「髑髏城の七人 Season鳥」8/14昼@IHIステージアラウンド東京
お盆5連勤の最終日行ってきました。突然のDJ生駒爆誕に思わず声が出たり、兵庫の日替わりがそろそろ限界近そうだったり、捨之介がライオンキング寄りだったり、可笑しいことももりもりありつつ、泣かせるところはきっちり搾り取って行かれる、やっぱり鳥髑髏最高!という結論にしかならないのでありました。今日はあんまりつらくならなかった…けどつらくなり過ぎるのもつらいだけだからそんなにつらくならなくていい…。
いつものを。
- 妙声さん今日も乙女。「心は常に髑髏党!」「いやん!」「朝昼晩と髑髏党!」「ずきゅん!」
- 普段あんまり、阿部サダヲという役者に対して「可愛い」という印象を持たないのですが*1、捨之介は迂闊に…? 気軽に? 可愛いなぁって思ってしまう。
- そういえば(ってここで思い出すのもアレだけど)、カテコの時に太夫、豪奢なネックレスしてますよね。あれあそこでしか付けてないよなーカテコ用なんだなー。素敵なんだ。
- ぬぎぬぎすっぽんぽんの捨之介登場時に、太夫が白い扇子を落として、狸穴さんが拾ってあげていた。
- すっぽんぽん踊りに混ざる沙霧がとても可愛い。
- 荒武者隊が踊りに行っちゃって「ちょっとちょっと!」ってなってた兵庫が、最後拍手しちゃってイヤ違うってなってるの面白い。
- エンディングでいつも源右衛門さんを睨んだりしてる男衆が、捨之介の徳利マイクで殴りかかろうとしている子なのかな。
- まいろーか!が両手になっちゃう兵庫愛しい。
- 今日も良いふらふらんべえさんです。良い塩梅のやさぐれ具合ですね。
- 「粋じゃねーよなぁ」の粋じゃなさが良い。ほんと粋じゃない感じ。
- 本当に蘭兵衛さんの表情が豊かになって…びっくりする。いろんなお顔が次々出てくる。ワカに比べてはもちろんだけど、先週くらいからものすごく役の厚みというか立体感が増した気がするの…。
- ワガドゥーシ様ご登場。仮面外したら拍手が起きた。何の拍手だろう(笑)。
- 良く休憩時間中に、「森山未來ってあんな声だっけ」みたいなのを小耳に挟んで、えっそんな印象?? そんな違うっけ??ってなるんだけど、1幕のドゥーシ様だいたいあんなしゃべり方であんな声だからそう云われても仕方ないのか。慣れてしまった(笑)。
- おててはおててから腕を探って頭をもしもしと掴み、戻っておててをちょっとよしよししてもらってからつないでぷらーんぷらーん。
- 天の加護で刀をへし折られた蘭兵衛さんが右手を痛そうにするの好き。痺れてる。
- 今日のファサ…は蘭兵衛さんの乱れた髪が天魔王の顔にかかってそれがちょっと良かった…ドラマチックだなぁ。
- 天魔王さま退場時の煙が大きな輪っかになっていました。
- 狸穴さんに「何故ここに?」って云う前の蘭兵衛さんがちょっと背中向けて何かしてるのは、口切って血が出てるのを拭いてるのかなって。
- 渡京が差し出した絵図面を受け取ろうとして落っことす妙声殿、渡京が拾って渡し直して「あっすまん」って。渡京と妙声も良いコンビになりそうなのにねー渡京が裏切らなければ。それは無理。
- 何で捨之介はそんなにキツツキを気にするのだろう。とりあえず駆け寄ってなで回すよね(笑)。
- 「やはりお前、持っていたのか」って沙霧に云う蘭兵衛さんが、小さい子供を諭すような云い方するの好き…優しい…。
- 少吉さん出てきて袂で鼻を覆い、袖でパタパタ仰ぐ蘭兵衛さん。
- おりえがまず云いつけて、ちょっと背を屈めてその話を聞く蘭兵衛さん。
