ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「DUST」3日目

 昨日の公演分です。っていっても、今日のここがこんなだった!みたいな作品じゃないし、そういう見方もしていないので、うん。無理に流れとかストーリー性とか関係性とか関連性とかを見出すのも無理くりにしかならないしね。観た時に生じる自分の情動を大事にしたいです…すーぐ筋道とかほしくなっちゃう性質だからねわたし。

  • 昨日の訂正。最初に机の中に笑顔で吸い込まれていくのは、靴下の子じゃなくて席に戻れなかった子、でした。席に戻れなかったから机の中に入るのかな…その「から」もわからないな…。
  • 靴下の子は最後に半分だけ入って下半身だけ出てきてる子ね。未來がえいっと押し出して整列に加わる。
  • 上手でぐにゃぐにゃな大人と踊る未來さん、ハエを手で捕まえてるのね。
  • 男子組がかろやかにドアから飛び出していくのに女子組は「内」にとどまる、のは何なんだろうね。男子チームの天真爛漫な感じと女子チームの鬱屈感…。
  • 「内」は何なのか、「外」は何なのか、外からもたらされるものは何なのか。扉を開けるたびに何かが起こる「中」。
  • 扉から外に出るのは、大人と男子2人だけ。女子3人と老人は一度も出て行かない。女子組は扉を開けたそうにしたり、出たそうな素振りを見せるけど、老人が扉の前に立ちはだかったり、ひとりが開けようとするのを女子ふたりが妨害したり。
  • パタパタ漫画のときに上手で踊っている子が何度も、電気を消して眠る、みたいな振りを繰り返して、くるくる回るので、日が進んで時が流れてるのかな…みたいな。でも子供たちは子供たちのまま何も変わらない…?
  • 「中」の、さらに「中」なのかな机の中は。
  • 最初に扉が開いてもたらされる混乱の中では、黒い老人は身体に張り付いた紙1枚を剥がそうとして剥がせなくてパニックになるのに、そのうちそれを自ら全身に貼り付けていく、のがなんというか…ううん。
  • 大人は教師でもあるのかな。女の子に罰を与えるようなところあるよね。
  • どこかで、あわてて席に着く時に上手の女の子がひとり椅子の位置が遠くて空気椅子状態になってて、彼女の椅子を後ろにいた未來さんがぴゅっと出てきて正しい位置に戻してあげるんだけど、戻してあげてから自分の席に戻るのが若干戻り損ねてて危なかった(笑)。
  • ラスト近く、涙の洪水に流された教室(なの?)で、机の道を何本もの杖に縋りながら渡る大人を助けようと駆け寄ろうとして動けない紙だらけの老人に、ドアを開けた瞬間無数の紙が降り注いで、一旦閉めてから、繋がった棒を入れる為にドアをまた開けると、1枚だけあとからひらひら紙が降ってくる、のがとても印象的。あの1枚は何か特別な1枚な気がしてしまう。
  • 最後に小さなおうちを建てて、手を繋いで輪になって踊るけど、結局外には出られていないし外が何なのかも出たほうがいいのか良くないのかもわからないんだな…って思うとハッピーエンドっぽく思ってたのが揺らぐ。
  • カテコはまた折り畳みガラケーみたいなぶん!と頭を勢い良く下げるお辞儀で。笑顔出なかったからやっぱり金曜は誰かいたんだ(笑)。
  • でも良いお顔でした。不思議だなぁ掴みどころないなぁっていうか持ち手がないからどこでも掴んでしまえるというか。好き、としか云えない。