ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」大阪公演@Zepp Namba(9/16昼)

 日曜日、マチネのみの1回公演でした。前日にお友達と話したり、朝ちょっと考えたりして、だーいぶイイ感じ(笑)に妄想抱え込んで観たので、いらんとこで大泣きしたりしましたが、とにかく、良かった。個人的にはかなり、今回で針振り切ったかな、と思いました。鳥肌と震えが止まらなかった…。

  • 登場はべろべろ。
  • 「わかる? ねぇわかる!?」って繰り返すようになったのも大阪からだったっけ。
  • Tear Meでマントに顔殴られそうになって避ける(笑)。
  • しかしフフー!って楽しくて仕方ないのです。
  • 地下の暗い病院から這い上がってきたの、の這いずるようなポーズといい挑み掛かるような目といいくラいびょうイんかラァ、のスタッカートアクセントといいたまらない。
  • マチネ1回公演、テンション高いぞ! 客席も熱いぞ!! いいぞ!!
  • 自己紹介はまぁいいわ、で1回でクリアー。
  • イツァークからの一言は、怖くないの方で。
  • ほんとに、連日連日、ブスばっかり!!って(笑)。すいません連日ブスで(笑)。そりゃ寝て起きたら突然、姐様みたいになってたらいいわよねー。
  • 2階席のお客さんに、もし我慢できなかったら降りてきていいわよ、と無茶なことを云う姐さん。「何だったらこの辺*1開いてるから」って(笑)。絶対座れないけどね、とか(笑)。いやぁいかんから(笑)。
  • いやらしい話で「真っ昼間から下ネタ全開で行くからついてきてね☆」って。だいじょーぶでーす。
  • 崩しからの船、やっぱり絶叫しなくて可愛い感じ(?)に云うようになった。お客さんが何か反応したみたいで、いえーい☆とか云ってた可愛かった。
  • 何かもう、ブラからボトル出すのとか、何とも思わないっていうか、そんなところつっこむところじゃないっていうか、ね。何でも出てくるよきっと。渋谷ではガイガーカウンターもそっから出てきてたよね。
  • 壊れかけのアレ。セイヤさんが裏声全開でサビまでかっすかすに歌ったら、ヘド姐もかっすかすの高い声で「ちょっとまってー! いらないから! 声出てないし!!」って(笑)。楽しそうです。
  • マコティ戻ってよ、ってぶつぶつ云いながらちょっと吹き出す。おかしいもんね仕方ないわ!
  • ママに見つかっちゃって…って云ってるヘドの口とんがらせた顔がめちゃくちゃ可愛い。ふくれっ面みたいなの。
  • 前の晩から朝にかけて、ちょっといろいろ考えていて、そういうことか、と思ったことを頭に残して観た所為か、The Origin of Loveのトミーのカットバック入るところでぶわわっと…泣けてしまった(笑)。あなたのその痛みはわたしも同-じ、とかで。早いよ!と自分でも思った。でも仕方ないじゃないか。
  • メモ。愛がすべてを○○していく?
  • この歌がそもそも、罪作りだよな…と思った。この歌にヘドは縛られてさまよったんだと思うの。
  • でもトミーのTear Me流れるとふわわっとなるんだけどね!
  • 座ったり階段降りたりのたびに裾直す手がね、いちいちね、可愛いっていうかね。女子よね。
  • だからでこにぶつけすぎです試練(笑)。
  • シュガーダディ、「え? 踊るの? …そんな、いきなり踊れとか云われても…」とかもにょもにょ云ってた。もにょもにょ可愛い。
  • ねぇシュガーダディ、って下手でセクシーポーズ決めるとこ、ほんっと大好きです…声もポーズもお顔もたまらん。
  • しかし…女神様みたいよねヘド。まじヴィーナス。真顔で云う。
  • ヨダレが出ちゃう、で召された後みたいな手つきで口元拭ってて目眩がした。えろすに。
  • しゅがだでぃフィニッシュ時の舌がね…ねぇ。見るよね。ね。仕方ない。
  • ルーサーの物まねは低く力強くて誰だかわかんなくて(笑)。「だ…誰?」てきいたら「ねぇ、お母さん」のところを「ね、おふくろさんー!」って…森進一でした(笑)。
  • おかんもそりゃ笑うよね!
  • 「生まれ変わるはずだった、なのにアングリーインチ」のアングリーインチを低く歌うのもかっこいい。
  • ソーセージ食いちぎる姐様をガン見。良い歯だ…。
