「プルートゥ」1/24昼
Bunkamura併設の松濤カフェでローストビーフのサンドイッチと松濤ケーキのバタートーストで腹ごしらえしてから*1、土曜マチネ観てきました。席はコクーンシート下手側の後方。ちょっとわたしのコンディションがよろしくなくて、ぎゅうっと集中して観られなかった感じだったのが残念でした…。
- ゲジヒトさんお着替え時、シャツを着せる大植さんがびしっとくるっと華麗にターンを決めるところを、ついつい待ちかまえて観てしまう(笑)。
- かっこいいUFOのおもちゃ(?)を操作しながら通り過ぎる少年、どうしてあんな苦い顔してるんだろう。
- レインコートほとんど上手くいくようになりましたねー。フードはくしゃっとなってたけどするりと着られました。
- 上から見下ろすと髪のハネがよく見えて可愛いです。
- 追いかけっこほんっと…可愛い…数少ない可愛い可愛いで観られるシーン…。
- 上瞼の眼窩にそってラインが入ってるみたいに影が出てたんだけど上から観てた所為かなぁ。
- 腕組みは右が上、指組みは左が上…って昔話題にしたことあったけど、この日の観劇前にそんな話をしていたのでつい見てしまった(笑)。
- PC前のお兄ちゃんがとても好きです。ウランといると、ほんっとうにふっつーの男の子って感じでね。可愛いね。
- 花畑の男の後ろで、ゆっくりと花開く黒いチューリップが、怖いけど好き。ぞっとする美しさ。
- 竜巻前に電磁波の影響?でゲジヒトの記憶がフラッシュバックするところ、膝を突いて倒れ込むくらい苦しむようになって…ツライ。
- 逆立ちすると顔が幼く見えるよね。ロボの頃みたいな顔になる…。
- ブラウがざわってなるところ、不穏でたまらなく好きです。
- 「私はロボットとして初めて手に入れたんだ」「何を?」「…憎しみを」の直後に流れるずずーんって音がすごく好き(笑)。
- ヘレナがゲジヒトにメンテナンスを勧める時に、「この一週間で何度も…」って云いかける続きは、この一週間で何度も…うなされてるってことかな…?
- お墓の後ろに隠れる時の、一度仰向いてそのままするりと身を隠す動きが美しい。毎回云ってるけど。
- 白ゲジヒトも白アトムも花束持ってるなぁって。ゲジヒトのはヘレナに渡せなかったものだけど。
- アトムとウランでマニピュレイターの動きのパターンというか、傾向というかが違うのね。ウランは動作そのものを司る部分より、ウランの輪郭をもやもやとなぞったり、縦1列に並んだり、キラキラさせたり、ウランの心情を表す動きの方が多い気がする。感情を理解する機能を持つからだろうね。
- アトムは視点とか動作とか認識の向け先とか、そういう部分がメインに付いてるなーって。
- マーケットの大道芸人さんの、帽子キャッチの成功率がすごいなぁ。わたしこれまで観た中で失敗は一度もないよ。投げなかったことは一度あったけど。
- お祈りの人がちょっと遊び始めた(笑)。下から出てくる時にコップで何か飲みながら出て来て、果物売りの女の子にちょんちょんってして何か話しかけていました。…遊ぶ余地、その辺しかないもんなぁ。
- そんなものを見つつもアリが可愛くて悲しくてですね…。サハドみたいになれるかなぁってがんばってたのにね…。
- 砂漠に咲くチューリップと云えばロレンスのイメージなんだなー。もともとトルコの砂漠地帯に自生していたのがチューリップの原種なんだよね…。
- 地下でプルートゥを攻撃しようとしたゲジヒトに、サハドのイメージが伝わるのは、電磁波の影響とかでしょうかね。
- 数式書き終えてからの仰け反り顔が本当に美人さんですアトム。これも毎回見てしまう…。
- チェスシーン後に、パネルがばらされていくのが、上から見ていると畳まれて渦巻きながら散らされるみたいに広がって消えていって、とても綺麗。折り畳まれ分解されていくアブラーの箱庭世界。
- ヘレナの元へ飛ぶアトムのお顔が…色っぽいんですよすごく…。
- アトムの頬に触れるヘレナの手を、そっと握るゲジヒト。ここ本当に良い…。
- ブラウの手を、供物を捧げ持つみたいに受け取るアトム。儀式めいていて好きなシーンです。
- ブラウにはなぜ、アトムの「心」がわかったのかな。
- Dr.ルーズベルトの声がどんどん…エスカレートしてきている(笑)。ぼくの〜、どれいだ〜〜!!
- プルートゥ戦で仰向けに一度倒れてから、ぴょんっと起き上がるのが、わー漫画みたい!ってなってすごい好き。いや漫画なんだけど。
- 憎しみに乗っ取られたみたいになるアトムが哀しくて、でも綺麗で、苦しくなるね…。
- ボラー戦で、アトムがぼわっと押したらその反動でぶわっと膨らんで、それに飲み込まれるようにして一瞬のうちに消えたのが、凄かった!
- 今回やたらアブラーで泣けてしまった…アブラーだって本当に、息子のことを愛していたんだよね…。
- ボラー戦からDr.ルーズベルトとアレクサンダー大統領のシーンになるまで、ちょっと暗転の間が長くて、どうしたどうしたってなった。
- どうやらブラウの長いほうの手が引っ掛かってスタンバイできなかったみたい。照明付くといつも上手側にブラウの手がいて大統領をぐぎぎってするんだけど、上手にブラウの手が間に合ってなかった…。
- 何となく大統領が勝手に苦しんでいた(笑)。
- 個人的には、Dr.がぷちっとなった直後からラストの素敵な音楽が流れるのが、急かされてる感じがしてしまうんだなー。そんなに急いで畳まなくてもいいのになー。
- カテコで上月さんの頭に絆創膏が貼ってあって、血が滲んでらしてびっくりしました。気づかなかったけどいつの間に…!
- パネルとかプルートゥとかロボットたちとか、とんがってたり重そうだったりなものをたくさん、複雑に、暗い所で動かさなくてはならないので、気を付けていてもぶつけたりするんだろうなぁ。坊主頭だとダメージもダイレクトだしね…。
- 永作さんが最後にくまちゃんを持ってるんだけど、お辞儀の時に一緒に頭ぺこりとさせてたり、手を振り振りさせながらハケてたり、まぁ可愛いんだ! 吉見さんとダンサーさんの間では投げられてたりするんだけど(笑)。
ちょうど時事的に、いろいろと頭をよぎる事がたくさんあって、今ではない時に観るのとはまた違う印象になるのだろうなと思いながら、今この時にこの作品が上演されているからこその意味を考えたい。です。Dr.ルーズベルトみたいなわかりやすい黒幕がいて、それを止めたらクリアーになるのなら、いいのにね。
*1:松濤ケーキのバタートーストおすすめです