ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

2018年7月19日:そういえば蚊に刺されていない

 あんまり暑いと蚊も出なくなるらしいですね。そういえば今年刺されてないなー。暑いのはもういいよ…って感じだけど蚊には出てきてほしくない。

 本日のエントリーはこちら。

 

futurist.hatenadiary.com

  あと昨日の分。

 

futurist.hatenadiary.com

 

「半神」@銀河劇場(7/16昼)

 お久しぶりの銀河劇場、代アニ傘下(?)になってから初めて行ってきました。死刑執行中以来かな? 内装が特に変わった感じもなく、そのまんまで懐かしかったですが、フラッグがとっても代アニで…ああもう代アニなのだな…ってなった…。

 そんなお久しぶりの銀河劇場by代アニで、中屋敷版「半神」を観てきましたよ。半神と云えば夢の遊眠社とか野田地図とかですが、実はどっちも未見です。そして柿喰う客の劇団員さんと乃木坂の子?と日本舞踊の子が出るんだよねくらいのうすらぼんやりさで当日を迎えてしまった。

 醜いけれど高い知能を持つシュラと美しく天真爛漫だけど会話もできない知能のマリアは結合双生児。世間の目に触れぬよう、双子が世界を知らぬよう、両親は双子を岬の灯台へ閉じ込め、双子はふたりだけの世界で生きてきた。そこへ若い家庭教師がやってくる。彼は低血圧の数学者だった祖父が追い求めていた「1/2+1/2=2/4」という【らせん方程式】の謎を、シュラと共に解き始める。バスタブの栓を抜いた時、北半球では左回り、南半球では右回りになる、その渦にらせん方程式の謎の手掛かりを見つけるシュラ。しかし9歳を超えた双子の身体は限界を迎え、10歳までは生きられない、と双子を切り離すことを医者は勧める。双子は心臓を共有しており、シュラかマリア、どちらかひとりしか助けることはできない。「孤独」に憧れ、お荷物のマリアを切り離せるかも知れない可能性を喜ぶシュラと、そんなシュラを無邪気に抱きしめるマリア。「人間ではない」双子を神話の世界へ引きずり込もうとする化け物たち、お芝居を演じる学校の教室、4時限と5時限の間にある給食の次元、六角形のバスタブの栓を抜いてできるメエルシュトレエムの渦の底、その向こうの化け物たちの住むベンゼンの国、謎解きのハテ?は世界の果て、謎を孕んだ少女が産むもの、白いゴムまりの風、さまざまな次元がレイヤーのように重なり合って、言葉遊びの連想ゲームで連なっていく不思議なジェットコースター。双子のどちらが助かるのか、助かった方はどうなるのか、【らせん方程式】の謎とは、いろんなワンダーに溢れためくるめくノンストップ2時間でした。面白かった!

 正直、野田作品は観ればすごいおもしろい!ってなるんだけど、どうにも台詞量の膨大さとスピード感に途中で振り落されてしまうことが多くて、観ている最中は面白いんだけど後から何も思い出せない…すべて流れ去ってしまった…っていう感じになってしまってちょっと苦手意識があるのですが、今回はわりと…覚えてるほうじゃないかな…? 中屋敷演出がわたしにはちょうど良いフックになって引っかかったのかな。ストーリー的にはもちろん(?)置いていかれたというか、途中で筋道を立てて考えることを放棄したのだけど、何かわけわかんないけどとりあえずすっごいな…って感じの感動はすごくした。そしてラスト近くで涙が出た。ちゃんと理解なんて全然できてないのにね、それでも心がふるえる気がするのは、積み重ねられた、そして流れ去っていった膨大な台詞たちの、欠片や雫がそれでも美しいからなのかな。それがこの戯曲の力なのかな。なんてことをぼんやりと思いました。やっぱりぼんやりなんだけど。

