ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「なむはむだはむ」@東京芸術劇場シアターウエスト(3/4昼)

 やっぱり楽しかったー! こまごまかってきての意味が新解釈で展開されたり、日替わりも初めてのお話でとても…面白かった(笑)し、お歌も聴けたし、美しい瞬間はとても美しくて瞬間瞬間をプリントアウトしたくなるし、ちょっと今自分が何回目を観ているのか把握していないのですが、毎回ほんと…全然同じじゃなくて…毎回新しくて面白いです。するたさん…!

 セトリとメモは下に。

 

 

 本日のセトリ。ホワイトボードに装飾がついて楽しげな雰囲気になっています。

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  • 客席入場しても誰もいませんでした。それはそれで新しいパターン。
  • そのまま開演、下手の奥から3人で普通にしゃべりながら歩いて出てくる。ダッハムっていう聖地に巡礼に行く話をしながら。
  • ウチキカッコウワキも中東っぽい名前とか云ってる。新しい!
  • 前野さんと未來さんがそのまま、聖地巡礼してコマゴマっていうものを買ってくるんだよ、とか話している間に、岩井さんがバイブ知らんぷりバレてる話とか免震構造の話とかを進めていました。
  • 衣装は岩井さんがグレー系のトップスから赤い襟が覗いていて紺のズボンに黄色い細いベルト、未來さんはアスコットタイにベージュシャツに紫Tシャツグリーンシャカパンカマーバンド、前野さんが茶系V切り替えシャツにサスペンダーに青いズボン。
  • 「こまごまかってきてのいみ」からスタート。冒頭にこれのパターンも初めて観るかな。
  • ダッハムは地名、とか、ウチキカッコウワキは人名なのかもしくは内気or浮気なのか、とか。
  • ウチキ=カ=コウワキという名前なんじゃ、とか。
  • でも音源聴くと笑っちゃう(笑)。
  • ナムハムダハムも地名なのか、もしくは祈りの言葉とか? そこにコマゴマというものを買いに行くのを頼まれるとか? 巡礼できなくて後悔しているとか??
  • 100年後、の100年も、本当に100年経ったんじゃなくて概念的な、とても長い時間か、もしくはすぐ目の前だけどたどり着けないところ、とか。
  • コマゴマって肉の部位じゃない!?とか。骨が多そうな。この辺、って足の甲の辺りを示す未來さん。
  • だんだん、3人の言葉が散り散りになっていく。対話がかみ合わなくなっていく。好き勝手に動き、話し、歩く。
  • でも未來さんは前野さんに「マエケン、インドっぽい音楽」とリクエストする。前野さん、インド!?ってびっくりしてた(笑)。未來さんは、今からインドの儀式っぽいのするから早く、とか、何となく唸る前野さんにもっと明確に!とかオーダーしていた。
  • そして膝を軽く曲げて前屈体勢で両手を頭の辺りでうごうごさせて片足で立ったり。インドってそういう感じなのかな…。
  • 岩井さんは力を抜くと目は開く話とか、起きた瞬間の記憶とか。わたし起きた瞬間の意識ってないんだよなー。
  • 「ここで五体投地!」とばたりと身を投げ出す未來さん(笑)。と、目の前の蓋がガタリとずれる。
  • 「むかしむかしおじいさんがいませんでした」穴に消える前野さんと未來さん、取り残される岩井さん。
  • そのまま「老人とハムスター」、大きな桃の岩井さんから。
  • 家の中に1匹残ったハムスターになる未來さんが正座してちまっとして微妙な表情で可愛かった。
  • 面白いのを見て死ぬハムスターたち、死んでからたまにびくびくっと蠢く。
