ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「メトロポリス」(11/8夜)

 かるーくね。

 2日目行ってきました。2日目にしてブラッシュアップされてるというか、昨日あれっ?と思った部分がきちんと、ああそうだよねーという形になっていたというか。具体的にはラストの、空っぽの舞台が一瞬照らし出される明転、初日は何故か妙なタイミングで2回明るくなって、あれれ?ってなったのですが、今日はきちんと、美しく一瞬照らされ浮かび上がっていました。そうそうこうだよね…そしてそのラストはとても美しかった…。あと、昨日気づかなかった映像とかも…観てなかったのかな…背景も綺麗なのでちゃんと見なくちゃいけないな。

 昨日よりも席が若干前に進んだ所為か、それとも2回目の気楽さか、全体をちゃんと観られたし入り込めたし、昨日より迷子感なく物語を読めた気がする。昨日は本当に曖昧模糊の五里霧中て感じだったから…(笑)。あとオペラやたら使ってたから、見落とした部分がとても多いことにも気づいた。面白いことしてたのにもったいない!

 いくつかの物語を、ばらばらにしてかき混ぜてランダムに再構築したような、パンフにも「コラージュ」という単語が出てきたけど、シャッフルされて時間も場所もばらばらなパーツを、同じ単語で繋いだり、別の場所の物語が同時進行したり、舞台上に重ねて、積んで、積み上げた言葉たちを、水がすべて押し流し、何もない舞台にマリアの歌声が響く。蜃気楼みたいな街の影が遠くに揺れる。ラストの美しさがじんわりと染み渡るようでとても幸せな気持ちになりました…幸せというか、愛しいというか。あ、イヌ丸は今日もとてもキュートでいじらしくわんわんでした。もしかしたら、イヌ丸が匂いで掘り出して集めた言葉で出来た物語、が正解なのかも知れないね。

 甘い声で茶目っ気たっぷり歌ってくれる郵便のお歌と、階段を上り下りすることは何か関係あるのかしらとか、差出人は僕であて先も僕で何も書いてない絵も描いてない僕しか読めない郵便って何だろうとか、ラスト近くの回想っぽいところでマリアといちゃこらするのは日替わりっぽくなるのかなとか、気になるワードとか、たくさんあるのでこれからほじくっていきたいと思います…何かに触れるといいんだけど。ダンスパートはずーっと観ていたいなぁと思ってしまう。

 カテコは2回、終演後明転したら全員一列に並んでいて、串田さんだけ後から列に入ってお辞儀。それからミュージシャンさんたちを呼び込んで、それぞれ楽器を携えたミュージシャンさんたちも混ざってお辞儀。さっさかハケる主演カップル(笑)。カテコ1回目は下手端っこに行く未來さん、佐野くんに向かって「早く早く!」みたいにして佐野くんを軽く慌てさせる。お辞儀して軽く拍手、再び速やかにハケる。2回目は上手の隅っこに行こうとするのを串田さんが捕まえて、少しだけセンター寄りに連れていかれる。お辞儀して拍手、去り際に軽くお手振りでした。良いお顔されていた!

 配役とスタッフが記載された紙がご自由にお持ち下さい形式で置かれていました。昨日もあったのかな? 協力のところにある「くるみ」ってもしかしてもしかしなくてもくんちゃん*1なのかな! エーテルの子供たちの声とかもしかしたらそうなのかな!!

*1:飴屋さんのお嬢さん