ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「20世紀少年 第三章」

 レディースデイ初日(笑)で観てきました。新宿ピカデリー、綺麗なのね〜知らなかった! でも設備新しいのに椅子が合わない! 首〜腰が痛いよ〜。ゲキシネは無理だわこれ…バルトの椅子はいいよね…。
 さて第三章、最終章でした。正直何かもう、話的にはかなりどうでもい…いやいや、興味薄れ…えーと、まぁそのー、未來さん出てなけりゃ観ないなぁ、というモチベーションの低さでしたが。3回分も引っ張られるほどソソる話でもないというか…原作も最後の方ぐだぐだというか、広げた風呂敷の始末に困る感じだったし、うん。でもせっかくここまで見て来たし、テレビでおさらいもしたし、クレジットにお名前あるし、忘れないうちにちゃっちゃと見てきましょうか、くらいの気分で。レディースデイ効果か、満席でしたよ。
 でもね! 期待値が低かった分もあるかも知れないですが、これがね、なかなか! 面白かった! 広げた風呂敷きちんと畳んだ! 畳み方はそりゃ随分、無理やり端っこ合わせたなぁ!とも思いましたが、でも何か…3回かけてそんな終わりかよ!!とは思わなかったです。良かったよ。不覚にもじんわりしたよ2回くらい。
 我らがブロッコリー角田さんは、冒頭でショーグンとバディ続行です。何だか角田は掴み担当みたいですね(笑)。漫画家にあるまじき肩〜腕筋は封印して、逃亡生活の厳しさを思わせるバッチい…あー…小汚い…ううん野趣溢れる*1出で立ちですよ。出番そこだけだけどね!
 3章開始前に、1・2章のダイジェストが付いています。そこではうみほたる脱出後の水面角田がいます。あと新宿の教会回想シーンでもチラ写りしてた、けどそのくらいかな。角田のその後が気になるのだけど…そこは各自妄想にお任せってことですか。わかった好きに妄想する。
 角田的にはそんな感じですが、でも角田いなくてもちゃんと、本筋で楽しめたので満足です。最大の謎であるところの「ともだちは誰か」ですが、中身はもうねー。予想つくしねー。マスク外した瞬間のインパクトはないというか、うん、だよねー、て感じ。あ、原作は読んでいるので、筋はわかってますが、細かいところは覚えていません私。ついでに云うとどうやって終わらせたかもあんまり覚えてないので…「原作とは異なるラスト!」というのが…これはなかったよなぁ、くらいのぼんやり加減でしか認識できませんでした(笑)。ていうか原作最後の方、わけわかんないよ!という感想しか記憶がないんだな。それを総じて「ぐだぐだ」と思ってるんだな。ぐだぐだなのはわたしの頭か…!
 残念な頭はともかくとして、エンドロール後が長いです。ここがあれかしら、試写会でも明かされなかった「真のエンディング」ってやつかしら。どうなのかな、蛇足とかいらないとか云われそうな気もするけど、個人的にはすごく…あって良かったです。良いエンディングだったよ。あそこでああしても、何もならないっちゃならないし、彼の自己満足でしかないけど、それでもね。良かったです。しかしそこも…エンドロール見てたら何か…え、その人出てたっけ?てなってしまった(笑)。あんまり真剣に字幕追わない方がいいかも知れないです。
 あとは…古田さん(笑)とか、高橋幸宏さんが…美味しかったですごちそうさまです。カメオ出演も豪華で…バイザーの下にそんな人が! 群衆の中にそんな顔が! そんなのばっかりだからついついエンドロールを追いかけて、…アレ?てなってしまうんだ…(笑)。
 一番のトリック部分が、…えー…? そんなものなの?? いやそうはならないんじゃない??と、ちょっと首を傾げてしまいますが、…いやでもそんなもんなのかなぁ。…なのかなぁ。小学生の頃のこと…忘れちゃうものなのかなぁ。
 もう一度観たい!とは、あんまり思わないけど*2、面白かったです。あの広大な風呂敷を、何とか一応綺麗な形に畳んだ、それだけで充分、評価に値すると思う!
 角田はショーグンの漫画を描いたかな。描いたよね。

*1:

*2:テレビでやればいいや