ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

11/28昼・夜

 前楽マチソワでした。おおお、終わってしまう…終わっていく…終わりに近づいていく…こんなに毎回楽しく、ワクワク(?)して、最終的に涙にじませながら観るようになるとは、初日には思わなかったなぁ。
 昨日に引き続き、全体的にどのシーンもより精彩に富んだ、輪郭がくっきりした印象になっています。追加のセリフも同じく。ああ、今日も楽しかったなぁ! 死刑楽しいなぁ!!

  • マチネは開演前、パタパタする音がちょこっとと、あと何か…大きなため息のような気合い?のような…何か(笑)が盛大に聞こえた。
  • 水のボトルを開けるのも恐る恐る…な感じに。匂い嗅いだり。そりゃするよねー煙草と水は絶対毒入りだと最初に疑うよねー。
  • 水音の出所に気づくまで少し時間がかかる。前はすぐにバスタブに気づいてたけど、昨日から部屋をきょろきょろ見回してから、あっ風呂か、みたいに気づくようになったね。
  • テーブルが勝手に動くのにものすごく不審そうな反応。そりゃそうだわ怖いわ(笑)。
  • その後にコップとボトル取る時に、また動かないかどうかとても警戒している。
  • リアクションが大きいと、コミカルな印象が強くなるね。面白い…。
  • 焦りとか、恐怖感とか、苛立ちとかがすごく伝わってきて、観てる側にも影響するから、とてもはらはらドキドキしますよ。
  • ズゴゴゴゴってなる時の引き出しから伸びる手が…リモコンに向かってるんだけど、遠いとちょっとひやひやします(笑)。
  • ソワレは猫が出てきたターンで、開けたボトルの蓋を落とした。テーブルの上に置いたボトルも倒れた(笑)。
  • ダズル迷彩たちが潜んでる部屋で、貧乏ゆすりが激しくなっていく。
  • ダズルたちがはみ出てる時の、水音からテレビ勝手に点くまでの時間が短くなってませんか(笑)。水止めてボトルのお水飲もうとしたらテレビ点いて、ってばったばたしてるよ。
  • 友達が「全自動模様替え」って云ってて気に入ってしまった。全自動模様替え機能付き牢獄。
  • ダズルたちに襲われてテーブルの下に逃げ込んで一息つく時、マチネでちょっと噎せてた。
  • マチネもソワレも何となーく、猫の影絵があんまり上手くいってなかったね(笑)。
  • ヨットで本を取り上げる手がとても綺麗。
  • ソワレでは本を読む女が、一段ずるっと下がってびっくりした。とっさに未來さんが後ろで支えてた。かっこいい…。
  • マチネは「やめて、やめて、やだ、やめて!」ってハートマークが飛んでたよ。可愛い。
  • ソワレは取りっこ激しくなってたけど声は出てなかった。
  • 丸めた紙で囁かれてマチネは「何だよソレ(笑)」、ソワレは「何だよー(笑)」って感じだった。
  • ダズルの猫と、女の猫のマスクは違うものなんですよね。女の方は何というか…マスクメロンみたいな…。
  • お部屋に戻って、バスタブのダズルが顔を最初に晒すんだけど、バスタブからすごくはみ出ていた。あれはさすがに気配ありまくるよね…。
  • マチネ、影と入れ替わり最中にテーブルにくっついてたボトルが落ちて転がってた…猫が見せびらかす直前に拾い上げて回収。
  • マチネ、追いかけっこの最後、難易度高そうな障害を越えるところで猫がボトルを落とす。おっと!
  • ボトルを追いかけて水を求めた先は追いかけてたボトルの中。閉じ込められる時のリアクションもコミカル感強めですね。
  • 昨日から? 追加されたセリフ、今日は「ほら、こっち来いよ、何もしないからさ!」とも云ってた。