  • あたしに残されたのは、アィこのわんいんちの肉の盛り上がり、のアィが好きです。装飾音的な。
  • ルーサーは1年後、あっさりあっさりわたしを振って他の男と逃げた。ってなったのが、レコードの針が飛んだみたいで何というか…ノスタルジックな気分になった。
  • Wig in the Boxの最初の、せかい、がふわりと暗い空間に広がっていく瞬間、が至福でたまらない。拡散していく音がキラキラするのが見える気がする。
  • お高見見物の皆さんに歌わせて、「ちょっと聞こえないわ!」と云いながら通路に降りて真ん中くらいまで行っちゃうヘド姐。周囲のお客さんがふわわわ~!ってなるのを「聞こえないから! そうじゃないの、そういうんじゃないの!」って(笑)。そりゃ姐様近くに来ちゃったら、浮き足立つのも仕方ないよねー。
  • みんなに歌わせて合間に入れるアーアハハハン♪がたまらなく好きです。
  • 最近パンティー投げが「これでもくらえ!」になってる。
  • 日替わりメンバー紹介は、はっと気がつくと真っ白い空間に拘束衣着せられて椅子に縛り付けられてて、時計仕掛けのオレンジみたいに目も閉じられなくて、横に目薬差す係りの人とかいて、でも何故か下半身だけは脱がされてて、何なんだ?!と思ったら前方の壁がウイーンって上がって、ガラス窓の向こうにも空間が広がってて、誰かいる…上沼恵○子とやし×たかじん! 上沼恵○子とやし×たかじんが、とても云えないようなアブノーマルなせっくすをくりひろげている! マジックミラーだから向こうはこっちに気付かない! 見たくないのに目も逸らせないし身体も動かせない!
  • するともう一人係りの人が近づいてきて、股間をまさぐり始める。いやなのに××されちゃう!! はい行ってみましょう。いけるかどうかは皆さん次第。
  • あいかわらすひどいお題です。
  • タイセーさんが不穏な音をホラーっぽく鳴らしてスタート。お次はナオキくん、やっぱりホラー風な不穏な音で。一人芝居のヘドさんも盛り上がってきます、目薬差してもらってお礼云ったりして(笑)。
  • マコティさんがウィーン、と窓を開けてやしきかみぬまご開帳…緊迫感あふれる展開でした…おかしかった…。
  • キジマックスさんが苦戦していたような。ヘドっていうか未來が一生懸命フォローしていたような。
  • ドラム入ると一気にかっこよくなる、というか曲としての体裁が整うというか。
  • そしてここでセイヤさんが…「やっぱすーきやねーん♪ えみこ!」と…歌っていた(笑)。隣でヘドがセイヤッ! セイヤッ!って云ってるしカオスほんとカオスでもかっこいいいい(笑)。
  • 締めてから「あたしの歪な思い伝わったかしら!」ですって。うん歪だった(笑)。
  • イツァークの紹介で盛り上がりすぎちゃう客席、盛り上げるSANTAさん、キレかかる姐様。
  • お色直し。重いし暑いし引っかかるしウィッグもぐらんぐらんで、って頭ぶんぶんしてた。そうかぐらぐらなのか…わかんないけどねー!
  • ランダムナンバー、3カウントから入るギターソロ、の流れがいっつもめちゃくちゃ、かっこいいいいい!!ってなる。
  • お色直し完了の姐様、しめっぽい話になっちゃうから座ってもいいのよ、と客席を座らせて、「よくがんばったわね」って! 嬉しくなっちゃった(笑)。
  • Wickedのヘドが優しくて優しくて大泣きした。トミーがどうとか、そんなんじゃないところで、ただ好きだったんだよね…無償の愛、とかそんな単語が浮かんでしまう。
  • 音楽を持ち逃げされて、パクられて、それでも今でも好きなんだよね。だから一縷の望みを捨てられなくて、思わず駆け寄ってしまうんだよね。
  • 何か、そんなことを思いながら観ていたら、トミーのもっかいさわるよ!?とかも、あんまり…笑えなくなってしまって…ツラい。ほんとツラい。
  • The Long Grift、いつも「最低の、」までは歌うのに、今日は最低の、も歌えなくて…というか、歌おうとブレスはしたけど出てこない感じで…わたしが代わりに大泣き、という。
  • イツァークに突き飛ばされて床に転がるヘド、「こんなに…こんなに、神に身を焼かれても、」ってすごく悲しそうに云うのが印象的でした。けっこう、怒りの方向で云うことが多い気がして。
