ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「レ・ミゼラブル」@帝国劇場(4/18夜)

 お誘い頂いて観てきました。人生初レミゼ! 行ってみたい観てみたいという気持ちはあれど、なかなかその一歩を踏み出すきっかけやタイミングが巡って来ないタイプの大作ミュージカルですが、ついにそのタイミングが巡って来た!(笑)
 帝劇自体は2回目くらいかな? やはり生オーケストラが付くのはとても良いですねアガりますね、開演前にちらほら音が聞こえるのが大好きです(笑)。オケピ覗きに行けば良かったなぁ…確か前回も2階だか3階だか席で観に行かなかったんだよなー。次回行くことがあったら是非覗いてこなくては。
 レミゼ自体は、あらすじは知ってる、映画はふんわり観た、歌は「民衆の歌」だけフルで歌える*1 *2、という感じのふんわりさで、でもストーリーと人物は把握しているので置いて行かれることもなくとても楽しめました! 1幕1曲状態のザ・ミュージカル!なのは数えるほどしか観たことがないので、音楽に乗せてどんどん話は進むし場面は転換するしなんだけど、大丈夫だった。けどとにかく音、歌詞に含まれる情報量、展開速度、流れる物語内時間、などなどのあらゆる密度が濃い(笑)ので、1幕終わった時点でけっこうフルコースお腹いっぱい頂いた気分にはなった…思ってた以上に1幕で話が進んでたので、2幕あと何があるんだっけ??ってなった…2幕は見せ場がたくさんありましたね…。重めのフルコース2回頂いてる勢いなので、満足感はものすごかったです。いやぁ良いモノ観た〜! やはり名作と呼ばれているものは一度は観ておくべきなのですね…もっと早く観ておけば良かった。
 わたしが行った回は、バルジャン役が韓国のオペラ歌手の方?とかで、云われてみると発音に多少の引っ掛かりはあれど期になったのは最初だけだったし、とにかく歌が流石の声量で素敵だった! あとは正直すみませんほとんど存じ上げない感じで…テナルディエ夫人の浦島りんこさん*3くらいしか…。観るのも初めてなので、演出がどうとかダブル/トリプルキャストで比べて…とか前回の誰々より〜とか、そういうのも全くないので、むしろ幸せに楽しめたのかもしれないです。とても良かった!!
 ほぼ唯一わかるというか、だからこそお誘い頂いたというか(笑)、新キャストのアンジョルラス役上山竜司さんは、事務所移籍やらを含め経緯をいろいろと伺っていたので、赤いジレに深紅の旗を掲げ民衆の先頭に立つ姿を目にして、こんな門外漢なわたくしなどでも感慨深いものがあったので、ファンの方の心中はさぞや…と思いました。かっこ良かったです。熱い理想に燃える革命のリーダー、情熱的で若さ溢れて素敵でした。歌も、そりゃあ本業の方に囲まれるわけでそのプレッシャーたるや*4大変なものだろうけど、でも決して聞き劣りするようなことはなくて、パッション伝わってくる素直な歌声でしたよ。公演長いし、喉を大切にしつつ、堅さが抜けたらきっともっと伸びやかになるんじゃないかしら。サンシャイン劇場や世田パブで観た時よりも、ずっと大きく見えました。ちゃんと帝劇の舞台のセンターに立ってるよ!
 あとは個人的にええと、贔屓なのはエポニーヌなので、マリウスめ…とずっとメラメラしていた。エポニーヌもさーあんな女心の機微もわからんとーへんぼくなんかやめてアンジョルラスにすればよかったのにー。アンジョルラスがとーへんぼくでないかどうかは知らんけど。どっちもどっちかもしれないけど。あとガブローシュもとても好きなのですが大変可愛らしかったので大満足です。せーしろーくんの時にも観てみたかったな(笑)。テナルディエ氏が何だかとても引っ掛かる個性的な歌声で気に入りました。
 カテコ時にバルジャンさんの両隣にリトルコゼットとリトルエポニーヌがちんまり居ておじいちゃんと孫娘みたいだったり、バルジャンさんがそのふたりを両腕に抱き上げてまったくもっておじいちゃんと孫娘だったり、そういうのも楽しかったです。ガブローシュがふたりの手を引いてカテコに出てくるのもお兄ちゃんっぽくて可愛かったなぁ。子役さんもカテコに出られる時間の公演でラッキーでした☆
 そんなこんなで人生初レミゼ、とても楽しかったです。mさんお誘いありがとうございました!
 開演前にお茶したカッフェーのパンケーキ。けっこうな大きさでふわんふわんで美味しかったです。有楽町駅前に便利な場所が出来ていてびっくりした!

*1:学校の授業で何故か歌った

*2:但し旧歌詞

*3:ドリカムの横にいたひと!っていう認識…

*4:ファンも含めて