ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

百万円と苦虫女 舞台挨拶編

 さてさてメインイベント、舞台挨拶。土砂降りの雨が小降りに納まったくらいの渋谷を歩いて、先週早朝からお尻を痛めた1階ロビーを通り過ぎて劇場へ向かいましたよ。
 司会の山内トモコさん*1 *2がまず登場、オフィシャルカメラ以外の撮影禁止*3などの注意事項があってから、未來さんとタナダユキ監督の登場です。
 未來さんの第一印象は、「うっわ私服!」でした(笑)。で、「頭どうなってんの!?」…。とりあえず見た感じは、

  • 白地に薄いグレーの横ストライプ地模様Tシャツ、フロントに黒でモヒカンな人物の左向き横顔が、幾何学図形のパズルみたいな感じで構成されてるプリント、背中には細い手書き風の大きな黒い×印。
  • 履き込んだ感じの黒ストレートジーンズ、右ポケットに何か入ってるっぽい、左腰の前から後ろに白っぽい麻紐?を編んだ感じのウォレットチェーン的な…紐(笑)が垂れ下がってる。
  • 足もとは木の草履。鼻緒が幅広くて、ブルーグレイ×生成の織り柄が履き込んで汚れた結果紺×茶になってる、みたいな色合い。織り柄にミンサーの「いつのよ」みたいな柄が含まれていたので、沖縄でご購入ですか?と勝手に思ったけど違うかも知れないというか多分違うんだろうけど。ちなみに下駄ではなくて草履っぽかった。足裏は前半分がゴム貼り、後ろに行くに従って少し高く(分厚く)なっていて、踵部分の裏には穴が開けてありました(笑)。これは途中、変な形の足で立ってたから見えた。
  • ロングのネックレスをひとつ。シルバーのペンダントトップは、「何か丸いもの」と「何か細長くて尖ってるもの」がぶら下がっていた、ような。指輪はナシ。
  • 頭は、モヘアみたいなふわふわしたニット帽をかぶっていました。縁が分厚いから、一瞬ターバンぽいやつかと思って、それにしちゃ髪がすんごい短くてツンツンしてるぞ!?と思ったら、ツンツンしてたのは髪じゃなくて帽子のニットの毛足だった…。
  • で、ニット帽でおでこ全開で、もみあげも恐らく帽子の中にしまってて、襟足の髪を少々出しておられました。肩の上で外ハネするくらいの長さ、かなり長い。色は黒。
  • タナダ監督と並んで、「…うわ白っ!」て全然思わない。=うっすら日焼けしている感じでした。印象がしろくなかった。腕もお顔も。
  • お顔と云えば、眉毛が若干細かったですよ。ついでに眉尻も短めでしたよ。これは何か…今現在で真っ最中のお仕事がある気配がしますよ…勝手に感じてるだけですけどね…?
  • 懸念されていたヒゲがなかったのも、お仕事中?と思わせるひとつ(笑)。ていうか、オフ中はヒゲがデフォルト化なんですか!? それちょっとやだー!
  • 頬肉はそんなに落ちてなかったです。恐れていた程は。もちろんシャープなラインにはなっておりましたが。…もうちょっと回復して欲しいなー。
  • あと、草履の先っぽから覗く足指がやたらピンクだったのが印象的でした。
  • タナダ監督は相変わらずオシャレで可愛らしい感じで。黒いワンピースに黒いレギンス、編み上げの秋ブーツを合わせて、ノースリーブの上から生成に黒っぽい小さな模様の入ったストールを羽織り、ハットをかぶってました。帽子の影になってお顔があまり見えないのがもったいない(笑)。

