ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「プルートゥ」@シアターコクーン(1/7夜)

 2日目観てきました。今日は2階からのお高見見物でしたが、視界良好でとても良かったです。っていうか最近の劇場視界比較対照がステージアラウンドなので、そりゃどの劇場のどこ座っても大抵はステアラより視界良好になるよね…コクーン別にそんなに良く見える印象の劇場でもなかったのにね…思わぬステアラ効果。

 初日から完成度高くて、ここからどう育っていくか、みたいな見方をするタイプの作品ではないイメージだけど、それでもきっと日々違っていくだろうし、公演期間も長いので変化も生まれるだろうし、舞台は生き物なのでね。最初からこの仕上がりで、最終的にはどうなるのか、楽しみです。

 今回は初演と比べて変わっているところをテーマ(?)に観てきたので、その辺中心にいつものを。

 

  •  風の音と、スクリーンに映し出されるキャラクターのイラストから始まるのは初演と変わらず。ああそうそうこんなだった、ってなる。
  • 冒頭の回想シーン、誘拐犯を追いつめたゲジヒトが発砲するとスクリーンに硝煙みたいなものが出るようになった。
  • トビオの頃のアトムと天馬博士の食事シーン。グラタンみたいなものとポテトサラダっぽいもの、サラダ、パンの盛り合わせ、天馬博士の前にはハンバーグかお肉か。このメニューは変わらず。
  • アトムが左手で食べるの、生前のトビオがきっと左利きだったんだろうな、それに寄せて左手を使ってるんだろうなって初演の時から思っていて、ちょっと不器用そうに左手を使うアトムがいじらしくて、でも缶ジュースのタブ開けるときは右手で開けるから本当は右利きなんだろうな、とか思っていたんだけど、考えてみたらロボットに右利きとか左利きとかないよな…。
  • でもあのシーンで左手で食べるのは、トビオがそうだったからだと思うんだ。他に食べるシーンないからわからないけど、ふつうにしてたらきっと右手を使うと思う。利き手がどうこうというわけでなく。
  • …でも天馬博士がトビオを模して作ったロボット、なら、最初から左手を使うプログラムになってた…かもな…どうかな…。
  • ファティマとサハドを探すアブラーの左腕が千切れているの、初日にすごいびっくりしたんだけど、何か逆に自信なくて…初演はそんなことなかったよやっぱり。
  • サハドのメモリーチップを回収するアブラー、が追加された。メモリーチップとは何か、みたいなものが、この追加だけでずいぶんと印象的に、わかりやすくなった気がする。
  • 燃えさかる炎とともに、モンブランが殺されるイメージも追加。前回、他の5体のロボットたちがことごとく、所謂ナレ死扱いでちょっとええってなったので、うん、良かった…。
  • ゲジヒトとヘレンの自宅、セットがずいぶん変わりました。
  • 悪夢を見るゲジヒト、マニピュレイターたちが顔に張り付いているのとても良かったです。意識が内側に向いている感じ。
  • ベッドから起きあがる動作もすごい変わってるし、面白いし、あとゲジヒト脱いでる(笑)。大東くん身体大きくしたの生きてるよ!!
  • 今日はちょっとシャツを着にくそうにしていた。でも手がいっぱいあるから便利そうだ…(そういうわけではない)。
  • ユーロポール部長の声、パンフ見てびっくりした…初日まったく気づかなかった…今日聞いたら思いっきり未來でさらにびっくりした…気づかないものなんだな…わたしだけかな…。
  • とても低い、威厳ある声で、でも未來さんの声だった(笑)。
  • ゲジヒトとヘレンのキスも追加ですね。何で前回なかったの…?
