チケット取っていたのは1回だけだったのに、うっかり後から増えるパターンが最近多いので、もうちょっと計画性を持たなくてはと反省している今日この頃です。でも1回見たらえっ待ってもっかい…ってなることあるじゃん? あるよね? いやそればっかりなのもどうかとも思うんですがね??*1
初ネクストシアターでした。ゴールドシアターも気にはなっているけど未見で、せっかく県民なのにもったいないなぁ。今回初めてネクストシアターのお芝居を観て、とても良かったので、知らなかったこれまでが本当にもったいなかったです。こんな近場にこんな良質な演劇があるなんて、こんな素敵な俳優さんがいるなんて! きっかけは「テイクミーアウト」に出演されていた竪山隼太さんご出演、でしたが、他の俳優さんたちもみんなとても素敵だった! また観たい! こうして幅が広がって予定と財布がきつくなっていくんだな!!
初回は前売りでチケットを確保していたのだけど、うーんおかわりほしい…と当日券で前楽・楽を追加してしまいました。前楽は12人くらいの当日券客でしたが、楽はわたしが確認できただけでも40人近い当日券客で、もちろん前売り完売だったのだけど、さい芸のスタッフさんたちが何とか全員観られるようにと急遽雛壇席を増やして下さって、階段座布団席もびっしりで、少しずつ詰めてもらえるようにお客さんにお願いして下さったり、スタッフワークにも感動してしまった…ありがとうございましたとても良い視界で楽公演楽しめました…。
会場のNINAGAWA STUDIOはさい芸の稽古場で、稽古場のある棟に入るのも初めてでちょっとどきどきした(笑)。スタジオ前の廊下に見覚えがあるなーと思っていたんだけど、「プルートゥ」の稽古もさい芸でやっていたとWOWOW放送時のエンディングテロップで見かけて、そういえばプルートゥ稽古中にツイートで流れてきた談ス組の動画がここだった気がする…と結びついてしまった。たぶんそうだと思うのあの廊下!
「ジハード」はベルギー出身のモロッコ移民2世であるイスマエル・サイディさんが、自身や周囲の経験を元に*2、ヨーロッパに暮らす移民系ムスリムの青年が過激派テロ組織に身を投じることを選択する、その意味や想いや現実を描いた作品です。タイトルもそのものずばりだし、ちょっと身構える部分がわたしもありましたが、実際観てみたら思いのほか笑いの要素も多くて、登場人物の若者3人とひとりが、誰も魅力的で愛しくて、そしてとても身近に感じられて、なので彼らがなぜそれを選択したのか、どういう思いを抱えてそこへ向かうのか、何を夢見、そして何に直面するのか、そういう諸々にいちいち、少しずつだけど共感していけてしまう。ニュースなんかで漠然と、ヨーロッパからシリアに向かう若者がいる、自爆テロを起こす若者がいる、と聞いていると、何でそんなバカなことを、意味がわからない、カルト怖い、狂信的怖い、みたいな印象しか抱けないのだけど、彼らひとりひとりの名前を知り、顔を覚え、彼らの人となりを知ることによって、「テレビの向こうの得体の知れない理解不能なテロリスト」は、わたしの知っているイスマエルやレダやベン、になる。そういう感覚を、とても強く思い知らせてくれた作品でした。
…ってわたしがだらだら書くよりこちらの動画をぜひ。BS1の国際報道2018というニュース番組で特集されました。
www6.nhk.or.jp
やたら長くなったから畳みますね。
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