ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「レ・ミゼラブル」@帝国劇場(5/27)

 お誘い頂いて*1、帝劇でレミゼ観てきました! 橋本じゅんさんが今期テナルディエを演じられるとのことで、とても観たいと思ってはいたけど、なかなか…いろいろ…難しいな…って感じだったので、お誘いに嬉しく乗っからせて頂いてしまった…。

 レミゼは今回で2回目なので、ほんとぼんやりふんわり楽しーい素敵ー歌好きー生オケ豪華ーと、1幕1曲みたいな音の奔流に身を任せているだけですが、それでも楽しい…耳が幸せ…生オケなのほんと嬉しい。オーケストラのチューニングでわくわくするよね!

 前回と比べて、って云えるほど前回を覚えているわけではないのですが、展開の畳みかけるような感じ、曲と曲だったり場と場だったりの繋ぎの間が切り詰められて、きゅきゅっと次から次へ進んでいく感じはありました。…っていうのは、開演前にそういう風潮が世界的に流行ってるというお話を聞いていたからなんだけど(笑)、でも確かに、曲終わりで拍手してると次のイントロ始まってるとか、もう次のセットが出てきてるとか、ちょっと余韻がない感じはあったような…気がする…。

 ヤン・ジュンモさんのジャン・バルジャンは前回に続いて2回目なんだけど、流石の美声で…カテコがスペシャルカーテンコール*2で、ご挨拶があったのだけど、日本語思ってたよりしゃべれない感じ…なんですね…? 歌ではほとんど違和感ないくらいなので、しゃべれるのかと思っていた…逆にすごいなぁと驚きました。朗々と歌い上げるのももちろんだけど、高めの細い声ででも響かせるのが綺麗だったなぁ。しかしどうしても「トライベッカ」のとあるコントが頭をよぎってしまうのでした…ちょっとウラケン出てこないで…(笑)。

 アンジョルラスが上山竜治さん、マリウスが海宝直人さんというmさんお薦めのキャストで、前回わたしが観た時のマリウスが誰だったのかちょっと覚えてないんだけど、上山さんは前回よりも頼れるリーダーっぽさが背中から漂って野性味あふれるアンジョルラスでした。かっこ良かったそして何故かわたしが感慨深くなる…上山さんが帝劇でソロ歌ってる…。海宝さんはまたお育ちの良さそうなプリンス然とした学生さんで、清涼感!って感じ。コゼットとの恋模様も初々しく…でもどうしてもわたしエポニーヌ贔屓なので…ギリィってなってしまう(笑)。エポニーヌ可愛かったなぁ可哀想だよ報われなさ過ぎだよ…。

 そういえば、コゼットが乃木坂46生田絵梨花ちゃんでとても可愛らしかったです。客席に男性おひとり様とかお二人様とかがちらほら見えたのはもしかして、なんて。ちょっと固いかな…って感じもしたけど、幕上がってまだすぐなんですよね。お人形さんみたいなコゼットでした。

 リトルコゼットも可愛かったしガブローシュも可愛かった! レミゼは子役さん観るのも楽しみのひとつです。ガブローシュがアンジョルラスと仲良くしてるの観るの好きだなぁ(笑)。そういえばガブローシュがいっつもくっついてる人、お父さんだとばかり思っていたら違うんですね。知らなかった…。

 そしてじゅんさんのテナルディエ! 面白かった…何だか不思議な感じ。じゅんさんそのものなんだけどちゃんと帝劇でレミゼで、でもじゅんさんで(笑)。いや、若干アクは抑え気味だったかもしれないけど…でも悪いニヤリ顔とか、すっとぼけたきょとーん顔とか、じゅんさんの魅力たっぷりのテナルディエでした。お歌もいっぱい聴けた! ジャベールに「…背が高い…」って云ってたのアドリブだよなぁ(笑)。確実に爪跡残してる…!

 なかなか観に行く機会が特に最近減ってきてしまっているグランドミュージカルですが、やっぱりいいものですね! たまには行きたいなぁ。

*1:mさんいつもありがとうございます!

*2:おけぴ貸切公演だったので