ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「談ス」@イイノホール初日

 ついに東京公演が開幕しました! プロセニアムで観る久しぶりの談ス、どうなるのかなぁと思っていたけど、違和感も特になくとても楽しめました! 青山と比べてどう変わったかは正直、青山公演が記憶の彼方なので…あんまりわからないのですが(笑)、基本はそのまま、でも、あれ、こんなパートあったっけ?と思うところもあったり、でもそれも勘違いかも知れないけど、何となく印象としては、プロレスっぽさが前より上がった、ような気がしました。何となく(笑)。
 プロセニアムで、カメラを使って床の絵(?)なんかをスクリーンに写して見せていたけど、腸内ツアーとか、ツアー中に未來さんが描きまくってるものとか、はあんまり見えなかったなー。見える部分は直接床を観てる方がわかったかも。何かいっぱい書き殴ってたけど、青山円形の時より、終演後の舞台上にその軌跡が残されていないというか、ほとんど踏み消されてるのね…使える空間というか面積の違いとかなのかな。
 ももちゃんとお父さんとか、1,2,3とか、懐かしいのをまた観られる嬉しさと、相変わらずのハラハラクスクスで、ほとんど笑いっぱなしでした。1,2,3の聞き慣れない音のはスウェーデイッシュなのかな? 未來さんのセリフ(?)がほとんど英語なのと、それ以外にぼそっとこぼれるのが関西弁の日本語なのも密やかに楽しむポイント(笑)。例のあのお歌はこんなにたくさん歌ってたっけ?
 思い出すと可笑しいんだけど、観てる間のリアルタイムな感じ方とその余韻としては、あれだけ笑ってたのに、後半の音がなくなってから低周波の重い音が微かに鳴り始める辺りから、ぎゅうっと身体に力が入ってしまって。あの音自体がちょっと何というか、苦手なわけじゃないんだけど、重苦しくなってしまうのね。で、重い音を受け止めながら、舞台上も空気がどんどん張り詰めていく気がして、息を呑んで見入ってしまうから、最後の暗転までずっと苦しくて…しばらく心臓どきどきしてた…。あんなに笑ったのに、だから終演後の印象は、なかなかヘヴィでした。でも好き、だし、だからこそ好き、なのだけど!
 あ、ひとつだけ気になったのは、最後の暗転のタイミングが遅いのか早いのかわからないけど、何と云うか、青山の時のドンピシャ感に至らなかった、のと、暗転後の暗さが足りなくて3人の動きが見えちゃうの…は仕方ないかなー施設側の都合にもよるものね。あの、ラストの瞬間を見せない演出すっごく好きなので、タイミング…!!ってなったのと、見えないはずのものが見えてしまうのが残念に感じられてしまったのでした…。
 終演後の舞台は撮影可ということで、本日の舞台上です。足下に蹴散らされるチョークの欠片が飛んでくるスリルも楽しめたよ!


 開演前の影ナレは平原さんの絶妙なトーク(笑)で、そこからすでに始まってますので、開演少し前の着席をお勧めします。終演後の物販コーナーには大植さんのお姿が。パンフとても読み応えあって面白かったです! 東京都現代美術館で展示したバーコードが再録されていたりして。対談というか会話の断片も、がんばればわりと読めるし。黒いTシャツも買ったので、白い方をどうするか東京公演中悩んでおきます…。