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ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

外山啓介デビューリサイタル@サントリーホール

音楽

 母上から何故か「チケット取ったから」宣告をされて強制連行でした(笑)。でも久しぶりのコンサートはやっぱりいいね! 音が身体に浸透する感覚は、やはり生でしか味わえないものです。そういえばピアノのリサイタルなんて初めて行ったなぁ。オケとか室内楽、あとヴァイオリンはソロでも行きますが、ピアノは全然守備範囲外なもので。ステージの上にグランドピアノだけ、という何とも見晴らしのいい光景が何か新鮮だった…。大体ほら、みっしりとオケが乗っかってるのしか見てないから(笑)。まぁスッキリしてよく見渡せる舞台だわね…とおかしな感動を覚えました。あと見切れがないのと前のヒトの頭とかが邪魔にならないのも嬉しかった(笑)*1サントリーの2階席は本当によく見えますね! 普段どんだけ見切れてるんだっつー(笑)*2
 で外山さんですが。イケメン若手ピアニスト!ってとらえ方をどうしてもしてしまいがちで申し訳ないのです。演奏家としてはイケメンも若手もむしろ余計な冠かもね…とか思ってしまう。でも、そんな勝手な心配をよそに*3、とても新鮮なショパンを聴かせてくれました。何かもうねぇ、キラッキラしてるの音が。若いの。青くて酸っぱい柑橘系フルーツみたいな音でした。わぁこれが若さというモノか!!と改めて思いましたよ…いいなぁ。キラッキラだもん。手が大きくてキレイで指が長くて、めんどくさそうなパッセージも長い指がさらさらさらっと動いて流れてる、ように見えるのに、音はさすが男子。さらさらっと動いてるのに力強い音もガンガン鳴らせる。いいなぁ!
 ショパンソナタの最中、1楽章と2楽章の間と、3楽章と4楽章の間で、何故か拍手が起こってしまい*4、ちょっと困った様なはにかんだ様な笑顔をちらりと見せて軽く頭を下げてるのが可愛らしかったです。楽章間で拍手って!?とびっくりしたのですが…そうでもないのか? え? あれ?? というか、楽章終わっても曲は終わってないし、こう…持続させるテンションの糸ってあると思う…私はあるんですが。だから、その糸を切る程ではないにしろ、張り詰めて持続させているものの妨げになってしまい、私はイヤだなぁ邪魔だなぁと思ってしまうのですが。いや別に楽章間で拍手貰ったことないですけど。まぁプロの演奏家、頂ける拍手に文句なんか云ってちゃイカンのかな。そんなことで揺さぶりをかけられていてはいけないのでしょうね。でも感じよくクリアーは好感度アップでした(笑)。
 アンコールは2曲、ショパンマズルカと小犬のワルツでした。この子犬がさ…またすんごいやんちゃなわんこが目に浮かぶようなワルツでね! もうくるっくる回って走り回って跳ねてました、わんこが(笑)。あんな元気な子犬は初めて聴いたわ! 軽妙洒脱の対極にある、とても素直にヤンチャで、こう…打算や計算の一切感じられない、もう本当に夢中で自分のしっぽ追いかけてくるくるしちゃってる子犬のワルツ。思わず笑ってしまうくらい。可愛かったです。拍手がなかなか鳴りやまなくて、何度も呼び出されてはお辞儀して、だんだんどうすればいいのか困って来ちゃってる感が伺えたのも可愛かったです。
 終了後はアルバム購入者対象にサイン会が開かれていまして。これがまた長蛇の列でね…大変だよリサイタル後にあんっっっなにサインしなくちゃなんて! 若くてイケメンだと大変だねぇ!
 それにしても、残念だったのは演奏中の咳払いやプログラムを落としたりカサカサ云わせたり、そういうのがすっごく気になったこと…。多分ちょっと、私はそういうのに神経質になりがちというか、許容範囲が非常に狭いのですが。最近朝の電車でオジサンが新聞めくる音が気になって眠れないし*5。いやソレを差し引いても…ちょっと酷いよな、と。少しは我慢する努力もして頂きたいなぁ、飴とかさ。特にサントリーやオーチャードみたいなクラシック向けのホールは、やたら音響がいいというか客席の小さな音でもホール中に響き渡ってしまうので…何だかなぁ。季節柄でしょうか。お前はおうちでCD聴いてろよってことかしら。

*1:べつに利点はないのですが

*2:何か最近悔しい思いをすることが多い気が

*3:当たり前だ

*4:普通は楽章間には拍手しないものなのですがね

*5:貴重な睡眠時間なのに!