ついにこの日が来てしまいました。来て欲しくて、待ち遠しくて、来て欲しくなかったこの日が。この１週間、蝙蝠禁断症状でふらふらでしたが、１週間ぶりの蝙蝠ちゃんが最終回というのも…ツライです…。ずっとずっと見ていたいのに。
もうネタバレもないので、反転かけません。最終回、本当にあり得ない席で、あり得ないものをいろいろと見せてもらいました。少しずつ思い出して大事に大事に取っておこうと思います。
本当に大好きです。作品も、曲も、登場人物も、キャストも。始まる前はこんなにハマるなんて欠片も予想してなかったし、正直、初日を見ても、ここまでハマるとは思っていませんでした。遅効性の毒みたいにじわじわ侵食されて…こんなことに…（笑）。大好きです。また…会えるよね？
思い出すだけで楽しくて哀しくて涙が出てくる、名古屋千秋楽レポです。このレポもこれで最後か…。
- あり得ない席、すなわちセンター最前列、でした…。本当に、T様にはいくら感謝してもし足りないくらいです。うわーんもったいない！ でも正直、死ぬほど嬉しい！！ しかし最前列とステージの間がめちゃくちゃ狭くて、冒頭の洞窟捕獲シーンで蝙蝠ちゃんが走り抜けられるほどの幅があるとは思えず、ああ、ここじゃ走らないのかなーきっと、と勝手に思っていました。ほんとすっごい狭かった。しかも隣の隣にいた男性客は足を前に投げ出していた。危ないから！
- 走らないと思っていたのに。思い切りよく蝙蝠ちゃんは舞台から跳躍して通路に着地、そこからまたジャンプして最前とステージの間を…風のように…走り抜けていきました…。あまりに一瞬の出来事で、「えっ？」で終わってしまいました…いや無理です色々。何もできない*1。
- 捕獲されたエドガーが保安官に連れられて出てきた瞬間、舞台から流れた空気が、濃厚ないちごフレグランスでした…。だから！ やっぱりあの子いちごの匂いがするんだってば！ 絶対！！
- 何かもう、色々見えすぎてオカシイです。右目の、光彩の青と瞳の黒まで肉眼で見分けられます。肉眼ですね毛見えるし腿毛も見えるし足の指が意外に長いのも見えるし*2足の小指の爪も見えるし何かもう。無理無理。
- ズボンのお尻に開いている穴、東京楽の時より大きくなっています。確実に。完全に丸い穴になっていた（笑）。見えるから！ 中が！！ しかも左の腰骨の辺りに新たな穴がもうひとつ…出し過ぎです色々。
- ぐねぐねするからさ…色々さ…見えるじゃんかさ…ギリギリのキワキワっつーかもう見えてるから！的なのがさ…。えっ？ そっと目をそらしたり？ するもんかこの私が！！ ガン見だよガン見！！ 悪いか！！ 私が見なくて誰が見る！！ キモくてヘンタイなのは承知の上！！*3
- 檻の中で暴れる蝙蝠ちゃん、暴れ方はいつもと同じもしくはそれ以上なのですが、１０１０の舞台だと客席まで振動…というかむしろ揺れが伝わってきて、「舞台壊れちゃう！」とか思ったものですが、愛知勤労会館はもう少し丈夫だったようです（笑）。揺れなかった！
- 挑発するリックに向かって、開いた檻の出口からゆっくりと外に出る蝙蝠ちゃん。歯剥き出した表情が、すぐそこに…あります…。すっごいちかい、あり得ないちかさ。くわぁっと開いた口の中、歯と歯の間で糸を引いた唾液まで肉眼で見えました。見るなそんなとこ。いやいや、私が見なくて誰が見る。
- 停電になってマッチをするメレディス。マッチ擦ったらね…マッチの燃える匂いがするんです…最前だから…。
- ママとハミング、今日も…たまらず可愛らしく…。ママがそっと檻の中に入る時の、カチャンという鍵を外す音にびくっと反応して、これ以上畳めないくらいに身体を小さく折り畳んで、端っこに身を寄せて怯える蝙蝠が可愛くてたまらないです。で、ママの顔を真っ直ぐ見つめながら、ゆっくりゆっくり一歩ずつ外に出てくる姿がまた…赤子のような目ってこういうんだな…という感じで。どうして二十歳のあの子にそんな顔できるんだろう。
- 「ほら、食べなさい」の後、ママが…「あーん☆」って…お口開けさせるのに、あーんって…杜ママ…可愛いステキ…。
- シチュー*4、うぇっと舌出して、いつもはぼとっと床とか手とかに落ちるのですが、今日は舌から落ちてくれず、イヤそうに一生懸命手で振り払っていました。可愛い！ 可愛い！！ でも早く口から出さないと、最後のハミングに間に合わなくなっちゃうからちょっと心配！（笑）
