り最大限、完走しました。メモはあとちょっと残ってるので、もう少しメソメソしつつ浸りつつ埋めていきます。

…実は昨日のソワレの半券が見つからないの。



とってもテキトーにリメイクしたシュガーダディTシャツと、ヘドのウィッグカラーをイメージしたネタネイル、あと博多の千秋楽で靴に飛んでいたヘドのツギハギ。思い出たち。
*1:何が起きてたのかわかりませんがとても盛り上がっていた