  • ゾンビハムスターかしらと思ってしまう(笑)。たまにカリコリカリコリ何かかじってる音してるし。
  • そのうち未來さんのみになり、「ガイコツ」。
  • 打ちました、ホーームラン!!の時にとても美しい動きをしていたのだけど、美しい分逆に浮いて見えるというか、そこだけ綺麗でそれがなんだか面白くなってしまうという逆転現象が。
  • 未來さん右の前腕が傷だらけでしたよ。かさぶたっぽかった。
  • 鰻の歌…っていってももうここのところ鰻全然出てこないんだけど、前野さんが歌う歌のメロディがまたがらりと違っていて、メジャーコードで明るく爽やかな曲調になっていて新鮮だった。地中海の風が吹くような…。
  • 穴にするんと入って、頭だけ覗かせて八百屋の頭になる。ピンがばってんで可愛い。
  • ポーキーのくだりで、客席の子どもが「ろっこつってなに?」って云って、岩井さんがそれに応えて「肋骨はこのへんの骨」って教えてあげたり。可愛い!
  • 前野さんがポーキー!って高い声で鳴きながらギターをかき鳴らすと、それに合わせて軽快なステップを踏み始める未來ガイコツ、「えっどうしたの!? なんで!?」と戸惑う岩井さん(笑)。
  • 前野ポーキーが久しぶりにろっこつにくっつけられた!
  • そのままポーキーを引きずって歩き、ちょうえつ100万年で穴に前野さんを落とそうとする未來さん。えっ!?ってなりながら無事(?)穴に落ちる前野さん。
  • 穴の上に向かって、今はなき誰かの姿を追い求めるように「…するたさん…」と高い声で呟くガイコツ未來さん。「こんなことになってしまって…」えっガイコツとするたスポンサーどぅいう関係なの!?
  • 岩井さんのナレーション(?)もおかしくなる。あれから何十年か経ち、ガイコツも残念ながら気が触れてしまいました、とか云ってた。
  • 穴の中から前野さんをつまみ出すように引っ張り出す未來さん。脱獄する。
  • ぽきっととれたらおいしいポッキー!「ポッキーだったんだ!」と未來さん。ポーキーと鳴いていた前野さんに向かって岩井さんが「あなた誰だったの?」と訊くと未來さんが「するたさん」と答える(笑)。いらん人物が増えてる、って岩井さんが困ってた。
  • 笑顔と激痛ではオーバーハングを駆け上り滑り落ちる。
  • 墓場経由で再び野球場に戻るガイコツ、スポンサーが「打ちました!」って云うのを聞いて「すっ、するたさん…!!」
  • 何か、するたさんに叶わぬ恋をしたガイコツみたいな話になってきている。
  • そのまま骨カスになってしまうの悲しいなぁ。人魚姫みたいだなぁ。
  • おかえりの歌はそのままでした。未來さんが床上で蠢く。ハモりが相変わらず美しくてなぁ。
  • 「するたさん…」「ポーキー!」ここでも。ガイコツ、未亡人みたいだよ…。
  • 全員穴に引っ込んでからの「金にぼし銀にぼし」、おじいさんとおばあさんは招き猫の宇宙人に会ったの? 未だに全貌がつかめていないにぼしであった…。
  • 窓から半身出して歌う前野さん。紙は捨てなくなった。
  • 曲終わりに拍手が起こると前野さん、「拍手しなくていい!!」
  • 金にぼし! 銀にぼし! バンド!と云っている前野さんを放っておいて降りてくる紐を見上げる未來さんと岩井さん。
  • 「下へ参りま~す」って…何かへんてこな声で云う未來さんに、「何それ(笑)。もっかいやってもらっていいですか?」っていけずする岩井さん(笑)。半分吹き出しながら、下へ参りま~すってもう一度やる未來さん。
  • 降りるロープを見ながら岩井さん、「上へ参っておりますかも知れませ~ん」って真似する。そのまま穴へ沈んでいく岩井さん。
  • 未來さんはロープを眺めながら笑ってる…と思ったら「前野さんはどこへいってしまったのでしょうか~」とエレベーターガール続けつつ(笑)。えっ!?
