ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「Is it worth to save us?」関連

 10月末からKAATで上演される「Is it worth to save us?」について、伊藤郁女さんのインタビューがあがっています。とても! とても興味深い!!

spice.eplus.jp


 前にも女性的云々のお話は出ていて、そうかーむしろ性別超越的だと思うけどーなんて思ったのですが、今回新たに出てきた「人形性」はすっごくわかる!! 首をぶんぶんと縦に振ってしまう!! あんなに「生きてる」のに、ふとした瞬間に無機的な存在になるというか…よく未來さんを観ていて「硬質」とか「作り物めいた」とか云っちゃうんだけど、そういうことかな、とか…違うかな。「アイドルだから」って新鮮(笑)で何だかすごく嬉しくなってしまう。何ていうか、こういう言葉を(わたしが)「うひひ!」って聞ける今の幸せをかみしめるような(笑)。

 自分を宇宙人だと思い込んでいた伊藤さんと、逃げる未來さん。未來さんに関して逃げる、ってキーワードを意識したことなかったんだけど、そう云われてみると…どうなんだろう(笑)。回避の逃げるじゃなくて、脱兎のごとくその場からいなくなる方の逃げるとか、現状を突き破って別のステージへ無理やりにでも変えるとか、そういう意味での「逃げる」な印象が、今しています。えええそんなものたちをベースに、テキストは三島由紀夫で、どんな作品になるんだろう。

 伊藤さんの夢の話もなかなか衝撃的で…話を聞くだけでは完全に悪夢に思えるけど、その夢を見ている時の伊藤さんはそれを悪夢と感じているんだろうか。衝撃ではあるけれどいやでも悪夢だよな…。死を考えることによって生が輝く、ようなことはとても親しみやすい考え方です。メメント・モリ