ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「100万回生きたねこ」槍6回転目/羽飾り7折り目

 日曜日もマチソワでした。この3連休は遠征組もいっぱいいらしていて、いろんな方にお会い出来て楽しいです。友達が急遽予定を変更して当日券に並んでいたり!
 ざっくりメモだけ。と云っても、日替わりネタがあるような作品でもないので…だんだんメモ残す内容がなくなっていく(笑)。ええと感想です。

マチネ

 2階サイドシートでしたが、同じサイドシートでも場所によってずいぶん見え方違うのねー。今日のサイドシートは当たりの方(笑)でした。綺麗にほぼ見切れなく見えた。ひとつふたつずれるだけでこんなに違うのかー!
 女の子が投げ上げる本をねこが本棚の上でキャッチするところ、6冊目が女の子の真上に上がってねこキャッチできず、そのまま女の子が投げ直したり。ワインボトルにはやっぱり話しかけて中の音を聴いたり。でも猫耳の後ろに瓶の口があったよ(笑)。兵士の羽根飾りは折り曲げたりフーフーしたり。
 どろぼうのシーンで、ベッドの掛布をめくると中で女の子が本を読んでいて、あの部屋はシーン毎の場であると同時に女の子の部屋のままでもある、んだろうなーと思いました。で、女の子の現実の時間は、ねこが毛糸に絡まって死んだ時から、おばあさんのシーン後に女の子の部屋に戻るまで、そんなに流れていないよね。時間と空間が重なってる感じ? 女の子が読んでる本の内容が、部屋に混ざりこんできているような? でも女の子自体も絵本の中身で、絵本の中からはみ出したのがねこ。次のページに行く為には、ページからはみ出さなくちゃ行けないから…だからゴロンと出てきた場所は絵本の外側で、漫画のコマの枠外みたいなところで、次のページにわたっていくのかな、とか。
 ボイパ的なのとカスタネットの掛け合いはすごいかっこよくなってました。だ、だいじょうぶ?(笑)って日もあったよね…。手品師のあと、生首状態をブラックボックス的なところから突き出して出てくる時、立ち上がったらしっぽの先だけ蓋に挟まってて、んっ!?て振り向いてピッとひっぱって外してて可愛かった。基本何してても可愛いんだけど。
 繰り返す歌のカスタネット、2・3拍目に鳴らしてから1・2拍目に切り替えて鳴らすのが、おっ!?ってびっくりしてしまう(笑)。下手でアコーディオンの方と顔見合わせて歌ってるのも可愛いなぁアコーディオンの方笑顔でさ。
 2幕は1幕に輪をかけて…ない。歌声もセリフも、若干鼻声っぽい? かな?と思ったけどどうかしら。ナ行の音の響きが、いつもよりちょっと鼻にかかってる感じがしたのと、泣くところじゃ全くないシーンで鼻すんってしてたから…もしそうなら体調管理気をつけて下さい、違ったら失礼しました(笑)。
 慟哭が、うわああああん!って泣いてて…男泣きみたいなのも辛いけど、子供みたいに泣くのも辛い、いやなんでも辛い。補助席で見ていたお友達が、ドア係で座って待機している芸劇の係りの人が、とらねこが泣くシーンで何度も目元に手をやっていて、仕事で座っていなくちゃいけないからって耳に入れないようにするわけにもいかないし、あんなの耳に入っちゃったらそりゃ涙も出てしまうよね…大変なお仕事だ。お休みの時に観に来たら存分に泣けるよ…。
 ラストの短い毛糸、出すような素振りを見せたけど結局出さなくて、そのまま寄り添って、しろねこの手首の辺りを握っていました。毛糸なぁ。感情的にはあの短い毛糸、すごく好きなんだけど、あれが寿命なのか輪廻なのかを考えると、寿命を暗示してはそれほど、いない…と思うので、何て云うか、毛糸玉1個で100万回分、みたいな生まれ変わりの繰り返し1ターン、みたいな…? だからおばあさんの元で、100万回分の転生の毛糸を使い果たしてとらねこが死んで*1、もう一度女の子が手に持たせると生き返るというか死んでるんだけど(笑)、次に行ける、けどもうその次はいらないから毛糸玉を放り出してストン!と消える、と思ったら、もうとらねこの手元に毛糸はなくていいんじゃないかな、とか…くるくるまわるー。でもしろねこは女の子だと思っているので、女の子に手渡された毛糸をしろねこに返すのは理にかなってるんじゃないか、とか…でももうとらねこは毛糸を「持たない」ことが大切、な気もする。わからない。
 しろねこの手首の辺りを握りしめて動かなくなったけど、いつの間にかその手が外れていて、それはそれですごく…可哀想になった…。
 カテコ、下手の際が見えなかったんだけど、ふたりでハケ際にお辞儀するはず?だったのかな? 未來さんが上手で立ち止まってお辞儀しようとしたらひかりちゃんがハケちゃってて、ピンスポも消えちゃって、慌ててひかりちゃんが戻ってきて暗い中でお辞儀して、未來さんもみんなもすごい笑ってた、のが、ひかりちゃん側がみえませんでした。なんでわらってるんだきっと何かかわいいことがおきているにちがいない、と思っていたよ…。ついーっと滑って真ん中で止まるのは成功してた(笑)。
 

