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ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「なむはむだはむ」@東京芸術劇場シアターウエスト(3/4夜)

 当初はマチネのみの観劇で帰るはずだったのですが、我が瀬戸芸師匠がソワレ当日券で観ようかなーと仰るので、ならば我も!と急遽当日券で観てきました。当日券は各回20枚くらい出るそうで、指定席が数枚と、自由席が整理番号20番台後半~、という感じでした。平日ならもうちょっとありそうな感じ。

 今回はまた新しい…初めての展開やらニューバージョンのお披露目やら、もりだくさんで…まだまだこんなに変わるし変えられるし違うものに出来てしまうし、新鮮にびっくりさせられてしまうって…本当にすごいなぁ。まさかのアレがそんなことになっていて、とても驚いたし、素敵だった~。
 セトリとメモは下に。

 

 

 本日のセトリ。「きょうりゅうのえいがかん」が頭にあるってすごくないですか! すごい!!

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 あと物販コーナーにいらしたお三方がとても似ていらしたので。前野さんは、前野さんグッズを購入するとスイッチが押せて踊ってもらえるそうです。こういうのクリスマス時期に良く見るよね(笑)。

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  • 入ったときには誰もいなかった。
  • 下手奥から岩井さん出てきて、新たなる演劇の敵の話や免震構造の話から、ワークショップ形式へ。今回は子どものお客さんもけっこういて、でも少し前まで子どもだったお客さんにもぐいぐい行く岩井さん。
  • 太陽がホームランを打ってチョコレートが溶けて美味しくて、虫歯になって菌がいっぱいになって死なないで、歯医者に行って殺された。
  • 未來さん穴から出てきて、歯医者で治してもらって外に出て、車に跳ねられて死ぬ。
  • 前野さん出てきて、車に跳ねられないで飛び乗って、車が空を飛んで死ぬ。
  • 車が空を飛んで死なないで、毒ガスが充満して死ぬ。
  • 太陽は毒ガスでは死なないでしょ、とガスに打ち勝って、月とぶつかって死ぬ。
  • 太陽と月がぶつかるなんてロマンチックじゃないもうちょっと進めようよ、とぶつかって弾けてキラキラを吸い込んで死ぬ。
  • 死なないで宇宙人来て歌を歌って死なないで、星を渡って落とし穴に落ちて死なないで、無重力で、ブラックホールで、ブラックホールでモグラに出会って、持病で、バン!って何!?、ビッグバン、でどんどん死ぬ。
  • 未來さんと前野さんが動かなくなり、岩井さんがひとりで死に続ける。子どもがすっごい笑ってた(笑)。そして全員動かなくなる。
  • 未來さんひとり立ち上がって、「きょうりゅうのえいがかん」。指スナップでリズムだけを刻むと、倒れている二人も指を鳴らし始め、起きあがる。
  • バンドブースの方へ歩いていく3人。前野さんがベース、岩井さんがエレキギターを構えて、未來さんは手前の穴に入って、下からマイクスタンドを上げる。バンド!? 
  • ロープに巻かれることなく、マイクを通した歌声で、エレキギターとベースで聞くえいがかんは、よりアダルティでブルージィな雰囲気でめちゃくちゃ格好良かったです。お顔が見えるのもよいね(笑)。
  • 入れなかった、のリフレインをセルフでディミニエンドさせながら、ゆっくりと下へ沈んでいく未來さん。セリっぽいけどそれもセルフですよね(笑)。