 前半はシュラ役の桜井玲華さんの鬼気迫る演技、後半はマリア役の藤間爽子さんの伸び伸びはつらつとした美しさ、双子どちらも見事でした。桜井さん綺麗なのにその綺麗さをかなぐり捨てるような醜い役でかっこよかった。藤間さんは流石の動きの美しさで、天真爛漫な笑い声も可愛らしくてこれは天使…愛される…。後半の見せ場が本当に良かった! やわらかい声が耳の奥にずっと残ってるような。家庭教師役の太田基裕さんも素敵でした。柿メンバーは鉄壁の化け物たちで…風呂太郎ユニコーン永島敬三さんキレッキレだしマーメイド淺場万矢さんセクシィこの上ないしハーピー加藤ひろたかさんはもうずっと観ていたい可愛さだしガブリエルで右子さんな田中穂先さんはすごい色っぽかった。穂先くんは色っぽい。スフィンクス牧田哲也さんは登場シーンが流石の中屋敷演出って感じで…スフィンクスはかっこよかったです!! とっつぁん!! 七味まゆみママは何か途中すごいことになっていた…すごかった…。福田転球パパは転球さんだった。そして松村武さんの数学者と医者、は、激流の芝居の途中途中に楔のようにポイントを打ち込む感じ。トランプカードを使った演出とか、学校のお芝居が挟まるのとか、どの辺が今回オリジナルなのかわからないけど、どれもわたしにはとてもうまく効いたなぁ。DEDE MOUSEの音楽がまたすっごく素敵で、2/4はタンゴのリズム、双子の心臓が奏でるタンゴ、ってちゃんと四拍子-二拍子のタンゴが流れてくるのとか鳥肌立った。サンプリングボイスみたいなのが織り込まれた曲も可愛かったなぁ。

 双子の白いネグリジェ&ドロワーズという衣装がとてもとても可愛らしくてツボでした。何となく頭の片隅に、ビッグTシャツみたいな1枚のワンピースをふたりで着ているイメージがあるんだけど、あれは野田版のふたごだったのかな…高校の昼休みに誰かが部室でVHSを観ていたのを覚えている*1。今回の双子はくっついてないけど動きでくっついて見せていてそれも良かったです。家庭教師が袴に編み上げ靴でとても良い感じだったり、あと化け物たちの衣装もねーみんな可愛くて! 蝶ネクタイとかサスペンダーとか帽子とか、トラッドな雰囲気で素敵でした。真っ赤な手術着とか…だいたいひろたかくんを目で追ってしまっていた(笑)。舞台が八百屋から急斜面(なむはむみたいな)で急斜面にブロック状の足場が飛び出ている形状で、そこを駆け上ったり駆け下りたり飛び乗ったり渡り歩いたり、化け物さんたち凄かったなぁ。 

 意味とか、理論的な筋道とか、もう全然掴めないまま、ただただイメージの奔流にぐるぐると流されていただけなのだけど、それでもメエルシュトレエムの渦に飛び込もうとするマリアのシーンはめっちゃわくわくしたし、先生が1/2の遺伝子の螺旋階段を下りる途中ですれ違う、懐中電灯を持った男が未来の/かつての自分なところは、だよね!!!ってなりながらぞびぞびっとしたし、イメージの奔流にぐるっぐるに巻き込まれて北も南も右も左もわからなくなったけど、メエルシュトレエムの渦から最後は霧笛が岬の灯台へ導いてくれた気がして、何だか涙が出ました。霧笛がベンゼンの化け物たちの遠吠えみたいだったのも良かった…素敵だった…。結局どうなったのとか、あんまりちゃんと理解はできていないんだけど、それでも圧倒的フィクションの渦にもみくちゃにされまくった挙句にふ、とすくい上げてもらえる、そんな演劇的快楽のかたまりのような作品でした。わたしには。でも戯曲も読んでみたいな!

spice.eplus.jp

spice.eplus.jp

*1:その時は演劇まっったく興味なかったんだよねー人生って不思議ねー

柿喰う客 こどもと観る演劇プロジェクト2018「にんぎょひめ」@北とぴあペガサスホール(7/14昼)

 柿喰う客が、こどもとおとなが「劇場空間で観劇体験を共有し、互いの理解を深めることを目的」として上演を続けているプロジェクト、ちょっと行きづらい地方公演とかが多くて生で観る機会がこれまで持てなかったのですが、念願叶って(笑)やっと観られました。「ながぐつをはいたねこ」とか、「へんてこレストラン」とかも生で観たかったなぁ。

 今回は新作の「にんぎょひめ」、会場に入るとさっそく?メイド服姿の可愛らしい劇団員さんが迎えてくれました。出演は大村わたる、原田理央、今井由希、永田紗茅の4人。わたるさんはもうおなじみ、原田さん永田さんも柿フェスや本公演で拝見していて、今井さんだけ初めてだったかな? 開演前から会場内のアテンドをしたり、しりとりが始まったり、始まったしりとりが途中からポケモン縛りになったり(笑)、ずっと楽しかったです。会場内はこども2割おとな8割って感じだったかな…もうちょっとおとな多めかな…。自分が子供の頃に、演劇とほっとんど接点がなく、ごく少ない接点でも特にこう、心を奪われるようなことがなかったので、柿みたいなのを観ていたらどうなってたかなぁとか考えてしまいます。会場にいるこどもさんを羨ましく思う反面、演劇に心を奪われるわたし側のタイミングというか準備というか環境というか、もあるので、単純にあの頃観ていたらもっとこうなっていたのに、とも思えないところもあってむづかしいね…。まぁ少なくとも、生きているうちに出会えてるから良いことにしよう。現世は。来世に期待しよう。