- また触られてきゃーってなる女子衆をおやおやって感じに見て、みんなが訴えてくるといいよ撃っちゃえってけしかけて、おっとろてぃーところだ!をニコニコ聞いてる蘭兵衛さん。
- とにかくニコニコなんだよね…その笑顔大事にしたい…。
- 「くんろ…くんろ…くんろもんいちば…黒門市場? くんろもん市場からフグが届きましたので、てっさにしてみんなに送ります!」狸穴さん「それは関西の市場だろう」「えっ?」「それは関西の市場だろう」「うるさーい!!」「無視するな!!」
- 確かに関八州荒武者隊の兵庫が関西の市場を知っているはずはない…(笑)。
- 手ぬぐい咥えてちょっと痛そうに顔をしかめる蘭兵衛さんが好きでねぇ…。ブロマイド売ってください…。
- 贋鉄斎コーナー。まず一発目、床を思いっきり叩いてその反動を「くぅーっ…刺激だ…!」って味わう捨之介。それ倒れて待ってる贋鉄斎どんな気持ちだろうか…。
- 3回目の蘇生「速すぎない!? 鳩尾入ったよ今!? 息ができない!! …整えます!!」整えて!! しっかり生き返って!!
- 「叩かなくていいんだよ特に鳩尾!! すぐに生き返りますからね!!」
- 寸止め「お前こそ大丈夫か…すっごい動きするね…(笑)」「もう俺必死だから! 肘とか打っちゃってるから! 足とかぐんにゃりしてるから!!」
- 逆回転蘇生「今生き返らせるから! ごめん贋鉄斎! しーんぱーいさー! しーんぱーいさー!!」贋鉄斎が起きあがっても床を叩き続ける捨之介。
- 「帰れ四季にバカ! 何やってんだよライオンキング! おまえがだんだんこっちに寄ってくるから、どんどん暗い方いっちゃう! どんどん見えなくなっていく!*2 お前の四季みたいな一人芝居だけが目立っていく!! 何だよその四季みたいな一人芝居は! 何がしんぱいさー!だよ! 何が心配だよ云ってみろ!!」すっとぼけてまじめくさった顔の捨之介「…あなたが心配です」
- すっかり曲がった玄翁に気づく贋鉄斎「なんだよそれー! バナナみたいになっちゃってんじゃねーか! バナナになってるよー! バカタレが!!」からの、ここはお前が四季みたいな一人芝居する場所じゃない、シモキタじゃない。
- 水蒸気!「限られた空間の中でのコンパクトな芝居、すばらしいです」「…あざーっす」
- 「良か考えが、…ちゅっ、……ちゅっ、(何か口元に両手を持って行って小動物的な動きで口をもちょもちょペロペロさせる)って浮かんできたとよ!」「…猫?」「チャオチュールたい!!」
- 地図渡しでまた捨之介の膝にからみついてもちゃもちゃペロペロする贋鉄斎、捨之介「聞いてよチャオチュール!! これ! これ地図だから!! だいじょうぶ!?」子供に云い聞かせるみたいに云ってた。
- 太夫の胡蝶の蘭が群れ咲く夜のお歌中に、無界屋で遊んでる女子衆と荒武者隊、じゃんけんして勝った男の子が真ん中でソロで踊って、前は女の子にタッチして女の子が阿波踊りしてたけど、今日(昨日も多分)は男の子にタッチして男の子がセンターで踊ってた。
- 黄泉の笛。はー浮かし持ち直しほんと最高。芸術。あとは相変わらず、ぽかーんとしているうちに終わってしまう。夢幻のようだ…。
- 2幕。開幕美人はいつも通り。
- …だったはずなのに。DJ天魔の地図ラップが。
- ヘイ!までいつも通りだったのに、ここはドクロジョーから先を全部生駒に云わせて、自分はahとかyeahとか合いの手入れつつノリノリしてる天魔王、イシガキヤマダーーだけ唱和して、壇上の生駒とパチン!とハイタッチ。なんだそれ……びっくりした……。