- 心配といえば、しゃちほこポーズ*5後にママに「エードガーー！」って名前呼ばれる前までに下に降りてなくちゃいけないのがいつもハラハラします。あっ、ほら、もう下降りないとママに名前呼ばれちゃうよ！って、間に合わないんじゃないかと心配になる（笑）。ママに名前呼ばれて「…ぅげっ」って返事する時は、下に降りてそっぽ向いていないと振り向けないからね。大きなお世話で余計な心配だけどね。
- 町議会。デイジーが復活してて、久々の「だいいちのぎだい！」が響き渡ったのが、本当に本当に嬉しい！ やっぱりそれがないと寂しいよ！
- もう、マギー町長やりすぎです。何の話してたのかまたわかんなくなるし（笑）。デイジーが笑いこらえてプルプルしちゃってるし！「にくです」って震えてたよ！
- えーっと、いつだったか東京公演のカテコ時に、未來くんと町長さんが一緒に、両手を広げて後ろにのけぞりながらビックリするような振りを２〜３回していて、おもしろ可愛いんだけど何だろうアレ、と思ったと書いたんですが*6、今日気づきました。「にくがない！」「はんのうがうすい！！」の時の町長の振りだったんだね！！ 気付くの遅くてごめんね！！
- 牛が死んだ、ところ。足でぶら下がっていました。すげぇすげぇ！ 最後の「うっ」のところ、片足ぶら下がりになってたよ…。で、檻をぐるぐる回されるところ、踏ん張って立とうとしてよろけていました。目が回るよー。
- どうでもいいですが、「牛が死んだ」の西村さんのセリフが好きです。「このままじゃ破滅だ！」「新しい種類の伝染病だ！」
- 本日の流血シーン第一回目、洗面器。もう…近くて何が何だか、です。すごかった。肉眼で、流れ落ちる血が見えた。しろくてあかかった。あの、興奮した蝙蝠ちゃんが檻にガッとしがみついて、上体を後方にぐいーんと反らせるところ、ものすごくて…。後ろで受け止めようとスタンバってるパーカー先生がイッパイイッパイそうなのが、情景と無関係に可愛らしくて好きです。
- そしてピエタシーン。すっごい勢いで上目剥いてました。青い片目が上向ききってぐったりして、鼻や口は真っ赤で、小鼻の脇からまた細い流れが鼻血のようになっていて、喉に飛び散った飛沫が小さく流れ落ちて、上着（？）に赤黒い染みが跳ねて…あの上目向いた青い瞳、ぞくぞくします…。最高のピエタでした。
- 病院のシーン。看護師さん可愛いですよね！ ちっちゃくて！ わたしもだきしめたい！！
- 何か、終演後のタクシー内で、ルーシー見ると私を思い出すとか云われました。髪型が似てるだけだろう（笑）。とりあえず「怪物が、怪物が〜」と云っておきましたが、むしろ「ヘンタイが、ヘンタイが〜」の方がふさわしいと思いました。っていうか私がヘンタイ。
- 心残りなのは、テイラー夫人の子守歌の後、結局拍手ができなかったこと。すればよかった…誰か率先してすればきっとみんなついてくるよねー。すごい好きなんだけど私（笑）。
- そして。お待ちかねのアレです。もう、あのセットが出てくるSE鳴ると、私姿勢正して気合い入れ直しますから（笑）。
- 東京楽で大破した青いクッション、復活していました。でも何か、綿出てました…よね？（笑）。引っ張り出しはしなかったけど、エドガーはやたらクッションを横に引っ張っていて、何だそれ引きちぎる気かいくら千秋楽だからってそれは、とちょっと思いました。
- こんにちは、を教えるママ、聞いちゃいないエドガー。クッション叩き付けて暴れるエドガーを、クッションごと椅子に押さえつけてママがんばります。
- フガフガ会話は相変わらず、杜さん飛ばしてます。楽しい！ 四つん這いで舞台を駆け回るエドガー、人間とは思えない動き。そして舞台のバミりにむかって鼻を鳴らしたりしています。かわいいー！！
- コーン！ コンコーン！は大阪以降バージョンかな？「コーン！ …あれぇ？ あっママだ！」って云うやつでした。ママなんだ、メレディスはエドガーにママって云ってるんだ！
- ちわー、はいつも通り。こんにちはが上手く云えたら会場からも拍手です。
- 「可愛い可愛いのポーズ」はナシ、あし、おろせるでしょ、そっちも、もうちょっと、ストップ！で終わりでした。
