ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「2300 Jackson Street〜みんな「彼」になりたかった〜」5/30昼・夜@新神戸オリエンタル劇場(改)

 えー、改めまして。薄れゆく記憶を何とか手繰り寄せつつ、これ以上消えていってしまう前に、少しでも書き留めておきたいと思います…少しでも、ね。ゼロよりマシだからね…。
 整理券配布待ちで朝から並んでおりましたが、待ち時間も楽しかったです…とっても! 何だかすごいスペクタクルが起きたりして(笑)。見回すとお知り合いばかりだったり、お名前はかねてより…な方とご挨拶できたり、お知り合いでない方ともお話したり…楽しく過ごせました。ただ、入場時の混乱というか席取り戦争というか、は、ちょっともう…怖いので勘弁願いたいところですが…指定席か、せめて整理券番号10番ずつ入れていく、とか…もう少し何とかできると思うんだけど…。今のやり方では、そろそろ、限界じゃないかしら…早く並べば前の方に座れるのはありがたいんですが。
 それはともかく、マイケル・ジャクソン一周忌に捧げる、モダンミリィ式追悼式典。暗くなる前に、幕の向こう側から、気合を入れる声が聞こえましたよ! こっちも、ふわあ!!ってなった…。やがて客電が落ち、いつもの「Thoroughly Modern Millie」が流れ、そして…緞帳を色とりどりのスポットライトが嘗め回し、「Wanna Be Startin' Somethin'」イントロ…というか「THIS IS IT」のオープニングがシンクロして、暗くなった舞台上の幕が上がると…一筋の光を仰ぎ見る、白いひとの後姿が一瞬浮かび上がり、すぐに闇へ消えました…暗闇の中に白い後姿の残影がぼんやり浮かび上がったよ…。


 一応、パンフの解説に沿っていこうと思います。が、どのシーンまでがそのタイトルに含まれるのか、もしかしたら間違っているかもしれません、というか多分間違っていますすみません。判別つけられない。

opening

  • オープニングはとにかく楽しかった! 佐竹先生、宇田先生、田中武士さん*1、男性3人の迫力あるダンスに始まり、佐竹先生の「今日はご来場ありがとうございます! 最後まで楽しんでいって下さいね!」的生声ご挨拶もあり、ダンサーさん総出のオープニングでした。
  • ソワレは生徒さんが客席に多かったのか、この時点で声援飛ぶ飛ぶ! 何か…凄かったです(笑)。発表会みたいだった…発表会と何か違うのかと云われるとよくわかりませんが。
  • マチネはええと、がんばって朝早くから並んだので、大変すばらしいお席で観ることができたのですが、目の前で佐竹先生が! 宇田先生が! 清水先生が! 沼野先生が! 林田先生が! 義先生が! 藤井先生が! かりんちゃんが! 目の前にモダンミリィが!!…と、何かもうそれだけで胸いっぱいになってしまって…訳のわからない涙がぼーぼー出てしまい、いきなりこんなかよ!と自分に突っ込みつつぼーぼーしていました…だって夢みたいだったんだもの…うわーんミリィだー!!てなってしまった…。
  • 舞台奥の下手側にアフロヘアーの3人くらい、上手側にシュープリームスみたいな女性3人、がいたのもオープニングに含めていいんでしょうか? こういう境がわからない(笑)。

scene 1

  • ドアをノックして入ってくる少年未來さん。短いズボンの裾から裸足の足首がのぞいて、茶色の大きなおでこ靴が可愛い。ハンチングにジャケットも可愛い。
  • 赤いマント?を被ってしゃがむ林田先生、そのマントを未來が外すと踊り出す。一通り踊って未來にバトンタッチ。
  • 踊る未來さんがもう何か楽しそうで…たまらないです…袖口からのぞく赤のインナーも可愛かった…次の衣装だったけど(笑)。
  • ラストに開脚で床にベタン!と…何て云うんだろう、落っこちた?のが凄かったです。ジャンプ開脚で床にペタン、みたいな。
  • 林田先生にマントを着せ掛け、抱えるようにして一緒に舞台奥へ、ゆっくりと退場。歩き方もダンスでした。