  • バンドの演奏は続く中で「おじいさんがいないかぞく」、流れるテキストと続く演奏、途中で真ん中の穴から未來さんがバン!と顔を出して、そこで演奏中断。テキストだけ終わりまで流れる。
  • 穴から出てきた未來さん、紙を手に、次これね、とひらひらさせる。楽器を置いて出てくるふたりに「前野さん、最近でも昔でも、大きな怪我したことある?」
  • 前野さん、「最近…そこから落ちまして…」とセットを指す。あっ(笑)。未來さん「そんなこと云っちゃうんだ(笑)」
  • じゃあそれを身体で表現してください、と云われて、ツルッといってバン、バーン、と足を滑らせ肘を打ち腰を打つ、感じに動く前野さん。うん…それ見たことある…。
  • それを何となく4拍の動きにしていく未來さん。片足を前に蹴り出し、肘を出し腰に手をやる、みたいな。
  • 次に岩井さんに痛かった怪我を聞くと、学童で遊んでいる時に何かよじ登る系遊具を肘で匍匐前進みたいに登っていたら一番上で釘が出ていてそれにぶっ刺してアー!って。うひゃあ!!
  • 見ていた未來さん、うっわぁって顔しながら後ずさると穴に落ちそうになる(笑)。おっと!ってなってました。よかったーおちなくて!
  • じゃあそれをふたりで、縦に並んで繰り返させて、その間にHの横棒状態で挟まる未來さん。そして前野さんに、「痛みが全身を駆け抜けるように」と廻りをぐるぐる走り回らせる。
  • 次に、痛みと快感が4:3の割合で、とか云って、その4:3の内訳を挙げながらくっついていく。痛かゆい!とか頭!(痛い)とか足首!(ぐねる)とか冷や汗!とか。最後に岩井さんが「もはや何も感じない…」って倒れると、じゃあ死にましょう、って未來さんがコロで運んで穴に落とす。
  • 穴から出てきた岩井さんに、前野さんの足をもって運ばせて立ち上がらせると、前野さんが怒って「全部おまえのせいだ!」と罵倒させる。
  • 自分にも怒りの矛先を向けさせる未來さん。聞いてんのかこるぁ!とアテレコしながら。
  • 「この界隈に住めなくするぞ! この辺の感覚系統に住めなくするぞ!」痛みの設定が辛うじて生きているっぽい。
  • おしまい! こんな感じで!と終わらせる未來さん、何が!?ってなる岩井さん。
  • でもこれを通しでやってみる上にテキストが乗っかるとね…あら不思議、なんだよね…。その、あら不思議!の瞬間が気持ちよくて大好きです「にじいろのうま」。
  • から楽しくなってきちゃうダンシングタイム最高です!! 可愛い!! 楽しそう楽しい!! 覚えられない!!
  • 踊りながら穴に落ちて消える前野さんと岩井さん、音がなくなってもひとりで踊り続ける未來さん。ここに、住んでも、いんですか、やったー!とか云いながら踊ってた(笑)。
  • そのままキレッキレに踊り続けながら「ガイコツ」スタート。めっちゃ踊るガイコツだな。
  • 前野さんは窓から顔を覗かせている。
  • ホームランの辺りからガイコツっぽい動きになった。それまでキレッキレよ(笑)。
  • ホームランボールが命中する瞬間に、窓からギターと前野さんが降ってきてガイコツ未來さんに命中していた。
  • 立ち上がって前野さんを見下ろす未來さん、前野さんの上で…前野さんを使って、バラバラになっていく。
  • 空を飛ぶ鳥が黒い海みたいに見えた歌*1、は今回も明るく爽やかな地中海の風を感じる雰囲気だった。好きよ。
  • いつも折りまくっているシャツの袖が左だけ下りてきちゃってて、それがちょっとかっこよかった未來さん。
  • あっそういえば衣装は、岩井さんが薄グリーンシャツにスカーフタイにサスペンダーに黒か紺のジャージパンツ、未來さんが赤紫系の細かい柄シャツに蝶ネクタイ、カマーバンドにグリーンシャカパン、前野さんが黄色いシャツにサスペンダー蝶ネクタイ、グレーのジャージパンツ、でした。
