ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

雑誌掲載 演劇ぶっく6月号

 バラサム特集もあって未來さん×穂のかちゃん対談もある、お買い得な演ぶです。ふるちん×天海姐さん対談は、記者会見の抜粋ですが、ウラケン×粟根さん×聖子さんの鼎談はすごく面白かった! 劇団員アンケートも、中島さんインタビューもいのうえさんインタビューも面白かった! 中島さんの「海戦用戦法」バージョンも見てみたかったなぁ…。そしてPatchy小道具研究所は何と、馬! 馬の作り方! 何の参考にもならん、がとにかくすごいことはわかったよ岳蔵さん(笑)。ほんっと、早いとここのコーナー1冊にならないかなぁ。Patchy取り扱い店舗限定販売とかでもいいから、プトマヨ行くから!
 未來さんは見開き2ページで、1面は今となっては何だか懐かしく思えてしまう「変身」舞台写真。すごくきっちりとスクエアに組まれた写真の配置が、舞台の雰囲気にぴったりで美しいページです。インタビューは妹のグレタな穂のかちゃんと対談で、見慣れたル テアトル銀座のロビーのカウンターテーブルに止まるお二人写真が。公演中の取材とのことで、さすがにグレゴール頭は短いですねー。昨日見たMラバよりだいぶ短いのがわかります。眼鏡にヘッドホンに、おっ指輪だ(笑)。…そうか…そういうことか……*1 *2
 穂のかちゃんの舞台度胸から始まるインタビューですが、そりゃそこから入りたくもなりますよね! あの舞台での穂のかちゃん観ちゃうとね! 未來さんのバーコフ演出に対する言葉が、舞台を観た後の今、すごく納得いくというか、すとんと収まりよく受け取れるというか…「下半身はがっちりしてるんだけど流動的」というのが、ほんっとなるほど!!という感じで。揺らぎはすごく含まれているんだけど、重心はがっちり、どっしりで、がっちりしているからこその自由に動ける上半身で…って、それってダンスにもスポーツにも*3云えるけど、芝居にも云えるんだねー。面白いな。グレタの「プロテクティブ」というのも、なるほどなぁ。
 未來さんが、あの三転倒立封印の時のことに触れているのも興味深いです。アレがあったことによって、未來さんのグレゴールが逆に自由になった、のは、公演を通して観てきてすごく感じられたもの。集中力の持続は…それは大変だったろうなぁと…でも、楽しむ部分をきちんと楽しんで演じてらっしゃったから、本当に一回一回違うグレゴールが生まれたし、正直歌もダンスも日替わりネタもないストプレで、こんなに通いたくなるとは思わなかったけど、何が観たかったのかって云ったらたぶん、そこだったんだろうな。ある意味、全てが日替わり部分、でもあったからな!
 穂のかちゃんの「ウニ」の喩えが素晴らしいです(笑)。そんな、次はウニじゃないものの最高級品が来るからきっと! 次は一番美味しいイクラだから! 未來さんの手応えは、そりゃもう。すごい勢いで、ハードルなのに棒高跳びの勢いで、越えてしまったと思います。森山未來にとって絶対に必要な舞台だったのと同じくらい、この舞台には森山未來が必要だったし、もっと大きなものにとってのターニングポイントになった舞台だとも思うのです。この舞台を生で観たことを、後々自慢できる、そういう舞台だと思う。
 …ああ、見たくなっちゃったなぁ。夢のクリスマス、グラスの触れ合う高い音…。
 粟根さんの人物ウォッチングは教祖イコマノリユキさん*4、プレゼントには変身サイン入りパンフ…だけどサインは穂のかちゃんのみ、らしい(笑)。どういうこだわりなのそれ! もう!

*1:時期的に

*2:下世話なことを

*3:楽器弾くのにも

*4:確かに敬称なしで教祖と呼んでしまう