scene 2

  • ジャクソン5について語るマイケルのインタビュー?が流れ、「I want you back」のイントロが始まり、シルエットで浮かび上がる…アフロヘアーが5つ、踊り出す…わかった、真ん中だ(笑)。
  • が、曲が始まると向かって右端のアフロ頭の動きが何か変。踊れてない…?と思ったら、マイケルの声が曲を止め、舞台が明るくなり、右端の…義先生が。「…俺、無理や!」と、走り去ってしまった…(笑)。
  • 走る背に向かい「ジャーメイン兄さーああーああーん…!」と呼びかける田中くん(笑)。そうなのか(笑)。
  • に、マチネでは「…もうちょっと間ぁあけた方がいいね」と、何やら冷静なダメ出しをするマイケル未來(笑)。
  • ソワレは「何でやろ?」とか何とか云ってたような。「意味わからん(笑)」とか云ってた、ような。いやわかりませんええ(笑)。
  • そして復帰するジャーメイン兄さん。は、佐竹先生にすり替わっている!
  • 「ほな行こか! 行こ!」と再び始まる「I want you back」…ぎゃーミリィの本気のジャクソン5!!
  • 続いて「Stop the love you save」…何か、何か凄いものを観てる気がした…マイケルがジャクソン5やってるのを見るのに近い、感慨というか…みらいがジャクソン5本気で踊ってる…!!
  • てれってれってれっパンパン!が一緒にできたのが本当に嬉しかった! TII見てる時もやりたくて仕方なくてでもやれなかったから、嬉しかった…楽しかった…。
  • でも、悲しい別れが…兄弟たちをばらばらにしていくの…5人で肩組んで可愛かったのにね…。

scene 3

  • 兄弟たちが去っていき、取り残される未來マイケル。下手に街灯がぽつんと灯り、シナトラの「It was a very good year」に合わせて、トレンチコートにソフト帽姿の森本先生が踊る。コートを肩に引っ掛けたジャケット姿の未來さんが、そこに現れる。
  • 上手の奥には白いワンピースの女の子が、白いボールを投げ上げる。
  • 失われた子供時代? への、郷愁?
  • 森本先生が去り、街灯の下で、寂しそうに肩をすくめちょっと微笑むマイケル未來。ここはあんまり踊らなかったような…うろ覚え…。

music 1

  • ここからは「second-SHORT FILMS」というカテゴリーになっています。1曲ごとにショートムービー的になっているのね。
  • まずは佐竹・宇田・田中の男子3人組が、それはモテんだろう(笑)なビジュアルで登場。「She drives me wild」、クラクションの音がする曲ね!
  • 美女たちに翻弄されるかわいしょうな感じの男子3人です。宇田先生のメガネがハートなの(笑)。宇田先生色々声出しすぎでいちいち吹きました。ハーッ!とかガーッ!!とか何か色々云ってた(笑)。
  • 美女の手のひらの上に顎乗っけて、つつつーっと着いていくのとか可愛かったなぁ。
  • 宇田先生のジーンズのお尻が派手に破けていてぱんつが見えた。が確信犯だと思った。
  • そこへスーツ姿の義先生登場。美女をお持ち帰り。
  • さらに林田先生も登場。両手に花でお持ち帰り。
  • しかも佐竹先生がどうやら上手いことやった(笑)ようで、抜け駆け的にひとりお持ち帰り。
  • 残された宇田先生と田中さん…が(笑)。えええええ! でも、残り物には福がある、かも知れない! お幸せに☆

music 2

  • 清水愛先生、YOU先生、沼野先生、あと…失念しました、が女性4〜5人がヒップホップダンスを踊る。
  • 沼野先生がヒップホップって…レアじゃないですか? そんなことないですか? 何だかちょっとぎこちないような気がして可愛かったです。おかっぱ美しいなぁ…理想のおかっぱです…。
  • YOU先生相変わらず可愛い。
  • 清水先生かっこいい。大好きです(笑)。
  • 楽しく踊っていたのに、何だか暗くなっていく舞台。下手で一人、取り残される清水先生、それでも楽しく踊ろうとするけど…徐々に暗闇に飲み込まれていくような。
  • 上手奥に仰向けに寝そべった未來さん、寝たまま這いずるような動きで清水先生に近寄る。
  • ええと、未來さんは白いシャツに黒いパンツでした。
  • ひざを抱えて座り込む清水先生の背後に立つ未來さん、じっと見下ろして、背中合わせに座ったり。
  • あと、黒いハイネックノースリーブへそ出しカットソーにルーズシルエットの紫?パンツな女性が4人登場。沼野先生の腹筋がきれいで見とれた…。
  • 4人の後ろで清水先生と未來、向かい合ってお互いを指差し合い、背中を向け合う。
  • 己を見失ったように、群舞に混ざる清水先生と未來。何か、ここのダンスが、とってもかっこ良くて美しかった…んだけど、もう、おぼえてない…。
  • ラストは、周囲から指を差され、まっすぐ前(客席側)を未來が指差し、その指の先を彼を囲んだダンサーたちがみんな見遣り、そして指差す方へゆっくりと歩き出す未來、で暗転。美しかった…!