- 一瞬、なんか調子悪くてバトンタッチしたのかとかいらぬ心配までしてしまいましたよ。でもめっちゃ楽しそうにハイタッチしてたから、あっやってみただけなのね…って。それにしても何故。生駒がやってみたかったのか。天魔王さまがやらせてみたかったのか。まぁ後者だろうね…生駒毎度おつきあいありがとうね…ほんと良い部下なのになぁ…。
- おかげで続きのせりふ何も届かなかったわよ(笑)。
- 大阪は丸裸の状態だ、の扇子まるっとするのも好きです。
- ジペーングだいぶ回したしだいぶ待ったね。でもちゃんと差すの流石。
- ワクワクさんほんとワクワク。なのにすっ…と最高級の美人になるのすごい。し、ずるい。
- 何の為に? 私を殺す為に!はそんなに芝居がからずさらっと云った。
- 認めず、も着込む、も美人でたまらない。天魔王さまトレーディングカード出たら箱買いするのになぁ。
- 裏で光秀を、のヲとか、あのサルめだということを、のヲとか、最高ですよね。お口の形も大好き。
- 普段襟で隠れてるけど、天魔王さまの首の、白塗りと素肌の境が見えるとドキッとする。何でだろう。耳とか素肌の色なのに。
- 天魔の御霊としての大魔神がまっこと美しい。連写してgif動画にして下さい。
- 天の意志は誰が為すのだ?は両手の人差し指をぴん!と立ててくるんくるん、と2回転。
- この胸を貫け、は中指の腹と背で往復とちょこっと。
- 成し遂げたい、お前と、ッ共に、トモニがテヌートで短い中でもたっぷりめに歌うの凄く好き。
- 殿が叫んでいる、私の中、のノナカもテヌート気味で良いなぁ。拍的には短くても、短い中で朗々と歌う感じがすごく良い。
- あっ今日はちゃんと(?)殿の骨を繋ぎ合わせて作った杯だ。何で昨日磨き上げちゃったんだろう。不思議な間違え方するよね…。
- 夢見酒を飲ませた後の、背けたお顔が本当に好き。やれやれって顔してる。
- 今日は杯を持った手を伸ばして、渡す前にちらりと蘭丸を見ていた。蘭丸が手を伸ばすまで時間があった感じもした。
- 沙霧乱入にまたぶぁーっと!!って。
- 夢見酒は5回嗅いでくさってして生駒に返す。
- 御伽衆ちゃん可愛がり、頭を撫で撫でして顎下をこちょこちょしてから、前に回り込んで横乗りに乗っかって扇子で進めー!ってしたりお尻ぴしぴししたり。今日は潰れてた…御伽衆ちゃんもご苦労様です…。
- 「それがやつの正体!! なんですぅ?」このテンションの落差すごい。真似できない。
- 蘭丸の左目、ものすごく涙が流れ落ちてた。ほんとに流れ落ちてた。すっごく綺麗だった…2筋くらい、口角横くらいまで流れてた。あんなに流れ落ちてるのは初めて見た。
- 玉座に座る天魔王さま、扇子パタパタしながら、何か首をふらふらさせて、口をパクパクしてて、視線も定まってなくて、何なのあれ…気持ち悪い(笑)。沙霧の口パク…でもなさそうだったけどどうかしら。口パクお好きなようだからな天魔王さま。
- 今日も軸っぷりが最高に美しかったです。機械仕掛け…あの豪奢な衣装の中身が精巧な歯車で埋め尽くされていても納得してしまう…どこのゼンマイ巻いたら回ってくれるのかしら。
- 階段上の美人さん。よーよー、わっざーわっざー、わっざぶろーー。見てるよサインは軽く向けるだけで、生駒の髪をもしもしと掴んでから傾き加減を調整するように両手で挟んで整える。
- 蘭丸の左目メイクは全体に赤をぼかして、細く2筋くらい短く涙跡、目尻は眉尻に触れるくらい跳ね上げて、ちょっと歌舞伎っぽさも。
