ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「髑髏城の七人」黄泉の笛10鳴き目(9/5東京初日)・改

 改めまして、東京初日メモです。ついに関東荒野に天魔王さまが、髑髏党が、無界の里が、あの七人が、降り立ったよ〜!
 いろいろ変更点もあり、心新たに一発目、という感じの初日でした。初日初演が東京じゃない新感線って、何だか新鮮というか、よくわからないな(笑)。
 

  • やはり梅芸に比べて青山は、特に舞台の左右が幅ないですね。上手の花道は廃止で下手のみ、それも小さめでした。舞台自体も左右が若干狭いです。
  • 六部衆の名乗り時の 立ち位置が変わってた。勇健さんが上手側にずれ て、柱の脇に生駒さんが来た。天魔六部衆!(どーん!)時に柱に肘 ついてかっこつける勇健さんがツボだったのですが(笑)。
  • 天魔王さま最初の御降臨。納剣時に一度ぴくんと切っ先が跳ねるのはわざとなのかなぁ。そういうお作法と云われたらそうも見える。
  • 「浪速の猿に対抗できるは、たァだひとり」わっるーい!(笑)
  • 髑髏城でぇ〜、が高めだったけど、待っている…でがっと落として落ち着いた終わり方に。高笑いはなかなかテンション高めで。とても楽しそうに消えていかれました…。
  • 兵庫はいっつも可愛いなぁ。
  • 捨之介登場時に妙声さん、「えっと、キミは誰かな??」(笑)
  • 捨之介の鉄煙管殺陣は重さがあってかっこいいなぁ。かっこよくなったなぁ!
  • 勇健さんにベロ出して見せる捨様。
  • 三五の捨てぜりふ?がちょっと違ってた。「二度と来んじゃねーバーカボーケぷーぅぷーぅしねぇ!」じゅんばんがちがった(笑)。
  • 助けた村娘さんたちにやたらべたべたする捨之介。兵庫が名乗ってる間にずーっと、手を触ったり、 手相見る?みたいにしたり、耳たぶがどうとかいいながら触ったり。女の達人ですからね!
  • 兵庫退場時「わっせら? わっせ! わせて?」??
  • タイトル! ほんとかっこいい!! 何か、おかえり!ていうか、青山へようこそ!!ていうか、いやようこそされるのはこっちなんですが、何かそういう気持ちになりました。おかえりぼくのどくろじょう!!
  • おみなちゃん声がちょっと戻って良かったです。またつぶれちゃうかなぁ…。
  • 無界屋の2階 から降りてきた太夫が暖簾くぐって外に出る時、朱塗りの煙管をつけて片手に持って出てきた。で、おみなちゃんが下手側の建物内から煙管セットを持ってきて、太夫がそれにカン!てしてた。
  • 上手側の席だったんですが、太夫ストリップ中に下手の袖の壁に背中貼り付けて、わなわなしながら見てる兵庫の姿がチラ見えしました(笑)。ぷるっぷるしながらガニマタで壁に背中くっつけてみてるの(笑)。で、耐えきれずに飛び出す、と。
  • 久々に、鼻の下を伸ばす捨様を見られました。
  • 捨之介の台詞、「俺は女の達人だからな、見りゃあわかる!」が、「これでもずいぶん、色んな女に出会ってきたからな、見りゃあわかる!」に変更されてました。まぁ云いたいことは同じよね(笑)。
  • 兵庫、「ついでに俺の面倒も♪」また踊ってた(笑)。
  • そして遊んでく捨様のモテモテっぷりがさらに上がっていた(笑)。モッッテモテだな!!
  • 蘭兵衛さんご登場、も舞台の左右が若干狭いのと、下手側の花道も短いので、何というか飛距離*1が短くなったというか、ちょっときゅうくつそうに見えてしまった。
  • 沙霧の派手な仮病に対して捨之介、「おっ! おいおい、大丈夫か!?」
  • 蘭兵衛さんとの会話での捨之介が、大阪より軽妙な感じになってる。緩急や激昂するところも変わってるねー。「そいつをいったら俺も同罪だ」って、大阪ではキツく云ってたけど、茶化すっぽく軽やかになった。
  • おみなちゃんがいなくなった!て太夫が走り込んでくるところのBGMが大阪よりスロー再生になってキーが下がってました。あの曲知ってるんだけど(笑)。
  • 天魔王さま二度目の御降臨。出てくるのがふつうに見えたぞ(笑)。鉄機兵、マントで隠した?