  • 「前野さんは段取りを忘れているのかも知れません」えっそうなの(笑)。
  • エレガのまま「前野さんは何階にいらっしゃいますか~?」すると別の穴から前野さんが顔を出して「4階、乾物売場でございま~す」
  • 乾物売場にはにぼしも売っていますでしょうか、とか、4階、乾物売場、にぼしはこちらになりま~す、とか、何か半分笑いながら云っている未來さん。そのうち向こうの穴からロープの先と岩井さんが出てくると、その先端に向かって「あかんて! 人に見られたらどないすんの! 来たらあかんて!」また修羅場っぽいやつだー!
  • 「乾物売場でこんなことしたらあかんって!」「在庫置き場に行こうか」「生々しいわ(笑)」何が起こるんですか乾物売場の在庫置き場で!!!
  • あかんとかひとにきこえたらどないすんのとかきこえたら難儀やからとかいろいろ云いながらロープに巻かれる未來さん、「すいませーん」と前野さんに声をかけられ「聞こえてんの!?」
  • からの前野さん「きこえてない」読み上げ。未來さんはぐるぐる巻き取っていく。
  • 岩井さん、ロープを支えながら「そろそろかな」「もうちょっとかな」「今が10万年くらいかな?」とか云って穴へ消える。
  • 「きょうりゅうのえいがかん」指を鳴らして、ハミングから。ジャジーな雰囲気で素敵だった…入れなかった…。
  • でも大縄跳び。えびばでぃせい!からの、岩井さんかもん!で岩井さん参戦。1回飛べたかな?と思ったけど「入れてないよー!」
  • 結局入れなくて、「入れなかった…」「入ってほしかった…」としょんぼり歌う未來さんに岩井さん「その気持ちに見えなかったよ!」と。今日も壁だったね速かったね…。
  • そして前野さん「混ぜてほしかった~」(笑)。
  • 最後はしっとり終わるのがまたたまらん。
  • ロープを顔から外し、穴からたぐり出す未來さん、「長い毛」。顔からロープを外したらお団子が爆発していた。
  • ロープを張り巡らせてから、黄色い光の射す蓋の外へ出て行く。
  • 張り巡らされたロープが張力を増して、「長い毛2」。縦のロープがずっとぴくぴく振動していた。
  • 冬の日本海の歌を窓から歌う岩井さん、何か…誰だろうって感じの歌い方だった(笑)。
  • 海に出た毛、ロープを掴む白い手、腕。
  • まずはロープに触れない感じで、構造的な動きをしていく。床を滑ってロープの下を潜ったり。
  • からの、一気にロープの上に身を投げ出す。波間をたゆたうように、完全に身体を浮かせて、飛んでいるみたいにも見える。
  • ロープを手足に絡めて、レスキュー隊がロープを渡るみたいに、横にするすると移動…綱渡りみたいなことをしたり。
  • 穴の上でロープを一気に離して、すとんと穴の中に消える。びっくりした…。
  • 前野さんのみになった舞台上で、木と毛の歌をしっとりと聞くタイム。
  • ふと気づくと、窓に岩井さんと並んで未來さんが顔を出していた(笑)。
  • 出会った辺りで窓から出てくる未來さん、岩井さんに手を差し伸べて、手をつないでエスコートからの、前野さんをふたりでじっと見つめる。
  • で、なんとなーく向き合って、目は合わせずになんだかせつなげな微妙な表情で、ゆっくり抱き合ってチークタイム。
  • わりと「木と」「毛」っていう掛け合いがこれまでスタンダード(笑)だったんだけど、今回は「木」「と毛!」ってなってた(笑)。バリエーション!
  • 岩井さんの背中に回した手を何となーくさわさわ撫で撫でさせる未來さん(笑)。
  • 途中で前野さんが「俺もいれてよー俺はク!」と入ろうとするけど、岩井さんにも未來さんにも「黙ってて!」「黙ってろ!」とぼっこぼこにされる。