music 3

  • 白い細長い幕が、縦に舞台奥に降りてきた。
  • 「Ben」に合わせて、かりんちゃんと菜ちゃんの姉妹が黒服で踊る。大事なものを抱きしめるようにして、でもそれが奪われるのを恐れるように、守るように抱き締めたまま倒れ伏す。
  • 音楽が…だんだんダークサイドな感じになってきて…すいません、ミリィでこの展開は、きたきたきたきた!!ってなります(笑)。大好物です! 沼的な!
  • 田中さんがマイケル役?な感じで…白い幕にマイケルのシルエットが映し出される…「Heartbreak Hotel」だー!
  • 何かを振り払う? 切り裂く?ような動きと共にガラスが割れる音、で怒涛のマイケルダンススタート。がっごよがっだ〜!
  • マイケルダンスの群舞はやはり、有無を云わさぬ迫力がありますね!
  • マチネはかりんちゃんのハットが落ちちゃって、拾い上げて片手に持ったまま踊っていました。それもまたかっこよし!

music 4

  • ダンな感じの、白いふんわりした長いドレスみたいな衣装の女性がセクシーに踊るやつだった。椅子があった…っけ?
  • で、ええと宇田先生と清水先生とあと女性もう2人?くらいが、男装というか男子役というか、でパドドゥ的になった。
  • 途中で、女性がドレスの上半身脱ぎ捨てて、そしたら黒ブラジャー的な衣装になりまして! うっひょう! セクシー! かっこいいー!!
  • またもや沼野先生の腹筋にうっとり。背筋〜肩甲骨の美しさにもうっとり。
  • 沼野先生と清水先生がペアで踊るとかわたしが大変美味しい思いをしている。
  • ブラになった時、男性役の方はペイントされたジャケットを着ていたような気がする。
  • 曲が「Give in to me」に変わって、顔半分を仮面で隠した黒スーツにハット姿の群舞になる。
  • その下手奥の台上で、宇田先生と藤井先生がセクシーに絡んで踊っていました。

music 5

  • ジャズバージョンの「The way you make me feel」、ポール・アンカのですね。に合わせて、佐竹先生と田中さんと女性2名がクラシカルな雰囲気で踊る。何か…安心感ある…。
  • 北浦さんという女性ダンサーさんの笑顔がとても印象的でした。可愛いの。
  • で、最後どうにも、男女がお尻付き合せて終わるなぁとか、佐竹先生が変顔してるなぁと思ったら、サブタイトルが「おしりあいになりたいな」でした(笑)。お尻合いになってる!

music 6

  • 宇田先生と赤いドレスの美女4人が絡む絡むなモテダンス!
  • …確かにこれは未來さんで見てみたかった(笑)。
  • 宇田先生でモテダンスは何か、説得力あるなぁ…と感心します。うん、きっとこんななんだきっと。
  • 椅子に座ってもモテる宇田先生。
  • とにかく余すことなくモテまくる宇田先生。
  • こまめにモテを振りまく宇田先生。
  • モッテモテのまま終わる。
  • あ、何かオモシロみたいに見えるかもしれませんが、めっちゃかっこよかったです。シリアスにモテまくりでした。
  • 曲は「Liberian Girl」。

scene 4

  • ここからは「Third-SHOW TIME」カテゴリー。まずはフレッド・アステアのコメント?的な音声が流れて。
  • 曲はアステアの映画音楽かな? 
  • 黒い上下の未來さんと田中さんが、上下から膝でぐいぐい歩いて出てきた。何か、何か、田中くんと未來が一緒に踊ってるのって、何か…オモシロいんだ! 感覚が! え、そことそこどうして繋がっちゃうの!?って気がしてしまう〜。
  • 腕をクロスさせるみたいに合わせたり、何か楽しいダンスでした。
  • そこへ白スーツ青シャツの佐竹先生登場。ええと、スムース・クリミナルのTII版…ていうかアステアの映画ですねー。
  • コート姿の沼野先生がセクシーに登場。コートを脱がせるのは未來さんです。
  • 赤ドレスに黒手袋の沼野先生きれい。
  • 悪役の下っ端的な感じでしょうか未來さん。隣のヒトに「行けよ! いけいけ!」みたいに肘でつんつんするけど、佐竹先生がピストルを取り出すといやいやいや…と下がる。うん、下っ端!
  • 沼野先生と佐竹先生のダンス。正統派だなぁ。