  • 立ち姿の美しさに磨きが掛かって見える(笑)。久々なもので…。しずしずと前に出て立ち止まる時の足とか、完全に振りですよね。ポジションだよね。
  • 天魔王さま仮面外すところ、BGM増えてません? 前からあんなだったっけ?
  • 狸穴さん出てきて後退するパも美しい。
  • 沙霧が襲われた!?て走り出す、「急ぐぞ蘭兵衛!」後の音楽もキーが下がってる。
  • 三五とカンパチ再会時の沙霧の台詞、「あー!荒武者隊を出たり入ったりしてた?」してた感じの?はなくなった(笑)。
  • 三五のダンゴ虫潰し、「おるぁしねよこらぁ、才能がねぇんだよ無能集団! しね金魚のフン!!」ひどいわ(笑)。
  • 三五vs生駒のお名前バトルが派手になってた(笑)。三五がやたら「不肖この小田切三五が!」連呼、でも生駒さんはあくまで「鉄機兵!」としか呼ばないの(笑)。
  • 本日の最大爆笑ポイント。囚われの障月さん脱走スタイルが、ふんどし+黒紐亀甲縛りなのは同じですが、背中というか腰の後ろ部分の紐から白い紐で結わえられた干し柿が4つくらい連なって、4〜5本腰みのみたいにぶら下がってました…(笑)。しぬかとおもったぜ…。
  • そのまま、「この程度の戒めで」てY字バランス(笑)。
  • 沙霧の「家康は調子いい奴だから」発言に、狸穴さんをガン見して笑う蘭兵衛さんが美しいのです。今日は鮮やかに笑ったよ…。
  • 兵庫、絵図面は渡したからもう大丈夫、って云ってから「…そんな簡単な問題じゃねぇか…」で噛んでた(笑)。
  • 蘭兵衛さん笑わせポイントは、何か早々に後方奥まで蘭兵衛さんが逃げちゃって、その後もしばーらく背中向けてたので、早々にヤバかったんだと思います。
  • 「いーことにきがついたねらんべぇくん!」「こまったよねぇらんべぇくん!らんべぇくーん!!」スキップしながらしばらく貼り付いてました兵庫。無表情を保つ蘭兵衛さん。
  • 捨之介の「お前にしちゃあ上出来だ!」背中は叩かず、肩を抱いて小突く感じ。かわゆかった!
  • 「それまで、てめぇの心にどんな波風が立とうと、知らぬ顔の蘭兵衛を決め込め」て云いながら、捨之介が蘭兵衛の胸を指先でたしたし、と叩いていた。…捨様、惚れますがな…。
  • その後の、太夫に対して取り繕うように明るく振る舞う蘭兵衛さんが、いつになく朗らかでちょっとびっくりした(笑)。
  • 贋鉄斎が捨之介に襲いかかって(笑)から、寂しかったんだよぉ!と泣き崩れるところ、「っつか寂しいんだよぉどうにかなっちまいそうだよぉ〜」て泣いてた(笑)。
  • 蘭兵衛さんの笛殺陣、舞台が狭い所為かな、蘭の花の配置も違ってた。奥から手前に向かって斜めに並んでた。
  • そして蘭兵衛さんの笛が! やたら長いけど刃はついてないぞ?と思ったら、鉄機兵に囲まれて「どけ。死にたくなければ」って云いながら、長かった笛の両サイドを…スポッと…あの、鉛筆キャップ的にカバリングされていた刃が出てきま したよ…そう来たか! でも音は出ないよね(笑)。
  • しかし笛殺陣がずいぶんとゆったりした感じになっていました。 大阪に比べて、スピード感がゆるいというか、太一くんがずいぶんと余裕あって動いてるなぁと。曲のスピード変わってなかったと思うので、手数が減ったのかなぁ。
  • 羽織の袖がたくさん絡まってました。でもいいの美しいから。
  • 2幕。立つなりマントに椅子が引っかかる天 魔王さま。「駿府の狸か?」て云いながらその椅子を後ろに蹴飛ばしたのかっこよかったです(笑)。邪魔になるもんね!