- 贋鉄斎「はっきりしないお天気ですねぇ降ってるんだか降ってないんだかわかんなくてがっかりですよ。こんなおたよりをいただきました。49歳女性。『夏を返して! 脱毛した脇が披露できません』知らないよ!」
- 無双! なるほどですねなるほどですねぇ、は一気に云って、びゅーてぃほぅるは不可思議ないつもの。
- 荒武者隊の股間に切っ先向けて牽制するの流石だなぁ。どうでもいいんだなぁ。
- 口パク顔芸からの「…片腹痛い」で今日も無事に四散致しました。ナムサン。
- 刀をぶんぶん振ってから、柱に擦り付けて血脂を拭う蘭丸さん。
- 死体弄りは股間ずびびっと2人、女子の胸? 腕?をつんつん、座ってからお尻をつんつん。兵庫が乱入して「何でお前が天魔王と一緒になって」って名前呼ばれてん?って顔上げるけどつんつんの手は止めない。
- 駿府殿現れましてからの天蘭はほんと双子だなぁ。良いなぁ。全力カクン!も息ぴったりだなぁ。
- 「あれ? がんてっちゃん?」ぽかんと云ってから嬉しそーうにニヤーリっとしながら見てるよサイン。
- 沙霧の「天魔王! このままですむと思うなよ!」に対する天魔王さまの応えが、「ふーん…では面白いことを教えてあげましょう」って聞こえるんだけど、仮面付けてるからちょっと音声が不明瞭で、ふーんなのかどうか不確実なんだけど、でもふーん…ってものすごくどうでも良さそうに応えるのはとても好きです。
- ワン! ワワン! ワン!はちっちゃい感じ。トイプー。
- 兵庫が装着した磁石鉄板をがんばる贋鉄斎、「喉が嗄れそうなので水飲んできていいですか?」って…ほんとに心配ですなるしー先輩の喉…明日の休演日ゆっくり休んで下さい…。
- 廊下の天魔王さまの「おおおおおーい!!」がだーいぶ長かった。こういうのいちいちやってたんだろうか。そんで「あーあ…」ってため息吐かれてたんだろうか。蘭丸に。
- でも横顔めちゃくちゃ美人。
- そっそ、それは! それは、困るな…、って作り泣き声みたいなわざとらしーい感じ。
- 夢見酒にとっても溺れる天魔王さま。楽しそう。
- もーったーいなーいくらいだ!もとても生き生きしてらして、そういうあなたをずっと見ていたいのです…ってきっと生駒も思ってるよ…。
- 天魔王さまが後ろから生駒を刺す直前に、段差で生駒が一段ずるっとなってお尻ついちゃってびっくりした。特に何も影響なく進んだけど。
- 刀べろーんもとても美しかったです。ああいうの…似合うよね…猟奇最高…。
- あと天魔王さまの縦刺しぐりぐりが上手くなってた…土曜日に、蘭に比べるとあんまり上手くないよねって話してて、でも昨日上手くなってる!って思ったところだったけど、今日はすごい良かった。ちゃんと筋とかぐりぐりっと通してから奥までするっと入れてた。
- そんなくだらないものじゃ、なーい!斬りの、破れかぶれさが…好きなんだ…そういう勢いで殿のことも斬ったんじゃないかなって…。
- 斬れない蘭丸の慟哭、からの光速の5手。ほんと、斬れない蘭丸を間近で見つめながら、何を思ってるんだろう。どんなお顔してるんだろう。見てみたい気もするけど、見えないからこそ勝手な想像を巡らせるのもまた楽しい…。いや楽しい想像ではないんだけど。考えれば考えるだけつらいんだけど。でもそれが楽しい…。
