「サムライマラソン」試写会@よみうりホール(2/13)
幸運にも行けることになったので、試写会にて一足お先に観てきました! 平日夕方の上映だったけど年齢層が高めで面白かった…何だろう募集媒体? それとも時代劇だから?? シルバー層がとても多かったです。六本木の完成披露イベントとの落差が激しいな…(笑)。
ネタバレなしの感想は、何だか不思議な感触の時代劇でした…時代劇っぽくないなーって思いながら観ていたのだけど、その「っぽくなさ」の由来がどこからなのかはっきりとはわからない…これが完成披露イベントで佐藤健くんが云っていた「新感覚」ってやつなのかしら。何だろう、フェイクドキュメントの時代版、みたいな…セリフっぽさが全然ないのは、監督の手法が功を奏して(?)いるのだろうな。一番、観ていて近しい感覚を覚えたのはNHKの「タイムスクープハンター」でした…これ別視点から要潤氏がレポして欲しい(笑)。
120分間ずっと、わくわくドキドキしながら観ていたのと、とにかくまぁみんなほとんど走っているので、走るのを見ているだけでも気持ち的にけっこう疲れるのね(笑)。走るか戦うかサバイバルかの3択なのでね。でもクスッとなるシーンも挟まっているし、細かく面白かったり、あと竹中直人さんが通常営業という感じでとってもいつもの竹中さんでした(笑)。むしろ子役の男の子良くがんばった。佐藤健くんは仰ってたとおりあまり喋らない役だったけど、モノローグで補われていた。あとあの、両手を腰に固定してすすすすっと走る姿が素敵です。小松奈菜ちゃんは綺麗だねぇ! そして割と…いやかなり…強くないですか姫(笑)。とてもがんばっておられた…いや強いな?? 染谷くんとっても可愛らしかったです、うん、君が一番速い、というか体力ある。余裕だ。
我らが辻村様はねぇ! 格好良かったですよ!! もっと出番少ないのかと思っていたらそんなことなかったし見せ場いっぱいあったし見どころもたくさんあったし、セコくてコスいTHE・悪役トリオの親分風*1に出てくるけど覚醒後(?)はほんとかっこいい……それに、ああ見えて情に厚いところも素敵でした。でも最後までセコいところも忘れないのも愛おしい。あと勝手に当て馬ポジションなんでしょどうせ…って思っていたので、当て馬では(では、を強調)なくて本当に良かったです。うっ…愛しい…。乗馬シーンや戦闘シーン、予告にもなっている抜き身の刀を手に走るシーン、はもう、かああっこいいいい!!ってなれます。強いし! でも人間みあってほんと良い愛されキャラだよ辻村様。良い声のお歌も*2、国宝級の肉体美ももちろん堪能できます。見せ筋しゅごい。ひとりトライアスロンお疲れ様でした…。
わりとグロというか、いろいろ飛んだり散ったり転がったりはするので、苦手な方はちょっと注意した方がいいかも。試写会でご年配層のどよめきが起きていた(笑)。わたしは全然平気なのでアレがどの程度ショッキングなのかもうわからないのだけど、ざわっとなったことは書き留めておきますね…辻村様ほとんど妖怪首おいてけ状態だったから苦手だときついかもね…。
つっこみどころもいろいろあるし、ちょっとよくわからなかったところもあったり、音響の所為かセリフがちゃんと聞き取れていないところもあるので、公開後に映画館で観るのも楽しみです。あと原作小説読んだらもうちょっとわかったりするのかな。積ん読が溜まってるから増やしちゃダメなんだけどやっぱり読んでみたいな~。あの人とかあの人の事情とかもう少し出てこないのかな。
あとちょこっと、本筋には触れないけどネタバレ気味なメモを。
- 誰も月代を剃っていない時代劇、って云われないと気づかないくらい気にならなかったんだけど、唯一染谷くんを接待した商人風のおじさんだけ剃っていませんでした? 唯一がそこなの面白かったんだけど…見間違いかも知れない。
- 安中藩心配になるあの状況……えっ今までよく大丈夫だったね?? 幕末だから??