  • 敦盛で「滅せぬ者のあるべきか」2回目の時に一瞬、身体を下手側に、顔を正面に向けて立つ瞬間があって、その立ち方がすごく背を反らしてて、すごく…良かったんです一瞬だったけど。くくっと 背中反らしてて美しかったの。
  • 「流石に花は散り頃を知る…か」の前に、畳んだ扇で足の脇をぺしん!と打った。
  • ァいいか!だけアが付いた。
  • 相変わらず、鼻濁音美しく響きます。
  • わくわくは、あ゛〜〜〜〜っ!と奇声を発して息を吸って、そのまま息を止めるように数瞬固まってから、座ったままわくわくするよな、な ぁ蘭兵衛!と比較的普通に云いました。のた打ち回りもせずじたばたもなし、新しいパターンだ。
  • 無界の里の男と女、その命。と取引条件を提示する蘭兵衛さんの後ろで、杯を渡される天魔王さま。蘭兵衛の言葉をフン、と鼻で笑い、軽く舌打ちして杯を呷る。飲み下す時の「…んんっ」て息遣いがたまらんのです…。
  • つまらんなぁ、は軽く笑って。
  • 交渉決裂、蘭兵衛が「それは残念だ」と置いてあった剣を抜く時、鞘がちょっと飛んで、一瞬それを気にする太一くん。
  • いい目だ!で突き出した右手に赤マントが絡まる。
  • 天蘭対決。天魔王さまがやたらマントを左手で翻すので、すっごく、ひらっとしていました…引っかからない対策なんだろうけどすっごくひらっふわっとしてた!
  • はい。斬れ。すごく普通に云った。
  • 「この命のやり取りのひとときが!」息継ぎなし。
  • ふらふらんべぇさんにさらに磨きがかかって…パワーアップされて… 見てるわたしがふらふらですよ…。殿の面を突き出されて、膝立ちで仰け反るようになってからがくっと前にくずおれるとか…。
  • 蘭兵衛さん、夢見酒前の息遣いとか凄かったです。今日はちょっとうっとりしてらした。
  • 立ち上がって一瞬動きを止めた瞬間に、口元から一筋の赤が…見事だ…。
  • 沙霧乱入。許さない、許さないぞ天魔王!の沙霧を、ものすごい変顔で見る天魔王さま。
  • ふらふらんべぇさんの人差し指だいすきです…。
  • 沙霧が逃げた後、膝突いて刀にすがりつくようにしている蘭兵衛。
  • 東京の客席は全体的に笑わないよね。妙声フラッシュでも笑いがあまり起きないとか。
  • 天魔王お遊びシーンは、捨にご挨拶も小道具持込みもなし。南蛮渡来の〜は全部口パクした。ワイングラス受け取って、 生駒の膝にごろんと膝枕して脚を姫蝶に預けてワイングラスを揺らす。ご満悦。
  • 姫蝶は足揉み、生駒は腕の辺りをなでなで。膝枕のまま「勝てるにきまってるじゃんなぁ」
  • グラス片手に起きあがって、何か酔っぱらい顔になってた(笑)。
  • 足下に捨之介の刀が転がってきたのを見下ろす天魔王さま、妙声が拾いに来たのをにっこり見てうむ。と頷いてた。
  • 今日もグラスの一滴を舌先に。
  • 大阪よりふらふらんべぇさんのお耽美度が上がっている気がします。時間空いて記憶が薄れた所為かな…。
  • 「今となっては…フフフ…下らん縁だ…」笑う蘭丸さん。いいわー。
  • 「あの世に行く時でさえ、あの御方はひとり早駆けで先に行かれてしまわれた…」の蘭丸がめちゃくちゃ可愛かった。
  • お尻痛い兄さの痛いリアクションが大きくなってた(笑)。座ろうとしてイテ!てなる時にブリッジになってた(笑)。
  • 兄さ口説きのカンパチも台詞というか遊びというかが増えてた。
  • 天蘭無双は何かもう今日やたら二人ともくるんくるん回るから目が追いつかなくって大変でした。下手したら移動の半分くらい回ってるんじゃないの?てくらい主に蘭兵衛がくるっくるしてたわ…ユニゾンターンはっきり見えたのはいつもの2回だけど、他もずいぶんと回ってらした。
  • 最初の抜刀から、一階と二階でシンクロしてるのたまりません。
  • 一階と階段で女の子斬るのも同時です。いいわ…。
  • 上手で黄平次をずぶずぶと痛めつけてから斬り捨てた蘭丸が、左手の袖で刃の血糊を拭うのが、毎度美しくてうっとりしてしまいます。
  • とにかく良く回る。くるっくる回る。
  • 「楽しいか蘭丸!」に満面の笑みで私が応える。ああ楽しい!!!!
