ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「プルートゥ」大千穐楽!@森ノ宮ピロティホール

 大阪の空に、アトムのジェットが雲を生んだよ!! おかえりアトム!! おかえりみんな!!

 約一ヶ月の欧州ツアーとVESSEL公演も挟んで、アトムが日本の空に帰ってきてさらに1週間、やっと!! おかえりなさいを云いに行けました。長かった…ラスト1回のみなのも何だか、夢みたいな、わーまたプルートゥ観られてるー、って思っているうちに終わってしまったような、本当に観たのかな? 脳内公演詳細にしただけなんじゃ?みたいな感覚も若干あったり(笑)。でも、カテコのアトムのちょっと面映ゆそうな、でもとても満たされたような、素敵な笑顔は本物なはず! 最後1回、なかなか出てこなくて、パーカー脱いだオレンジシャツで上手端っこにぴゅっと入ったの可愛かったです。おつかれさまでした…素晴らしい大楽でした。久々に観たアトムは前半何してもかわゆ!!!!!ってなってしまった…前半だから仕方ない…。

 演出変更、ちらほらと噂は小耳に挟んでおりましたが、レポは極力見ないようにしていたので、おお!!!ってたくさんなったよ。なったけど、何せひと月半ぶりなので、「変わってる…よね?」になってしまうのが。明らかに変わったところはもちろんわかるけど、細かいところが…たぶん…ってなる。

 演出変更までいかなくても、あれっそこそんな表情してたっけ?とか、お芝居がよりエモーショナルに、一段進化もしくは深化していたように感じます。そうだよねーヨーロッパでどんどんブラッシュアップされてきての今、だもんねー。東京では思いもしなかった場面で泣かされたりしました…。とても良かった。

 カーテンコールは5回、3回目からスタオベで、ブラボーの声もたくさん飛ぶのは流石大阪!って感じ。未來さんは1回目出てくる時に手を出して、すれ違う人たちとタッチ、真ん中で太鳳ちゃんとにっこりして、ちょっともちゃもちゃしてて可愛かったです。控えめだけど笑顔零れて嬉しかったし太鳳ちゃんはハケ際投げキッスの大サービスでした。2回目上手から出てきた時は小さくスキップしてて可愛かったー。

 お辞儀はいつもの折り畳み携帯で、手つなぎ万歳したり拍手したりお手降りしたり、ダンサーさんもみんな笑顔でほんと最高の大楽カテコでした。太鳳ちゃんとつないだ方の手があまり挙げられないのも微笑ましく(笑)。ハケ際に手を振るような、後ろから来るダンサーさんたちに手を伸べるような、のとかも。深ーいお辞儀にも、しっかりホック留めで落ちてこないパーカーのフードも見納めました。で、最後はなかなか出てこなかったやつね(笑)。

 いつものは明日以降にがんばります。変更点たくさんで云いたいこともたくさんで大変そうだ!!

 とりあえず、無事の完走おめでとうございました。東京、ヨーロッパ、大阪、誰ひとり欠けることなくゴールできて本当に良かった! 観る度に違った感情や、より奥の方まで指先で抉るような想いや、感傷や哀しみや寂寥や、痛みや、その先にきっとある輝きや、あたたかさが、めぐっては通り過ぎずに胸や心や頭のうちに留まる、そんな舞台でした。3年前と似てはいるけどまた別の、より深いところまで届くよう研ぎ澄まされた物語になった「プルートゥ」に、3年後に再会できて、本当に良かった。

 あなたの飛ぶ空が、これからも青く澄んでいますように。たとえ雲が厚くても、それを抜けた先に青い空が広がりますように。空を見上げれば、あなたの引く飛行機雲が見える気がする。そんなことがとても嬉しいのです。