  • ニュース音声が日本語と、英語じゃない外国語、ドイツ語かな? が重なってる。海外公演を視野に入れた感じかしら。
  • 観光会社にヘレナが電話するシーンが追加された。すでに登録済みで不審に思うヘレナ、伏線ですね。
  • エプシロンが殺害されるイメージも少し追加された。ほんとナレ死だったから……。
  • ゲジヒトが日本に来る、飛行機のエンジンと傘がくるくるするのはなくなりました。
  • カタツムリが台の上に乗せられる。見やすくなって良かったね。
  • ほんとここのアトムの可愛らしいことと云ったら! 歩き方もお顔もほんと…可愛い…すごい…。
  • 後ろに写る横顔のシルエットもすごく好きです。あのライン…さいこう…。
  • ゲジヒトにもらうジュースは今回もネクターでした。ネクター…懐かしいな…。
  • 謎のUFO玩具を見たアトム、窓に張り付くようにして「うわぁかっこいい! …いいな…」って、いいな、が追加されました。可愛い。
  • しかしあの謎玩具も、もう少ししたら小型で安全なドローンとかで実現化されそうですよね。子供がふつうに遊ぶようになりそう。SFがどんどん現実になっていく今日この頃。
  • 初演のアトムはお行儀良く座って、足ぷらぷらさせるくらいだったけど、今回のアトムはつま先をピコピコさせたり、あぐらかいたり、体育座りみたいになったり、いろいろ動くようになった。子供らしさ増量って感じ。
  • ゲジヒトに渡されたネクター缶、初日は斜めになっているパネルの上に置いたら途中で転がり落ちちゃって、でもアトムもゲジヒトも気にせずそのままで、拾わないのかーって思っているうちに場面変わってセットと一緒に回収されたんだけど、パンフ読んだら吉見さんのインタビューにその答え(?)がありました。そうか、マニピュレイター引き連れてるから自由には動けないんだね。なるほど。
  • 吉見さんは、前回ボールペンを落としてしまって、そのペンがアトムの足下に転がって、アトムはそれを拾おうか迷ってでも拾えなくて、フリーズしてしまった、というお話をされていました。わたしその回観た、アトム確かに詰まってた。マニピュレイトの難しさが意外なところにあるんだな…。そしてフリーズしたアトムを見て噴き出すのを堪えていたそうな吉見さん(笑)。アトム困っただろうに!
  • で、昨日落ちちゃって拾えなかったネクター、今日は落ちずに、アトムがもう一回飲んでから、サーカスに売られた話をしながら手品のように消したのでした。マニピュレイターさんが回収してたそうだけど、遠目で見たらアトムが一瞬にして消し去ったように見えて、手つきも手品師みたいで、サーカスに売られてそういうことをしていたのかな、なんて思ってしまった。
  • アトムのメモリーチップは今回もネイビーブルーでした。懐かしい。
  • ウランちゃん登場。キラキラキラン、でポーズつけるのあざとい(笑)。
  • 今回のウランは動きが多いね。ゲジヒトに絡みついて「わーすごーい! ゼロニウム合金ボディ!」なんてはしゃいだり。
  • アトムにリュック引っ張られて戻って、を繰り返すのとか、兄妹感とても可愛いです。
  • HUMANのレーンを通ったアブラーが、コックローチマン(って今回コックローチ出てこないから何て呼ぶのかわからない…)にプルートゥの回収指示を出すシーンも追加。傷つけるなよ、みたいなことも云ってた。
  • お茶の水博士の研究所を訪れるアトム。入り口の指紋認証が懐かしい。
  • パトカーは犬型で良いですよね博士!
  • アトムの動きがずっとマニピュレイトされているんだけど、マニュピレイターの存在を見えなくすればとても自然に、普通に動いているように見えるから、ほんとロボットには見えないんだろうなぁって思う。んだけど。マニピュレイターが見えていると、ちゃんと制御された結果の動きに見えるから、何か…すごいなぁって。
  • その点、ウランはもうちょっとなんだよね。走り出してふと足を止める、のが、「3歩走って止まる」に見えてしまう。動作より振付っぽさの方を強く感じる。マニピュレイター引き連れて動くのって相当難しいんだろうなぁ。でもだんだん慣れてくると思う!
  • テーブルについて、飲み物を運んできてくれたロボットとこぶしコツンするアトム可愛い。
  • 「4重のセイフティーロックが掛けられている」ってお茶の水博士が云う時に、アトムの後ろにマニピュレイター3人が並んでいて、アトム含めて4人が同じ動作をしていて、なるほど4重…!ってなりました。すごい。
  • アトムが前のめりになると3人のマニピュレイターも前のめりになるし、アトムが後に手を突いて指をパタパタさせるとマニピュレイターもみんな指をパタパタさせて、何というか、動きの制御だけじゃなく、アトムの思考回路とか人工知能が動いているのも可視化しているようで、今回のマニピュレイトすっごく面白いです。初演はほとんど動作の方しかなかったような。
  • Dr.ルーズベルト、登場から目が赤く光ってて不穏さMAXです。くまちゃーん!!