  • 立ち上がるカンパチを、あらあらかわいそうにねぇ(笑)って顔で見下す天魔王さま。
  • 蘭丸の袴が黒地に銀の鶴模様で美しい。あれ天魔王が誂えたのかしら蘭兵衛が仲間に入るの嬉しかったんだろうなぁ(笑)。
  • 半蔵さんから引く時のシンクロターンは鉄板。
  • 蘭丸の低ーい構えもほんと美しい。
  • 大阪ラスト2回でヘンテコイントネーションだった「さもないと?」 は普通だった。
  • 天下を制するは秀吉でもなければぬしでもない、この第六天魔王!って刀シャキーン!と立ててかっこつける天魔王さま。格好良いです。
  • 納刀タイミングは惜しいなぁ。
  • 青山、照明がやたら派手になってました。火の手が上がるところとか凄かった。あとピンスポびしびし当たるし。
  • 兄さが鎌をじっと見つめて、決心したように兵庫の後を追って走り出すところ、しびれる。泣ける。
  • 落ちてる刀は拾わな…で斬られる妙声さん。「妙声ショックーー!」がただの「ショックーーー!」になってた。
  • 兵庫が研ぎすぎて短くなっちゃった刀で戦おうとするところ、抜刀して切りかかるも全然届かず勇健障月と顔見合わせた後、刀でヒゲ剃って手のひらで受けて、ほら剃れてるー!みたいに差し出してました(笑)。一瞬手を覗き込む勇健障月も 面白い(笑)。
  • 太夫の仕込み銃、発射時にマズルフラッシュ出てびっくりした…!
  • 甲冑捨之介と牢屋にて。「天魔王、貴様…!」に「ちゃうちゃうちゃう!違うな!!」おもしろいぞ。
  • 笑いながら殴る人、楽しそうだわ。将監さんに止められるとあっさりやめるのも面白い。
  • 「貴様は天魔王。この世の…破壊者だ…」最後を囁き声で云ったの、何か良かった!
  • 捨之介に殴りかかる沙霧、2発目を手のひらで受け止めるところ、受け止め損ねて手首をがっと掴んで止める形に。
  • かねてから色んな憶測と曲解と深読みの的だった天魔王の「蘭兵衛か !」呼びが、「蘭丸か!」に変更されていました。あら変わっちゃったの! 戯曲も蘭兵衛だったし、敢えての蘭兵衛呼びかと思っていろいろ理屈こねたのに(笑)。
  • 艦隊は急遽国へ帰った…トカ。ここ毎回可愛いな。可愛いっつか小憎たらしいっつか(笑)。
  • 蘭丸が「貴様が何を企んでいるかは知らんが、俺は家康の首を取る!」と云った時、蘭丸の背後にいた天魔王が一瞬、ムッとしたというかイラッとしたというか、不快感を露わにした表情を見せたのが、印象的でした。何か、ピキッとなったの。
  • あの、ずっと、ここの最初に「蘭兵衛か!」って呼んでたの、城を捨てると決めた時点で蘭兵衛も斬ることにしてた、その切り捨てる感が図らずも出ちゃった感じかなぁと、勝手に解釈してたんです。蘭丸じゃなくて蘭兵衛、て認識することで、これはもういらないって線引きしたのだろうと。それが、「蘭丸か!」になると、とたんに…切り捨てる気ないじゃない天魔王!ってことに…。
  • ってことは、天魔王は、城を捨てて関東髑髏党を壊滅させて、策を練り直して再び世に出る時に、蘭丸も一緒に、って思ってたんじゃないかと…そう思えてしまうのですよ…。
  • 将監さんはあれ、捨之介の首を天魔王の首として秀吉に献上することによって生き残りが計れるって算段ですよね? でうまい具合に秀吉に取り入って天魔王復活の機を窺うんですよね?
