あっという間に前楽になってしまった。鳥が長かったから余計に、えっもう終わっちゃうの!?って感じがします…いや鳥に比べたら大体なんでも短いよね…。
前楽マチネはA席だけどとても視界良好な2階から拝見しました。この席3回くらい座ったけど*1、ほんとこれでA席なの申し訳ないくらい良く見えて大好きでした…。
いつものを。
- なぁに?がとてももふもふしていて頬袋いっぱい感で可愛かったです。
- 真似でもいつかは本物になるんじゃないんですか天馬博士…。ならないおかげでトビオがアトムになれたからいいんだけど………。でもあんなに可愛い子をあんなしょんぼりさせるのはそれだけで間違っている。
- 今朝の部長はちょっと若め。
- 雨の中、つま先を持ち上げながら歩くのがとてもかわゆいです。
- ほんと今回のアトムは「可愛いは作れる」でできている…可愛い…。
- お口とんがってるのも可愛いです。
- ゲジヒトさんに声をかけられて、顔を上げずに一層小さくなるようにして、鼻の下をこしこししていた。可愛い。
- 靴のつま先を重ねるみたいにするの、立っても座っても可愛い。そういうところに「子供らしさ」が宿るんだなぁ。
- レインコートを脱いだらパーカーの片方の肩が落ちて、普通に直したのが何となく珍しい感じがした。
- アトムのぴょこんと跳ねた両サイドの髪を見ると自然に笑顔になります…あれ何だろう癒し効果絶大…可愛い…。
- データアクセス顔がやっぱり美人でガン見してしまう。胸に手を当てて少し俯いて目を閉じる。
- やれやれ顔のお兄ちゃんも可愛いです。可愛い子がお兄ちゃんぶってるの可愛い。
- 「早く帰って宿題でもやってろよ!」「したもん!」「うそだねー!!」その兄妹喧嘩もうちょっと長めに見せてくれませんか…ゲジヒトさんもうちょっとほっておこうよ…可愛いから…。
- 「お茶の水博士だって大天才なんだから!」でウランが甘噛みしてた。お兄ちゃんあははって笑うようになったのかな。
- ゲジヒトと追いかけっこするところ、「わ! わ! わ! わ!」って云いながら逃げてて大変可愛らしかったです。
- 「それまではゲジヒトさん、どうぞご無事で…」って云うアトムを観ながら君がだよアトム…って思うのでした…ご無事じゃないのは君の方だった…。
- 指紋認証?可愛い。指紋じゃないんだろうけど。わたしもアトムの親指認証したい。
- 普段の最近の森山未來の時はあんまり思わないんだけど(お団子だし)、アトムの時はすっごく、うなじ~首筋~耳~顎~喉、の造形が、何というか、美しいというか、清冽というか、硬質で繊細というか、何だろうね、美しいよね。少年性が宿ってる。
- …って10代の頃から思ってたけど15年経ってもまだそう思えるってすごいなぁ。
- 博士からブラウの話を聞きながら、お茶を運んできたロボットとこぶしコツンぱってするの、博士の話に集中しててロボットの手に気づかなくて、気づいてあってしてコツンするけど博士の話に集中したい、意識は話に向いたまま、みたいなのがすごいわかる。最初の頃は普通にコツンぱってしてたのにね。
- あのコツンぱっは何なのか。挨拶なのか。あれしないとロボットは戻れないのか。受領印みたいなものか。
- 運ばれてくるマネキンみたいなアトムがとても美人なんだけど動き出すと一気に可愛くなるの魔法のようだ。
- 踊るウランがキラキラしていてとても可愛いし、涙が出てるもん…のウランもキラキラしていて本当に可愛いのでした。可愛い兄妹だなぁもう。ウランにもらい泣きしちゃったよ。ここでもらい泣いたの初めてだよ。
- 花畑の男がプルートゥに覚醒する時、照明が赤くなるの最初からだったっけか。
- アトム手術中に上段で、ウランがお茶の水博士をポコポコ殴ってるのが可愛かったんだけど、博士死なないかな…って心配にもなった。ロボットの力加減をあまり信用できないタイプらしい。
- 間違う頭脳、それこそが大事、って天馬博士が云う時に、クラスター砲を片手に装着したゲジヒトが出てくるのがやっぱり不思議なのだな…。アトムのチップを受け取ったゲジヒトの怒り…?