  • アレキサンダー大統領の音声が英語になって、字幕が出るようになった。これも海外公演対応かな。あとなんとなーく大統領のルックス、T…大統領に寄せてませんか。気のせいですか。
  • 花畑の男に出会うウランが、鼻歌でそーらーをこーえてーって歌ってるの、面白い。その世界にその歌はあるんだろうか。
  • ウランに出会う前に花畑の男が落書きしてるの、前にもあったような気がしてたんだけど、なさそうですね。追加なのか。
  • 昨日はウランがあげたエネルギーパックの缶が舞台から転がり落ちてたけど、あれ前から舞台と残骸セットの間のポケットに入れるんだったっけ。結果オーライ。
  • エネルギーパックの在庫を調べてあげるアトムの登場の仕方が可愛い。人形が運ばれてくるみたい。
  • 調べてるときも画面?の中に手を突っ込むようにしたり、もう平面の画面じゃないのかもしれないね…VRでこう、取り出せるみたいなのかもしれないね…。
  • いなくなるウランを探して、うらーん!!って呼びながらパネルの向こうに沈んで消えるアトムが美しい。その裏にいるのわかってるんだけど綺麗に消えるんだなー。
  • お花畑の絵を見て踊るウラン。何か、豊かな心情というか、情動というか、内面の発露が動きになって現れているようで、とても美しいシーンだった。
  • アトムがお兄ちゃんするのめちゃくちゃ可愛い。「でーもーじゃーなーい!!」って人差し指ふりふりしながら云うのとか。
  • 変調を来す花畑の男、壁の向こう側からプルートゥの片腕が伸びる。ここでチラ見せするのびっくりしたけど良いと思う。
  • 竜巻ダンス、振りが結構変わってるかな。前より竜巻っぽさが増しているように感じました。ちょっと長くなってる? それは気のせい?
  • 倒れたアトムの元に駆けつけるお茶の水博士とウランウランの「お兄ちゃん、どうなっちゃったの…?」ってセリフは前なかったような。
  • ブラウはやっぱりかっこいいねぇ。バリケードの壁をバタンバタンと倒すのはなくなっちゃったかな。でも手の先とか長い腕の関節とか槍が刺さったところとか、光る場所が増えていて素敵です。大好き。
  • 「憎しみはずーーっとリンクしていく」って台詞が何だかとても鮮烈に聞こえたんだけどどうしてだろう。前なかったような。
  • 自宅で悪夢を見るゲジヒト、ヘレナが記憶の改竄に気づく場面。この場はがらっとセリフも内容も変更されていますね。初演のヘレナは何も覚えていない、って云っていたけど、今回はスペインへ研修旅行に行った記憶と多すぎる写真に不信感を抱く流れに。
  • 2年前に日本旅行をキャンセルしていた事実も明かされる。これで、最初のヘレナの「日本、か…」がちゃんと意味を持つようになる。きっと彼女も何か引っかかってたんだよね…。
  • 2年前に子供を引き取ったけれど事件に巻き込まれて、そのせいで日本旅行をキャンセルした、という記録を消されて、その間スペインに行っていた記録に書き換えられてる、ってこと? でいい?
