ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「プルートゥ」4日目

 スタートダッシュ4連戦、ひとまずこれで一段落目終了、という感じです。4日目にして初めて、前方センター席からの観劇でしたが、これがまた…いろんなものが全然違って見えて、改めて衝撃を受けましたよ…今回の席がベストポジションかもしれない。4~5列目センター、段差がついていて視界は良好、近すぎず遠すぎずの距離感で、役者の表情もつぶさに見られるし、全体もある程度目に入るし、何より音と照明の臨場感が凄かった! こんなに違うものなんですねぇ場所によって…コクーンシートで充分!なんて思っていたけど、いややはり良い席は良いものだ…。
 無駄に回数だけ観て理解読解が全く追いついていないので、恥ずかしいばかりなのですが、お粗末な頭と感性を嘆いていても仕方ないので、うん。残念は残念なりにがんばって観る…。

  • 段差のしっかりついたセンター5列目かな? すごく良かったです。バランス最高! 冒頭の風の音がもう、全然聞こえ方が違う!
  • 天馬博士とトビオの食事風景、やけに肘突っ張って食べてるなぁトビオと思ったら、ナイフ右手にフォーク左手なんだけど、シェパーズパイ*1的なものをすくって食べてるのが左手のフォークなんだね。左利きなのかなぁそれにしちゃぎこちないというか、食べづらそうに見えるなぁと思っていたら、漫画版でも左で食べてたのが印象的だった、と教えて頂きました。
  • でもアトムの時に、ペンを持つのは右手だよね、書くのが右で食べるの左? でも左で食べるのが自然に見えない…?とまたハテナ飛ばしていたのですが、つまりアトムは元々右利きで、生前のトビオくんは左利きで、トビオであろうとしていた天馬博士のもとにいた頃のアトムは右利きだけどトビオに近づけるために左手を使っていて、だからぎこちなかった、ってことなのかな、と。その後、お茶の水博士のところでアトムとして生きるようになってからは、元の右利きでペンも右、なのかな。
  • …そう思うとあの短いお食事シーンも…また余計にせつなかわいそ愛おしくなってくる…。
  • 「お前は失敗作だ!」って云われたトビオの、表情が抜け落ちたような顔が…胸が詰まります。
  • もにょもにょした音の間が、漫画のコマとコマの間とか、ページをめくる間とか、何かそういう読書中の実際の時間経過みたいな感じがする。おもしろい。
  • カタツムリを助けるアトムの後ろの影も可愛い。
  • カタツムリを助けてから、それを見つめながら頬杖ついて、突いた方の指先でほっぺをポリポリ。
  • ジュースはピンクの水玉模様缶。ぷはぁ、って美味しそうに飲むのにね。
  • レインコートが着られないアトム。袖じゃないところに腕通そうとして着られなくて、しばらく手に持ったまま進んで、「エプシロンさんも!?」の前あたりでやっと着られた。もしゃもしゃだったけど。そここそマニピュレイターさんに助けてもらいたいなぁ(笑)。
  • 「しかし…」「ロボットは…犯人は、ロボットじゃない」「きみもそう思うかい」ロボットは、は間違いですよね。レインコートに気を取られたかアトム。
  • ゲジヒトさんのメモリーチップ、首の後ろに仕込んであるのかと思っていたけど、手の中に隠し持っているんですね。気づかなかった!