  • 前野さんはやっぱりポーキーって鳴く。けどガイコツはくっつけなかった。
  • 未來さんはほっぺをぷっくぷくに膨らませて、ゴリラみたいなポーズをとって、岩井さんに「できましたか?」とか訊かれていた(笑)。ポーキーを肋骨にした!
  • ちょうえつ100万年!で正座してお焼香みたいに人差し指と親指の先をこねこねするガイコツ。
  • 曲がらないけど脱走するガイコツがとても…曲がらなかった。全身で曲がらなかった。
  • 赤ちゃんにポッキー取られるところで、ポッキー的な細長いものをカリカリもぐもぐ食べる真似?する未來ガイコツ。自分で食べてる(笑)。
  • 笑顔と激痛はオーバーハングを駆け上り滑り落ちる。全力だな…。
  • 骨カスになっていくガイコツ、仰向けから両手両足を宙に浮かせて、蠢かす手指が美しい。
  • おかえりの歌の間もほとんど、床の上を這うように動いていました。きれいだった。
  • サメに食われてぶふぉわぁってなって穴に消える3人。
  • 「長い毛」テキストが読まれ、上から穴に向かってロープが降りてくる。そのロープが話に合わせて時たまぴくぴく、と揺れる。舞台上にはロープが1本、その揺れる様を眺める時間だった…。
  • からの、「クローバーストーリー」ここで!? 長い毛の1と2の間に他の演目が挟まるのも初めて遭遇するパターンでした。
  • 何となく、バンド色の強めな回の印象ね。
  • 前野さんがマイクとロープの先を持って登場。歌の合間に張り巡らせていく。おお! 前野さんが!!
  • まずは可愛らしめに1回歌う?と、2回目からはベロンベロンしながら歌ってた。クローバーストーリーやっぱり名曲だわ…。
  • で、未來さんと岩井さんが歌ってる合間に前野さんがロープを張っていくのだけど、ちょっとハラハラするのは見慣れていないせいですよね。
  • 高い場所の滑車に通すときとかね、ちょっとだけね、ドキドキしちゃうよね。張り終わって一安心したよね。
  • 岩井さん、曲終わりで「あやねーー! そしてかりんーー!!」「なかよくなりましたーー!!」と叫ぶ。
  • キメで終わるとあとはさくっと片づける未來さん岩井さん、引きずる前野さん。
  • 前野さんを置き去りにして「長い毛2」、岩井さんはバンド位置でエレキを弾きながら冬の日本海の歌を熱唱する。未來さんはいなくなっていて、前野さんは少しして穴から消えた。
  • 岩井さんはそのままスタンドマイクでエレキギターぶら下げたままテキストを読み、前野さんはアコギを手に窓から顔を出す。
  • 縦のロープを白い手が掴み、ゆっくりとよじ登ってくる未來さん。張り巡らされたロープには触れずに動く。綺麗なんだな…何が変わるとこうも綺麗に見えるようになるんだろうな…ハムスターとかあんなに面白いのになぁ。空気が変わるんだよなぁ、纏う空気や場の空気が。
  • 縦と横が印象的な腕の動きとか。ほんと美しい。
  • 触れない動きから、一気に横に張られたロープの上に身を投げ出す。ロープがたわむ音、張り巡らされたロープ全体が引っ張られテンションが変わる、光景が変わる。と同時に前野さんがギターをかき鳴らし、木と毛の歌が始まる。
  • 踏んで、絡めて、掴んで、引っ張って、床の上を滑るように潜って。張ったロープに背中を預けて反り返るような動きが何度もあって、お顔が見えない側にいたけどきっと美人なんだろうなぁと思っていた…。
  • やがてバンドブースへ歩み寄り、岩井さんをエスコートするように招くと、岩井さんもギターを下ろして…いつもより受け入れている…(笑)。連れ出されるんじゃなくて一緒に行く感だ!
  • 手を繋いで前野さんを見つめるふたり。