- 終わりでしたが、そこから始まる杜ママ大暴走。「じゃあねエドガー、今度はこう云ってみましょ、『どえりゃーえりゃーがや』」「…？」「どえりゃーえりゃーがや！ ううん、何のことだかママにもわからないのよ、でもね、神様がね、云うならここしかない！って」「…ど？」「どえりゃーえりゃーがりゃ、あら？ ママも云えないわ。でもあなたなら云えるはずよ！」…ママ、むちゃくちゃです（笑）。エドガーというか未來くん、歯は剥き出してますが完全に笑ってます。「ど…え…」「むずかしい？ むずかしいかしら。じゃあ、これにする？ こっち（右人差し指を立てながら）がえびふりゃー、こっち（左人差し指を立てながら）がしゃちほこ。どっちがいい？」「…（困ってます。つか笑ってます）」「こっち！？（えびふりゃー側を上げながら）」「……。ドエリャーエリャーガヤ！」…もう爆笑。ただただ爆笑。未來くんやけくそ（笑）。
- まだ杜ママは止まるところを知りません。「すごいわエドガー！ じゃあね、今度はしゃちほこ、って云える？ ママね、あなたが檻の中でぶら下がってるの、しゃちほこに見えてしかたなかったのよ！ 云えるかしら？」…終わらないのか！ まだやるのか！ いいぞママやれやれー！ エドガーもうほんとに笑っちゃって、それでもエドガーで「しゃ…」とか云って。「しゃちほこ！ ほら、云えるでしょ！」「…シャチホコ！ シャチホッコッ！！」…ひっどいなぁ！！
- まだ続きます。「そうよエドガー！ それじゃあ今度は、こう云ってみて。こ・ど・も」…子供に戻りました（笑）。エドガー、「シャチホコ！」ってまだ云ってます（笑）。で、ママに「シャチホコはもう忘れて！ それはもう卒業よ！」って云われてました。もう…ほんとに…ひっどいなぁひっどいなぁ！！
- こども習得。柱に貼ってある絵を示して「あなたは子供なの、子供。ほらこの絵、この前あなたが描いたでしょ、エドガーとママでしょ！」って…わーいそれ聞きたかったです！ クレヨン握ってぐじゃぐじゃお絵かきするエドガーが目に浮かんで…可愛い…。
- コはすぐ云えるけど何故かドが云えないエドガー*7に、ママはdの発音で「どぅを！」と唇を尖らせて教えます。もう可笑しくて死にそう。やっぱり「じょ！」になるエドガー…。長い道のりです。もっと長くてもイイ。１時間くらいここやっててくれてもいい。
- で、教えてあげる歌になります。かたむむりは今日も健在です。わかったの？「わかったのー！」の、わかってんのかわかってないのか微妙な笑顔が可愛い。たまんない。
- シェリーが帰ってきて、「バットボーイはどんな調子かなー」って上体を左右に振るところ、シューちゃんの鼻と未來くんの鼻？がぶつかったようで、シューちゃんは痛そうに鼻を押さえて笑っていました（笑）。可愛い！けどちょっとほんと痛そうだった（笑）。で、ソファに座ってからもちょっと痛そうに鼻押さえたりしてました。大丈夫？
- ディナーまでゆっくりしてらして、の後にエドガーがくり返す「でぃなー！」がすごく…嬉しそうで…ご飯好きになったのね（笑）。もうチキンとは戦わないのかな。
- 座ってお茶を、できたー！で興奮して飛び跳ねるエドガーの、興奮の度合いがいつもよりスゴかった気がします。押さえてるシェリーが必死だった（笑）。
- 今日も乳首噛んでました。で、ぺいっと放り出されて、ぺしょんと倒れて「えぇ？」って顔でパーカー先生を見るのが可愛い。っていうか全部可愛い。
- ネズミを取り出されてフガフガ鼻を鳴らすエドガーと、思い切りよくかぶりつくエドガーが可愛いです。で、顔を離すともう…ね。ちょっと、待って！だからね。
- 息切れ町議会。ものすごい回数、西村さんが「町長！ 町長！ 町長！」って云ってました（笑）。そして仲代さんの「檻からーだーさないでえー」は今日も冴え渡っておりました。大好き。
- 白ジャケット姿で登場したエドガー、ぎこちなくターン＆ポーズを決めるところ、今日は何だか…腰というかお尻を左右にフリフリしながら回っていました…ぎこちないく…エドガー、何見て覚えたのそれ（笑）。めったくそ可愛らしく可笑しい感じでした。
- 続くダンスシーンで間違えてシェリーをぎゅっと抱きしめちゃうところ。抱きしめて左右に揺れていたので、間違いダンスに見えました。いつもは割とこう、熱い抱擁にしかなっていなかったので。今日はチークタイムみたいだったよ。可愛いなぁもう。で、シェリーに間違いを訂正されて「わ…わかった」と照れたように笑うのも可愛い。なにしてもかわいい。そんざいじたいがかわいい。
- お茶を入れるシーンで気づいたのですが、エドガーの白ジャケの袖の辺りから、白い糸が１本、割と長く出ていました。ほつれた？ ボタン糸とれかかった？