 「こどもと観る」と銘打ってあるので、内容はとてもわかりやすく、でもテイストは中屋敷演出で、でもやっぱりドロドロとか毒っ気は抜いてあり、とても純粋に楽しめる作品になってしました。オリジナル要素も結構含まれていたような…でもそもそもアンデルセンの人魚姫をちゃんと読んだことがあるんだかないんだか、お話のディティールも良くは知らないんだな…童話あるある。人魚姫三姉妹がみんな可愛らしくて、お姉さんふたりが末っ子をとても大切に思っていて、それでも末っ子は人間になりたくて、王子様への想いを断ち切れなくて。人魚と云いながら3人ともメイド服で、このメイド服がまぁ可愛いわけで、正直ただ可愛いの為のメイド服なのかとずっと思っていたわけですが、このメイド服のにんぎょひめ、というものが物語の途中からぐいぐいと抉ってくるわけです…なるほどこのためのメイド服…。可愛らしい、いわゆる「萌え」の象徴みたいなメイド服が、本来の隷属し従属する役割を取り戻し、にんぎょひめを苛むような作りになっていて、中屋敷さん…!!!ってなりました。いやぁ可愛いのにしんどくなったわ…。

 王子様も決して悪人ではないし、自分の思いのままに自分の人生を生きられないことを悟って受け入れている哀しみが強く伝わってきました。わたるさんの笑顔だけど目が笑っていない感じとか、表情だけで心は動いていない笑顔とか、ほんと…胸の奥がシン…ってなる。コミカルな役どころが多いしオモシロいからこそ余計にね。魔女役とかお子さん喜びそうなキャラクターでした。

 確か元のお話では人魚姫は泡になって消えてしまうエンドだったと思うのだけど、そこはちょっとこう、こちら側に委ねてくれる作りになっていて。こどもがどう考えるか、どうしたいかの余地を残しておいてくれるのも、素敵だなと思います。どんな考えも思いつきも、全部正解にしてくれるのもね。

 とても暑い昼間に観たけれど、蒼い海の底でゆらゆら揺れる影越しに観たような、清涼感のある素敵な作品でした。せつないねぇ…永野さんの末っ子ツインテール姫がまぁ可愛らしくて、痛みを裏に隠した笑顔が胸に刺さるのでした。今井さんは声がやわらかくて耳に心地よかったなぁ。原田さんはもう、かっこいい。かっこいい。わたるさん八面六臂の大活躍で、魔女もやるけど王子様の時はちゃんとノーブルで素敵でした。こどもさんにもっといっぱい観てほしいしこれからもまた観たいシリーズです。ドロドロの柿も大好きだけどね!

natalie.mu

2018年7月17日:あつい

 溶けるというか、劣化して崩れるプラスチックみたいになりそう。モロモロと崩れていきそう。人としての形を保つのが難しい。あとツールのおかげで寝不足が続くのが地味にじわじわ来ている。そのくせ何だか予定が詰まってきていてこの夏を無事越えられるのだろうか。越えるけど!!

 本日のエントリーはこちら。久しぶりに観る花髑髏楽しかったなぁ。鳥楽しみだなぁ!!

 

futurist.hatenadiary.com

  あと3日前くらいのも。

 

futurist.hatenadiary.com

 

「髑髏城の七人 Season鳥」WOWOW放送日決定!

 先日の花髑髏WOWOW放送終了後に、鳥の放送日が発表されました。9月29日19時45分から!! SONARとかぶってるけど帰ってこられるかな!?!?

 12ヶ月連続で新感線作品放送とWOWOWさんには頭が上がらないですが、花鳥風月極は連続放送してはくれない辺り、なかなかの商売上手ですよね(笑)。いいよもうみんな入りっぱなしにしなよ! わたしはもうずっと入りっぱなしだよ!!*1

 鳥放送の頃にはこの暑さも少しは治まっているといいな…。

*1:まったく見ない月もあるけどね…考えない

さいたまネクスト・シアターゼロ「ジハード ―Djihad―」@彩の国さいたま芸術劇場NINAGAWA STUDIO(大稽古場)(6/28夜・6/30昼・7/1昼)

