ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「髑髏城の七人」蘭27輪目 大千秋楽

 全シーンがすなわち見納め、という千秋楽公演、要所要所でじわわっと感慨深くなってしまうことはあったけれど、ああ、最後なんだ…と実感が沸いたのは、最後のシルエット七人並び、でした…この七人が並ぶのも見納めか…と。まぁ蘭兵衛さん最期の辺りから色んな水がだらだらしてたんですが、なのでその辺りからの記憶がぼんやりしています(笑)。終演直後より、日付変わった今の方が…来るなぁ…。
 日替わりとか、まさか最後の最後での演出変更とか、ざっくりだけ。

  • 三五の日替わり髑髏党旗は、柄を持って旗側を前に突き出し、「あんたー! 大漁よー!!」タモ網?
  • 昨日からやたら高速で云う善十郎さんの「いやいやいやいや」、今日も高速でやりとりは伸びていました。で、財布を懐に入れてから「お侍様がそこまで仰るなら!」と膝を叩く。これはあれですか、礒平さん名前間違い時の膝叩きの前振りですか?
  • その後女子衆に取り囲まれて、財布をよこせ的に羽織を脱がされる善さん。
  • ここのところ気になっていた太一くんの鼻すんすん、今日はほぼ大丈夫でした。良かった! お風邪気をつけて!!
  • 里衣紗ちゃんの声も、辛そうだけどちゃんと聞こえてた。良かった…本当にがんばったよね…。
  • 太夫の「まかせて! ここは女の救い里だよ!」ポーズ、鉄砲を抱えてキメてたのが、構える振りしてキメてました。
  • 寂しい贋鉄斎「寂しかったんだよー! っつか寂しいよー! 助けてくれよー!」腹ばいになって手足をウゴウゴさせながら。
  • あたしはいいのかよ贋鉄斎「そりゃそうだよ! バカヤロー! どうして訊いてんだよ!」
  • 黄泉の笛、「野心に生きるは遅すぎる〜」のセリフがいつもより息上がってる感じで、ちょっとキツそうでした。でもそのキツそうな感じが良かった…。
  • 2幕。わくわくは、立ち上がってそっくり返りながら、うぉをあーーっはーーっ、と高く長く笑い、床に膝をごつんと突いて座り込んでから、…は〜ぁ…と抜けていました。奇矯な。
  • 口説き中、「この命のやり取りのひと時が!」の辺りで、舞い上がった白い羽織が蘭兵衛さんの頭にかかる。一瞬よりもちょっと長い間、白い頭巾みたいになっていて、牛若丸のようでした。めちゃくちゃ綺麗だった。
  • ふらふらんまるの手から杯を受け取り刀を持たせた後、立ち上がる天魔王と蘭丸が背中合わせに身体をもたせ掛け合っていて、よい双子っぷりでした。なんだろうユニットアイドルみたいな。
  • 宴(仮)中にカップのワインを少し口にした蘭丸が、唇をぺろりと舐めていてなんかうわああああとなった。
  • 障月さんには手で違う違うってしながら「蘭兵衛ではない。…蘭丸だ」とボカスカ。
  • 数珠に手首を通したまま抜刀、それを胸に押し当てる蘭丸さん。麗しい。
  • 兄さがおむすび食べる時の「取った! 取ったぞ!」「喰った! 喰ったぞ!」ガヤはナシ。
  • やっぱりきちんと立って喋って歩ける蘭丸さん。無界屋襲撃時ふらふらんまるでなくなったのは、ちょっと寂しいなぁ。
  • 「この戦に勝てば秀吉がぬしに、この関東をくれてやるという話も聞く」すらりと云いながら、袖で刃を拭う。
  • 三五vs妙声、子供のケンカか! バーカバーカ!」ぴょんぴょんしながら云い合うところで、最後に妙声さんが「みかんバカ!!」って云ってたんですが三五というかサンボさんは愛媛とかのご出身なんでしょうか。わからない。
  • 妙声さんの最後の一言は「あなたに裏切られた…!」
  • 三五の髭剃りが、昨日突然フェイントになってた(剃った結果を覗き込んだ勇健障月に短剣で切りかかるけど避けられて短剣飛ばされる)のですが、この千秋楽1回の為にさらにプラン変更、ヒゲ剃って「え!? ちょ!?」覗き込んで「へぇ〜、けっこう剃れたね!」からフェイントで切りかかる三五、の手を勇健さんがガシッと掴んで止めて刀を奪い、障月さんがその顔を一発殴る、短剣は勇健さんが放り投げる、になっていてびっくりした。三五殴られてた。
  • 百人斬りは、クロスキャッチで捨之介が落としちゃって、拾うのにもちょっと手間取っちゃって、ああ惜しい!という感じでした。でも迫力は満点だった…百人斬り見ながら、大阪初日を思い出したら、よくぞここまで…!!と号泣入った。
  • 捨天対決、腹へは何とか入れた!て感じ。脳天ぶっ刺しは綺麗に入りました。
  • 「そんなのありかよ」は普通の、弱駄々っ子っぽい感じに。
  • 「ありなんだよぉ!」はぴしゃりとはねつけるように云った。でも、その続きの「お前倒すためなら、どんな手段でも使ってやるさ…」がめちゃくちゃ優しくて、救われます。
  • 「だったらその仲間たちとやらも道連れだ!」とか「捨之介! 天魔王として、死ぬがいい…!」とか、血まみれ顔の天魔王のセリフがどんなに顔が笑ってても絶対に今泣いてる!という顔をしていてたまらないです。
  • 「この城の人間を見殺し皆殺しにするつもりだろう」一気に云い直して上手かった捨之介。
  • 家康の軍に捕らえられた捨之介、舞台奥側の髑髏城の瓦礫?に向かって「最後の最後までしつこい男だねぇ、まったくよぉ!!」髑髏城に天魔王は眠ってるんですものね。