- 「所詮貴様も、天は掴めぬ」最初から、自分以外が天を掴めるとはみじんも思ってないだろうけど、でもその言葉が出るってことは、もう少しは使えるかなと思っていたのかな…。何となく、今日の「天は掴めぬ」の時の表情が、惜しむ感じはあったんだけど、でもどっちかっていうと、このオモチャもう遊べないから捨てる、くらいの惜しさな感じで…寂寥感とか、そういうのはあんまり感じなかったんだ。わたしは。
- でも蘭丸に庇われた時の「貴様!」は悔しそうな感じで、あれは天魔王の生き方や選択を根底から否定する行為でもあるので、それをされたら天魔王は自分のアイデンティティが揺らぐくらいの行いだと思うので…そこは悔しいけど見なかったことにするくらいじゃないと先に進めないよな…。
- 倒れた蘭丸をちらりと見て、顔を背けた時の表情がまた…何とも云えないお顔してて…ちょっとしょんぼりに近い顔に見えて…そこでしょんぼりしないで!!ってなってしまう。あなたは!! そこに!! 慚愧の念を!! 感じてはいけない人!!
- 太夫に撃たせる意味を考えていたので、来い、太夫、が…何というか、安らかに迎えられるようになった…。お互いにとっての救いなんだよねそれ…一番つらい選択だけど、そうしないと断ち切れないから…。自分は太夫に撃たれて死ななきゃならないほどのことをしたし、太夫自身がそれを選択し、自分の手で決着を付けないことには、太夫もけりを付けられないでまた迷ってしまうから。
- 太夫の、「極楽太夫」としての最後の仕事がそれで、「撃てるのかお前にあの男が?」って兵庫の問いかけに身を持って応えて、それでやっとりんどうに戻れるんだよね。そのために必要なことだったんだと思う。
- もろちんかー!がなかった。まかせとけかー!だった。し、捨天一騎打ちの前にもなかった。なくても別に良いじゃないね…?
- 100人斬りはキャッチ成功。
- 贋鉄斎のカタナガトゲール*3が、100人斬り終わる前に一度回転止まっちゃって、終わってから止めようとしたら回り出して(たぶんスイッチが切れちゃってたんだね)、最後ぐるぐる回ってからすぐ止めた。惜しい。
- 捨天一騎打ち。あの、仮面を飛ばされた後の天魔王さまの鼻の頭が…素肌色になっていて…仮面と一緒にメイクも飛ばされたのかな…。
- 何かそこだけ生々しいというか、そこ弱点っぽく感じてハラハラしてしまった。皮膚が剥げたみたいな感覚…。
- 今日もぬぬっ。
- 仕込み刀は綺麗に3本指で摘まんで、うれしそーうな笑顔。
- 足裏貫通する仕込み刀その2が、あんまりスムーズに貫通して出てこなかったんだけど、でもその方が抵抗が感じられていいかもしれない。足の甲なんて骨と筋だらけでなかなか貫通しづらそうだし。そこをうまくよけてするっと通るのも良いのだけど。
- 高く掲げた手から刀が落ちる。天には届かない手。
- 両目が真っ赤に染まる流血だった。すごく好きなんだけど大丈夫なのかな…。
- 仲間とやらも道連れだ、がとてもげろげろしながらで、天魔王として死ぬが良い、はクリアで、その一瞬に何が起きてるんだ…ってなる。飲み込んでるのかなぁ。飲み込めば云えるのかなぁ。気管に入ったりしないのかなぁ。わたしすごくそこ弱いので*4とても気になる。
- 血染めのお顔も、真っ赤な歯列も、ただただ美しくて、孤独で、特に今回の鳥髑髏は、みんなで戦ってみんなで勝ち取る勝利、みたいなところが強調されていて(100人斬りとかね)、そこがとても胸熱なんだけど、その分天魔王の孤独が際立っていて、よけいに…つらいね…ひとりで死ぬのね…。
- 「みんなで生きて、抜け出して、また会うぞ!」捨之介が、生きて、を強調するように云うのがすごく良かった。死んじゃだめなんだよ捨之介も! 捨之介は!!