  • そして突然の撤収。このぶったぎり感最高。
  • ロープを高速でたぐり寄せる未來さん、ロープに行く手を阻まれて降りてこられない前野さん。未來さんは岩井さんに「漁師さんみたいになってる」とか云われていた。
  • そして岩井さんの手には紙の束が! それを見ずに1枚抜き取る前野さん、日替わりだー!
  • 割り箸くじもありました。それぞれ引いて、ふぅ、と一息気合いを入れる未來さん。身体岩井さん、音未來さん、言葉前野さん。
  • 中身を知らないまま始めようとするようです。テキストを読み始める前に、適当なギターに合わせて腰をきゅっきゅっと振って踊る岩井さん、するとテキスト読み担当のはずの前野さんも後ろで同じく踊り始める(笑)。振り向いてすごいびっくりする岩井さん、大笑いの未來さん。
  • 「コンビニ」作・城崎のみんな。未来のコンビニがあっていろんなケーキを売っていて、そこに大阪のおばちゃんが入ってきて破壊の限りを尽くしケーキを買い、外に出ると車に乗せられてアメリカに連行され、写真を撮って帰りました。コンビニの店員はおばちゃんに憧れてほかの店を荒らしました。みたいなお話。
  • を、ロープを使っていろんなケーキを表現し、大阪のおばちゃんと化して破壊活動に精を出す岩井さん。ギターをかき鳴らし、時に足踏みで、大阪のおばちゃんに音をつける未來さん。途中から「金払っとるやないかい~」とか歌っていた。
  • 前野さんが暴れる店員になって、岩井さんに「あなたに憧れてますー!」みたいなことを云うと、ギターを弾きながら未來さん「説明すればいいって思ってるんやろ~」とか歌う(笑)。前野さんも「わりと思ってる~」とか歌ってた。
  • そして最後に前野さん、「それでは聞いて下さい、大阪のおばちゃんの歌」と未來さんに投げる。未來さん、哀愁のコードを鳴らしながら「負けといて~そこちょっと負けといてんか~」と歌い出す。「負けといて~」とコーラスも入る。
  • 「負けといて~あっちのスーパーより10円高いんやで~」とか「負けへんで~大阪の女は強いんやで~」とか「地団駄踏んで~歯食いしばって~」とか大阪のおばちゃん強いお歌を歌う未來さん、だんだん混ざってくる岩井さん前野さん、そのうち手拍子が始まって、この流れは…。
  • 岩井さんが良い声で歌い出し、未來さんはハッ!とかかけ声挟みつつ情熱的なギターをかき鳴らし、前野さんは手拍子打ち鳴らし、またフラメンコになったー!! 岩井さんファドー!!
  • 好きですねメンコ流れ。
  • そして終わらないというか終われないというか終わり方がわからないというか。「どうすんのこれ~」「負けへんで~」いやどうするんですか(笑)。
  • 掛けていたロープを前野さんに掛けて知らんぷりする岩井さん(笑)。投げた!
  • ロープ掛けられてわーってなる前野さんの背中を示して「悪意は人から人へ移る」とか云ってる岩井さん。
  • 未來さんは「マエケンは負けへんで~」とか歌って応援?していた。
  • 最終的に何となく静かに終わった…ところで、客席の子どもの声が「あれ?」って響いて可笑しかったです。これで終わりです!!
  • カテコがいつもより1回多くて、3回目には上手側奥から出てきた3人。岩井さんが着替え始めてたみたいで、ベルト締め直しながら出てきました。おつかれさまでした!

 いよいよ公演も残り1週間近くなり、まだここから新しい変化を起こしていく気満々なのが伺える回でした。すごいなーいくらでも変えていけるんだなー。大阪のおばちゃんのコンビニ話の中に、スライムケーキって出てきたけど、スライムみたいよね。形なんていくらでも変えられるのよね。自在感大好きです。