music 7

  • アステアを引っ張って、ここでスムース・クリミナル! 完璧な流れ! 黒スーツの群舞はもう…もれます。かっこいいいいい!!!
  • さらに未來さん宇田先生も加わって、ぎゃーー。すいませんかっこよかったことしかもうわかりません。
  • 多分黒スーツでハットなしだった…と思う。多分。
  • 未來ソロで四角くムーンウォークとか披露。ああもうーたまらんー未來本気のマイケルダンスー!
  • ずっと見ていたいなぁ…と思ってしまうのですが、踊ってる方はずっとやったら死んでしまいますよね。

scene 5

  • ここから「fourth-CONTINUES」カテゴリーに。
  • 「my favorite things」で、上手から全身白の衣装で四つんばいで出てくる未來さん。童心に返ったような。
  • 続いて「Climb every mountain」。何かを探している?
  • スポットライトの丸い光に、そっと手を浸す。とか、スポットライトが二つ当たって、片方は誰もいない。とか、何か…白っぽくて泣けた…。
  • またタイミング良いんだか悪いんだか、クライムエブリ〜の歌詞に「Follow every rainbow, 'Till you find your dream」なんて出てくるから、レインボウ! 虹! 白!!!ってなってしまった。いいんですバカです条件反射です。
  • でも、白がマイケルを虹渡らせて向こうへ連れて行ったんだな、と思いました。いいよねそれで。白が送るべきだ。
  • 光の中に立つ白い未來、上を見上げる。下手からバトンを回しながら妖精みたいなヒトが出てくる。くるくる回るバトン、未來の周りでくるくるくるくる。
  • 何か…手話で、何かを云う未來。涙とか。続いている、とか。よくわからないけど、何か…とにかく、キレイだった。美しい言葉は音も美しいけど、きっと手話になっても美しい動きなんだろうね。
  • どなたかあの部分の手話を解読しては下さいませんか…かなり複雑で長かったからほとんど覚えてないけど…。頬を手の甲でこすったり、人差し指と親指でわっかを作って鎖みたいに左右をつなげたりしていました…トホホ…。
  • 手話の手の上に、ふわりと現れるバトン。
  • を片手に、満面の笑顔で踊る未來。みらいが…バトンをくるくる回している…!! なんという…!!
  • とにかくめちゃくちゃ笑顔で、可愛くて、楽しそうで、嬉しくて仕方ないって顔して、西田先生とバトン打ち合わせて鳴らしたり、左右対称なフォーメーションで高く掲げた片手でくるくる回したり、前に出した両腕の上を転がしたり、高く投げてキャッチしたり…そりゃ先生に比べたらくるくる具合が若干不安定ではあったけど、何か…なにをみているんだろう…とおもいましたよ。
  • ミリィの公演は必ず、こういう「えっ…いいの…?」があるから怖い。この前の着物羽織って刀ダンスとか。狐面とか。カナリアのしっぽとか。
  • もう一回手話があったような…相変わらずわからなかったような…。

