ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

球描く潮についてぐにぐにしてみた

 趣味は妄想、特技は自分の妄想で号泣することです。号泣はしなかったけど、勝手にいろいろ連想ゲームみたいなことをしていたので、まとまってないけどちょっと置いておきます。いつもの散歩のもっととっ散らかってるヤツです。

  • ぐねぐね思い返していてふと、突然思ったんだけど、辻本さんが腕で丸を作って、その丸に未來も丸を絡めて繋がって、でも触れはしなくて、それを解いてお互いに顔を見合わせてにっこり、頷きあうところ、が、「お互いの意思で切り離され」た瞬間、なのかな、と。「お互いの意思でここを出た」な瞬間なのかしら、と。
  • 腕で丸を作る前、可愛い曲でくるくる回ったりお尻でにじにじ前進したりするダンスは、ふたりともシンメトリで同じ動きをしていたから、何というか、「ふたりでひとつ」な状態、ひとつだった状態、切り離される前、なのかな、とか。
  • うん、て頷いた後に、辻本さんは扉を開けて出て行き、未來はスツールに座ったまま取り残されるし。
  • でも未來の側からは「勝手に何も云わずにどっか行ってほったらかし」なんだな…お互いの意思じゃなかったってことなのか、出て行った方の思い込みか、残された方の思い込みか。
  • …じゃあ、出ていく方は、何を「切捨て」たんだろう、と思いまして。探してるのも、最後に帰着するのも海だから、海?…と思ってる間に、海/生み/産み、と繋がってきた。
  • 海のイメージはどうしたって母や胎内なので。ほったらかしにされたのは何? 自分の出自? 出発点としての自分の生誕? 自分が親になる=子の海/生みになる(子の海/生みを探す?)、ことによって、自分も海/生みから始まった、自分の内側にもそれはもともとあった、ことに気づく、的な?
  • 螺旋はDNAだけど、続いてめぐって繋がっていく関係性という意味でもあるよね。親から子へ、子からその子へ、続いていくのも、相似でありながら先へ進んでいく、相似だけど同じではない、螺旋だよなー。
  • 「円を描いているんじゃない。それは螺旋を描いている。そしてそれは自ずと球体になる。それが君の世界、僕の世界。」円を描く→自分が親になること、そこまでの1単位で完結、と思っていたのが、実は螺旋だった、しかもそれが重なって球になっていた、みたいな?
  • 球を描く潮。潮が生みならそれは命の連鎖で、潮が海ならそれはやっぱり地球だよね。海が球を描いてるものね。
  • 生命すべてに普遍の営み、フラクタル。そんなイメージ。
  • わんこパートは、きゅうかくと嗅覚の遊びだろうと思うんだけど、でもわんこたちの云っていることってつまり、人間も獣の一種、ってことですよね。地球上に営まれる生命活動のうちのひとつ。てことは、犬を置き去りにして出て行く=そこ(人間も動物の一種である)を忘れてしまう、ってことかなぁ。
  • 波の音が響いてからのインプロ2回目は、胎動のようにも思えなくもないかも。羊水の中を漂う胎児のようにも見えるかも。
  • ラストは胎内/海で終わるんだろうな、というのは、海を探してた男が自分の内なる海に気づく、ってのと、横たわるふたり(もしくは片方)が丸くなるのが胎児のようだから。とすると、光のチューブはへその緒?
  • ラストの胎児は、かつて自分がそうであった姿であると同時に、これから生まれてくる存在、どっちもなんじゃないかしら、とか。かつて自分もそうだったことを思い出す、自分もその連鎖から生まれたことに気づく、ことが、「自分の海に気づく」なのかな、と。
  • てことは、あの「場」が胎内になるのか。じゃあ辻本さんが扉を開けて明るい世界へ「出て」いくのはもろに出産のイメージになる。じゃあ暗い「内」へ置いていかれる未來は、胎内の記憶とか、かつてそこに在ったはずの自分、とか…。
  • アンパンマンも何か、童心というか、幼い頃の象徴というか、そういうものなのかも知れないね。

 …と、ぐねぐねしてみたけれど断片的にしか考えてないので、全体として捉えられていないのが残念です。こういう欠片をいっぱい蓄えた状態で、さらに見て、パズルのピースを嵌めていく作業、がしたいのに〜。もう見られないなんて〜! え、ここに至るのが遅いってこと? 初日の時点でここまでやれってことなのか(笑)。ごめん無理です!
 的外れなことをたくさん云っているんだろうなという自信はあります。が、未來さんも「ストーリーを紡ぐのは、僕たちではなくあなた達。」って云ってるし! わたしの可哀想な妄想回路がぎゅるぎゅるした挙句、こんな欠片が出てきたよ、という。もうちょっと整理したいです、日曜夜分の宿題を終わらせたら、何かまた見えてくるかもしれないし!
 今はとりあえず…眠いです…。