  • Lamentが壮絶に美しかった…睫毛ないのに…美しいのがまた悲しくて。みんながナイフでわたしの心をバラバラに切り刻む、で決壊。だいじょうぶそのかけらは拾い集めて光が生まれるから!!!
  • イツァークが、足にすがりつくヘドをいつも以上に激しく振り払っていて、悲しくて仕方なかった。
  • 叫びが叫びになってなかった…途切れ途切れだった…。
  • 緑とオレンジでツギハギだらけの、悲しい獣が、咆こうを上げ、よろめきながら闇に消えていく。
  • イツァークのランダムナンバーもいつもより熱が高かった気がする。
  • Wickedトミーの、なんていうかコンセントレーションていうかもう無我の境地みたいになってる感じ、ほんとにすごかった…凄いとかそんな言葉じゃ全然追いつかない。魂がキラキラしながら空間に広がって満たしてた。とんでもなかった!
  • トミーがこの歌を歌い、ヘドウィグへの感謝の言葉を口にする。これってもう、彼の中に「ヘドウィグ」が消えないで在る、ってことだよね。ひとつになる方法はセックスだけじゃない。そんなことを考えてたので、万感極まってしぬほど泣いたよ。
  • ふたりがひとつになる、のではなくて、ひとりの中にふたりがいる。ふたりだけじゃなく、関わって、接して、触れてきたひとがみんな、いる。そうやって人は少しずつ、完全体に近づいていくんじゃないかな、とか。そんな旅路をヘドウィグと一緒に歩いてきた、気がします。
  • ツギハギの名残を少しだけ留めた、でも生まれ変わった新しい、ヘドウィグの姿が、綺麗とかじゃなくもう神々しくて、ほんと冷静になるとちょっと怖いんだけど、あの瞬間はでも確かに、ある種の宗教的高揚なんじゃないかと思う。
  • Midnight Radio。何度も云ってるけど、剥き出しの、魂そのものを見せられてる気がするんだ。
  • 鳥肌立った。みんな上げろ手を、で挙げた手が震えて仕方なくて困った。この瞬間がずっと続けばいいのにと思った。あの高揚感、カタルシス、あれが欲しくて通ってしまうのかな、とぼんやり今思ったり。
  • 壁を越えた時、お隣の方の手をがしっ!と掴んで、ヘドウィグが座席に降りたった。
  • 終わったときの脱力感と何ともいえない充実感はなんなんだろう。暗転してもしばらく拍手できない感じ。芝居を見てる感覚じゃないよね…物語がどうこうで感動した、じゃない、完全に自分の中身の問題。
  • でもマイウェイは笑顔になる! 
  • 今回はセルフエコーはなし(笑)。
  • 2階席の座席までよじのぼってたのってこの日だっけ? 大阪楽だっけ?
  • マイウェイラスト?で、階段の上のから2段目くらい*2から、まりこちゃんと一緒にジャンプしようとする未來さん。でもまりこちゃんが、え、こっから!?みたいになって、まりこちゃんだけさらに2段くらい下りてから一緒にジャンプしてた。あぶないから!! 上から2段目だってまだ危険だから!! しかも女の子だからー!!
  • ダブルアンコールはギターのキジマックスさんから一言。っていうのを未來が、ヘド…なんだろうけど何となく研ナオコみたいな口調(笑)で云ってた。
  • キジマックスさんからは、今日が30本中の20本目で、まだ1/3残ってるので、またぜひ来て下さい!と。そっかーも!/3終わったのかー。そしてわたしの18本目だったのかー(笑)(えない)。
  • 最後に未來さんから、本日はどうもありがとうございました、とまた研ナオコっぽいご挨拶、手繋ぎ万歳お辞儀、で終わりました。また下手でお水どばーってしてった(笑)。

 妄想で泣くのが得意とはいつも云っておりますが、今回も見事にどツボにはまって号泣コースでしたよ…でもそういうのなしにしても、あれだけの魂を、出し惜しみとか計算いっさいなしに、剥き出しの状態で見せられたら、心が動かないはずがない。そりゃ涙も伝うってもんですよね!
 本当にすばらしい、心臓ぶち抜かれる回でした。個人的に渋谷楽が最高で、あれ以上はハコの大きさもあるし、無理なんじゃないかと思ったりしたけど、軽々越えていくから、怖い。つらい。でも幸せ。終演後、ツラいツラいばかり云っていた気がします。これ以上好きにさせないでツラいから! ばか! みらいきらいうそだいすき!!

*1:通路

*2:いちおうそれでもちょっと降りていた