  • カテコ、1回目は小さく2回くらい拍手、からの片手お手振り。2回目は満足そうにのりのりしながらハケていった。
  • 3回目、お煎餅が入ってるビニール袋をぶんぶん回しながら出てきてセンターに立ち、ぐりぐりにねじれたビニール袋をくるくるくるっと袋側を回して戻す。何カワイイことしてるんですか天魔王!
  • そして小栗くんからご挨拶。「本日、無事千秋楽を迎えることができました。ひとえに、こうやって足を運んでくださるお客様、支えてくれたたくさんのスタッフ、そして、ここまでがんばった僕ら自身(笑)のおかげです!」わーー! その通りだよー!! ほんとがんばったよーー!!
  • 「そして今日はサプライズゲストが来ています。幻の、天魔七部衆、吉田メタルさん!」下手から、水神坊衣装のメタルさんが登場しました…! うわああああん!!! 8/8以来の水神坊さまだー!! もうね、泣けました。ほんとに。
  • メタルさんコメントは、「がんばってリハビリしたけど間に合いませんでした!」小栗くんが、今日はお煎餅撒きの為に来てくれました、って云ってました。最後にお姿だけでも観られてほんと嬉しかった…!
  • メタルさんに一言もらう前かな? 小栗くんに、未來さんが「挨拶挨拶!」みたいに振らせようとしてたような。
  • で、お煎餅撒きに移行。気がつけば、真横*1に源右衛門さんがいらっしゃいました(笑)。小栗くんから、ひとり1枚ちゃんとあるのでいっぱい持って帰らないでとか、2階の人は配りに行くのでとか、前に出てこないでとかの諸注意がありました。
  • …でもやっぱり前に出てる人いたなぁ。捨之介が云ってるんだから聞こうよねぇ。
  • お煎餅は、天魔王さまが投げたうちの1枚をキャッチしそこねて爪で弾いて前に落としちゃって、源右衛門さんが「はい」と手渡しで下さったのを、ありがとうございます!と頂きました。
  • 未來さんは相変わらず、ばらばらっとたくさん投げたり、フリスビーみたいにくるくるっとさせて高く投げたり、いろいろしてた。けど基本的にひたすら投げてました。
  • 投げ終わって、配布担当のキャストさんたちが戻ってくるまで、何となくキャッキャしてる舞台上。未來さんは右近さんの隣で何か楽しそうにしてたり。
  • そのうち、カッチと右近さんがまた音楽に合わせてノリノリ踊り出して、隣の太一くんを炊き付けるように一生懸命踊るカッチ(笑)。しかし大阪のアレがあったからか、頑なに踊ろうとしない太一くん(笑)。後ろ手に両手を組んで、笑いながら、いやいや。ってなってました(笑)。
  • でもカッチが炊き付ける前には、軽く開いた足の先をはたはたさせてリズムとったり、してたんだよー。可愛かったんだよー。
  • あと小さく手拍子打ったりもしてた。あんまり音しなさそうな打ち方で(笑)。
  • 最後に整列して、小栗くんが「それでは、ありがとうございました!」てご挨拶してお辞儀して、おしまい。ええと…ハケ際に両手広げてお辞儀して、片手ぶんっと振っていったかな。
  • このご挨拶時かな? 何か、列の下手側が間に合わなかったのか、ちょっとぐだっとなりかけて(笑)、未來さんがわたわたっとして笑ってたんだけど…いつだったかわからない! お辞儀があんまり揃ってなくて笑っちゃってたり、何かしてたんだけど。
  • で、追い出しアナウンスが流れたけど、まだ終わりたくないカーテンコール。もう一回出てきてくれました。この時かな、出てきた未來さんと小栗くんが、お互いの背中に手を回して、称え合うみたいに笑顔かわしていたの。すっごく…かっこよかったです。戦友!って感じだった…。
  • あれ、太一くんがぱたぱた小走りで走り出てきたのはいつだっけ? 煎餅撒き後のカテコ? 先日のあせあせはわはわではなくて、ぱたぱたと落ち着いた小走りで出てきました。可愛かった。
  • ハケる時はニコニコしながら仁さんに近寄って、月代部分に手を乗っけてつるつるするみたいにしながらはけていきました。今回仁さんと仲良しだったねぇほんとに!
  • で、終わり…かとおもったらもう一回! 出てきてくれて、マイクオフだったけど「ありがとうございました!」ってやってくれた。
  • そして最後の最後、ハケ際にピンスポで、出たー天魔の投げキッス!! あのとんがった手袋の指で、優雅かつ華麗に、ぶわっと投げて下さいました…幻の天魔の投げキッス…受け取って吸ったわ…(笑)。

 そんなお煎餅撒き後に、ぼろぼろのよれよれな数人で集まって、やだよぉとか、お煎餅と青山劇場記念撮影とか、いろいろして、そろそろどっか移ろうか、と歩き出そうとしたところで、人だかりからふわぁっと黄色い声が上がり、黒い一台の車が目の前の道路に現れ、後部座席の開いた窓から、黒いフードをふんわりかぶった太一くんが、ありがとうございますと唇動かしながらぺこりぺこりとお辞儀して、行きました…うわぁラッキー太一2回目遭遇…! やはり邪気がないと遭遇するものですね…かぁんわゆ! ラッキーたいち!とハイタッチとかしながら、アフターお店に向かいました。そこから延々…6時間くらい…ワカドクロを惜しんできましたよ…ああ、終わっちゃった…。
 でも、おうちに帰るまでが髑髏城、いやしゅくだいを提出し終わるまでが髑髏城です。なので、まだ終わらんぞ…!

*1:通路脇席だったので