- 人々が見上げるアトム像、その理想の姿が徐々に歪み、赤く憎悪の色に染まる。
- 死んだ兄から手渡される花束。ウランの手に委ねられる選択。
- ゲジヒトとメモリーチップを交換するブラウ、いつもは「ほーら、答え合わせだ」ってチップを差し出すのに「ほーら、これでどうだ」って差し出してて、ゲジヒトさんが一瞬戸惑っていたように見えた(笑)。
- ブラウのチップを覗いたゲジヒトがのた打ち回るように這いずって苦しんでいた。どんどん苦しみ方が大きくなっていくんだよな…。
- 500ゼウスっていくらくらいなんだろう。高くないんだろうな、とは思ってる…原作読んだらわかるかな。
- 2幕。アリに課金しまくるアブラーさん、ヤッターマイドヤッターマイドヤッターマイドヤッターマイドアリー!って4連続でさせてて面白かった。完全に面白がってるよね。
- 最後にもう一回ヤッターマイドアリー!を追加。
- お祈りの人はコップに葡萄を一房入れて出てきた。
- 教授が面白い。たぶんサハドはそんな風には云ってないよね(笑)。
- 2幕の部長は渋い部長。
- コックローチマン(今回違うけど)の小首をかしげるような仕草が不気味で好き。ポケットに手を突っ込んでるのも。
- チューリップのプルートゥは地面に植えたら周りの花が帰れてしまうからケースに入れられてるんだよね。
- 地下施設のプルートゥがすごく表情豊かで、顔を覆ったり頽れるように倒れていったりするのが可哀想で…。
- 部長もつらい立場なのお察しします…。
- ヘレナの悲しみが広がる音が響く。
- 開いているけど何も見ていないような目をしたアトム。1幕の可愛らしさ全開だったアトムを思うと…様変わりっぷりに愕然とするよね…。
- 計算アトムの書き出し前、膝がぴょこんと動くのが何か好きなんだ。どういう動きなのかよくわからないけど。
- 「ぼくをおこらせない方がいいよ」幼い云い方だったんだけど、口調と表情と内容のギャップがちぐはぐ過ぎて逆にぞっとした…。
- チェスシーンのアブラーさん、「あなたに何がわかる」を静かに云ってから「あなた方に!!」で激昂した。これまでと逆パターンだ。
- チェスは天馬博士が勝ったんですよね…? 観てもわからない…。
- 2度目のカタツムリシーン、「アトムが」変わったことばかりをずっと見ていたのだけど、アトムにとっては世界が変わってしまったように感じたのかもしれないなぁって。憎しみを知ったアトムの目に映るもの、肌で感じるもの、すべてが、それまでの世界とは違って見えているんじゃないか。その世界は怖くて寒くて、居場所がなくて、寂しくて、心細くて、きっと花畑の男と同じ気持ちになってるんじゃないかって…。
- 無意識のうちに同じ動作をして、でも同じ動作をする自分も世界も以前とは同じではなくて。それに気づいて手が止まってしまう、無意識のうちにAIに制御されてなぞるのではない動きをする、そこでAIとアトムの間に摩擦が生じる、そんなイメージ。
- でも、変わってしまった世界で、カタツムリは変わらずにカタツムリで、やっぱりアトムはそれをそっと逃がしてあげることを選択して。
- 本当は世界は何も変わっていないのだけど、自分が変わると世界が変わって感じられるんじゃないかな、憎悪を知ってしまうと、自分を含めた世界にそれがあまりに満ちていることを感じられてしまうんじゃないかな、それはアトムにとってとても怖いことなんじゃないかな、みたいなことをぼんやり思っていた。
- でもアトムにはお茶の水博士がいるから!!! ゲジヒトさんの代わりに声かけてくれるから!!! 迎えに来てくれる人がいるから!!! 帰れる場所があるから!!! だから大丈夫だよアトム!!!