ソワレ

 毛糸も気になりつつのソワレでしたが、ソワレは毛糸全くなしでした。探す素振りもなかったので、なしになったのかしら。ないならない方で納得するのです。席はN列端っこ、全体が綺麗に見渡せて死角なし、でした。このくらい下がるとほんっと見やすいなー細部はオペラで確認できるしね。
 本投げはラスト2冊が立て続けに飛んできて、ねこがわたわたしてた(笑)。わたわた積んだら、兵士が踊ってる時に本棚の上から2冊くらい崩れ落ちてきて、女の子がありゃりゃーって拾って片付けてました。可愛い。羽根飾りはフーフー、二人目は手で思いっきりぐねっと折り曲げる。ボイパvsカスタネットは、お互いに自分のパートが終わった合図、というか次を出す合図を出し合ってて、より完成度が高いインプロになっていました(笑)。
 手品師のシーンで助手さんの足の上に飛行機みたいに乗っかって回るところ、バランスうまくいってなかったのか、ねこの足を支えてくれる助手さんが何かとても苦しそうでした…何があったのかよくわからないけど(笑)。あと爆発後にごろりと転がり出る生首が、微妙に可愛くできていて、ちょっといいなぁアレ。血まみれだけどお顔可愛いの。おばあさんの声が、高くか細ーくなっていて、ほんとに心もとないというか、曖昧というか…こりゃあ曖昧だわ…という説得力というか、一層悲しい感じになっていました。ねこは倒れる前にあくびしなかった、というか曲終わりからしばらくの間巻き巻きしてた。
 最後は落ちたしろねこの手を一度握ってたけど、肘のあたりをぎゅっと掴むようにして動かなくなりました。花が咲くのも美しいよね…音がするのがまた可愛らしいんだ…。
 カテコは滑って真ん中ストップ成功、ひかりちゃんもいなくならず(笑)、可愛いお辞儀をしてくれました。拍手一回多くて、もう一度出てきてくれた時のハケ際が、未來さんが顎出してちょっと猫背で両肘を外側に張るとらねこポーズを取ると、ひかりちゃんもねずみダンスみたいな感じに足開いて肘張って爪立ててしろねこちゃんポーズ?を取って、めちゃくちゃ可愛かったです…二匹ともかわいいいい。
 いろいろ考えたりたれながしたりまとめてみたりしたいんだけど時間がなくて。いそげいそげ。

*1:順番はわかんないけど便宜上ね