- シェリーが退室して走り去るところ、今日もエドガーは柱におでこがくっつきそうなほど近づいていましたが、今日のセットは上をシェリーが走り抜けても揺れなかったので、多分おでこも痛くなかったと思います。東京楽じゃぐらぐらしてたから！
- どうしてみんな、僕を憎む、の歌。柔らかくて甘い歌声が、切なく、でもたっぷりと響き渡って…「みんなのことー」の高音がふわりと舞い上がって…ほんと、いい声してる…。
- おへそ披露の溜めがいつもより少し長かった気がします。白くてつるんとした、でも腹筋が割れたおなかの真ん中のおへそ…これも見納めか…（泣）。この歌の間の、メレディスとパーカー先生の表情が、何とも云えず…目をそらし気味な感じで…エドガー可哀想です。
- メレディスを引きずり離したパーカー先生に襲いかかるエドガー、すんでの所で止めて、「ごめんなさい…ごめんなさい…」と消え入りそうな声で謝ります。嗚咽とか呼吸とかが直に聞こえて…すごいです…。ちかいってすごい…。
- 「おなかが…すいているから」泣き笑いのような顔で、嗚咽混じりに云う声がたまりません。「ええ…たぶん」も、涙流しながら、でも笑うしかないような感じに…無理に笑うように云うのが…たまんない。「まだ…死んでない…、まだ、いきてる…」も泣き笑いで…やだもう。ぶるぶるしながらぞくぞくする。
- ウサギとの葛藤シーン。…あの、パーカー先生が、うさちゃんをですね。ワタクシの目の前にですね。「じっとしてるんだぞ」とか云いながら置いて下さった、のです…。だからね…エドガーの視線はもうずーっとウサギに釘付けでね…ウサギに向かって震える手をさしのべ、ウサギに向かって泣きそうな笑みを浮かべ、ウサギに向かって精一杯近づいて、ちょっともう困りました。真っ正面。ウサギどけ私と代われ。ブルブル震える指先が胸にいたかったです。ウサギに手をさしのべながら、歯を食いしばるエドガーの白い頬が、徐々に染まっていくのが…すごかったです…。すごいものを見てしまった。すごい距離で。
- そういえば今日、いつシャツのボタンを外したのか気付かなかった。ジャケット脱いだらもう外れてた気がして…。
- 震える手でそっとウサギを抱き上げ、飢えをこらえつつ愛おしげに撫でる、その手に浮いた血管の青さまで見えました。たまんない。
- パーカー先生に向かって、抱き上げたウサギを捧げるように差し出す、くしゃくしゃだけど誇らしげな顔。それが、「闇に戻れバットボーイ！」と一気に突き落とされる瞬間の、仮面がはがれ落ちるような表情の変化が…すさまじいです…。すごいんですよ、私なんか「たまんない」「すごい」しか云ってないみたいですが他にどう云えばいいのかわかんない。
- 首を落とされたウサギの胴体を、見せつけるようにしてからぽい、と投げ出すパーカー先生。表情の欠落した顔に、一瞬走る狂気の痙攣が、あ、血の匂いが今届いたな、と思わせて…本能が刺激されて、押し殺していた獣性が目覚めた瞬間が、すごく鮮やかに見えました。
- で、本日の流血シーン第二回。顔中になすりつけるようにウサギの胴体に食らい付き、その横顔を太く一筋、だらりと血の流れが染めていきます。顎から喉、首、シャツの襟を濡らして、腹から白いズボンにまでこぼれ落ち、胴体が口から離れた後に、さらに口の中から塊を吐き出すようにゴボッと吹き出して、咆吼→暗転。私脱力。何てものを何て距離で見せてくれるんだ一体。
えー、とりあえず前半。後半はまた追加します。
後半追加します。あんまりね…何かね…「すごい」「すき」「かっこいい」ばっかりでね。頭悪いですね私。
- 休憩時間中、いろんなお友達がのぞきに来てくれて*8、楽しかったです。
- 休憩時間明け、上手から出てくるキャストさんたちが、肩に手をかけて繋がって、汽車ぽっぽみたいに出てきました。で、恒例の町長から一言コーナーは「なーんも。さんきゅ。以上」でした（笑）。それ東京楽でもやったから！
- そしたら聖歌隊役になってる高谷さんが、ぱちぱちと手拍子を拍手に代えて、最後にいいとも！でおなじみのわー！ ぱんぱんぱん！をやりました（笑）。すごい、ばっちり決まったよ！
- そして始まる信仰復活集会。ハイタワー神父の第一声は、「どえりゃー、おろかーものーよーー」でした。爆笑。あり得ない。
- 客席もノリノリで手拍子＆いぇーい！です。楽しい楽しい！