- スローモーションになってから、沙霧の背中を先に行けって押す捨之介すごく好きだし泣ける。
- シルエットも泣ける。伝統芸だけど泣ける。
- そして最後の捨之介の名乗りがまた…泣ける…こんなに自分を大事にしない捨之介、初めてだよね…好き…。
- 「天魔王に縄を掛けよ」って云われて天を仰ぐ捨之介、この手で倒したはずなのに、やっぱり天は払えないのか、って絶望するようで…すごい。鳥の捨之介の絶望感すごくて好き。
- 縄を解けって云われて、嬉しそうに捨之介の乱れて顔にかかった髪を避けてあげる沙霧がめちゃくちゃ可愛くて…可愛い…。
- 鳥髑髏のラスト、家康たちが去って、空から日が差し始めるの、覆い被さっていた「天」が晴れていく感じがするよね。そういえばそれまでの間って基本的に、空は常に曇っているか雨だったと思う。
- 「天」って天魔王のことではあるけど、もっと大きな、戦国の悪夢の残滓とか、武士階級以下の価値を認めない権力の支配とか、そういう、形はないけど確かに民草の上に覆い被さって暗い影を落とすもの、の総称というか、象徴なのかな、と思う。
- 家康も、蘭丸も、所詮は天魔王と同じ、彼らとは別の世界の理のもとに生きていて、どうしたって彼らとは相容れない価値観で動いていて。だから、太夫が狸穴に云う「あんたら、みんな一緒だ!」は、全ての「侍」に向けられた、武士の理に当然のように踏みつけられてきた民草全ての叫びなんだと思う。
- なので、天魔王という強大な敵を、名もなき者たちが倒す話、だけど、もっと引いても、戦乱の世に、戦や乱世で名を馳せた者たち、歴史を動かし歴史に名を刻んだ者たちを、そうでない無名の者たちが倒し、一矢報い、その支配から逃れる、そういう物語でもあるのだなぁと思うのです。この「髑髏城の七人」というお話は。
- エンディング。天魔王さまが最後にちらっと上手方向に顔を向けるの気になるし、蘭兵衛さんはうっすら微笑んでいて美しい…ってなったし、無界屋下手の男衆は源右衛門さんに腰がひけてびびっていた。
- カテコ、最初はふにゃんのお辞儀、上下センターお辞儀前ににこっとしてたの何だろう。拍手して片手あげてバイバイ。
- 2回目はセンターから、天魔王さまが捨之介の背中をねぎらうようにぽんってしてた。蘭兵衛さんは沙霧と談笑しながら出てくる。拍手して片手バイバイでハケ。
- 3回目はセンターから出てきてひらっと無界屋の段差の上に飛び乗って、生駒の髪を両手で挟んで、爪月角丸とにこにこわちゃわちゃして、両手振ってノリノリしながらハケ。
- 最後、残されそうになった阿部さんが太一くんを捕まえて残して、笑顔で一緒にお辞儀。手を捕まれながらも振り切って(笑)、先に走ってハケる太一くん、ひとりでお辞儀バイバイしてハケる阿部さん、でした。久々の太一くん可愛い……。
- そして未來さんの無界屋ハケは捕まるの回避の為?疑惑を抱くのであった…(笑)。
ほんとに毎回楽しいんだけど、楽しいだけじゃないいろいろなことを思ったり、考えたり、思いを巡らせたり、すること込みで、好きだなぁと思うのです。髑髏城の七人。いや、髑髏城に限ったことではないのだけど。未來さんを追いかけて、耳目にする様々なこと全てに通じるのだけど。貴重な体験をたくさんさせてもらってる…ってしみじみ思います…。