ちょっと溜め込んでしまったので遡ってメモを。この日は当初の予定ではチケット取っていなかったんだけど、高校時代の後輩が「チケット取ったよー!」とお知らせしてくれたので、せっかくだからと追加してしまいました。開演前にちょっと話して、終演後は駅までの道すがら、くらいしか時間なかったけど、短い間に面白い旧交を温められました。みんなけっこう波乱万丈よね人生…わたしだけずっと凪いでる…。
いつものメモを。席はええっと、上手側中二階でした。Sむらけんさん、いらしてた気がする…。
- 上手席、ちょっと上の方だと、お食事シーンのお顔がよく見えます。
- 天馬博士にトビオとの差異を挙げられていくうちにどんどん表情が抜け落ちていき、「失敗作だ!」で目を瞠る、ほどの動きはないんだけど、そう表現したくなるのが不思議。顔はほぼ動いてないのに。瞳孔が開くみたいな。瞳孔まで見えてないのに。
- ゲジヒトが夢見ている間の白い人たちは、ゲジヒトの人工知能が制御不能というか、統制とれていないというか、混乱というか、そういうことなのかな。
- 相変わらずヘレナの「日本…か」がわからないままです。漫画読みたい。
- UFOのおもちゃ、毎回何か失念していて、出てくるとびっくりする。アトムの反応にも(笑)。
- レインコートはフードが左肩の辺りにくしゃっとしてたけど上手く着られました。
- まつげちゃんだなぁ。
- ゲジヒトさんとおっかけっこみたいになる瞬間が可愛い。っていうかだんだんほんとにおっかけっこになってきていませんか。
- 「やだ…何かワケあり? …わかった!」のウランがすごく可愛い。ワケありが嬉しそうなのが。
- PC操作中のアトム兄ちゃんも可愛い。もうこの辺の兄妹に関しては可愛いしか云ってない。だって心おきなく可愛い可愛いって云ってられるのこの辺だけなんだもの。
- ウラン探すアトムの「うーーらーーんーー!」も可愛いんだけど、その後の「も゛おーー」がとてもとても可愛い。気持ちすごくわかるし(笑)。
- ブラウの目が赤くなる法則(?)を見ていたら、殺人とか、憎しみに関わる部分を口にする時、あと過去がフラッシュバックするゲジヒトを見て「何か思い出したかい?」のところとか、だった。
- 手術(?)後の白アトムが起き上がる動きが綺麗。胸からぐいっと吊りあげられるように上体持ち上げてから横に起き上がる。
- トビオの墓前で言葉を交わすウランと天馬博士、そのふたりの間を白いアトムが通り過ぎていく。あれはアトムなのかトビオなのかどっちなんだろう。「ウラン、君にはわからない」のところ。…人とロボットの境界線を、どちらでもある未來が歩く?
- 花束を手に石像みたいになってるアトムの目線というかお顔がちょうど一直線上*1で、思わずオペラ上げられなかった(笑)。でもあんな照明当たってて客席暗いんだから見えないよねー気にせずガン見すれば良かった…もったいない。
- 石像の台座から降りる時、ふにゃっとしていながら硬質な動きで人間ぽくなくて良かった。
- ブラウとゲジヒトの二度目の邂逅。ここでも、「その犯人が憎いか?」「アトムが殺されたから?」の時と、ゲジヒトがブラウのチップを挿入している間、あと最後のゲジヒトの過去に言及する辺りで目が赤くなる。
- 2幕冒頭、センター上段でお祈りするひとの足の親指がでかい。絨毯くるくる巻いて、それを持ってアリが立ってる建物の入り口部分から出てきて、絨毯屋さんに丸めた絨毯を返す。
- 上段上手側で水晶玉占いしたり、カード占いしてるのは永作さんですね。
- でもアリ見るーアリ可愛いーおかいどくだよ〜。
- 下手上段枠でアブラーと一緒にいるアリが、アブラーのことを見上げる仕草が、けなげで可愛らしくて可哀想。
- ゲジヒトさんと通信してるインターポールの偉い人の声、ずっと録音だと思ってたんだけど、今日ちょっと噛んでた…生だったのかな…。
- ゲジヒトさんのチップはこげ茶色かな。
- ヘレナに対して云う天馬博士のセリフで、アトムが死んだ時に天馬博士が泣いたことがわかる。ウランじゃないけど、意外だなぁと。
- 天馬博士がヘレナに「最初は真似でもいい、だんだん本物になっていく」って云うの、アトムがジュース飲んで「美味しい」って云ってるのと同じだよね…。
- 覚醒アトムの、フードをかぶって片袖をたくし上げる、それだけの動きがどうしてそう美しいのか。
- 数式書き終えて胸から起き上がるのもまた美しい。
- チェスのシーン、床パネルに映し出される市場の風景が色鮮やかで美しい。モザイクタイルみたいにも見える。
- チェスわかる人が見たらちゃんと対戦してるのかな。勝敗どうなってるんだろう。
- アブラーが駒をなぎ払って周囲の人々が倒れる時、天馬博士が座っていた椅子がひっくり返ってびっくりした。
- メモリーチップを交換して記憶(記録)を共有すると、相手の記憶が消さない限りはまるまる残ってるってことですよね。アトムと交換してブラウと交換したゲジヒトのメモリーには3人分残ってるってことでいいのかな。それを覚醒アトムが引き継いだってことで合ってる?
- 記憶/記録と、ロボット本人の人格*2はどういう関係なんだろう。記憶は引き継ぐけど人格自体は個々のものだよね…本体メモリ部分とかなのかな…。
- あんまりそういうこと云うとウランが悲しみますね。
- ゲジヒトのメモリーで目を覚ましたアトムの意識はどこにあるのかなーと考えていてぐるぐるしてしまった。カタツムリを眺めてびくっとなるところは、あれで何らかのこう…それまで乖離していた意識と記憶の合致みたいなのが通い合った瞬間と思っているのですが。あれで、カタツムリを助けるという行動を、「真似事」ではなくアトムがとった=「心」が芽生えた、とか。「僕は、大丈夫」になった、とか。
- ブラウの腕を置く、からのダンスへの入りがほんと、目を見張るような美しさなのにするりとぬるりと始まって境目がわからない感じですごく…好きです…。
- プルートゥ戦は漫画という止め絵の連続を動かしているんだけど、動いていながら止め絵の躍動感がすごくて、何かに似てると思いながら観ていたのですが、あれだ。浮世絵とか錦絵とかの、一枚絵なのにものすごい躍動感を受ける、感じに似てるんだ。
- 一時停止してる時のアトムの目とか、ポージングとか、歌舞伎っぽいよね。
- プルートゥへの一撃をとめたアトムの肩にそっと触れるゲジヒトが、すごく優しい顔をしていて泣けてしまう。嬉しそうなんだもの。
- ボラー戦の前にパーカー脱ぐの何でかな。お着替えの都合かな。
- 上手で大統領を腕部分がぎゅーっとしてから、ルーズベルトをプチっとする前に下手のヘッドの方へ戻って、そこから腕を伸ばして槍を構えるみたいにして、槍はルーズベルトの真後ろ直上からぶっ刺す、みたいな。前は槍も腕も下手側にいるままだったような。
- ぷちっとからラストへの流れがなんとなーくあわただしいというか…余韻が欲しいというか…っていつも思うんです…。
- でもラストシーンの美しさは大好きです。眩しそうに空を仰ぐアトム、そっと離れる指先まで完璧だし! ぼろぼろになると身体大きいなって思うけど!*3