ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

ざっくり

  • 昨日は新国立劇場で「やけたトタン屋根の上の猫」観てきました。面白かった、ていうか、面白くないわけがない! 寺島しのぶにゆっきに銀粉蝶木場勝己、この並びで面白くないわけがない!! 戯曲そのものも本当に面白くて、ギラギラしながら観てしまいました。テネシー・ウィリアムズ、「欲望という名の電車」よりこっちの方が好きだなぁ。寺島さんが生で観られて幸せでした。素敵だったなぁかっこよかったなぁ! しかし一番存在感あったのは、名前しか出てこないスキッパーさんでしたよ…あなたすごい存在感よスキッパー…。
  • 本日は行くかどうかしばらく迷った挙句、池袋のフェスティバル/トーキョー「パブリック・ドメイン」に当日券で参加してきました。これまた面白かった! 参加型の実験的な、演劇というかパフォーミングアートというか、なんだけど。西口広場で、120人くらいがヘッドフォンを装着して、そこから聞こえる質問に指示された動作で答えていく…という。「今日、出かける前に着替えましたか? …右に5歩歩いて下さい。」みたいな指示にずっと答えていくのですが、いつの間にかバラバラに動いていた有象無象がいくつかの集団に分けられて、それぞれに役が振り分けられ、ロールプレイング的な、演劇的な要素が含まれていく、んだけど、あくまで参加者は「質問の答えに沿った指示に従って動いている」という。外(参加者でなく)から見たらどんな風に見えてるのかなぁとか、参加者も一応観客だから、観客と観客を見る観客、になってるのかとか、集団と個、とか、マジョリティとマイノリティとか、質問の内容にも色々考えさせられたりしつつ、演劇とは、公演とは、演じるとは、「見せる」とは、何だろうどういうことだろう、なんてことまでぼんやりと脳みそが広がった、気がします。気の所為だが。でもとにかく面白かった! 迷ったけど行ってみてよかった!