ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「Is it worth to save us?」@神奈川芸術劇場大スタジオ(11/2夜)

 3日目行ってきました。観ている間の感情の振り幅が本当に大きくて、情緒筋トレしてるみたいなことになって終わってから情緒筋肉痛…ってなる希有な作品だなぁ(笑)。でも基本の後味は「楽しかったー!」なので、幸せな気分になれます。舞台写真見ても、こんなに楽しいものとはなかなか想像つかない…よね…シリアスそうだもんね…いやシリアスももちろんちゃんとあるんだけどね! でも楽しい!
 簡単なメモを。

 

  • 郁女さんやっぱりキュートで! でもふわふわ歩いているだけなのにめちゃくちゃかっこよくて絵になるのは流石ダンサーだなって。足の甲めっちゃ高いし。
  • お客さんに、「あなたも未來くんのファン?」ってジェスチャーで訊いて回ったり(笑)。おじさまのお客さんに「もしかしてあなたも?」って訊いてて違いますって云われてた(笑)。郁女さんのファンですって云われて胸に手を当てて喜ぶの可愛い。
  • 未來さんの足がでかいって比べてみたり。郁女さんは小さそうなイメージ…。
  • 未來さん質問コーナー、何分くらいまでなら人を待てるか、に「10分」と答えるお客さん、そっかーきびしいなー、って未來さん(笑)。
  • なかなかUFO見たことある人っていないものですね。わたしもないな。流れ星はあるけど。
  • 薔薇喰い未來さん、今日は最初花びらを1枚ずつむしって散らしてから、口に入れて吐き出す。丸ごともしゃもしゃ頬張る。
  • 頬張ったところでピヨンって異音鳴り始めて、吐き出す前に動き出しちゃって、口いっぱいに薔薇頬張ったままでもう飲み込むしかないよねあれ…。しばらく微妙にもぐもぐしてたけど、そのうちなくなってたから飲み込んだのかな…美味しくないよねぇ薔薇。
  • でも口の中に薔薇が詰まった森山未來というのはなかなか夢があります。
  • 花を一度生けてから、花の概念? エーテル?を手に持って踊るふたり。花を持った手を背中に回して、背中から体内に入れて腹の方から出す、みたいな動きを繰り返していて、花を取り込む?とか思った。イメージ。
  • 服を脱いでの文楽人形みたいなパートは、あそこだけ劇中劇みたいな雰囲気で面白いなって。郁女さんが裸なのに着物着ているように見えるのは、膝から上をくっつけて動かさないからかな。
  • 星を見上げる。何かが星から舞い降りる。異形の何か。一緒に過ごす幸せな時間。異形はここでは生きられない。弱っていく。為すすべなく。死。なのか、星へ戻るのか。消える。星を見上げる。舞い降りるものはない。ひとり。
  • …みたいな物語に見えました。今回は。金魚鉢を置くのは金魚の話をする時だった。花がね、供花に見えるよね。
  • 一緒に飼育ケースを置く郁女さん。終演後にちょっと見たら、やっぱり小さなトカゲが入っていました。金魚は浮いてるしトカゲもきっと死んでる。
  • 幼い頃の小さな友達の死。別離。
  • ウザ絡みマイケルからやけっぱちなところは、やっぱり…顔が迷子になってしまう…どんな顔して観たらいいのかわからない…。でも張っ倒したり首絞めたりする未來さんはとても怒った顔をしていて、だよね…って思うのな。
  • だから余計に、一緒に踊り出すところで迷子になるんだ!! 何でそうなるんだ!! いいのかそれで!! でもそのくしゃくしゃ顔もしんどそうで観てるのつらいから!!
  • …好きなものをそんな風に云われるのは単純に厭だなぁって思うだけなんですが。哀しくなってしまう。
  • でもお歌は鉄板だし! 似ていてもわかりあえない部分だってあるだろうし、違っててもわかりあえる部分もあるし。みんな違うしみんな宇宙人みたいなもんじゃない?
  • 歌いながら指を鳴らしてリズムを取るんだけど、未來さんは片足のかかとでもリズムを取る。体がリズムになっちゃうよね。
  • ホイップクリーム1缶使い切った(笑)。
  • 何となーくあの辺のドタバタがちょっと短くなったような…気のせいかな…慣れたからかな…??
  • 自分でズボンの中にトマトを仕込む未來さん。ちゃんとポジショニングも調整してバッチリだった。
  • 苔を飾って花を飾って、お互いの出来映えを確認してオッケー!ってするふたり可愛い~。おめかしばっちりです。
  • あと容赦ないトマト臭。
  • ふんわりパドドゥも何だかちょっとオモシロ風味になっていた。足下がイロイロで滑るのはわかったけど、リフトの前に未來さんが「飛び込んでこい!」みたいに両手広げておいで!ってしてたり…何かその辺がワチャワチャしてて楽しそうだったなぁ。
  • でもステップとか指先とか本当に夢みたいに美しくて…あんなトマトとケチャップ?とクリームと苔まみれなのに…。
  • でもそのクリームまみれのお顔が、白塗りみたいな効果もあったりして、綺麗だったりして。トマト臭いけど。
  • あのクリーム甘いのかな。郁女さんぺろぺろしてたような気がする(笑)。
  • ふんわり踊って前に出てきてお辞儀…になかなかならなーい、んだけど、拍手起きていました。昨日はなかった。初日はあった。したくなるけどね! でもお辞儀にはなってないんだよねまだ(笑)。
  • ふたり並んで腰を折って、でも顔は下げずに真顔になるの、楽しい雰囲気から一転して違和感というか異物感がおそってくる感じ、つい今まで楽しく親しげなはずだった相手が、一瞬後に得体の知れないモノになっているような、軽いホラーな気配を感じて好きです。クリームまみれなのも異形感出るよね。
  • 照明が緑と赤で不穏げだったり、そこにスモーク来てUFO感もりもりだったりするのもね、やっぱりあなたたち宇宙人だったんだね、ってなる。
  • けどスモークに巻かれた宇宙人はダメ出し漫才みたいなことをしながら母星に帰るのでした(笑)。今日のダメ出しはお辞儀の仕方。「もっと大仰にやらないと拍手起きちゃったやん」「だってバレエやってる子がそこ(客席)にいてさぁ」とか何とか(笑)。やっぱりあそこ拍手し…そうでできないー、ってなるところだよね!
  • そんなダメ出し漫才の笑い声も暗転と共にぴたっと止まる。本当の終焉で終演。
  • カテコで胸からトマト一個(片方は踊ってるときに落ちた)引っ張り出して客席に投げる真似する郁女さんが可愛かったです。
  • 床が滑りそうで気をつけながら出たりハケたりしていた。カテコ2回目でもうお顔綺麗になっていました。未來さん目が真っ赤になってたよ気をつけてね…。

 以上ざっくりでした。ところで三島由紀夫をすっかり忘れて観ているのですがちゃんと読み直したらああ!ってなったりするんだろうか…。