scene 6

  • 舞台の下手奥に梯子が登場。あれは…わんだーの戦争部分で黄金虫様が登られた梯子…だよね…!
  • 梯子の下で仮面を被り、黒いマントを着る未來さん。そのまま、わしわしと梯子を登っていく、流れるのは「Beat It」のイントロ…。
  • ビートイットで長い服着て高いところに登るのは、アレしか思い浮かびません。マイケルがクレーンに戻ってきた!ってやつ…ビートイットはクレーン乗るもんね!
  • でもビートイットは始まらず、マイケル?未來?はどんどん高くまで登っていってしまう。クレーンに戻ってこないで天に帰ってしまったのかな…。
  • 一度幕が下りて、その手前の上手側では黒服に赤いマフラーを垂らした女子5人が、ビートイットのアカペラバージョンでビートイットのダンスを再現していました。
  • …あれってやればできるヒトがいるんですね…わたしマネしたら可哀想なことになりましたよ…。
  • 幕上がって、ビリー・ジーンのイントロが流れ、下手側に宇田先生asマイケルが、光の中に立っていました。何となく、梯子登りきったところかな?とか、さっき白が見上げた光の上の方?とか…そんなことを思いました。
  • その先にはシルクハットに燕尾服の佐竹先生が。最初、「え、木!?」とか思って勝手に涙どばぁだったんですが、落ち着いて考えたらアステアですよね。マイケルとアステアが踊ってるんだ…。
  • ダンスの種類というか動きはマイケルとアステアなんだけど、でもハーモニーができてて、素敵だった…どっちも優雅だもんね…。
  • 背後のホリゾントが星空になって、とってもキレイでした。ちょっとだけフライミー思い出したりして。

scene 7

  • これは…うずめ組再び…に見えました(笑)。チアダンス! 可愛いの!
  • で、ポンポンでM! J!ってやって…すっごく笑って楽しそうにやってるんだけど、どんだけ悲しんだひとたちが今この笑顔を弾けさせてるんだろう、って思ったら…つらくなってしまった…。
  • いや、とっても楽しかったんですけどね!
  • チアのラストは由巳さんのソロダンス…なのに、次に出てきた赤ジャケットにステッキの3人に「早く行って!」って押された〜。

music 8

  • まず義先生のソロタップ。エイコンがカヴァーした「Wanna Be Startin' Somethin'」です。で、女子数名が加わってタップ。YOU先生センターで可愛いのです(笑)。まませーままさーままくさ♪で手拍子するのも楽しかった!
  • フェードアウトするワナビーにかぶさる様に、人々の喧騒というか嬌声というかが重なり、誰もいなくなった板の上に走り出てくる未來さん。
  • 上は白のシャツ、下は黒のパンツという、マイケルを彷彿とさせる姿で、逃げ惑うように板の上を走り、すべる。また行く手をふさがれて反対方向へ走り、行き止まり、一度下手側の袖に駆け込むと、嬌声はブーイングに変わり、また彼を押し出しす…。
  • そのままやり場のないもどかしさをぶつけるようにたたきつけるように踏むタップ。曲は「speed damon」…どうしてもムーンウォーカーになっちゃうなぁ(笑)。
  • やっぱり、タップの時の未來さんの左手が好きです。何か優雅なんだよね。
  • 最後、高速スピンから床へペタン!と落ちる。すごい。かっこいい。

music 9

  • 幕が一度下り*2、ラジオみたいな音が流れてから、幕の前で黒い服のかりんちゃんともう一人がぐねぐねと…沼的な動きをしておりまして。音がねーくるよくるよくるよ!な音でねーアガります。沼来い沼!!
  • 幕が開くと、下手側にピエロやらOLやらナースやらセーラー服やら、これまでのミリィで見たいろんな扮装の集団が固まっていて、手に手にペンライトを持ち、その光で上手にいる未來さんを探し出して照らし出す、という。
  • 未來さんは光の輪に閉じ込められて出られない感じ。
  • 舞台の上からはタブロイド紙や骸骨なエレファントマン、垂れ幕越しの女性の肖像、なんかがぶら下がっていて、「Leave me alone」のPVそのままの雰囲気でした。
  • トレンチコートでカメラ持った男(清水先生だけど)に追い回されたり、みんなに追いかけられる…。
  • 一度ハケて、上手奥から、今度は鉄球と一緒に登場。ちゃんと鉄球ダンスしてた…すげぇ。バブルスくんも欲しい気分。
  • やがて音楽が「Ben」に変わり、銀色の衣装を着た女性が舞台上に並ぶ。マネキンみたいに動かない彼女を、すがり付くように抱きしめる未來マイケル。
  • 打って変わってふんわりと美しく踊る未來さん。でも…ガールフレンドはマネキンだよ…。
  • そして背後から、黒いレースな腕の女性が未來に近づき、後ろから腕を絡ませ…彼の自由を奪い、首をこきりと降り、音が一気に重くなって…脱力する未來…。
  • 後ろ向きに両手を広げたまま倒れ、両脇を抱えあげられてずるずると下手へ退場。
  • ぼろぼろの黒っぽい布?みたいな衣装での群舞、わんだーの戦争部分をちょっと思い出させるような。
  • センター奥から、追われるように出てくる未來。ボコられて捕らえられ、逃げようとするけれど取り込まれていく。結局、マネキンたちも一緒に、悪夢のようなダンスに巻き込まれていく…。
  • んですが、めちゃくちゃかっこいいんだ…!! 黒ミリィ大好きだ!!!