  • マチネ、赤い方の猫をほぼ捕まえられてたのに(笑)。
  • 嵐のシーンで布の起こす風を感じながら「海風…」とか思う。
  • バスタブで遭難する時のピアノの音はわっしょいわっしょいのピアノの旋律なのね。
  • 蜃気楼っぽいところでエレキチェロのフラジオレットになるのか。エレキチェロいつ使うのか聞きたかったんだ!
  • バンドさんがテルミン演奏するのをソワレでやっと見られました。テルミン好きなんだ…女が男を追い詰める辺りできゅぴいいいんって鳴るの。
  • ダズルに襲われる男、ねばぁってダズルに覆われてから奥に下がる時にいつも、「…さん!」って合図?するよね。
  • 赤い女が男に近づく時の、睥睨する感じがたまらないです。女王様…!
  • 踊り狂う女の影もすごくかっこいい。歪んで狂ってる感じがたまらない。
  • 牢獄から手を出すと鉄枠ががったん!と倒れて危うく手を引っ込める、のがギロチンですよね。
  • 牢獄の鉄枠に閉じ込められながら云う、「俺を処刑しようとするやつら」の処刑がちょっと面白いイントネーションなのは関西弁なのかな。ケにアクセントがあってイが下がるの。ショケ↑イ↓ か…。
  • 彼女は鉄枠の中も外も自在。思いのまま。
  • 鉄枠での彼女との絡みはエロスとタナトスを感じる…。
  • 鉄枠の中で男が逆立ちしてて、女が片足出してそれを回すのとか、鉄枠に女を座らせて移動するのとか、何となーく手品の人体切断マジックの演出みたいに見えて…ああギロチン繋がり?とか勝手に納得していた(笑)。
  • 彼女…かと思ったらざーんねん! ダズルでしたー!なダズルさん、バスタブの水鏡の人で面白い。
  • ふたりで鉄枠に入って顔に触れ合って、キス…すると思ったらざーんねん! ダズルでしたー!的にふたりの間に上から降ってくるのも大好きです。
  • だまされるのが大嫌いなので、それは怒りますよね。
  • 鉄枠を外されるのは、もう死んだかな?ってことだと思っている。
  • 起き上がって、戸惑うようにダズルの顔を見上げて、すがりつくように掴まって立ち上がる男に、襲い掛かるダズル。
  • 牢獄の椅子に戻される時の表情が完全に欠落していて、でも美しくて…良いのです…。
  • そして始まる死刑執行シークエンス。一転して躍動する肉体、豊かな表情。止まったら死ぬ、抗う限り生きられる、ならば動け動け、生きろ生きろ。
  • 死刑執行中なのに、ものすごく、強烈な「生」を感じる。虚脱した虚ろな表情との対比が凄くて…何か、ちょっと泣けてしまいました。強烈な生が眩しくて。
  • だんだん剥落していくダズル、最後に残るのがバスタブの水鏡のダズルっていうのがまた。そして、それすらも消えるのが、また。
  • バンドがハケる演出、メタっぽくてあんまり好きじゃない…と思っていたのだけど、舞台の上から完全に気配を消す、っていう意味なのかなと思ったら納得というか、なるほど、となりました。完全に気配のなくなった牢獄で、それでも脱出を続ける男…。
  • で、やっぱり客席側に照明が当たるのが、舞台に向けられる無数の視線は彼にとっては怪異の気配になり得るんじゃないかという思いがどうしても消えない…。でも観るけど!
  • マチネカテコは3回、笑顔はほぼなかったけど、3回目で軽く拍手してハケていかれました。
  • ソワレはカテコ3回、1回目は映莉子ちゃんと顔見合わせてちらりと笑顔、2回目は映莉子ちゃんとにっこりしてから、反対隣の江戸川さんと顔を見合わせてニンマリ。3回目は2回深くお辞儀してから、3階の方まで見渡して、軽く拍手してハケていかれた。

 東京公演、残り、ついにあと1回です。全部きちんと見届けてくる…!