- しかし。精霊が云々の辺りから、正直者のワタクシの首はぐりんと後ろを向いてしまうのです。今日のホールは中央通路がかなり後ろの方にあって、すごくがんばらないと出てくるエドガーたちが見えませんでした。最前だからアレなんだけどさ。でもそっちはそっちで見たいじゃない！
- 静かに出てきたエドガーたち。神父の「癒されたいものは前へ」に促され、メレディスにそっと肩を押され、エドガーが前へ進み「僕は癒されたい！」と云う…のですが。１０１０に比べて前に進む距離が長くて、小走りに駆け寄る感じでした。で、５列目辺りで立ち止まって「癒されたい！」「…はい」のセリフ、それから階段をゆっくり上る…この階段がまた近かった…。一段飛ばして登る、分厚い靴底の大きい足が脳裏にちらついて離れません。もみあげキワのほくろが見えた。
- 癒されシーン。膝立ちになって歯食いしばってぎゅっと目をつぶって、神父と一緒に息を荒げ声を上げるエドガーが…だから妙にセクシーなんだってばさ…。コートの裾を後ろに払うのも格好いい。
- 来ました、神父のアレ。「精霊が私に云ったとです…神父です…」だから！ そこ爆笑起きちゃダメっぽいところだから！！ しかもその後のセリフ、「今日お集まりの中に、彼が癒されることを願っているものがいる」って云いませんでしたか？（笑） 二度目には直ってたけど。
- 「そばにいさせて」の歌。柔らかく綺麗に伸びる高音と、訴えかけるような調子になる部分のバランスが絶妙で、じわじわと胸が苦しくなってきます。「掃除や洗濯も、畑仕事も」のところで、椅子に座って歌うのですが、いつも*9こう、斜めに片足を曲げて乗っかるように座っていたのですが、今日はお行儀良く両膝を揃えて、膝の上に手をのせて、ちょこんと可愛らしく座っていました。そんなイイコなのに！ どうしてみんな逃げるのかわからないよ！！
- 「願いはただ許されたい」と「話を聞いてくれてありがとう」の間がいつも、せつなくて辛くて哀しくて大好きです。ため息とか、上げかけた手をぱたりと落とすところとか、肩をがっくり落とすのとか、寂しそうな微笑とか。泣きそうな顔で、それでも薄く笑って、そっと歌う「話を聞いてくれてありがとう」が…可哀想で可愛くて…愛しい。
- 階段の２段目まで降りて足を止め、「一言でいいから誰か、この僕に声をかけて、お願い！」と寂しい本音がこぼれてしまうところも大好きです。今回ほんと近くてさ…。表情が…見てるのがつらいくらい、哀しくて寂しくてやりきれない顔してるんです…。話聞いてくれただけでも嬉しいよ、って笑って立ち去ろうとするんだけど、抑えられない寂しさが溢れちゃって…ポーズ取りきれなくなって、こぼれちゃう本音の寂しさが…もう、どうしてくれようって感じ。大好き、この子大好き。
- おーっけい！にデイジーちゃん復活！ わーい！！ ここ最近ずっと、西村さんの声しか聞こえてなかったから…すごい嬉しかった。完全復活だね！
- で、持ち上げて突き落とすパーカー先生登場です。みんなが「あっパーカー先生、遅かったですね」「バーベキュー早く行きましょう」とか話しかけるのがセリフ増えててちょっと面白いです。でもそれどころじゃないんだけど。すぐ。
- 「あの女の子が…死んだ…」の後。どう来るかと思ったら、神経症の発作みたいに痙攣させるように顔を引きつらせ、首を小刻みに動かし、頭痛を堪えるように右のこめかみに手を遣ってから、痛そうに身体を折り曲げる、という感じでした。もう…なんか…ツライ。ほんとツライ。こういうエドガー見てるのツライ。
- でもリックの銃声に一気に獣化するのは何度見てもカッコイイ。革パンの足をがっと広げて、低い体勢で、コートの裾が流れ落ちて…ぎゃーかっこいいいいい！！
- リックを襲い走り去るエドガー。通路が遠いので、１０１０より走る距離がたくさんだったと思います。いっぱい走らなくちゃ出られなかった！
- 森で再会するシェリーとエドガー。シェリーに借りたハンカチを返そうとするエドガー、その手を押しとどめて「いいの、あげる。プレゼントよ」と微笑むシェリー、ここで、手と手が触れあって、見つめ合って、ふたりの顔がそっと近づくんですが、今日はいつもより近づいたというか、もうキス寸前でした。もうちょっと！ってところで牧神の歌が響いて（笑）。もうさー千秋楽だしさーしちゃえよ！とか思いました（笑）。でも、牧神の声を警戒してすっと獣化するエドガーは本当に、ほんっとうに格好いいのです。シェリーを後ろにかばってさ…両手広げて低い体勢になって歯剥き出してさ…かっこいいいいい！
