ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「マクガワン・トリロジー」シアタービューイング(11/23)

 台風近づく世田谷パブリックシアターで今年の7月に観て、とてもハートを撃ち抜かれた「マクガワン・トリロジー」のシアタービューイングが開催され、これは行かねば!と出かけてきました。カメラが入っていたとは聞いていたので、円盤化は楽曲使用のアレコレで無理だろうけど放送してほしいな~、なんて思っていたけどシアビュになるとは! もう一回観たかったけど行けなかったのでとても嬉しい~あとお高見だったから表情とか細かいところが見られるのもありがたい~。

 近場の映画館で観ましたがうん半分くらいの入りだったかな…映画館音響であの曲たちが聞けるのも嬉しかったなぁ。1幕のヒャッハーっぷりが最高に好きなんだけど、劇場で観たのとは全然違う角度*1で表情とか、対峙する構図とかが見られたのがとても良かったです。迫力というか、生っぽさはね、もちろん劇場とは比べられないんだけどね。でも劇場では角度的に見えなかった、アハーンの血が壁に飛び散ってそれが流れ落ちていくのとか、階段から滴り落ちる血とか、めちゃくちゃ美しくて良かったんだ…。アドレナリン出まくってる松坂桃李くんヴィクターのキラッキラした目とか、涙でくちゃくちゃになりながらもキリッと気丈な趣里ちゃんのお顔とか…とても良かった…。あと収録回のヴィクターは1幕でポテチの欠片が髪にくっついてだーいぶ長いこと髪にポテチ付けたままでした。途中でアハーンに「ポテチ付いてる」って云われてたけどわかってなかった(笑)。

 映像で観てもヴィクターはとてもセクシーで最高にイカレててかっこよくて大好きで、2幕の胸が苦しくなる哀しみと諦念と寂寥も素晴らしくて、あんななのにとてもエンジェリックで、また観られて本当に良かったです。開演前とか幕間とかがないので、そこで流れている音楽からすでに始まって続いている感は得られなかったけど(ちょっと…わりと残念)、あと1幕と2幕続けて上映だったから余韻何もない!!ってなっちゃった(笑)けど、でもやってくれただけで充分ありがたいので文句ないです。世田パブで台風の所為で買いそびれてたパンフも買えたし!

 シアビュで観て思ったのは、ヴィクターはメイのことも粛清したのかもしれない、ってこと…その手段というか方法はとても優しくて哀しみと慈愛に満ちていたけど、メイが「大したことはしてないわ」みたいなことを云った時のヴィクターの反応とか…やっぱ何かしたのか…って思えたので…。どうなんだろう。

 やはり音楽がとても耳に残るので、終演後はさっそくスミス聴いて帰りました(笑)。あとブロークン・イングリシュとパッセンジャーズね…とても好き…。わたしがマクガワン最高なんですけどーとか云ってたのを覚えていた友人が、シアビュ近くであるから行ってみようかなって云っていたので、是非!!と勧めたのだけど、考えてみたらその友人はあんまりこう…1幕を満面の笑みで観るタイプのひとではないような…?って終演後に気が付いて、大丈夫だったかちょっと心配だった(笑)んだけど、無事楽しんでもらえたようで良かったです。1幕びっくりしたって云ってたけど…ですよね…そういうの好きなタイプなら間違いなくヒャッハーなんだけどね…。すいません嗜好がアレなもので…。

*1:横から見下ろしてたから…