  • からの、何となく目を合わせずにチークダンスになる…(笑)。
  • 「木~」「と毛~!」アレンジいろいろあって面白い。キッキッキ、……ケぇ!とか。
  • 前野さん「何で抱き合ってんの~」「仲間に入れてよ~俺はク!」と入りたがるけど岩井さんに「黙ってて!」と阻まれ「そりゃないよ~」
  • 負けない前野さん、木と毛の掛け合いに無理矢理「く~!」と乱入、未來さんが「マジ黙ってろ!!」あっ怒られた(笑)。
  • 木と毛の掛け合いの途中でめっちゃ笑っちゃってた岩井さんと未來さん可愛かった。
  • そしてぶつっと終わる。
  • 「こまごまかってきてのいみ」、音源2種類になりましたが、今回は増えたハキハキバージョンの方でした。
  • ウチキは名前なのか性格なのか。内向的なのか。でも内向的な云い方じゃないよね、とか。
  • こまごまの内容を母に訊けないくらい内向的なのでは、とか。お母さんと何か確執があったのか、とか。
  • えっじゃあ死んでいたって、殺ってるのはウチキってこと!?と俄に血なまぐさい展開に。
  • 岩井さんのウチキ母殺害説に胸を押さえて「えっ…!!」となる未來さん。
  • それでナムハムダハムってこわいよね、とか、ナムハムダハムは南無阿弥陀仏じゃだめだったんだよ自分でやっちゃってるから、とか。未來さんも「あー…」と納得。怖いよ!
  • やるからには彼にも事情があったんじゃないか、とか。
  • ロープがするすると回収されていく中、未來さんはだんだん好き勝手に動いていく。前野さんは歩き回りながら小さくギターを鳴らす。
  • こまごまかってきて、と母に云われるのがとてもイヤで内気になっていったんじゃ、と未來さん。岩井さんそれを聞いて、「お母さんって雑な頼み方するよねー」って。ここで笑いが起きるのは、同意だと思います(笑)。
  • その雑さが耐えられなかったんじゃないの?とか云いながら、片足で立って美しいアチチュードの未來さん。
  • ニュアンスで意味を分かりあえる関係って大事、とか。でもそれがわからなくて殺しちゃった、とか。
  • ハム?と突然ハム説も浮上。コマゴマっていうハムの部位を買ってこいってこと?とか、ハムの部位って何だ?と自分でつっこむ未來さん。軟骨多めのところ。
  • 前野さんが突然「あっわかった…! 結局、人間もハムってことか!」と云いだして未來さん「全くわからんわ」(笑)。
  • 前野さんってよく「わかった!」とか「わかっちゃったー」とか云ってますよね。
  • 岩井さん、でも俺自分が軟骨になった時に、ふたりのこと絶対わかるよ、とか。未來さんを指して「だって絶対じっとしてられないじゃん(笑)」って。軟骨多めのハムになった時にもじわじわ動いているのが未來さん。
  • てんでばらばらに散り散りにこまごまになっていく言葉、動き、音。未來さんが樹木説を出し始めた辺りで暗転、終了でした。この余韻、好きだなぁ。

 演目は特に変わっていないのに、構成や順番、レパートリーからのチョイスの違いで、まるで別物の1時間ちょっとが出来上がるのが本当に不思議で面白くて、その不思議さや面白いなぁって感覚は、回を増すごとに深まっていくような気がします。だーいぶ観てるのにまだ全然びっくりできるの、すごいよね!! このまま最後まで、新鮮で観たことがなくて驚きに満ちたまま、突き抜けて頂きたいです。いいやきっとそうなるはず!

 瀬戸芸師匠もとても楽しかったとご満足頂けたようで何よりです(笑)。Eテレのドキュメンタリーを冒頭数分見ただけ、という前知識ほぼ無しで観たそうだけど、その数分さえも「見なければよかった!まっさらで観たかった!」って云ってたよ。わかるよその気持ち…。

*1:もはや鰻の欠片も出てこないので