  • 手術中のアトム、掛けられたシーツに映像が投射されるのは初演もあったけど、こんなにスクリーンぽく使われてはいなかったような。
  • 中身を弄られてるアトムが、時たま顔を動かしたり、身体がびくんとなったりするの、めっちゃ「反射」っぽくて…つらいけど好きです…。
  • 私を分解してパーツを使って!ってお茶の水博士に頼むウランの服が変わってる! 青いトレーナーに黒っぽい半ズボンになりました。可愛い。
  • トビオのお墓で天馬博士と会うウラン、お墓の彫像?のポーズがどうしてそうなった…とてもつよそう…。
  • でも博士が「アトムはもう、アトムでなくなってしまうかもしれない」って云うときに、赤い光の中で頭を抱えるようにポーズを変えるの、思い悩んでいるようで…それがアトムなのかどうかはわからないけど。
  • ウランに花束を返す白いアトム。初演はぽい、と舞台キワのポケットに投げ捨てて去ったよね。
  • ブラウとメモリーチップを交換するゲジヒト。ブラウの記録を覗き見るゲジヒトに、ブラウのマニピュレイターたちがまとわりついて悪夢の時と同じ形を作るの、すごい。
  • トラキアの大統領が再選したとか、ブレーンがついているとか、アブラーとか、ゲジヒトのメモリーチップから得た情報をブラウが解説する時に、パネルにイラストが投射されるようになった。わかりやすい…と思う。たぶん。イラストと役者さんの顔がちゃんと結びついていれば。
  • 2幕。上の方で絨毯持参でお祈りする人は、お祈りの後絨毯巻きながら一度ハケて、上手奥のセットからコップ片手に出てきて壁にもたれながら、アリにあっち向かせておいて缶から小銭をくすね、セット奥に引っ込んでからアブラーの奥の席に座ってコップを呷り、お盆の裏がスクリーンになるウエイターさんにコップを返して小銭を渡し(その小銭はアリからくすねたものだな!)、奥に引っ込んでから上手奥のセットの中で絨毯を丸めたりお花の鉢を引っ込めたりして、上手サイドから出てきてチューリップを数本植え、上手の荷物を片づけて、上手奥のセットの中で吊してある布を取り込んで畳み、ランプの明かりを消してハケる。
  • 舞台のキワに白いチューリップが並べて植えられて、真ん中に1本だけ赤いチューリップが植えられる、のは、今回の再演での演出変更点でかなり大きいというか重要な点ですよね。効果的というか、直接的な表現の強さというか。
  • アブラーの左手がとても機械化されていて、襟からのぞく首元も金属っぽくて、首から下はほとんど機械感が強くなっている。あと右手の爪も銀色なんだけど、それはファティマとサハドを探すシーンからなんだよね。
  • アリがやっぱり今回も可愛い。アブラーが花束を買って、缶に小銭を入れてやると「マイドアリー!」ってするんだけど、アブラーがさらに小銭を2回入れて、2回とも「マイドアリー!」するの…本と可愛い…お祈りのひとも見たいしアリも見たいし忙しい。
  • オランダに向かうゲジヒト、サハドが下宿していたアパートの女性がダンサーさんでちゃんと登場するようになった。さっきのチューリップはサハドが咲かせたものなんだね! ここ初演は声と映像のみだったけど、やっぱり生身の人間が演じると印象の強さが違う。良いシーンになってる!
  • あとサハドがいた大学の教授も吹越さんが演じてて、これもすごく大事なシーンだからとても良かった…吹越さんの教授もとても良い味で好きです。
  • 研究施設の地下でコックローチマン(じゃないけど)と戦うゲジヒト。コックローチ出てこなくなって良かった…そしてバトルアクション増えてる。
  • 部長がやっぱり未來さんで、逆にどうしてこれに気づかないのかほんと不思議…残念…。
  • コックローチマンと戦うゲジヒトを、上段から見ているサハドとアブラー。監視、って感じがとても良い。
  • プルートゥはここで全身を現すのね。チラ見せは花畑の男のところでやったからもういいのか。バタン、バタン、と壁を倒しながら出てくるの怖くてかっこいいです。
  • 巻き付いたコード?をブチィってするゲジヒトさんつよい。
  • ここでプルートゥはサハドだと気づくゲジヒト。周囲の花を全て枯らせて、1本だけ咲き残る「プルートゥ」と名付けられたチューリップ、の説明のところで、舞台キワに並んで咲く白いチューリップたちが倒れて、センターの赤いチューリップだけが咲き誇るの、すごい。目で見てわかる説得力すごい。