  • アトムが胸からメモリーチップ引き抜く時の、ちょっと引っかかりがある感じがすごく好き。カクッてなるのが。
  • モリーチップの色がアトムとゲジヒトさんで違うのも気づいてなかった! アトムはブルーでゲジヒトさんは黒か焦げ茶な感じ。
  • アブラー博士はHUMANを通過。
  • 胸に手を当てて、メモリにアクセスする時の顔がとても綺麗。首が少し動くのも良い。
  • お茶の水博士の研究所で、博士が手に持ってる書類を落としてた(笑)。
  • ウランと花畑の男が上手で会話している間に、下手に出てくるアトムの、スタンバイまでの動き中の表情と、マニピュレイター付いてアトムとして動き始める瞬間からの表情の違いというか落差というか、が凄い。ロボットというか機械が、人工知能によって人(に近いもの)に変わる感じ。
  • ウラン探してテーブルの下のぞき込むアトム大好きです。そんなところにはいないでしょ(笑)。…いや、移動的なアレなのはわかるんですけどでも可愛い。
  • 昨日も思ったんだけど、竜巻に巻き込まれるダンスの時に見えるアトムのお腹の白い…サラシみたいな布は何だろうな。バンデージとかコルセット的なものには見えないんだけど、見えないからそういうのじゃないと思ってるんだけど、そういうのじゃなければいいなと思ってるんだけど。どこも痛くないならいいんだけど。
  • ブラウさん出てくると気持ち前のめりになる。だって好き。
  • ブラウの目が赤くなるのはどういうタイミングなのかなって観てたけどあんまりわからなかった…。
  • お姫様抱っこ*2の間は目開いてるんですね。降ろされてから閉じる。
  • いろいろと手を尽くした医者たちが、アトムから離れてもうだめですみたいに首を振って去るの、悲しくなる。
  • 天使の像みたいな白いアトムが花束持って腰掛けている前で、天馬博士とウランが会話するシーンの最後、「さぁ、どうする、ウラン…?」で終わる前に、憎しみには憎しみでしか勝つことはできない、アトムが憎しみを得たらプルートゥに勝てるかもしれない、みたいな説明をしてから、天馬博士が「(アトムが憎しみを得たら)その時、プルートゥかアトムか、どちらが地上最大かわかるだろう。しかしアトムはもう、アトムではなくなってしまう」って云ってたんだけど、昨日まで「どちらが地上最大かわかるだろう」みたいな台詞はなかった、というか、今回初めて聞いた、気がするんですが。地上最大っていうワード、出てきてなかった…よなぁ。
  • ブラウさんのメモリーチップは銀色メタリックでした。
  • 休憩時間に、上手側の瓦礫部分からアリちゃんがスタッフさんに抱き抱えられていきました。アリそこにいたんだ…。
  • アリ、左手にクレジットカードリーダー付いてるんだね! カードOKだもんね!
  • アリがサハドの名前を出した時、アブラーがすっごい聞き耳立ててた…だよね…それもあってアリを使ったんだろうよね…。
  • アブラーの周りにいる背の高いロボットは何体もいるんですね。地下でプルートゥ守ってたやつとか。警備ロボなのかな。
  • ロビタも生きてるみたいに動くよね。パパ…ママ…って声も可愛くて…。
  • ゲジヒトを襲う時にはクレカリーダーがクラスターガンに付け替えられているアリ。
  • ゲジヒトを撃ったアリはアブラーがマーケットでゲジヒトに云った言葉を云ってる。ゲジヒトは自分を撃ったアリに、マーケットで別れるときにアリに云った言葉を云ってる。
  • 目を覚ましたアトムが暗闇の中から現れる時の表情がまた、それまでのアトムとまったく違っていて…ああ、これはアトムじゃなくて兵器なんだって思えて悲しくなる。けどそれがまた美しいんだ…美しいから悲しいんだ…。
  • 抜け殻みたいな表情で歩くアトムが、カタツムリを助ける。動きは以前と同じなのに、表情が全然違うのね。
  • カタツムリを助けて電気が走ったみたいに自分を取り戻す、その瞬間に一変する表情も凄い。もう大丈夫。
  • ヘレナの元に行く時のフライングがちょっと危なかった…ハラッとした…。
  • ブラウがアトムに会って「少し大人びた」って云うけど、確かにヘレナに会いに行くアトムは前より大人っぽく見える。年は取らないけど、表情は変わるよね。
  • ゲジヒトのメモリーにアクセスするアトムがまた美人で…。
  • 「ロボットは嘘がつけませんから」って嘘をつくアトムは、じゃあ何なのか。…人間よりひとらしいロボットたちは、何なのか。
  • ヘレナと人工知能の関係性(?)も変わっていきそうな。そんなマニピュレイターとのやりとり、というか、一瞥というか。…ああ、それの顕著な形がウランと彼女のAIのダンスパートなのかな。
  • ブラウがアトムに触れるシーンがどうしてこんなに好きなんだろうと思っていたけど、ラピュタの壊れたロボット兵とシータとか、あの辺のイメージがあるからかな、と。うん、無骨で巨大なロボットとヒロイン(?)の組み合わせは大好物です!
