ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「アリス・イン・ワンダーランド」3D字幕版

 レディースデイも映画の日も関係ないならさっさと観るべし!と、見たいドラマの予定がない月曜日に観てきましたAIWの3D版。洋画は字幕で見たい方ですが、さすがに3Dは字追いかけるのも面倒だろうと思ってたんだけど、どうにも時間が上手くなくて字幕になりました。が結果としては、やっぱり吹替の方がいいです。これからご覧になる予定の方、吹替で3Dを強くお薦めします! 理由は、字幕の文字も3Dで飛び出て見えるんだけど、映像が飛び出てる部分と重なると何だか変なふうに見えて、映像の飛び出し感が損なわれるから、です。けっこう何度もあって、その度に、文字なければもっと飛び出てるんだろうにー、ともどかしくなった!
 19歳になったアリスが再び穴に落っこちて不思議の国に戻ってくる、というお話です。がお話的には…何だろう、ストーリー的に面白くしようとすればいくらでももっと面白くなる余地ありまくるのに、何故しないのか、敢えてしなかったのか? 面白くなくはないんだけど…という感じで。うん、3D映像を楽しむ為の映画、だと思いました。映像はさすがティム・バートン!な、隙も抜かりもないティムワールド全開なので、好きな向きにはタマラナイです(笑)。たまらなかった! 服! 城! 床! 部屋! 最高!! なので、これを2Dで観てしまうと、ただの「ああ、まぁ、うん…」な映画になってしまいかねないです。3Dで観たら差額分惜しくないアトラクション感を味わえますよ〜(笑)。落ちるシーンとか飛ぶシーンなんか、お腹ひやっとしたもん(笑)。視覚情報に騙されやすい三半規管
 しかし、ティム・バートンがアリスをやったのに、どうにも…何か、ワンダーランドのへんてこ感が薄く思えるというか、あんまり奇妙な世界に感じないというか、不条理さがないというかなのが…逆に不思議です。アリスが19歳だから? それとも、映像で具現化することの限界?*1 もしくは、オリジナルストーリーの弱さか? 何を云っても通じない、言葉の意味がどんどんすり替えられてちんぷんかんぷんだけど続いていく会話とか、韻だけで進む話とか、そういう「アリス的」要素が弱かったというか、なかったというか…不思議の国なのに至極真っ当な理論で動いていたのが、物足りなさの原因かなぁ。と思いました。キャラクターはみんなへんてこなんだけどね。
 でも不満という程ではないんですよ、面白く見られたよ! でも観るなら絶対3Dでね! メガネかなり疲れるけどね!

 ところで、東京ディズニーランドで「キャプテンEO」再上映の動きがあるとか…ぎゃあやったら絶対行く! 何十年ぶりかに観る! うぃーあーひーとぅーちぇーんざーわー! 緑みどりミドリ!!*2
 →あれ、決定なんだ! わぁ! 行かなくちゃ…混むだろうな…でもこれは行かなくちゃだよな…!
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/chiba/100426/chb1004262009010-n1.htm

*1:アリスの不条理さは活字でないとやっぱり再現は不可能だとは思うんだ

*2:若干ずれが生じているようです