ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

SHIMURAbros「Seeing Is Believing 見ることは信じること」@ポーラミュージアムアネックス

 終業後に何気なく開いたinstagramから目に飛び込んできたこれ。

www.instagram.com

SHIMURAbros on Instagram: “オープニングお越し頂きましてありがとうございます!😎♥️♥️ @mouseonthekeys も最高の演奏でした! 11月4日まで展示しています。今日から新たに映像作品に森山未來さんが出演しています。ぜひご覧ください!”

 何やら何かされているらしいことは小耳に挟んでいたので、おっ今日からですか!と早速そのまま観に行ってきました。銀座のポーラミュージアムアネックスです。

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www.po-holdings.co.jp

 展示は作品が3つ*1、映像作品がひとつで、映像に未來さんが出演されています。展示作品は鏡と水…噴水?のインスタレーションと、鏡と光で不思議な…目の錯覚のような、手品の仕掛けのような作品、あと悪戯っぽい小品が壁にこっそりありました。噴水が面白くて、普通に見ると鏡の高いところから下の水盤に向かって水が流れ落ちているだけに見えて、スマホのカメラで撮影してもそう写るのだけど、スマホのカメラレンズを通して画面上で見ると、その落ちている水が綺麗な螺旋を描いている、という…どうしてそうなるのか不思議で、直接見るのと画面を通して見るのとを延々と繰り返してしまう(笑)。で、画面で見ると螺旋になっているのに、写真に撮ると*2目で見ているのと同じただの水の束に写って、でも動画で撮影するとそこには螺旋が綺麗に写っている、という…どどどうして…コマ落ちさせると螺旋に見えるのかな…こう、何か、フレーム的な…わからないけど…。

 で、奥の部屋が映像作品の展示室になっていて、白い部屋の壁2面に、2種類の映像がループで映写されています。そのどちらにも未來さんご出演でした。どっちもとても…良かった…美しかった…。

 縦長の画面では黄色い光に包まれて、その、螺旋を描く水が流れ落ちる(のは映像だからで、たぶん実際にそこにいた未來さんの目には螺旋には見えてなかったってことだよね?)噴水の前に、白いシャツにベージュのチノパン姿の未來さんが現れ、ポニーテールに髪を結っていたり下ろしていたり(2回登場する)で、鏡の前であり噴水の前であり水盤の脇、に立ってこちらを見ている…と思ったら実はこちらに背を向けて立っていて鏡越しにこちらを見ている、のだったり、思いがけない近さで立っていたり、眼球をすごい速さで細かく動かしたり*3、流れ落ちる水に手を触れたり、螺旋を描く水と全身で同化するように動いたり、直立と虚脱を繰り返したり、しなやかに身を反らしたり、つま先を伸ばした片足を残して移動したり、していました…ただただ美しかった…。1ループに2回登場するのですが、一度は長い髪を下ろして、一度はお団子じゃなくてポニーテールで、ポニテって珍しいなーと。

 もう一面は横長の映像で、ゴリラ?やフラミンゴ、鹿、フクロウ?などの動物が、微細な動きをするだけのアップの映像の合間に、未來さんのアップも挟まる、のと、赤い光に包まれた噴水に相対して両手を水に差し出す真っ赤に染まった未來さん、の2回登場します。多分それで全部だと思うんだけどどうだろう。小一時間眺めていましたが、全然まだまだいられる空間でした。とても良かった…独り占め状態になってしまって贅沢だった…。

 会期は11月4日まで、入場無料です。見ることと見えること、見えるもの、の違い、そこに「在る」ものとそれを「見る」ことの間に生ずる差異やずれ、なんかを何となく感知できるような、そんなちょっと不思議な展示たちでした。

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 もう一回くらい行けたらいいなー。

*1:ひとつ、これ…は一体…?ってなったけどそれも作品だった

*2:写真・動画とも撮影OKでした

*3:観ているだけでうわぁ…ってなる感覚だった