ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「Revival/ヤザキタケシ」Bプログラム2日目

 本日はBプログラムのみの観劇でした。が、昨日B・Cと観て、ダンサーの違いによる振付や演出の違い、また同じ降りや動きでも印象が変わったり、そういうのがすごく如実に感じられたので、 Aプロもすごく気になってしまった(笑)。観たかったなぁ! でもBプロ開演までがっつり*1遊んじゃったからなぁ。
 昨日と見比べることができたのはBだけですが、それでもやっぱり昨日とはまた、ずいぶん違っていました。あと、昨日Cプロを観て、ヤザキタケシさん本人の解釈というか、ご本人が踊られるそれぞれの作品を知ったので、それを踏まえてBプロの3人を観ると…また、面白いのね。ああ、あそこヤザキさんはああだったけど、そうするのかー、とか、構成そのものまで全然違ってるものも、アレをこう変えるとどう違って見えるのか、変えることによる効果とか意味の変化とか、それぞれのダンサーが持つ特徴や特色、個性がそれにどう反映されているのか…難しいことはわかりませんが、何となく、感じ方や印象のレベルで、考えたりしながら観ていました。やっぱり面白かった! 美しくもありコミカルでもあり、でもコミカルさはブラックな部分を含んでもいて、繊細さとダイナミック加減を併せ持った身体表現が、身体表現=ムーヴメントに留まらず、顔の表情や声、息遣いや呼吸に合わせて上下する腹筋までも含めた、生体活動表現とでも云いたいくらい、肉体の全てを使って舞台上に繰り広げられている、そんな濃密な1時間余りでした。
 「不条理の天使」は、「スペース4.5」や「ミューザー」に比べるとより演劇的というか、マイム的な表現が多く、ダンスとマイムのミキシングみたいな作品で、その為だろうけど他の2作品に比べ、自由な動きで表現する部分は少なかったです。なので、昨日今日の2公演を比べてみても、そこまで違っている箇所は少なかったかな。でも、少しあるフリーっぽい動きの部分ではやはり、昨日と違うことをしていたり、新しい動きが入っていたりはしていました。全体の印象はそれほど変わらなかったかな…やはりすごい顔ダンスでした(笑)。でも、ヤザキさんバージョンを観たことによって、未來さんバージョンでの動きで、昨日は意味がちょっとよくわからなかった部分の動作が、今日はああ、なるほどー!と思えたり、はあったな。運良く…なのか自重が効かないのか(笑)、2回ともセンターではないながら最前列から観てしまい*2、ついつい綺麗でへんてこでオモシロな白いお顔ばかり見てしまった、のは全体の印象を捉えられていない一因かもしれませんが!
 カーテンコールで、作品の最後には脱ぎ捨てられてスタッフさんが回収していかれた靴下と靴とネクタイを、きちんと着用して出てきたのはちょっと嬉しかった(笑)。昨日はたしか、裸足でノーネクタイだったような。満足そうな、充実した表情で、ヤザキさんをじっと見つめてたのが印象的でした。
 各プログラム及び各作品毎のメモは後日改めます。といっても、観て2回だし、ダンスなのであまり大したものは出ませんが。ダンス、特にモダンやコンポラは、don't think, Feel! の世界だもの(笑)。
 それにしても本当に面白い試みを、いろいろやって見せてくれた1年だったなぁ! 面白い試み、最後のシメはラヴ・レターズ…いや、モテキのイベントかしら(笑)。いや、イベントはともかく、この先もこういう、大規模な商業演劇でないところでも、いろんな面白そうなことに興味持ってやってみてくれたら、わたしは嬉しいです。追いかけるのは大変だけど(笑)。あ、もちろん大きな会場で、ババーンッと派手にやってくれるのも大歓迎ですが! 新感線とか!!

*1:いやスタート時間が遅めだったからがっつりってほどでもないか

*2:どちらも空いてたんだもん…