- 優しい嘘をつけるロボットは大丈夫です。
- ブラウのところで首に触るアトムが好きすぎて毎回云ってる。好き。観るたびに「ああ~好き~~」ってなってるから仕方ない。
- 寒そうに、両腕を抱きしめるようにして、ブラウにお願いをするアトム。この共犯関係ほんと…たまらない…。
- 「ぼくは本当に、…本当に、止めたい…」ここの声と云い方が、平坦さの裏側にものすごい葛藤とか苦悩とか怒りとか悲しみとか罪悪感とかなんかもういろんなものがぐるぐる渦巻いていて、その上での平坦さで…なんて声を出すんだ…。
- 伸ばされたブラウの手に、そろりと手を伸ばして、手のひらを重ね合わせて、その手を両手でそっと握って胸に当てる。一言も発さないのにものすごく想いが雄弁で、ブラウが感じたアトムの「心」のあたたかさ、が伝わってくるようで。大好きです。
- その手を胸に当ててゆっくりと回る、儀式めいた動きも好き過ぎる。そっと置く前に手のひらを合わせるのも。
- 踊るアトムのたおやかさといったら。
- 「心」を得て踊るアトムが本当に美しいのだけど、でもその「心」には憎しみや怒りも含まれているわけで。この、たおやかで美しいアトムが、胸の内に悲しみを抱え憎悪の炎を燃やしていると思うと、…心って複雑よね…でも、だからこその美しさでもあるのではないか…。
- ヘレナの為に優しい嘘を吐くのも、プルートゥを絶対に許さないと誓うのも、同じ「心」なんだよなぁ。
- 揺れまくるトラキアで競歩の大植さんのスニーカーが脱げちゃうのおもしろいなぁって観てたんだけど、脱いでるんですね。そうだよねすぐ黒子だもんね。
- プルートゥ戦。憎しみの色は赤く照らされるけど、アトムのそれは透明なイメージがある。陽炎みたいに揺らめく透明。アトムの周囲の風景がゆがんで見えるような。
- 折り取ったプルートゥの角を高く掲げるアトムの全身から、立ち昇るような怒りが透けて見える。のに、その表情はどちらかというと静かで、それが怖い。
- 片腕をもぎ取った後にセンター奥で伸身後方宙返りみたいにして地上に降りるアトムが美しい。
- でも降りたらもう憤怒の塊みたいなんだよね…平たく告げる声が氷のようで。怒りとか憎しみとかって温度が高い感情のイメージだけど、アトムの声は氷の硬質さなんだ。
- それが「プルートゥ!!!」で一気に燃え上がる。
- アトムに「憎しみ」を与えたのはゲジヒトのメモリーチップだけど、その憎しみに駆られて挙げた手を止めたのもまた、ゲジヒトの記憶なんだよね。プルートゥを撃たなかったゲジヒトの心が、アトムの手を止めたんだよね。
- なぁ、サハド、ってサハドに語りかけながら、ずびーっと鼻を啜りあげ、目元をぐいっとこする。や…やめて…わたしがえらいことになるからやめて…。
- いよいよだ!は何か、いっそ清々しい決意があってかっこいいです。
- 「できる限りやってみますよ」って云ってからアトム、自分で飛んでボラーの中に飛び込むんだよね。あれは取り込まれるんじゃなくて飛び込むの…かっこいい…。
- サハドは砂漠で周りの花がすべて枯れて、その中で1輪だけ咲いているプルートゥを見つけた時、どう思ったんだろうか。プルートゥはもちろんだけど、周囲の枯れた花たちにも彼は名前を付けて愛していたはずだから。
- チューリップのプルートゥは周囲の花が憎くて枯らしたわけではない(でも植物の生存本能とか淘汰とかと考えたらそれはある種の憎しみなのかもしれない)から、サハドがプルートゥを「他の花を枯らした」から憎く思ったりはしないだろうけど、でも他の花を枯らされた悲しみはあるはずで…。
- 枯れない花、というひとつの理想には辿り着いたけど、それを植えてしまうと花畑にはならないんだよね。
- そんな花と同じ名前を背負って、周囲のロボットを全て殺して、ひとりぼっちになっていくサハドはどれだけ苦しかっただろう。プルートゥが咲く限り、花畑はできない。プルートゥがいる限り、彼の周囲にはロボットたちの残骸が積み重なる。
- だから、サハドは最後にプルートゥを摘み取って消えていくんだね。彼の消えた後に、花畑が広がることを祈って。
- …っていうのが、今回の新演出でとてもわかりやすく目に入ってくるので、大変目から水が出てしまうわけなのです。
- 残骸の中から角を拾い上げ、大事そうに両手で握りしめてから、墓標を立てるアトム。
- 心を持った唯一のロボット、になるのだろうか。この先のアトムはどうなるんだろうか。なんて、先のことも思ってしまうのだけど、お茶の水博士もウランもいるからきっと大丈夫だよねアトムは強い子。
- お茶の水博士に促されて、その場を離れるけど、最後まで指先が墓標に触れているのがね。その手の先に想いを残して置いていくみたいなのがね。好き…。
- カテコ。ハケる時にすれ違うダンサーさんにちょっとずつタッチしていくのが可愛い。
- 太鳳ちゃんがAYUMIさんと電車ごっこみたいに前後で手つないで出てくるのも可愛かった!!
- 3回目出てきながら、またすれ違うダンサーさんに低い位置で手を出してタッチしてたんだけど、完全に猫パンチというか猫が動くものにチョイチョイおててで触るみたいな手で…か、んわゆ……ってなってしまった。知ってるそういうの動画で良く見かける…。
あと2回、と思うと本当にあっという間で…短い。もっと丁寧に観たい、と思うのだけど、観ている最中は目の前のことを追いかけるのに精いっぱいで、終わった後はもうあんまり思い返せなくて、とても歯がゆい…。
*1:同じプレイガイドで取ると同じ席になることあるある