- そして牧神の登場です。…すっげ！ すっっっげラメラメ！！！ 乳首キラッキラ、上半身ぴっかぴか！！！ もう爆笑です。こんなに思い切りよく牧神で笑えたの、初めてです。そしてキラキラ乳首から発射されるキラキラチクビーム…もう牧神大好きですよ！！ こんなに森の仲間達シーンが好きになるとは、始めの頃は思っていませんでしたよ…。エドガーとシェリー、びっくりしてたけど多分笑いこらえてた（笑）。
- 木に止まった小鳥で遊ぶところ、口で追いかけてました。ガッて食いつくマネしたりして、可愛いー！
- シェリーと並んでスロープに座るエドガー、いつも緊張してハンカチで汗拭いたりしてますが、何かね。今日ね。牧神が妖しい腰の動きとかして見せてね。それを見たエドガーがね。自分のシャツめくり上げてね。…その下を確かめるような仕草をね。していたのよね。くすくす。で、あせったようにシェリーから身体を離して、それからハンカチで汗拭いていました。
- お着替え後のエスコートエドガーがほんとにもうちょっとどうしようってくらいカッコイイです。ひらりと音もなくスロープ上に飛び乗って、少し低いところに動いてから両手をシェリーに向かって差し伸べて。わーんステキだよーう！ その手に向かって駆けていくシェリーも可愛い〜。
- キス顔も近かったです…でも近いくせにやっぱり双眼鏡でガン見しました…キモイからさ仕方ないよ。すっごく綺麗でした。とっても。いろいろみえた。
- 暗転して舞台からハケる時、スロープを降りる未來くんとシューちゃんが手つないでるようにも見えて…繋いでたら可愛いなぁと思いました。どうなんだろう。多分幻覚見てると思うけど。
- 牧神早変わり、ネッドで登場です。もうねーネッドねーくねくねしててねーたまんないねー！ で、ネッドの青いジャンパーの下にはきっとまだキラキラ乳首が…と思うとねー笑いが止まらなくてねー！！ 結樺さん最高です！！
- デイジーと町長の見せ場、屠殺場。もう…すごいすごい（笑）。デイジーちゃん、町長の胸触って「どこ触ってんのよ」とか云われてました。わーん、でも「コードフォックス、コードフォックス！」って云うデイジーがまた見られて本当に嬉しい！ 可愛い！！ テイラー夫人も巻き込んで消えたり転がったり大変です。
- で、ネッド昇天のところ。ここではもうＴシャツ着てるんですよね結樺さん。ラメ乳首見えちゃ困るからね☆
- 西村さん…じゃなくてバドの高速道路見張り、今日はお遊びなしでした。車の音もぱっかぱっかもチリンチリンもなかった…ちょっと寂しかった（笑）。時間の都合かしら。
- シェリーがお腹空いたエドガーに腕を差し出して「何も怖くないからIt's OK」と歌うところ。何か…シューちゃん、痩せちゃった…？ 腕とか顔とか、東京で見た時より細くなった気がして…舞台大変だもんね…と思いました。ふんわりして柔らかそうな腕が、いかにも女の子らしくて好きだったんだけど。
- 「今のうちだ、行け！ 早く行ってくれ…」とシェリーを遠ざけようとするエドガー、身体を丸めて苦悶するのが、マイクが拾わないような息づかいまで全部、生で聞こえて…たまんなかった、です…。喉がグッて鳴ったり、嗚咽みたいな音だったり、震える吐息だったり…いろいろありえませんでした。何しろ最前なので。
- 何しろ最前なので、シェリーの腕にエドガーの歯が触れるところまで見えました。わー！ 何か、よくわかんないけどわーーー！！（笑）。
- メレディスが本当の母親だと知って驚くエドガー、後ろに尻餅突いてました。たまに突くけど…動揺っぷりが表れててすごいイイと思う。で、それからシェリーと目を合わせて二人ですごい…大変な顔をするのが…可哀想というか…キッツイなぁ。「うそだー！」と駆け出して跳ぶ高さと飛距離に毎度のことながら感銘。
- 牛への謝罪。もう…どうにでもなれって感じのエドガーが…哀しくて切なくて…辛いんだけど…でもここ格好いいから好きなんだけど…。冷め切ったような声から絶叫へと移り変わっていく過程が凄絶です。「殺してやる！」とか、「後悔させてやる 僕を育てたことを」とか、「血を流すがいい」とか、表情がもの凄く…きつくて格好良くて…苦しいんだけど大好きな曲です。
- だからアレはガーディちゃんの断末魔ですってば！（笑）
