「プルートゥ」2/1昼(東京楽)
東京楽です。よく晴れて風の強い、寒い日曜日、朝から最悪なニュースが駆け巡った日。華やいだ気分というよりは、いつもより少し自分の身体を重く感じながら、家を出ました。
それでも千秋楽、渋谷で観るアトムの最後の姿、せっかくの素敵な視界なのだからと、しっかり目に焼きつけてきましたよ。何だか、あっという間だったなぁ…始まるとあっという間に終わっちゃうなぁ。
客席にいくたとーまくんと、浦沢先生のお姿を見かけました。浦沢先生の感想がすっごく聞きたい…!
- 最後のお席は最前列、カタツムリ前でした。
- お食事シーン。「トビオは、その料理が大嫌いだった」という天馬博士の言葉を聞きながら、みるみるうちにしぼんでいく(ように見える)トビオが可哀想でならない…。
- 足ぷらぷらするの可愛いなぁ!と久しぶりに改めて思った(笑)。
- カタツムリが…ええと目の前で何だか申し訳なくて…。
- お顔かわゆかった…目の幅がとても大きかった…みらい目おっきいよ…*1。
- カタツムリを逃がして頬杖突いた指でほっぺぽりぽりする時、くしゃっと顔をしかめるみたいにするのは何でだろうな。可愛いな。
- UFOがふらふらしてて操作難しそうでした。「かっこいい…!」は小さめに。
- そして少年は「こっち見んなよー」的な渋いお顔(笑)。
- レインコート美しく着られた!
- ゲジヒトのメモリーにアクセスする時のお顔がやっぱりとても好きです。美人さんです。
- アトムのメモリーチップの出し入れが何かに似ていると思ってたんだけどわかった。体温計だ。
- 渋谷で最後の追いかけっこ。一生懸命逃げていた。
- 「ならこっち!」ってゲジヒトを案内するウランに、ため息をつくお兄ちゃん。
- ゲジヒトのメモリーを消そうとして気づくアトム、「あなたは…!」はショック強めな感じ。
- 今日のお茶の水博士はばっちりでした!!
- ウランを見つけて説教するお兄ちゃん、「こんなところに居たのか!」ってけっこうプンスカ怒ってる。
- しょんぼりお説教を受けるウランは「デヘ」って笑って花畑の男を得意げに紹介。でへって云ったの可愛かったなぁ!
- 花畑の男に襲われて首締めあげられた後に放りだされたアトムが、手足を伸ばしたまま綺麗についーっと床を滑ったのが何かかっこよかった(笑)。
- 倒れた男の目を閉じさせてあげるの、とても良いです…。
- 竜巻ダンスすごく…煙いのね…。あの中で踊ったりセリフ発したりするの、大変じゃないかなぁ。
- ブラウの手がすごく表情豊かで大好きなんですが、手の係のマニピュレイターさんもすごく素敵だなぁと。表情豊かに操るだけじゃなく、操る姿そのものもやっぱり表情豊かで素敵なの。
- 手術中アトムが起き上がる時、反射運動みたいにびくっと一度身体を浮かせて、枕が外されて、横からするりと立ち上がる。一連の動きが「動作」っていうより反射っぽくてちょっと不思議な感じがする。
- ゲジヒトさんのメモリーチップ、裏側?に虹色のホロが貼ってあるのね。キラキラしてた…。
- ロビタのあんよ治ってた! 良かったー!
- 大道芸の人がいつもと違う動きをしていた。
- アリはもう毎日毎回可愛いなぁ! 頭ぽんぽんさせてほしい!
- やったー!の時にゲジヒトさんが花束避けるのも好き。
- お祈りの人はちょっとグレードアップした乳白色のデュラレックスみたいな形したコップでお水飲みながら出て来て、絨毯屋さんと立ち話、左手でお尻をぽりぽり掻く。果物売りの少女の籠から果物ひとつ手にとって、これちょうだい? こっちは?みたいにしてからもらわずにハケた。お金なくて買えなかったのかな。
- ゲジヒトとアブラーが話している間、何となくウゴウゴしているアリも可愛い。自分の持ってるお花見てたり、何か小さくしてるの…可愛い…。
- 地下施設でGに襲われたゲジヒトさんが、その後ちょっと右耳の辺りを気にしていて、マイクのイヤーフック部分が引っ掛かったか外れたかしていたみたいです。大事なさそうで良かった。
- ヘレナがぽろぽろ泣いていて、悲しいけれど本当に綺麗で、天馬博士がアトムに泣いてくれたところでわたしもじょばぁっと泣いたけどばっちい方でした。
- 数式冒頭、きょろきょろしながら足首がぴくんっとなって、書き始める前に操り人形みたいな腕が肘から上がる全身運動が入ってすごいかっこよく面白くなってた。
- 「来るなー!!」で泣けてしまう。お茶の水博士にそんな口利いたことなかっただろうに。そんな声を誰かに向けたこともなかったろうに。
- 雨の中、フードをかぶって歩いてくる、同じ状況なのに全く違って見えるのね。歩き方も全然違うのね。
- カタツムリ2回目、電気が走ったようにビリビリっとなってからふわっと浮き上がるのが、本当に音がしなくてね…すごいね…。
- 左目がずいぶんと重たそうな二重になっていて。知ってるんだけど、何かがちょっとだけ違う気がしてしまう。
- ヘレナの元へ飛ぶアトムが美しくて、すごく優しく飛ぶのが胸に滲みるというか。静かに感動するというか。
- 髪はもしゃもしゃになっちゃうけどね。
- で、「行ってきます!」てプルートゥの元に飛ぶ時はすごく力強いの。力強いっていうか、心強いっていうか。
- 空を飛ぶアトムの軌跡を追うヘレナも好きです。視線の先をアトムが飛んでるんだなぁって思いながら見るの。
- Dr.ルーズベルト今日も絶好調。あーとむーが勝ーったーら、どうなると思う!?
