ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

太宰治短編小説集 第2シリーズ「走れメロス」

 …お、っっっっっもしろかった!!!!! どうなることかと、一体どんなことになってしまうのかと、思っていたけれど、予想外の方向性で予想以上に面白かった! オモシロでもあった! ていうかメロス寝すぎ!!*1
 コンビニ袋片手のスーツ姿ではありましたが、コンクリートジャングルを駆け抜けるわけでも、ペルーから走って帰ってくるわけでもなく*2、視覚的には非常に斬新でスタイリッシュで面白いながらも、話はまったくもってまっとうなメロスでした。おもしろーい。そしてまさかのバレエシーン(笑)。いや、(笑)もなくてかまわない。いやー…我が目を疑ったわあの瞬間…。
 バレエ以外にも、ええとバット片手に美しい居合的なの(の最後だけ)とか、激流を渡る時の大変とか、走るフォームの美しさとか、不貞寝のふてくされやさぐれっぷりとか、怒り顔のホラーっぷり(笑)とか、下睫毛とか、セリヌンティウスと並ぶたんびに「ちっちゃ!!」ってなるのとか、…ああもうよくわかんない。もう一回見る。でも今やってるの*3も面白くて止められない…。
 服は脱げてもネクタイは外れないんですか。それは残さないで頂きたかったなぁどっちかっつーと(笑)。でも、最後の「きゃっ★」なメロスは吹きました。大変満足でございました。ごちそうさまでした。
 そう、深夜にやっていたアニメ「モノノ化」みたいな感じでした。あれ大好きだったのー。美しかった…あ、ただひとつだけ云うならば、…声も聞きたかったなぁ…。

*1:それは太宰に云って

*2:「こんなメロスは嫌だ」的予想を立てていた

*3:雪の夜の話