ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「SONAR」@赤レンガ倉庫1号館3階ホール(9/27)

 3日目にしてもう折り返し! 早い! あっという間!!

 オクトーバーフェストの建込も佳境を迎えた赤レンガ倉庫でした。金曜日から開催なんですねーきっと一帯がアルコールくさくなるんだよ知ってる…。終演後に通りがかった時、準備中のブースからすでに仄かなホップの香りがしました。週末のお天気がちょっと残念だけど何かわくわくするね。飲めなくてもね。

 初日から2日目にかけての変化がとても大きくてびっくりしたSONARですが、2日目→3日目…もたぶん変わっていた…ような…自分の記憶がポンコツ過ぎて何見ても新鮮に感じてしまうので甚だ信用できない感覚ですが。昨日、ムービングライトないから照明固定って書いたけど、すみませんめっちゃ動いていた!! 白い光が飛び交っていた!! 適当だなぁほんと…申し訳ない…。あんな派手に動いてたっけ照明…動いてたんだろうなぁ覚えてないんだなぁ。

 衣装もちゃんと見てきました。だいぶ適当だったね…特にヨンさんのね…色のぼんやりとしたイメージしかあってなかったね(笑)。今日は映像のカメラがあったような気がするので、いつかどこかで公開されたらいいなぁ。あと一度、上から眺めてみたい。ふたりが別々の場所で同時に動く時、片方ずつしか観られないから、でも同じ動きや近い動きをしているような気がして*1…でも確かめる術がなくしかも振りを覚えるだけのお脳もないから…全景カメラ欲しいなって…(笑)。あと、ふたりの位置関係とかも、意味がないわけが絶対ないから…無観客試合じゃないけど、空っぽでやるとどうなるのかとか、も気になるなぁ。

 衣装メモ改とか思ったこととかをちょこっと。

 