music 10

  • ここから「fifth-LAST PART」。
  • センターに黒い上下の未來さんが立つ。後ろを向くと、背後に宇田先生が。向き合って、未來にハットをかぶせる。
  • 正面に向き直ると、ジャケットを着せ掛ける。マイケルが二人になった!
  • 宇田未來の本気マイケルダンス! ぎゃーー!!
  • 冒頭に何だか変身しそうなポーズだったり、カメハメ波が出そうなポーズだったり。
  • お互いにお互いのハットをかぶせあう振りが何度も出てくる。どっちがどっちだかわからなくなるような。
  • 曲はもちろん「GHOST」で!
  • 途中でハットを下手袖に投げ込んで踊る踊る。
  • 宇田先生のソロ待機中もめっちゃノリノリです。顎出てますが。
  • とにかく踊る未來さんが楽しそうで…シーン的には楽しそうじゃいけないのかもしれないんだけど、隠せない嬉しさが溢れちゃってました…見てる方も嬉しくなる動きでね。もうずーっと二人が踊るのを見ていたいです…。

music 11

  • 佐竹先生と藤井先生のバレエナンバー。「スマイル」で美しく踊りだす…けど、リフトが、持ち上がらな…い!(笑)
  • 顔を見合わせてニッコリ、まぁいいか、と踊る。
  • 優雅に持ち上げた藤井先生の手が、佐竹先生の顔の真ん前で(笑)。よいしょ、と下げさせる佐竹先生。
  • 最後まで、リフトは上がりませんが、でも…いいよね。笑おうね。
  • 一度終わって、藤井先生が優雅にお辞儀して、佐竹先生がエスコートして一度下手へハケようとしかけ、やっぱ上手だった!となるオマケ付き(笑)。
  • こういうのがあるからミリィなんだよな! 大事! 黒いのとは別な意味でキタキタキタ!ってなります。

music 12

  • ヒップホップで怒涛のマイケルメドレー! これがね、凄かったのかっこよかったの! マイケルだったの!
  • まずはカルミナ・ブラーナで幕開けて、「They don't care about us」で胸トントンってやって、すかさず「ヒューマンネイチャー」、「Do you remember the time」じゃエジプシャンな、二人一組で前後になって手のひらを合わせる振りをやったり、「デンジャラス」が来て「In the Closet」、「Black or White」じゃバリダンスの彼女と一緒にポーズ、をやったり、で「スリラー」のゾンビダンス…この流れたまらなかったですよ!! 鳥肌立ったわ!
  • 怒涛のヒップホップ、かと思いきや混ざる混ざる。下手に森下先生がソロタップで登場、「I'll be there」、佐竹先生と沼野先生も混ざり、未來も混ざり、みんなで踊る。
  • 未來さんは黒の上下ジャケット有り。
  • 全員で輪になり、人差し指で輪の中心を指すと、光が真ん中に注いで、重ね合わせた人差し指を、みんなで天に向ける…その先に彼がいるんだね…。

scene 8

  • 林田先生のソロ。何か、ロングのタイトスカートのような、スリットの入っている、ぞろりとした衣装でした。生足が覗くのですが…キレイでした…。
  • 相変わらず何というか、関節…あるんですかそれ…?な動きで…すごいなぁ。何一つ真似できそうにない。
  • 重いリズムだけ耳に残るような曲だった。