- 「やぁ、とうさん！」、今日はとっても…裏返りハイトーンでした…ちょっとやりすぎなくらい（笑）。続く「僕は、父親に嫌われた息子、ってわけだ」も不安定にというか、癇に障る調子に高くて…動揺と憤怒と自嘲を隠したイヤな明るさで。で、「しらばっくれたまま死にたいのか！」ががくんと低く下がって…すっごい見てて揺さぶられる。感情の振り幅が広くて…ついて行くのが大変です。行くけど！
- パーカー先生に飛びかかってから告白シーンになる暗転、時間が少し長いのですが、エドガーというか未來くん、暗転してもしばらくその場で、飛びかかって着地した体勢から動きませんでした。少し経ってから、ゆっくりと立ち上がり柱の横にすっと立ったけど…入り込んでる、と思った瞬間。いつもそんなに時間かけてなかったと思うんだけど。
- 告白シーン、今日はほぼ直立不動でした。身じろぎもしなかった。両手をだらりと下げて、柱にもたれもせずまっすぐ立っていました。
- メレディスが「自分の胸に手を当てて、聞こえるでしょう魂！」と胸を叩きながら云うのに答える、「魂？ そんなものは知らない、見たこともない」で始まる歌がすごく…痛くて好きです。何か今日、その歌い出しがいつにも増して冷めきっているというか冷え切っているように聞こえて…メレディスが耐えられないようにエドガーから顔を背けるのがまた哀しくて…いやなんだけど好き…。っていうか後半、そんなんばっかり。つらいけど好き、痛いけど好き、いやなんだけど好き。
- 「人間じゃない、獣さ」の後、偽悪的に挑発的に笑うところ。すっごく笑っていました…獣さぁっはっは〜、って感じに。やだもう心臓痛い。
- パーカー先生のナイフを抜いて握らせ、胸を開いて「終わらせて欲しいあなたの手で、あなたが始めたことだから、さぁ！」と迫るところ。この、「さぁ！」の時の表情がすごく好きで…スミマセン最前から双眼鏡でした…キモイからホント…。でも、毎回すっごい表情するので、コンタクトがイマイチ合っていないワタクシとしてはやはり…双眼鏡を目に押し当てるしか…。今日もすごい、鬼気迫る気迫のこもったまなざしでパーカー先生を見つめていました。目、見開いてね…。力入って唇とんがってた…。またこれが何というか…うつくしいんですよ…。
- 「それならいいことを教えてやる、今夜何があったのか僕と彼女」とシェリーとの関係を告白するエドガー。投げやりな表情とやけくそな足取りが格好いいんですが痛々しい。何か…これで見納めだと思うと、全てのシーン・全ての表情が、いつもと違ったものに感じられて…もうホントに３時間、全部すごかったんです…きりがない…。
- 何か今日、パーカー先生というか、父親の心境寄りにラストを見てしまって、あの…エドガーにナイフ突きつけるところから、突き放して「腹が減っているんだろう、エドガー」と自分の首を切り裂き、よろめきながら少しずつ近づくパーカー先生と、駆け寄って抱きしめるようにその背中に腕を回し、ぎゅっと背中に爪を立てて、その首に歯を立てるエドガーに、涙が出ました。何だろう、こんな形でしか親子になれなかった哀しい父と子の関係が痛くて。パーカー先生も哀しい人だと思うとたまらなくなります。メレディスを愛するが故に、そんな風にしかエドガーを愛せなかったんだね…それがパーカー先生なりの、精一杯のエドガーに対する愛情だったんだね…とか思うと、喉の奥から変な声が出ます。ぐげ。
- ラスト。弔いの鐘が鳴る中、朝の光に包まれるエドガー、ゆっくりと空を見上げて、そのシルエットが白く残像に残ります…。シャツが逆光に透けてね、身体のラインが影になって見えるのが…美しいです…。浄化されたような、まっさらな表情が冴え冴えとしていて。そんな風にしか浄化されることができなかった、最後まで夜の子供でしかいられなかったエドガーが哀しい。何だよくそぅ、哀しい話だな！！
- で、カテコなんですが。すみませんぶっ飛んでます。泣き笑いでぐじゃぐじゃだったので、記憶が…何回あったとかわかんないです…。
- とりあえず最初はふつうにお辞儀、２回目でバンドセットの方に登ってバンドメンバーと拳を合わせたりしてから降りてきてお辞儀、３回目にバンドメンバーの方も前に出て一緒にお辞儀、そしたら何か、未來くんとか杜さんとか福井さんが顔を見合わせて、未來くんが「よしかわさん！！」と客席に呼びかけて、演出の吉川徹さんをステージ上に引っ張り上げて一緒にお辞儀でした。