  • プルートゥと、上段のサハドの動きがシンクロしているのもすごい良かったです。攻撃とか、頭を抱えて苦悶するのとか、エネルギー切れで倒れるのとか。
  • ゲジヒトが銃口を向けるのが上段のサハドなのもエモい…。
  • そして場面変わって、舞台際のチューリップは、ゲジヒトがヘレナへ買い求めた花束を売る花屋のチューリップになる。この辺ほんと、アイデアだなぁ。
  • 花屋の店員さんが、サハドの下宿の女性と同じダンサーさんで、一瞬あれっまだオランダ?ってなってしまったのはまぁ…。
  • ロビタがあんよが上手する回想シーンってここだったっけか。初演ではゲジヒトがヘレナにもうすぐ帰るって電話?する流れであったよね。ヘレナは上段にいたまま、ゲジヒトひとりでロビタを抱いてたよね。今回はそのシーンでヘレナとゲジヒトが一緒にいて、ふたりでロビタを抱いて奥に消えていってた…から違うところに入ったのかな。
  • アリに撃たれるゲジヒト、撃たれた瞬間に花束の赤い花びらが散って、ロボットは撃たれても血は出ないんだろうけど、血みたいで、綺麗だった。
  • 花屋の店先のチューリップがそのまま、ゲジヒトの墓への手向け花になる。なるほど。
  • ヘレナの「ぐちゃぐちゃで、重たくって」、今日とてもぐっと来ました。初日より良かった…。
  • 天馬博士、「これでアトムは蘇る。…いや、アトムではない。アトムを止める大量破壊兵器が」って云った…えっプルートゥを止める、だよねそこ。こんがらがる! けどやってる方もこんがらがるのもわかる…。
  • 数式アトムすごく可愛いんだけど、出てきた時の顔が前のアトムと違ってて…怖いというか悲しい…。
  • ウランのマニピュレイターも黒衣になっているから色は関係ないのかな。
  • 数式ダンスも変わってる…よな。アトムの背中に乗っかるアトムとかなくなっているような。
  • お茶の水博士のセリフで「目覚めたアトムが完成させてしまった!」って、目覚めた、って前なかったような。
  • 天馬博士とアブラーのチェスシーン、チェスがちゃんとセリフと連動してるそうで、注目するんだけど、まぁチェスがわからないからあんまりわからないのでした。最後チェックメイトで席を立つのだろうなぁ天馬博士…。
  • カタツムリ2回目。歩いてくるアトムのあまりの変貌が悲しい。
  • ビリビリ!って戻って、というか回路が繋がって、カタツムリを逃がしてからその台に小さく腰を下ろすアトム。ちんまり可愛い。
  • アトムをぎゅっと抱きしめて、抱えるようにしてハケていくお茶の水博士良い…前なかったよねそれ…。
  • その代わり、飛び立つアトムのシーンがなくなって、ダイレクトにヘレナの元へ飛んでくるアトム。
  • 上段のゲジヒトと下のアトムの動きがシンクロしているの好き。
  • ロボットがつく優しい嘘。この辺とても…じんわりする。とても愛しいシーンです…。
  • そしてホバリングするアトム。めっちゃ好き。初日感動した。直立したまま足の裏からジェット出てるの見える。ふわんふわん浮いてる。
  • 飛び立つアトムが飛行機雲を引いて空を旋回する、のが見える。パンフで浦沢先生がお願いしてたの、ちゃんと実現されてるね!
  • 初日、1階の真ん中くらいの席だったんだけど、飛び立つアトムが旋回するジェット音がぐるっと後を回っていてすごかったです。音が。
  • ブラウに会いに行くアトム。上手のゲジヒトと下手のアトムが同じ動きをするのとても…良いですよね…。
  • ちょっと大人びたね、ってブラウがアトムに云うのはゲジヒトのメモリーチップに残っていた記録と照らし合わせてだろうし、久しぶりの再会だな、ってゲジヒトに向かって云うのは、アトムの中にいるゲジヒトのメモリーに向かって云ってるよね、っていうのは初演の時に思ったやつだけど、やっぱりそうだなって。
  • 槍を抜くと赤く光るのかっこいいなぁブラウ。「えっいいのか?」も好きだわ。おまえに襲いかかるかもしれない、って長い腕がアトムの首に伸びるのもたまらない…。
  • アトムに触らせてくれ、って触れるブラウ、その手を胸に当てるアトム…もうねブラウとアトムが絡むの全部好きです…。