- まさかあなたが!?な展開が畳みかけてほんと、最後までハラハラな展開でした。まさかあなたが…!!!
- あとまさかそんなものが出てくるとは思わなかった…(笑)。いやいたよね当時は。安中にも。
- 安中藩女子衆かっこいい。流石かかあ天下とからっ風の上州。
- そうか彼女たちに囲まれているから雪姫様のあの強さなのか…なるほど。しかし強い。
- 辻村様トライアスロン、水泳の部が所謂クロールにならない、片抜き手というか、不思議な泳ぎ方をしていて、あっそうか…ってなりました。クロールまだ日本にない。
- 両手離し乗馬の辻村様ヒィィってなるほど格好良くて正にケンタウロスだったんですが、一瞬で駆け抜けていってしまわれて、でも駆け抜けて小さくなっていくその背中が見えなくなるまでカメラが追っていて、ありがとう…ってなりました。あれは撮らざるを得なかったんだろうし撮ってたら使うしかないよねきっと。
- 胸筋って縦に揺れるんですね知りませんでした。
- すぐ首に布巻きつけたがるのは演出ですかそれとも(笑)。
- 辻村様あんな嫌味でセコくて威張ってるのに、仲間の窮地には躊躇なくすっ飛んできて助けてくれるのほんと…好き…。
- そういえば藩士の若者と恋仲っぽい遊女の子が気になります。辻村様のお気に入りだったりするのだろうか。儚げな表情が印象的でした。
- 健くん未來さん奈菜ちゃんのカットされた殺陣シーン、きっとここだったんだろうなって思う場所は何となく。失くさないでほしかった…リハでいいから特典映像で観たいな~~~。
- フルオーケストラバックに緑濃い中を駆け抜ける人や馬、とても壮大で美しい絵でした。音楽良かったなー!
- 安中藩そーんな大きくないだろうし、今回の事件も狭い範囲で小規模に起きた、でも当事者たちにとっては生死をかけた戦いで、でもそれも数時間でカタがついて、終わった後はもう静か…っていうのがリアルだなぁと。あの時代の戦争ってそういうものだったんだよね…。
- あの、隼さんが町中でコルトぶっ放して町民みんな怖がってたのと、マラソン帰ってきた組を沿道でキャッキャして迎えてたのは、違うルートなんですかね? それとも隼さんひとりで来てさっさと城内入ったから、まぁいっかって沿道応援に戻った、もしくはそれなりの時間経過があったんでしょうか。銃見たことないから大きい音にびっくりしたけどそんなに怖がらなかった??とかいろいろ討論した。けど結論には至らず。
- 隼さんといえば関所でめっちゃ撃ってて残弾数大丈夫!?!?ってとってもなりました。弾は貴重だよ~大事に使おう~??
- そういえば冒頭の五百鬼様とペリーの浦賀での邂逅シーンで、五百鬼様の隣でヤンキードゥードゥルにノリノリしてた侍は隼さんでした? だったような気がしなくもないんだけど違ったかなー兜であんまり見えなかったんだけど…。
- 安中藩その後どうなったのか気になるし辻村様どうなったのかも気になる…幸せになってくれないかな…無理かな……。
- 染谷くんおにぎり3個も持って帰って良かったねーって思ったけどあなたのおうちにはお重にぎっしりごちそうもありますよね…そんなに食べられるのか。早く食べないと悪くなっちゃうよもったいないよ…。
- 隼さんがああなるまでも気になるんだなー。ハセヒロ殿と親しげなの何だったの…何があったの…かつてはどういう位置にいたの…。
- 友達が隼さんのことを「新感線の悪役で見た」って云っていてわかるうううってなりました。アクションクラブかな?
- 最後の最後にまさかの四三さんまで登場するとは思わなかった…繋がった…。
本筋には触れないネタバレでした。早くもう一回観たい!!