- 下手サイドの上の方から観ることが多かったので、アーノルドさん近いと、ちょっとレアな気がしてしまう(笑)。
- これが心、のダンス。何だろうなー丸いものをそっと大事に胸に抱えるような、それを差し出す?ような、動きが好きです。その部分のたゆたうような旋律も好き。
- 改めて、プルートゥの造型の美しさに感動した…! やっぱり凄いよアレ…じっくり近くで見てみたい…どこかで展示とかしてくれないかな…。
- あとやっぱり、大きいね。迫力すごいね。アトム小さいね。
- そんな小さいアトムが、あの大きさのプルートゥと戦って投げ飛ばして殴り飛ばすのがね。もう単純にアドレナリン出るのね(笑)。
- 全身から透明な怒りの炎を全身から噴き上がらせ、アトムが倒れたプルートゥを掴みあげて放り出す。その角の先端が目の前で震えた。
- 現実に今起きているあれこれを、思い起こさないでいる方が無理ってもので。そこは切り離したい気持ちもなくはないのだけど、どうしたって頭の隅をよぎってしまう。誰も死にたくなんかなかった。
- ゲジヒトの手が肩に触れると、右手から力がふ、と抜けて、そこからアトムが一回り小さく見える。
- 「うまく云えないや…」の辺りから、アトムの声がちょっと揺れてて、鼻すんすんしてて、ああ、ダメだ…ってなりました。とっくの前からわたしはダメだったけど。
- 「なぁ、なぁサハド…」って、万感こもった手が、プルートゥに触れてぎゅっと握りしめた。目元が赤くなってた。
- でもそこからすぐにボラー戦突入でまたアドレナリンどばーなので忙しい。
- ボラー戦はやっぱり、最初の片手で軽く触れるとぼこぉっと凹むところがカッコイイです。
- ボラー…でかいね…すごく…。
- 圧巻、という感じで。わりと、初めての時みたいに、わー…すげー…って口開けて観てるような気分でした…楽なのに。
- サハドを追って姿を消すアブラーの背中に泣く。そこから一気に走馬灯始まってもう。3組の親子それぞれの想いが、どれも哀しくて愛おしくて切なくてつらい。
- すべてを呑み込んでいくボラーの巨大さ、強大さ。
- そんな感慨もすぐDr.ルーズベルトに入れ替わるのです。忙しいったら!
- Dr.の落ちた首が思いの外ぞんざいに、ぎゅむっと目の前の瓦礫の山に置かれていったので、ちょっと笑ってしまった。くまちゃんのお顔潰れてたよ(笑)。
- ところでDr.ルーズベルト、わたしてっきり、どこか他の場所に広大なスパコンみたいなすごい電子頭脳の集合体みたいなのがあって、外とのインターフェイスとしてのくまちゃんかと思っていたんですが、くまちゃんの首アレしてDr.終了しちゃったので、まさかのくまちゃんが本体だったっていう。
- あっでもあの筺体全部がDr.かもしれないな。くまちゃんは据え置き型でな。それなら…いやでもそれでもくまちゃん部分はスピーカー程度じゃないかな…。
- どうでもいいですね。
- ラスト、ぼろぼろで汚れた顔で、眩しそうに少し目を細めたアトムが、キラキラしていて本当に綺麗でした。ブラウじゃないけど、少し大人びたね、って思うラスト。
- 暗転してから泣くパターン。
- 何か、脱力してしまって、スタオベしたかったんだけど立てなかったなぁ。それはちょっと心残りです。
- カテコはいつもより1回多かった。ちらりと覗いた笑顔が可愛らしくて、何だかホッとしたり。
- 上手にハケるダンサーさんが、前の人の足をマニピュレイトしてたんだけど(笑)、途中で走り出しちゃって、あわてて走る足を一生懸命マニピュレイトしてて可愛かったです!
何だか泣き疲れて虚脱してしまった最後でしたが、うん。とても素敵な千秋楽でした。あんまり、いつもみたいな「終わっちゃう!!」的悲壮感には駆られない楽日だったけど、それでもじんわり、ああ、この並びのカテコはもう東京では観られないんだなぁと思うと、寂しくなるのね。まぁ、まだ大阪がね、これから始まるからね! これから初日を迎える方も大勢いらっしゃるしね! 大阪公演も無事に開幕しますように、最後の最後にちょろりと伺うので、それまでアトムたちを宜しくお願いしますね(笑)。
*1:高さじゃなくて幅が