  • 「これが…心…」ってブラウが云うの、この時点で答えが出てるよね。アトムは憎しみを覚えたんじゃなくて、「心」を得た。憎しみを覚えたロボットはそれを忘れることはないけど、「心」は、時間や忘却や理解や、いろいろな要素で、憎しみを悲しみに、他のものに、変えていくことができるから。だからアトムはプルートゥを殺さなかった。
  • 踊ってる最中が美人なのは誰の時でも変わらないなぁ。
  • 市民ランナー大植さんの存在感ったらない。
  • プルートゥ戦開始時の、扉みたいな壁を左右にがっと開けるの、すごくボス戦ぽくてアガる…。
  • もちろんストーリー的にもクライマックスその1なんだけど、プルートゥはもう、あの大きいものがぐいぐい動くことにアドレナリンが出てしまってウッヒョーイってなってしまうんです。だって! 単純にすげー! かっくいー!ってなるじゃない…。
  • またそれに素手で立ち向かうアトムがね! ほんと、ロボットアニメのバトルシーンの高揚感と、伝統芸能的な静寂と、どっちも一度に来るので興奮はんぱないです。ロマンだ。
  • 前列は噴煙が煙いです。
  • プルートゥにとどめを刺そうとするアトム、下手に白いゲジヒト、上手に黒いアブラー。
  • ウッヒョーイから急転直下でドラマに引き戻されるから余計泣けるんだなここ…あの透明で純粋で賢くてでも子供らしかったアトムが、憎しみと怒りに駆られてそんなことを…って思うとああナウシカじゃないかこれ。
  • じゃなくて。可愛い時を見せられているから余計辛いの技法はアリもだけど、アトムもですよね…つらい。アトムだめーやめてーって思いながらぶわーっと泣けてしまう…アトムの怒りもわかるから。
  • とどめを刺す手を降ろし、サハドに語りかけるアトム。大きかったなぁあの花畑の絵、って云った時、倒れたプルートゥの上にも花が映っていて…やめて…鼻水垂れちゃうから…。
  • そして畳みかけるようにラスボス戦! 前列で観るとボラーのとてつもなさが凄いんですね!! これは引きとか上の方からじゃわからない感覚だ…すっごいでかいよボラー…なんだかわかんないくらいでかいよ…。
  • 後方から照射される照明が、漫画の集中線みたいに見えて、そのコマの中に自分も入り込んでいるように思えて、迫力と臨場感ものすごかった! 光の集中線だった!
  • バルーンの内側からいくつもの顔が浮かび上がる。ペルシアで、空爆で、殺されていったロボットや人間たちの思念が渦巻いているような。
  • サハドとアブラーが消えていった後に映し出される断片的な物語の欠片たち、が、泣けて泣けて…走馬燈じゃないけどそういうの弱いです…お花畑とかチューリップとかサハドの笑顔とか、ロビタとかアリとかみんなみんな…全部の想いが集約して、全部の想いを背負って、消えていく。
  • 大統領が下手の出口から逃げていくのも初めて気づいた。
  • ブラウの人工知能たち、というか、もう彼らがブラウというか、の彼らもすごく好きです。隠者みたいな。
  • ぼろぼろになったアトムは一回り大きく見える。大人びた、んだね(笑)。
  • 最後に降るのは雪、なのかな、オーロラ出てるけど。季節と気候がわかっていないんですが。
  • カテコ、特に何があるわけでもなく出てきてお辞儀、なんですが、Dr.ルーズベルトのくまちゃんをダンサーさんと吉見さんと、どっちが持って戻る?みたいになってて、ちょっと雑に扱われるDr.ルーズベルトというのがおもしろかったです(笑)。
  • が、やっぱり絶賛くまちゃんが可愛く思えない期続行中。

*1:グラタンよりこっちの方がイメージ近く見える

*2:って云うな