ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

談ス・シリーズ第三弾「凸 し 凹 る」@よみうり大手町ホール(6/10)

 前楽観てきました! ラスト、上手側の席からテーブル越しに観ていると、垂れ流れるアレの下でもつれる二人がテーブルの下にいるようでとても小さく見えて、もしくは垂れるアレが巨大なテーブルの縁からこぼれ落ちているように見えて、拡大/縮小感が面白かったです。観る角度でもいろいろ、印象違ってくるなぁ。

 メモを軽く。

 

 

  • 前方上手通路側席だったのでした。タバコの匂いがしなかった。何かいい匂いだった(笑)。
  • 左足親指のテーピングがなくなっていた。良かった!
  • 大植さんのバレエ中に途中入場してきたお客さんに向かって、大植さん「大事なところで…」ってつぶやく(笑)。ピルエット前の集中タイムだったからね!
  • いろいろ増えている大植さんのバレエ?に、適当な感じでイエスエス云ってる平原さん(笑)。
  • お腹に飛び乗って「うっわすごくあったかい…」
  • 粘土コーナーは森ビル(何か頑張って大植さん「森です」平原さん「ビルです」)(未來さんが後ろからはたいてた)→金粉パックからの(千切れて)妖怪人間ベム(何かしようとする平原さんをジャンピングはたいて「次!」と未來さん。平原さん、大植さんに「責任取れよ!!」とかいってた)→ダイオウイカ(捻じれて何かしようとする未來さん、大植さんが「ちっちぇえんだよ!!」)→加計学園(平原さん横になって足を浮かせ「どうぞ書き換えて下さい!!」未來さんが浮かせた足をけり下ろすと「ちっちゃいけどいったいんだよこれ!」)→濡れティッシュ
  • 大植さんを伸ばす未來さん、「8本足が…」とか云ってたのはダイオウイカなのかなって思ったけどイカは10本足。
  • 伸ばし方が不思議なんだよね、伸ばしていってふっ!と落とすとか。
  • 大植さんの膝から森ビルを生やす。
  • 破裂のパン!のエコーがナン…になるのすごく好きだしお腹空く。
  • ナン!って云って笑ってる平原さん(笑)。
  • 激写でまた「はたちやと思ってたんです」をぶっ込む。
  • ボールは大きかったり逆三角形だったりネットが遠かったり後ろだったり。
  • ハードルからお茶淹れる大植さん、入ってきて「ベンベンベン」と三味線を弾く。こする未來さん「おばーちゃんおしゃみないよー」って。あと起き上がりこぼしもないよって云ってた(笑)。
  • 平原さんのビンゴ、大植さんが当たってからビンゴ!!までの溜めがすごく長い(笑)。
  • こねこね中に自然に持っていかれるのやっぱり好き…。
  • 平原さんと未來さんのコンタクトを覗き込む大植さん「インタレスティング…」と呟きそのまま引き込まれる。
  • 頭倒立の未來さん大植さんを見て「…不吉…」と真似しない平原さん(笑)。
  • メンタルで曲がるのも好きです。射出される平原さん。
  • 大植さんの頭上に乗せられる未來さん「肝臓が!! liverが!!」
  • ネクストレベル…じゃなくて次のターンって云ってたかな?はギーッてがんばっているお顔でした。可愛かった。平原さんには「そんな顔しちゃダメ!」って云われたけど。
  • 平原さんソロは「チャーンス!」から始まる。今日は日本語めだった。一ヶ所ずつ外していく。
  • 立ったまま両手からアレを垂らしている未來さん、つま先にアレが垂れて足先が埋まっていた。
  • 大地、空、七福神、オリンポス十二神、八百万。
  • マッスルとかいいながら引きちぎってテーブルに乗せていく未來さんのつま先がアレでねばねばキラキラしていた。
  • ひとりっこ、aloneと云われた平原さん「アローンじゃねぇよ! あったかい家庭だったよ!!」
  • テーブルなめの大植さんフリータイム、大きな木みたいなキノコみたいなアレの影が傘のようで、その下で小さな大植さんが悩みながら踊ってるみたいに見えました。
  • テーブルから垂れたアレを平原さんが適当な相槌を打ちながら戻す。未來さんも「これなんかヒューってもどっちゃうから」とか云いながらどんどん垂れているのを戻す。ヒューっていうのが高くて可愛かった。
  • よいしょ!からの助けて大将!に、気象庁が加わった。
  • はっきりして下さい長男!って何故か大植さんにとばっちりが行くやつ(笑)。
  • 龍踊はすとーおりー♪ ぼうや~♪で「いろいろ云わない!」って怒られる。