  • 将監さんはともかくとして、蘭丸を斬る気は、少なくともこの直前まではなかったんじゃないかと、それが、蘭丸が自分の思う道から逸脱しようとした、それが我慢できなかった…のか、意に添わず勝手に動く者は排除なのか、とにかく、家康を斬ると蘭丸が云いだしたのが、蘭丸を切り捨てるきっかけになったんじゃないかと…勝手に思ってしまったのです。
  • だから、もし蘭丸が、家康を討つって云い出さなければ、勤めご苦労しなかったんじゃないかと…。
  • 殿の敵を討つのが最優先の蘭丸と、関東を第六天に変えるのが目的の天魔王。ふたりの目指したところは、方向は同じだったけど、行く先は違う道だったんだなぁ、とか…。
  • そんなこんなですが、斬られても蘭丸は美しいんです。斬られてくるっとするのも美しいんです。
  • 天魔王を太夫の轟雷筒からかばう蘭兵衛、後ろから抱えて支える天魔王の手を、「俺も貴様や光秀と同じになる!」て云いながら振り払った。肩掴むとかは見たことあったけど、振り払うのは初めて見たので、ちょっと…てんまショック…。
  • その後背を向けた天魔王の「愚かなヤツだ!」が、振り払われない時よりも悲痛に響いて聞こえました…ううう。蘭丸か!ショックと相まってよけいに悲しくなった…。
  • 行かせん!!って立ち上がろうとする蘭兵衛が、立ち上がれなくて膝から崩れるのが、痛々しくて、でも綺麗で、困る。
  • 捨之介覚醒モード。ここほんとに、覚醒って感じ。
  • 刀を拾い上げて抜刀、鞘をぶん投げる捨之介。投げた鞘が上手側の灯りにぶつかってちょっとヒヤッとした。
  • 百人斬りはクロスキャッチも2回目も成功! すっごく良くなってほんとかっこよくなって…おばちゃんうれしいよ…!
  • 捨天対決。「確かに前なら無理だった〜♪」て歌うように云う捨之介。めらめら炎が見えそうなくらい本気なのに、この軽さが、無理して軽く云ってる感で、それがとっても捨之介らしいなと。
  • 無敵の鎧がダメージ食らう度に、照明が派手に光って、おお食らってる!とわかりやすかった。ほんと格ゲーみたいだな。
  • 仕込み刀その1の出し方が、一度下手側に刀を振ってそこで出すので、仕込み刀が出た!っていうのがよくわかりました。
  • がその2の脳天ぶっ刺しが…切っ先が滑って一度で入らなかった! 惜しかった! 入れなおして、ずずっと突き立てた。どういうギミックなのかなあれ。
  • 「そんなのアリかよ?」は変わりなく。
  • 血しぶきというかだっくだく出てましたね。ぴゅーっと出てた。
  • やはりスローモーションからのシルエットは…泣ける…。一度舞台際まで出てきてから、背中向けて奥へ進んでいくのが、好きです。
  • ラストのシルエット後のスモークが凄くて、生き残った捨が出てきても若干かすんで見えた(笑)。
  • 足擦りほんっとかっこいい。こんなに決まるようになるなんて…!
  • ラスト。りんどうって呼んで、て太夫に云われて、初めてりんどうって呼ぶ兵庫が、「りー…りんどぅ…」って戸惑っててかわゆかったです。
  • りんどうに腕を取られた兵庫、捨之介に向かってサムズアップ! 捨之介も親指立てて応えてました。
  • 「でも、捨之介って名前も、捨之介だー!」に沙霧が「ええ〜?(笑)」て云ったのが、何かイマドキのギャルっぽくて可愛かったです(笑)。語尾にハート飛んでた(笑)。
  • カテコは4回、まず両手をぱんぱんぱんと3回くらい、拍手みたいに打ち合わせてお手振り、2回目か3回目かどっちかはお手振りありでどっちかがなし、最後は仁さんの肩に手を置いてニコニコしながら手振っていなくなりました。2回目以降出てくる時の、甲冑姿でガニマタ気味にひょっこひょっこ走ってくるのが面白くて可愛くて未來さんだなぁと思うのです。
  • 大阪初日に小栗くんからご挨拶があったので、今日もあるかなーとちょっと思ったのですが、それはなし。ハケ際に深々とお辞儀して消えていった小栗捨さまでした。

 全体的に基本を確認するような、スタンダードでオーソドックスな回だったと思います。勘を取り戻す作業というか。頃合いを探る感もあり。でも、特に2幕、ぶわっとドカンと爆発させるところはしっかりぶつけてきてたし、中途半端とか不完全燃焼とは無縁の舞台でしたよ。変更点や新ネタ(?)の御披露目回だし、なんと云っても関東初上陸なので、緊張感高まるのは当然のこと。むしろ、客席も緊張気味というか、探り見な印象を受けました。
 が、やはり少々硬めだったのも確かで、その辺は次回以降、どんどんほどけてくるものだと思っております。お遊びもここから始まるだろうし! お遊び挟んでくればいい、と思える余裕が出てきたことがとりあえず、大変に喜ばしいのでありました(笑)。
 さぁて、ここから始まる、新たなるワカドクロ。変化をつぶさに…とまでは行けないけど、精一杯、伴走して見守って見届けたいと思います! 早駆けでひとり先に行かないでね天魔王!

*1:弾丸イメージで