  • 開演前アナウンスは日本語とノルウェー語? なのかな? 僕たちのソナーがあなたの消化をおかしくしてしまうかも、とか、ありそうで面白い(笑)。最後だけ逆になる(未來さんがノルウェー語?でヨンさんが日本語で「ありがとーございます」って云うの)のも可愛いな。
  • ヨンさん衣装は、シルバー×チャコールグレーの艶感のあるジャージ、ブルーブラックのシャカパンロング、ゴールドのスニーカー。ジャージを脱ぐと未來さんと同じ形の半袖ボタンシャツは藍色に銀箔、でした。
  • 未來さんのレギンスは黒×ブルーブラックのコンビ配色でジャージは黒マット、右腰のDカンに紫のリボンが4本くらい垂れてる。スニーカーは青く塗りつぶしてる?みたい。
  • で、未來さんのシャツは前立ての裏?縁?が蛍光グリーン、ヨンさんのは蛍光ピンクだった。
  • 今日は自分がとても重い水になったような気がした。かき分けられてかき混ぜられる深海の水圧で重い水。重いのは動きが愚鈍だからです…。
  • スピーカー近くで音を体感してみよう回にしていたのだけど、冒頭のピッチずらして重ねる声、がスピーカーから出てくると何だかこう…顔が歪んでしまうんだな…低周波音がぐいーんってなるのはすごく好きなんだけど、そっちは若干苦手なのかもしれない…。
  • ふたりの生声が重なるのは目を閉じて味わうよ。観ていられないのが惜しいけどどうしてもつぶっちゃうな…。
  • 今日はわりとずらしていく方だった。1/4音くらいずらしたりしてた。差が大きくなるとまた聞こえ方が変わって面白いなぁ。もうちょっと聞きたい…ってところで息が終わってしまうのがもったいないくらい(笑)。
  • 外周の光の道でぺたりと寝そべった未來さんの横顔の美しいことといったらもう。寝そべらなくてもいつも美しい横顔だけど。
  • 雑踏の中で向き合っているのに出会えていないふたり。距離を隔ててもソナー(声)では共鳴し合えるのに、言語にすると目の前に相手がいても感知できない、コミュニケーションが取れない。ことばの壁、とか、言語化の限界、とか、そんな印象を覚えた。ある意味、バベルの塔のような。
  • 日本語と英語だと、まぁだいたい意味は掴める(同じことを云い合っているよね)けど、あれが開演前アナウンスみたいにノルウェー語? スウェーデン語?と日本語だったら、たぶん「同じ意味のことを云ってるんだな」ってこともわからないよな…。ことばの壁、厚くて高い。
  • もしくは、言語を介さないコミュニケーションの方がもしかしたら、誤解なくよりエッセンシャルに繋がることができるのかもしれない、とか。言語化のプロセスで多分、いろんな誤解が生まれたり、ノイズが混ざったり、純粋じゃなくなったり、思っている意図と違う意味になったり、していくんだろうね…イルカ同士のコミュニケーションで言葉のすれ違いによる誤解みたいなことってなさそうだなって…。
  • この辺を深掘りすると何というか、自分で自分の首を絞めて悲しい気持ちになりそうなのであんまりしないでおく…。
  • でも、自分が言語に頼りがちな人間だからこそ、身体表現であったり絵画であったり立体やインスタレーションであったり、という言語以外での表現に惹かれる部分は大きいんじゃないかな。どうかな。自分にできないことをしている人を見るのが好きなんだ…。
  • レクッカラは観ていて苦しくなるんだけど、そこを超えるとちょっと気持ち良くなってくる(笑)。1ターンごとに未來さんの汗がぽたぽた滴っていて、対するヨンさんは汗が光ってるけど垂れ落ちるほどじゃなくて、うん。
  • エコーロケーション、昨日は1回ずつ鳴らしてその反響を感じ取る、みたいな風だったけど、今日はけっこうカッカッカッカッカッて短く連続して鳴らしてた。あれどのくらい見えてるのー!
  • あと明るくなった時にわりと意外な場所に未來さんがいていつの間に…ってなった(笑)。クリック音がそっちから聞こえてたから何となくはわかるんだけど。
  • 有象無象をかき分けるように道を作るふたり。何となくね、見ていると、照明が道を照らしているからわかるんだけど…けっこう気づかないものなのかな。自由に動いて好きな場所から観ていい作品だけど、あきらかにぶつかりそうな場所とか、距離とかは、ちょっと気を付けるというか気遣った方がいいですよね、観る側も。危ないし。
  • ちょっと今回、囲みが殺到する感じがあって怖いなって思う瞬間が。
  • こういう形式の作品って、観る側にもリテラシーが求められるというか、作品の文脈を読みとりながら観るべき時もあるというか…直島の初回みたいに避けるっていうか逃げる*2のは、それはまたちょっと違うと思うんだけど、演る側と見る側双方にとっての適切な距離とか、不可侵域みたいなものは、見誤らずに観なくては、と思います…難しいね。
  • でもいらん気遣いかも知れない。わからない。わたしはそう思うだけです…避けない所為でムーヴメントが小さくなるのは観ていて窮屈そうに思えてしまうなって。
  • あっ照明めっちゃ動いてた! 後半の未來さんソロの時とか、白い小さな○がたくさん飛び交っていた…そんなだったっけ…ぜんぜん意識できてなかったね…。
  • ラスト、四角い斜めの光の道が綺麗。
  • 鼻腔から前頭部頭蓋内に響かせる声のなんと良いことか…あれで額くっつけ合ったらびりびりくるだろうなぁ。
  • コンタクトだったり声だったり皮膚だったり力だったり、言葉を用いることなくあんなに濃密なコミュニケーションが取れるんだもの、言語外で共鳴し合えるし理解し合えそうだよね…「ことば」に縛られるのはもしかしたら、とても不自由で窮屈なことなのかもしれない。
  • けどないと無理です(笑)。
  • カテコ、3回目でおそらくシャツを脱ぎ掛けていた様子の未來さんでした。

*1:水中音がするところとか

*2:もうすっ飛んで避けてたからね!