 という感じです。トーク内容は、

  • まずはご挨拶。「雨の中わざわざお越し下さいましてありがとうございます」「正直、映画ってこんなに長く続くんだなー、すごいなーって(笑)」公開からずいぶん経ってるのにまだこんなに満員でありがとうございます、みたいなことを云っていました。うん、舞台挨拶なくてもけっこう入ってるらしいですよねー。
  • タナダ監督は、こんな雷雨の中ありがとうござます、この後映画を楽しんで行って頂ければと思います、的な。
  • 脚本を読んだ時の最初の印象を訊かれ、「すんなり入ってきた」「言葉やト書きがちょっと違和感があって、そこが心地よかった」と応える未來さん。「違和感のある心地よさ??」と司会者さんに聞き返され、「…さらっとしてたらつまんないじゃないですか」どうにも、何かどっかが引っかかる、さらりとは流せない、でもそこがイイ、みたいな感じでした。
  • 蒼井優ちゃんと未來さんはアテ書き、という監督。
  • 顔合わせは近く*4で、監督とプロデューサーと優ちゃんと未來さんで。初対面で挨拶して、台本をこう(とめくる振りをする)めくって、「……。だいじょうぶですね!」って。
  • 中島を演じるにあたり、ゆっくりした動きを心がけるようにしたとか?と司会者さん。未來さんは、「根がガサツなので、こう…(首をバッと高速で動かす)いう風な動きにならないように…とは思ってましたけど(笑)」うん、何というか、機敏というか、身体のパーツをある場所から次の場所へ動かす速度がやたら速いというか、だもんね…。啓吾の敬礼を思い出しました。
  • タナダ監督の未來さん話。普通は汗をかくシーンは霧吹きで作るけど、森山くんは、炎天下にレインコートを着込んでその辺を走り回って、本物の汗をかいていたそうです。それを見て、「あれ誰?」って云ったら、「あれは森山さんが何かやってるんです」って云われたそうです(笑)。
  • 未來さん曰く「正直ちょっとやりすぎですよね(笑)」とのこと。…あなた発汗いいんだからレインコートなくても充分じゃありませんか…? 新陳代謝が良すぎるんでしょ〜?
  • そんな未來さんを「褒め言葉ですが、役者バカ一代」と称する監督。
  • でも「そんなに寄ってないからわからないかも知れない」そうです。一滴汗が滴ってるのが撮れてたんだけど、って。見えなかったらDVD買って確認して下さい、とも。
  • レインコート激走は「倒れなくて良かった」「倒れてたらヘタレ伝説になってた(笑)」と監督。それを受けて未來さんも「…自爆…(笑)」と。ほんとに良かったですよ。
  • 自分の番じゃない時は、マイクごと両手を後ろに回して待機してる未來さん。
  • 今だから云えるエピソード。未來さんは、メイク室が涼しかったのでよくそこで涼んでたんだけど、そこで優ちゃんが腹筋をしてて、でも5、6回くらいしかできなくて、…まぁ華奢ですからねほんっとに…(笑)、みたいな。ええー6回できたらすごいよー。私まともには多分0だよ0。
  • そこで未來さんもやって見せたりしなかったのかなー。6回を笑うってことは、延々とできるんだろうなぁ…まぁ当たり前だろうけどなぁ。
  • 監督のエピソードは、中打ち上げ*5でみんなで呑んだんだけど、未來さんがかなり酔っぱらってて、「けっこう目が据わってた(笑)」そうです。
  • で、未來さんは自分でカメラを持っていって撮ってたそうですが、何も写ってなかったとのことで。どんだけ酔っぱらったんですか。
  • 撮影中の未來さんを「優ちゃんと並んでると、男性なんだけど本当にしなやかというか、ふたりとも綺麗」と褒める監督。でも、酔っぱらってる時は、「私がもし事務所のマネージャーだったら、門外不出の映像」レベルだったそうです。何をしてたんですか一体。
  • 未來さんはイヤな汗で「脇がちょっと…ヤバイです(笑)」だって。
  • あと、差し入れ話。けっこうしてたんですよね?と話を向けられると、「めっちゃしてると思ってたんですけど、今考えてみるとそうでもなかったかも…」と。パイナップルしか覚えてないみたいだったけど、パイナップル以外にももうちょっとしてた様子です。
  • 今まで自分からそういうのをあんまりしたことがなかったので、自分ではすごく…(片手でガッツポーズ)、って感じだったんですけど。でも、それほどでもなかったみたいです(笑)。ガッツポーズが可愛かったのです。
  • 撮影中はダンスライブの稽古中でちょっと煮詰まってて、「こんな時に撮影入れちゃったよ…」って感じだったんだけど、でもすごくいい流れで、どこも無駄がなくて、すごく豊かな気持ちで稽古に戻れた、そうです。それであんだけのもの作れて、ホント良かったよねー!
  • 印象に残る旅の思い出。未來さんは五右衛門東京と大阪の間で3日くらいオフがあったんで、ハワイに行こうか北海道に行こうかすごく悩んだそうです。
  • ハワイにすごく興味がある、と未來さん。こういう暑い時期に、ひとりでリゾート地に行くって面白そう、とかそんなの…で監督に「すんごい寂しいと思うよー」って云われてました。面白い人だなぁ未來さん。自然が豊かで、それに惹かれたとか。
  • でも移動時間がもったいないから北海道にしたそうで。美瑛と麓郷に行ったそうです。いいねー美瑛! 昔シュラフ背負って女子3人で寝袋&ユースホステル旅行したよ!
  • 美瑛はじゃがいもが名産で、カルビーのポテトチップスは美瑛のじゃがいもでできてる、と監督のプチトリビアが。ちょっと調べてみたら、必ずしも全部がそうというわけではなさそうな…。でも、「産地限定」表示のちょっと特別なポテチは、美瑛の契約農家のじゃがいも使用!とか大きく書いてある、みたいです。ふむふむ。