music 13

  • 沼的な音がして、上手の上方に白い大きな十字架、下手の奥のほうに白い骨組みだけの…小さな家? だと思ったんですが、が登場。
  • ポスターデザインにあった、ジャクソンストリート2300番の、マイケルの生家に見えたのですが。
  • 上手の十字架の前に、黒い衣装の女性と、白い、ふわふわと薄い布地がたくさん重なったような、袖もたっぷりふわふわした、衣装の未來さん登場。パンツは生成っぽいざらっとした、麻みたいな生地で、裾に紐が通っていた。
  • 黒い女性と白い未來が、向き合ってシンメトリックな動きで踊る。ザッツ・安川振り付け!という感じで…ぐおおおおお。やっぱ安川動きは未來さんにハマるよ!!
  • 片手をまっすぐ前に差し出して、その腕に自分の手を這わせるような動きが、えろかったです…。
  • 仰向けに寝そべる黒い人の上に、まっすぐ倒れ込む白い人。ぶつかる直前に両手で支えるんだけど…怖いよ…。
  • そして乗っかるようなポジショニングで、インプロ的な動きをする。足が…え、どうなってんの?ってことになっていた。
  • 圧し掛かった未來が動くたびに、下の黒い人がびくん、びくん、と引きつるように動いていた。
  • 下手のおうち(仮)の前へ移動、その前へ座り込み、がっくりとくずおれる未來。そこからゆっくりと後転して、おうち(仮)の中へ入り込む。枠組みから腕を伸ばし、手を差し伸べるようにする。その後いったん下手へ退場。
  • 上手では黒がのたうつように踊り続ける。
  • 音楽がダークサイドから子供の鼻歌に変わり、十字架へ向かい手を差し伸べる黒。
  • と、踊る黒の背後に再び白い未來が現れ、十字を切る…かと思いきや途中で止めたり、両手を組み合わせ祈る形をとった瞬間に左右にがっと引き離したり。祈りは通じない、的な?
  • そして黒に背を向け、十字架に向かってゆっくりと歩いていく。背中に回した手が腰の後ろの辺りでひらりとしていた…。

music 14

  • 「They don't care about us」のNorthern Kingsバージョンが流れる中、黒服のダンサーがモダンな動きで群舞。
  • 中心に、白い天使みたいな、女神みたいな、女性がひとりいる。
  • 舞台後方に金網みたいな巨大なオブジェが出現。
  • 白黒に半分から塗り分けられた仮面に黒いマント、フードを被った未來がもう二人と一緒に、下手から踊り込む。んだけど、群舞がねっとりしたモダン動きなのに対し、3人だけちょっとクラシカルなふんわりした踊りで、対比が際立ってめちゃくちゃかっこよかった。
  • 塗り分けられた仮面は人種もあいまいになってしまったマイケル…なのかな、と。
  • センター奥の台状では森本先生が群舞を操るように指揮を執る。
  • 赤い旗を振る人もいた…。
  • 未來さんは仮面でがんがん踊ってて、大丈夫なんだろうか視界とか呼吸とか、とちょっと思った。
  • がそんなのにお構いなく、華麗にワンハンドスプリング決めて上手へ消えていった!
  • 宇田先生、義先生がそれぞれセンターで踊るのもかっこよかった。
  • PARA先生が激しく踊りながらセンターへ出てくるのを、仮面の未來と林田先生が両腕を捕らえて引きずり下げさせようとする。のに激しく抵抗するPARA先生、でも連行されていく…。
  • センターで群舞の一歩前に出て、フードを脱ぐ未來。仮面を外すと、黒い群舞の中の二人が背後から、未來の黒マントを引き剥がす。ソワレではここでなかなか脱げなくて、ずるりと脱がしたついでに未來の白い上着(羽織ってたシャツ的な)も一緒に脱げてタンクトップの肩が覗いた。
  • タンクトップのお腹にポケット的なものがあるようで、仮面をそこにしまって踊りだす。かっこいい、んですが、ちょっと…お腹ぽっけは可愛かった(笑)。
  • 黒い群舞の中に真っ白い未來がひとり、真ん中で踊ってる。少しずつ黒の群舞が減っていき、最後に未來ひとりになって、お腹の仮面を高く投げ上げて倒れこむ。その傍らに、白い天使? 女神?が、赤い花を捧げ持つようにして近づき、倒れた未來のそばへそっと置く。そこへ一筋の光が差す、…で暗転…。
  • 息を呑んだ。圧巻でした。
  • 倒れ込んだ未來さんの荒い呼吸が聞こえて苦しくなった。
  • これ、臨終ですよね。黒だか白だかわからない存在になってしまった彼が、全てと闘いながら、苦しみ、のたうち、俗世を離れることによってその聖性を取り戻す…。そうしないと、もう、戻れなかったのかな…。