  • よいしょ!っとぶん投げたらまさかの空中で千切れてふたつになって落ちた。大きい方の塊を囲んでよいしょ、よいしょ、が始まる。
  • 小さい方はないことにするのかなーと思ってたら、平原さんと未來さんが組んで踊ってる間に大植さんがひょいひょいっとひろって大きい方に戻していた。
  • 平原さんの謡いは「ねぇどうしてすごくすきなこと」ドリカムですね!
  • 大植さんと平原さんがテーブルを背に座る真ん中に未來さんもはまりに行く時「おそろい」って云ってたけど未來さんが座った途端に両サイド立ち上がっちゃってほんと一瞬のおそろいだった…。
  • コンタクトでぶん回される未來さん観るのがとても好きです。もっとぶん回してほしい。ハラハラするけどハラハラしたい。
  • でこでこも好き。何なんだかよくわからないけどでこでこ。
  • あとでこでこしてる時に平原さんは直立なのに未來さんは左足がふわふわしてるのも好き(笑)。絶対左足の膝の辺りふわふわさせるの。
  • 平原さんと未來さんが背中合わせになって首の上に大植さんを乗せて、そこからいったん平原さん側に大植さん寄せてから勢い付けて未來さんひとりで背負ってくるくるにいくの、何かちょっと…大丈夫?って感じだった気がする。ちょっとスムーズじゃなかったというか。
  • 上からアレが落ちてくると、これまで床上で平面方向での広がりで構成されていた世界に、突然高さの概念が投げ込まれるようで何か…衝撃的というか、鮮烈なんだよね。
  • テーブルを手前に、その奥にふたりを観ていると、角度的にちょうど、垂れてくるアレがテーブルの縁から糸を引いて垂れるアレの残りと重なるように見えて、巨大なテーブルの下で絡まり合うふたり、のように見えてくるのが面白い効果(?)でした。
  • 大植さんフリータイムといい、何かそういう…縮小感というか、縮尺が変わって感じるところが、談ス第1弾にもあって、勝手につながっているように感じてしまうのです。
  • 床に落ちた分を手に取って、振り返らず、バン!と叩きつけもせず、ゆっくり大植さんの胸に押し当ててスタートした。こ、こっちの方が…好きです…。
  • 手のひらに受け止めた分を、大植さんに擦り付けるようにして絡んでいくのも良い。
  • 大植さんの足首にギリギリ届くか届かないかくらいに伸ばされる未來さんの手、とか。息詰まるようなじわじわとした蠢きから解放されるように一気にぎゅるんと回転する身体とか。大植さんを抱え上げる未來さんの、反らせた背中と脱力した片腕とか。呼吸に混じる小さな声とか。断片が残ってる。
  • 抱え上げられた未來さんがアレに向かって手を差し伸べ、巻きつけるように、絡め取るようにくるくると回る。アレが螺旋を描くのが美しい。
  • アレは線なのだけど平面上に引かれた線ではなくて、線だけど粘って形を変えて、面と面の間を密にしたり、凹凸の隙間を埋めたり、表面の荒れをなくしたりする。線だけど線じゃない、何なんだろうなぁ。
  • 引退の話を聞きながら、立ち上がる未來さんを眺める。んにゃーー、と大植さんを引き出そうとして転倒する。
  • 引き出された未來さんと、引き出せない大植さん。何なんだろう本当に。出た方がいいのか、出られなくてもいいのか。まみれた方がいいのか、触れない方がいいのか。
  • でも大植さん最後に起き上がるしな。起き上がると溜まっていたアレほぼ全部を身にまとう状態で、アレまみれとかそういうレベルじゃない感じで、何というか、もののけのようだった。そういう生き物、みたいだった。
  • そういえばラストの大植さんは、大手町初日に観た時はボールボーイっぽかったんだけど(「ネッ…」って云ってたし)、だんだんボールボーイっぽさが薄まっていったなぁと思いました。何かを問いかけるように未來さんが投げ捨てたアレの塊を掲げて、こちらに差し出すようにしていたり。
  • カテコはいつも通り3回+大植さんひとりで2回。流れ落ちるアレがぱんつ持っていきそうでちょっとハラハラしたり、ぱんつの中までアレが入っちゃってそうでヒヤヒヤしたりでした(笑)。

 とにかく「問いかけ」られ続ける作品で…最初から最後までずっと問いかけられているし、問い続けているし。最後の問の前と、最後の問題に挟まれた、ほんの一瞬の時間に生じたもの、という感じがする。本当は一瞬だった時間を、アレみたいにとろーんと伸ばした70分。濃密だけど、終わると途端に夢のように淡く滲んでしまうつかみどころのない、不定形な時間。

 今日のタイトルは「融し隔る」で…文字の形は似ているのに意味は逆なのが面白いなぁと。ひとつになろうと手を伸ばし、隔たりを欲して身を避けるイメージで。