  • 実は「北の国から」がものすっごく好き、だそうな未來さん。はつみみー(笑)。麓郷に行って、五郎の家も、石のともうひとつとどっちももちろん行ってきたそうなー。で、それだけでもう、「グッ!と、グッ!!と…(笑)」と胸元を掴むふりをする未來さん。心臓鷲掴み的な(笑)。
  • 麓郷の森で260円の牛乳があって、じゃあ牛乳飲もう、と」という未來さんに監督、「ちょっと、いやな予感が…(笑)」と口を挟みます。それを「…うん、まぁ聞いて下さい(笑)」と制して続ける未來さん。
  • 260円もするんだからこの辺でとれたさぞかし美味しい牛乳なんやろと思って、この牛乳下さい、って云って、「ハイわかりました」ってコップ置いて、そのままメグミルクの赤い紙パック取り出して、目の前で…とショッキングな経験を語って下いました…それは…ショックだ…。
  • せめて瓶に移し替えるとか、(カウンター下でこそこそする身振り付きで)隠すとか、すればまだ、うそでも楽しい気分になれるのに…と悲しい思い出になってしまったそうです…。もう麓郷に行くことはない、とか云ってました…。
  • 司会者さんがフォローなのか、メグミルクとは云えその場所で取れた、東京で買うのとは違う味だったとか…?と云って下さいましたが、ショック受け中の未來さんにはそんなのもすでにわからず。だよねーだってそういうのって半分くらい、気分じゃないかと思うものー。喩え同じものだって、環境と気分と「つもり」で全然違って感じられると思うもんねぇ。
  • 右手でマイクを持って、左手は時折、帽子の中のこめかみなんかをぽりぽり掻く。人差し指を突っ込んで、他の4本はピンと伸ばして掻く。
  • 監督の旅の思い出は23の時に初めて一人で海外に行こうと思い、ポルトガルに行ったそうです。ポルトガルと聞いて、「おっ!?」と反応する未來さん。
  • すごい良かったんだけど、とにかくみんな鼻毛がすごい出てる!という監督。に、「そうなんです! 鼻毛出てるんですよねー!」と大肯定の未來さん(笑)。
  • 何か、とにかく半端じゃなく出てるらしいです、鼻毛。バカボンのパパくらい出てるとか、牛乳飲んだら鼻毛に牛乳付いちゃうんじゃないかとか、とにかく鼻毛インパクトがすごかった監督。未來さんも「女性の方も平気で出してるんですよねー」とか云ってました。すげーなーポルトガル。おおらかだなぁ(笑)。
  • で、30代半ば〜後半の男性に話しかけられて、言葉わからないけどその人も*6 *7鼻毛がすごい出てて、要するにその人はナンパだったそうなのですが、「鼻毛切って一昨日来やがれ!」て云ってやりたかったけど言葉ができなくてとてももどかしかった、とのことです(笑)。
  • そんっっなに出てるんだ…。
  • 後半未來さんは、マイクを口元に当てる前に話し始めることがしばしばでした。忘れないかちょっとヒヤヒヤした。
  • 百万円あったらどんな旅がしたいか?との質問に、未來さんは「金が尽きるまで本州を歩き回りたい」そうで。本州なんだ…!と思いました(笑)。本州限定なんだ…?
  • 今はお忙しくてそんな時間も取れないんじゃないですか?と気遣われ、無言で首を拈る未來さん(笑)。忙しいんですね。何だか知りませんけどね。レントもあるしね。
  • 監督は、豪華な船旅には足りないし、またポルトガルですかね?(笑)と。ぜひ鼻毛のカレを見つけて、「鼻毛切って一昨日来やがれ」リベンジをしてみて頂きたいです!
  • 最後に一言。監督からは、「ロードムービーなので、一緒に旅をして頂けると嬉しいです」「森山くんも出てくるので、いつ出てくるかと楽しみにしていて下さい」みたいな。
  • この監督挨拶の前辺りから、両足の裏を内側に露出させて、足の外縁で立つ未來さん。立ちっぱなしで足首動かしたくなったのでしょうか。あれでずっと立ってるのもすごいなー。
  • おかげで草履の裏が良く見えました(笑)。
  • 未來さんは「去年の一週間、本当に素敵な現場に入れて、色んなものをもらってそこを去れたのが、とても嬉しかった」「そういうのが、僕のシーンだけじゃなく、映画全体にあると思うので、ぜひそういうのを感じてもらえたら嬉しいです」的な。
  • でおしまい…だったと。多分。
  • あ、どこかで…多分最初の方で、監督のオーラが現場を包んでる…みたいな話をしてる未來さんが、オーラが出てますよーみたいな大きなジェスチャーをしてたんだけど…どこでしてたんだっけ、ていうかどこで監督のオーラの話が出てきたんだっけ? 監督の印象とか訊かれた時?? わー覚えてないっていうか思い出し忘れたっていうか!

 そんな感じです! 和やかでやわらかくてきもちいい舞台挨拶でした!
 しかし未來さんの旅話にはどうしてこう、残念エピソードが毎回付いてくるんだろうか(笑)。NYは飛行機乗り遅れるし、ポルトガルじゃバイバーイ! ガシャーン!だし、…鳥取は大丈夫だったんだっけ? まぁ旅の事件はいい思い出だからね☆

*1:調べた!http://www.tfm.co.jp/personality/personality.php?id=67&from=p

*2:アナウンサーさんなのかな?

*3:てことは写真などは公式サイトに上がるんだと思います

*4:渋谷の?? その辺って感じ??

*5:「ああ、新宿…」と未來さん

*6:頭はげてるけど

*7:別にいいですよね、堂々とはげてる方が男らしいですよね、と監督