music 15

  • 明るい舞台上に、仰向けに寝転がる白い服の未來さん。傍らに立つ、同じく白い服の佐竹先生。
  • 胸から腹筋でぐいーんと起き上がり*3、うーん、と伸びをする未來。
  • 自分の手のひらを不思議そうに見る。手の中に何もない? ないのが不思議?
  • ここで、何やらえらく美しい手の動きがありました…影絵の鳥みたいな形を左右の手を交互に前にしながら、ひらひらとさせつつ右上方へ持って行き、上からくるんくるんとよくわからないけどとにかく美しい弧を描きながら左下へ戻す、という。美しかった…けどまったくどうしているのかわからなかった…。
  • 両手の中に何かを捕まえる? 閉じ込める? みたいな手の形、だけど開いてみると何もない。
  • 佐竹先生は見守るようにしていたのでしょうか…すみません飛んでます頭…。
  • 上手で三点倒立から開脚したのはここだっけ?
  • 佐竹先生と向き合ってにっこり笑い、ワルツの1拍目に合わせて首を縦に大きく振ってリズムを取り合う。可愛いーー。
  • そしてふたりでふんわりと踊りだすの…美しいの…しかも二人とも幸せそうな顔なの…。
  • 未來さんと佐竹先生がそんな風に踊る姿が嬉しくて、ちょっと感慨深くて、泣けて困ります。また見られるよね…?
  • ライトが七色に光って…また虹を思い出して泣く。
  • 2階から見ると、このシーンの照明が、床の上に十字を描いていたそうです…そうか、やっぱりそうか…。
  • 何かを見つけたように客席上方を見上げる佐竹先生、後ろからそれを見ようとする未來。が、佐竹先生の背中に、ぴょんっ!と飛び乗って…おんぶしたー!
  • ちょ、重い重い!と振り払おうとする佐竹先生、でも未來も足まで絡めてなかなか離れない(笑)。
  • やっと降りたら、今度は逆で! 佐竹先生をおんぶする未來…未來の背中の上で「気持ちいー…」とつぶやく佐竹先生…涙止まらなくなったよ…。大きくなったよね、たくましくなったよね、頼もしくなったよね。
  • マチネは佐竹先生が「気持ちいー…」って呟いただけでしたが、ソワレは何か色々云ってました(笑)。佐竹先生おんぶした未來が「よいしょ」って云いながら背負いなおしたり、客席から「親子!」って声が飛んだり、最後の最後に未來が「やー重いわー」って云ったり(笑)。
  • ほんわかあったかくなるような、でも顔は涙でくちょくちょな、ラストシーンでした。マイケルとかアステアとかじゃなくなっちゃったよもう…佐竹先生と未來だよ完全に…。

 そしてカーテンコール。順番に出てきてお辞儀。マイケルがスタッフロールを読み上げるような音声がバックに流れていました。未來さんが最後に真ん中でお辞儀して、みんなを呼んで、全員でお辞儀。うん、また真っ先に帰っちゃった(笑)。でも、何度も出てきて、何度もお辞儀してくれました。みんなで手を繋いでお辞儀とか…かりんちゃんが近かったので、めっちゃ手振ったらにっこりしてくれたよ!
 特にコメントとかはなかったけど、言葉にするものなんて残ってないということですよね。全部、出し切ったものね! すごく、充実感に溢れた、良いお顔をされていました。ありがとう。また、ここで踊るあなたを見たいです。
 パンフが500円で販売されていました*4。3歳ごろの未來さん、おねしょがなかなか直らなかったそうです…何それ可愛い…で、どういうあだ名ですか(笑)。どんだけ漏らしてたんだ(笑)。
 あ、ええと、観ながら、マイケル役が場面場面で変わっていくのに何か法則とか、筋とか、あるのかなーと思っていたのですが、結局法則を見いだせなくて、???となっていたのです。が、わかりました。だって、「みんな『彼』になりたかった」んだものね。舞台上の全員が彼なんだきっと。誰か一人がマイケル役、ていうんじゃなくて、誰もがマイケルになる瞬間がある、そういう舞台だったのか、と。勝手解釈ですがそう思ったらすっきりしたので、そういうことにしておきますわたしは(笑)。
 何だか全然、記憶の補完にもなってなければ思い出す手がかりにもならないというか打ちながら私が思い出せてないというか、いつも以上にぐだぐだメモですが、とりあえず今残っている分だけでも置いておきます。何か思い出したり、ここ違うとかが判明したら、こっそり直してるかも(笑)。

*1:ニューアチチュード…!

*2:タップ板撤去の為

*3:地味にこれがすごいんだ

*4:あと過去に出たDVD2種も