東京千秋楽も終わりましたが、メモがちょっと追いついていないので、大阪までぼちぼち埋めていきます。時差? きにしないきにしない!
いよいよ東京公演もラストスパートです。早いなぁ! 前日に映画「David Bowie is」を観て、頭の中が微妙にグラマラスかつヘドウィグ回顧モードでしたがそこは切り替えて。しかしヘド姐様とアトムが同じひとっていうのが…理解はしてても認識が追いつかないわ…サイズ違いませんか一回りくらい…。
昼間はけっこうな勢いで雪が降っていましたが、ソワレの頃にはただの…寒い日に…(笑)。席はお高見のコクーンシート下手。気楽に観られてわたしは好きですコクーンシート。
- ゼフィルスっていう蝶がすっごく綺麗で、ってトビオが云うので調べてみたら、シジミ蝶の仲間の青く光る蝶でした。モルフォ蝶のことかなーと思ってたけど違うのね。
- 天馬博士の言葉が徐々に、トビオに染み込んでいく過程がつらい。「その料理が大嫌いだった」って云われて目を落とすのとか…。
- お食事シーンは声が高めで可愛いなぁと思います。それも「トビオ」に近付けるための努力だったのかな。
- UFOのおもちゃに目を奪われるアトム、「うわぁ…かっこいい…」って小さくつぶやくように云ってた。可愛い!!
- 「エプシロンさんも!?」のエが裏返って珍しいなぁって。
- ロボットは嘘をつけないところ、「つかないんじゃなくて、つけない…」でちょっとシニカルににやりと笑うのが子供らしくなくてその不釣り合いさが良いんですよね。
- でも「でしょ?」「ああ」の後はニコッとするのね。この差がね。にやりとニコッの違いがね!
- ウラン登場時のお兄ちゃんの、うえええぇ〜って顔が大好きです。気持ちもとてもわかる(笑)。
- ゲジヒトさんと追いかけっこするところもっと見ていたい…数少ない可愛らしいシーン…可愛らしいけどわりと全力なシーン…(笑)。
- 上月さん黒い絆創膏でした。黒い絆創膏って普通サイズのしか見当たらないんだけど市販品なのかな…。
- PC前でアトムが頬杖ついてウランに「どーしたのきゅーに?」って云うところが何か可愛くなってた。どーしたのちゅーに?みたいに(笑)。
- ひとりで出歩くなって云ったろ!?ってアトムに怒られて、しゅんとなってからすぐに「…デヘッ」て笑って花畑の男を紹介するウラン。デヘッて云ってて可愛かった〜!
- 花畑の男が異変を来して、ウランがそれに気づいてない時、アトムが「あ…何か…アレなひとだ…」みたいなびみょーな顔してるのが…(笑)。
- 花畑の男の意識がサハドの時とプルートゥの時で、声が全然変わってて別人格っぽくなってた!
- ブラウ1589のAIがああなのは、「人を殺す完璧」なAIだから、他のロボットたちとは違うんだろうね。…かっこいいです…。
- 天馬博士「そしてその時、アトムは…か、プルートゥか、どちらが地上最大のロボットかわかるだろう」ちょっとどきどきした…。
- 別のキャラクターから繰り返し発される同じ言葉・セリフ、が、印象的だなぁと。ブラウと天馬博士の「まるで、人間みたいじゃないか」とか。
- お祈りの人、プラコップ片手に水飲みながら出てくる。絨毯屋さんの店先で談笑しながらぐびぐび飲んで空いたコップを絨毯屋さんに渡してそのままハケる。
- ゲジヒトとサハドについて話している時のアリのセリフというか、サハドの写真に見入って考え込むゲジヒトにアリが「…どうしたの?」って云うの、増えてるような。最初云ってなかったような…しかしもう曖昧…。
- アリもロビタも動きがとっても可愛いのは上月さんの技術の賜物ですよね!
- ゲジヒトに「おいで!」って云われても最初もじもじして動かないロビタがとても可愛いです…。
- アリは「花、買ってよ」って一本だけでいいからの時に云うおずおずとした風情がたまりません。けなげ可愛い。
- ロビタの「パパ…ママ…」もあんな風に云われたらそりゃあ愛しくもなりますよね…。
- 数式書き始める前の首の動きが何だか激しくなっていた。小鳥のようだった。
- チェスわかる人だと盤面の勝敗とかわかるのかなぁ。今日も天馬博士が最後1駒取って去っていきました。
- 「だからアブラー、君のことは、よーーくわかっている」とても伸ばしておられた。
- カタツムリジャンプ、音もなくぶわっと舞い上がるように飛ぶのすごいねー。何で音しないのかなあれ。
- カタツムリを逃がしながら、何か考えているような、自分の行動を自分で探りながらしているような、そんな表情をするよね。
- あそこマニピュレイターさんたちいなくなるしなぁ。
- あんまり、居る時/居ない時、に意味を探ることはしないことにしたんだけど、どうなのかな…ヘレナから去るのとかは意味あるよなぁ。
- 天上のゲジヒトに、教えちゃダメって首を振られて、少しだけ微笑むアトム。「ロボットは嘘をつけませんから」ってヘレナに云ってからも少し笑う。ゲジヒトもその時ちょっと笑ってる。
- ブラウにお願いするアトム、「だけど、その為にはもうひとりの…止めなくちゃいけない人がいる」の、が付いてしまった!
- プルートゥ戦のクライマックスは本当に、アトムの怒りが全身から青白く噴き上がって見える。その純粋な憎しみが胸に突き刺さる気がする。
- ゲジヒトの手がアトムの型に触れると、青白い炎みたいな怒りがしゅわん、て収まるの…。
- 倒れたプルートゥに「君はずっと、ああいうことがしたかったんだろ、なぁ、なぁサハド」って呼びかけながら、そのボディに手を触れて、親指で優しく撫でるアトム。
- ボラー戦もちょっと印象変わった! 「彼はサハドだ。もうプルートゥじゃない!」って云いながら、そっと右手でボラーに触れると、触れたところからぶわっとへこんで波動が全体に伝わっていくみたいなの。前はけっこう、最初から攻撃っぽく力いっぱい押してたけど、そっと手をかざすだけ、みたいになったのカッコイイ!
- サハドに逃がされる時、アトムが「サハド! 一緒に!」ってサハドに向かって手を差し伸べて、サハドの手に触れるけどサハドは動かなくて、手がだんだん離れて…っていうのもとても…ドラマティックでした…。
- 走馬灯っぽくなるところは、アブラーとサハド、天馬とアトム、ゲジヒトとロビタ、っていう3組の親子の関係や想いが絡み合うところにお花畑とチューリップが重なって何度観ても感極まってしまう。かなりの高打率で。8割以上で。
- アトムさん、お顔まで真っ黒に汚れて出てくるのに、カテコではすっきり綺麗になるから、何でウェザリングかけてるのかなとか思ってしまう。
タイミングとか動きに制約が多くて、きっちり作りこまれている舞台なので、アドリブ要素や日替わり的なものはほぼ皆無なのだけれど、それでもやっぱり日々変化はあるし、初日から比べるとずいぶんいろいろ変わってきていると思います。ほんのちょっとしたことで、セリフの印象が変わって聞こえたり、場面全体の印象まで違ってきたり…そういうところも舞台って面白いですね。逆に云えば、ちょっとしたことで悪い方向にもがらりと変わってしまう可能性だってあるんだな…怖いな…だから面白いんだけど!