- 個人的に、東京楽カテコで遊んで頂いたテイラー夫人と西村さんに手を振ったのですが、テイラー夫人が気づいて下さって、あ！って指さしてくれました…もしかして覚えててくれた…？ で、またちゅっとキスを下さいました。カンゲキ。ええ、もちろん返しておきました☆
- で、まだまだ終わりません。ちょっと順番があやふやになってるんですが、ステージの照明が付いて、もう一度キャストが揃ったところで、突然「マナーを守り愛し愛され生きていく」のところ*10のイントロが演奏されて、みんなが歌い出したのです。で、帽子とガウン着て出てくるところから未來くん、周りに促されるようにして真ん中で、「おーしえてあげーるー、だーいじなーコ・ト☆」って！ 指ちょんちょんって振って！ もう嬉しくて、すごい嬉しくて、ガン歌いでした（笑）。一緒にだーいじなーコ・ト☆って指やったし、「誰も忘れかけてる」のチアガール決めポーズも一緒にやったし、「アンディ？」「うぉーほーる！」もやったし、もう最高です…ずっとね、見てる時にね、一緒にやりたくてたまらなかったんだけど我慢してたんです（笑）。思い残すことないですコレに関しては…。楽しかった！ 本当に楽しかった！！ エドガーじゃなくて、未來くんが、未來くんがエドガーの歌を歌ってる、そんな風に見えました。大好き。ほんとうにだいすき。
- で、未來さん、とんがったお耳を…両方の蝙蝠のお耳を…むしり取って、客席に投げてしまいました…。投げちゃった！ 本当に投げちゃった！！ いや、前に「千秋楽で耳とか歯とか投げたりしないかねー」なんて云ってたんですが…まさか本当にやるとは…。キャッチした方、うらやましい！ 左ブロックの通路近く、５列目辺りにひとつ飛んだ気がします…いいなぁいいなぁ！
- で、歯は！？ 歯は投げないの！？ くれ！！！
- もう、どのカテコに挟まれてたのかわからないんですが、杜さんが未來を抱き寄せるように肩抱いて、「ほら、もう云えるでしょ？」みたいなことを小声で云うと、未來くんがこう、手を折りたたんで指突っ張ってウゴウゴなエドガーになって、「ドエリャーエリャーガヤ！」って…ウゴウゴエドガーで…云ってくれました…もう泣くほど可愛かったっていうか可愛くて泣いたっていうか、杜さん本当にありがとうございます！ 最高のママだよ！！
- 最後に促されるように挨拶してくれました。「また、これをやれるかどうかわからないのですが、すっごく楽しかったです」みたいなことを…あと何か、客席に笑いが起こるようなことも云ってましたが…すみません飛んでます…。ただ、「またこれをやれるかどうかわからない」の言葉に、再演への一縷の望みを抱いたのでした。頼む！ やって！！ 同じメンバーでやって！！！ DVDにならないならせめて再演、あとCD…でもDVD欲しい…。二十歳の未來くんが演じたエドガーはもう、どうやっても見られない、という状況が受け入れられません。やだ。そんなのやだ*11 *12。
- で、客電ついてしまったのですが…涙止まらないし脱力しちゃうし鼻はぐずぐずだし、しゃがみ込んで「帰りたくない〜」とめそめそしてました。いくつだよおまえ！！ 追い出されるようにロビーに出てからも、友達に泣きついてはめそめそしてました。わーん！！ やだーー！！ 今でもまだめそめそです。
以上で、私の蝙蝠祭りは終了致しました。こんなに回数行くことになるとは思ってなかった、でももっと行っておけば良かった気もしてしまいます。本当に大好き。キャストも全員大好き。エドガーはもちろん、キュートなシェリーに最高にすてきなメレディス、パーカー先生も大好きだし、牧神の魅惑の歌声、ネッドのくねくね、牛大好きロン、村人で唯一エドガーを守ろうとしてくれた保安官*13、かっこいいバド、チェケラッチョのロイ、町長は見せ場多すぎだし、デイジーはほんとに可愛らしいし、テイラー夫人の歌声はステキだし、オープニングの見せ場なんて高谷さん超カッコイイし、リックへなちょこで可愛いしロレーンの高音は凄い迫力だしハイタワー神父は美味しいところ持って行くし、嫌いなひとがいない。最高のキャストで、最高の蝙蝠ができあがって、それを堪能することが出来て、本当に良かったです。是非、再演を…DVDが出ないなら、同じメンバーで再演して欲しいです…。
ほんとうにありがとう！ だいすき！！ そしておつかれさまでした！！