 チケット取っていたのは1回だけだったのに、うっかり後から増えるパターンが最近多いので、もうちょっと計画性を持たなくてはと反省している今日この頃です。でも1回見たらえっ待ってもっかい…ってなることあるじゃん? あるよね? いやそればっかりなのもどうかとも思うんですがね??*1


f:id:xxkyrixx:20180713212828j:image

 初ネクストシアターでした。ゴールドシアターも気にはなっているけど未見で、せっかく県民なのにもったいないなぁ。今回初めてネクストシアターのお芝居を観て、とても良かったので、知らなかったこれまでが本当にもったいなかったです。こんな近場にこんな良質な演劇があるなんて、こんな素敵な俳優さんがいるなんて! きっかけは「テイクミーアウト」に出演されていた竪山隼太さんご出演、でしたが、他の俳優さんたちもみんなとても素敵だった! また観たい! こうして幅が広がって予定と財布がきつくなっていくんだな!!

 初回は前売りでチケットを確保していたのだけど、うーんおかわりほしい…と当日券で前楽・楽を追加してしまいました。前楽は12人くらいの当日券客でしたが、楽はわたしが確認できただけでも40人近い当日券客で、もちろん前売り完売だったのだけど、さい芸のスタッフさんたちが何とか全員観られるようにと急遽雛壇席を増やして下さって、階段座布団席もびっしりで、少しずつ詰めてもらえるようにお客さんにお願いして下さったり、スタッフワークにも感動してしまった…ありがとうございましたとても良い視界で楽公演楽しめました…。

 会場のNINAGAWA STUDIOはさい芸の稽古場で、稽古場のある棟に入るのも初めてでちょっとどきどきした(笑)。スタジオ前の廊下に見覚えがあるなーと思っていたんだけど、「プルートゥ」の稽古もさい芸でやっていたとWOWOW放送時のエンディングテロップで見かけて、そういえばプルートゥ稽古中にツイートで流れてきた談ス組の動画がここだった気がする…と結びついてしまった。たぶんそうだと思うのあの廊下!


f:id:xxkyrixx:20180713212848j:image f:id:xxkyrixx:20180713212858j:image



 「ジハード」はベルギー出身のモロッコ移民2世であるイスマエル・サイディさんが、自身や周囲の経験を元に*2、ヨーロッパに暮らす移民系ムスリムの青年が過激派テロ組織に身を投じることを選択する、その意味や想いや現実を描いた作品です。タイトルもそのものずばりだし、ちょっと身構える部分がわたしもありましたが、実際観てみたら思いのほか笑いの要素も多くて、登場人物の若者3人とひとりが、誰も魅力的で愛しくて、そしてとても身近に感じられて、なので彼らがなぜそれを選択したのか、どういう思いを抱えてそこへ向かうのか、何を夢見、そして何に直面するのか、そういう諸々にいちいち、少しずつだけど共感していけてしまう。ニュースなんかで漠然と、ヨーロッパからシリアに向かう若者がいる、自爆テロを起こす若者がいる、と聞いていると、何でそんなバカなことを、意味がわからない、カルト怖い、狂信的怖い、みたいな印象しか抱けないのだけど、彼らひとりひとりの名前を知り、顔を覚え、彼らの人となりを知ることによって、「テレビの向こうの得体の知れない理解不能なテロリスト」は、わたしの知っているイスマエルやレダやベン、になる。そういう感覚を、とても強く思い知らせてくれた作品でした。

 …ってわたしがだらだら書くよりこちらの動画をぜひ。BS1の国際報道2018というニュース番組で特集されました。

www6.nhk.or.jp

 やたら長くなったから畳みますね。

*1:実は「テイクミーアウト」5回「夢の裂け目」4回になっていましたこっそり

*2:サイディさんのかつての同級生がISに参加していたのをテレビで知ったとか

続きを読む

2018年7月11日:寝不足の季節

 梅雨入りかーやだなーなんて云っている舌の根も乾かぬうちに梅雨が明けてしまって、えっ今年の梅雨は何だったの…?ってなっている間に今度は大雨で大変なことに。まだまだ河川の氾濫が続いていたり、孤立状態が続いていたり、水が引いても後がとても大変だったり、困難な状況の只中だと思います。かろうじてわたしにできることはささやかながら募金に協力することくらい…。どうか1日も早く、安心して日常を送れるようになりますように。

 ワールドカップは1分も生放送を観ていないまま日本チームが帰ってきてしまったというアレさですがツールドフランスが始まったので寝不足です。眠い。でも観たい。たとえ寝落ちても観たい。

 本日のエントリーはこちら。

 

futurist.hatenadiary.com

  昨日のがこちら。

 

futurist.hatenadiary.com

  その前ともっと前がこちらたち。

 

futurist.hatenadiary.com

 

 

futurist.hatenadiary.com

  さぼるのよくない。