  • アトムに触れたブラウが、そのまま動き出すの、すごい…丸ごと動くのすごい…。
  • それで心のダンスにアトムが混ざるのが遅くなるけどそれはそれでいい…。
  • ウランが上段で踊ってるのもすごく良いですよね。ダンスもちょっと長くなっているような。
  • …なんだけど、その次の女性ダンサーのソロが、初演の踊らないウランだと、踊らないウランの代わりというか、身体的に踊らないウランの内面(もしくはAI)の具現化、みたいに見えてそこに意味が生じるように感じたのだけど、今回ウランが自分で踊れるから、また解釈が変わってくるように思える。どう読みとったら落ち着きがいいか考えなくては…。
  • アーノルドさんのシーンも何か細かく変わってるなぁ。移動が細かくなっているような。
  • 大植さん競歩の人なんですね(笑)。
  • 吉見さんは今回も忙しかった。揺れに転がりながらのくまちゃん声、おつかれさまです…。
  • アトムvsプルートゥプルートゥの登場が上手から正面に変更になった。
  • プルートゥのアクションも変わってる。アトムがすごいやられてる…。
  • プルートゥ背負い投げるの今回なくなったよね。その代わり片腕もぐの…すごい…。
  • フライング…じゃなくてリフトも増えてる、アトムすごい飛ぶし空中で止まるしプルートゥの片腕持ったまま飛んで止まるしあの…飛ばせる役の皆さんどうか…宜しくお願いしますね…。お怪我ないように…。
  • 憎しみに駆られるアトムを見るのはつらい。
  • 振り上げた手をそっとゲジヒトが止める。
  • アトムの隣にゲジヒトがいて、プルートゥの隣にサハドがいる。ふたつのボディだけど魂は4つあるんだよねこの場面。
  • プルートゥに語りかけながら、サハドと対話するアトム。何かこの多重構造がね、ぞくぞくするのね…。
  • ボラー戦でプルートゥとアトムが共闘するの胸熱です…。
  • ボラーの映像が劇場の壁面まで投射されて、劇場全体がボラーみたいになる感覚がすごかった、没入感あった。初日は特に、自分もボラーの中に取り込まれそうな感覚で鳥肌立った。
  • 爆発を止めるのに、スマホみたいな端末を触るのが追加された。
  • サハドがアトムを助けるシーンが、サハドが端末を触って爆発を止めるシーンに替わった感じかな。プルートゥの手がアトムを救うのも胸熱…。
  • アブラーとサハドのシーンが初演より長くなってる。仮面を付けてあげて、赤いチューリップを手にふたりで消えていく。
  • 初日はサハドの仮面がちゃんとつかなくて、ちゃんとつかないと視界が確保できないんだろうな。サハドの手をアブラーが赤いチューリップに誘導してあげていた。今日はちゃんとかぶれていたので、自分でチューリップを取っていた。
  • 何となくだけど、初演の時の方が、アブラーとサハドのシーンで一回流れがとぎれる感じが少なかったような気はする…。初日と今回とどっちも、アブラーとサハドのシーンで一端、ボラー戦の高揚感というか勢いが止まるような印象を受けてしまった。でもアブラーとサハドのシーンは良いシーンだから…両立難しいのね…。
  • 何となく初演の時の方があのシーンの勢いが最後まで保たれていたような気がするんだ。
  • ブラウ今回機動力上がってますね。いっぱい動くブラウ素敵。そしてあっさり首が落ちるくまちゃん…首を捧げられるように置かれるくまちゃん…。
  • 爆発の中心から、プルートゥの残骸を探して墓標のように立てるアトム。初演は先に立っててアトム登場、だったよな。立ててあげる方が良いね。
  • 体育座りで見上げるのも可愛い。
  • 初演よりラストシーンの再現が原作に忠実で、お茶の水博士とアトムとで完全に再現して見せてから、アトムと博士だけ先にハケて、墓標と最後のコマと降る花びらが残される…美しいラストシーンです。じんわりと沁みこむような。深いため息をついてしまう。
  • カテコは3回、ダンス公演みたいな感じであっさり気味だけど、太鳳ちゃんのうれしそうな笑顔とか、3回とも軽く拍手しながらハケる未来さんとか、嬉しくなる。太鳳ちゃんの初々しい感じがねー可愛いねー!

 以上、初演との違いに主眼をおいたメモでした。ほんと危なげないというか、もうできあがってる完成度なのだけど、まだ2日目なので! どうなるの!? 楽しみというか怖いというか!