ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「髑髏城の七人」兵六玉9玉目 大阪千秋楽

 ついに大阪髑髏城の幕が降りました。初日から本当に、別物みたいに変わって成長して、今では立派に、愛おしいドクロシリーズですよ…大好きよワカドクロ…。千秋楽、大きなハプニングもなく、煎餅撒きまで無事に終了致しました。銀テープまで撃ち出されて、テープには髑髏城ロゴ入りで、普段テープはあんまり持ち帰らないのですがこれは記念に頂きました。お煎餅も無事、天魔王さまが投げられたうちの1枚をダイレクトキャッチ! また食べられないお煎餅が増えてしまった(笑)。
 ただ、カテコでひとつだけ、煎餅投げ始まってすぐに、前方席の通路近くのお客さんが、通路から舞台下まで出てしまって、え、いいの!?とびっくりしましたが、いつも新感線の楽カテコではないよなぁアレ…出ないで下さいって注意もいつもなかったっけかなぁ。今回、2階席3階席落ちないでとか、ひとり1枚あるから独り占めしないでとかは小栗くんからひとことありましたが、前に出ないでっていうのはなかったです。だから出ちゃった、てわけじゃないだろうけど…あれはルール違反ですよね…。未來さんファンは新感線カテコにも慣れてると思うので、飛び出さないはず、と思っているのですが。それによってトラブルが起きたりしたわけではないのですが、見ていてちょっと残念というか、えええ!?な気持ちになってしまいました。まぁ、配ってる方は別に何ともないようで、集まった人に手渡ししたりもしていたので(笑)、わたしの気にし過ぎかしらとも思うのですが! 特に何もなかったので、いいのかなぁ。
 それでは千秋楽とりあえず版を。東京初日までに手つかずの分を全部終わらせるぞ…。

  • 千秋楽、5列目センター上手寄りというなかなかのお席を頂けました。梅芸の5列目、段差ついて見えやすくて好きです。
  • 村娘を無界の里に案内するカンパチ。兵庫の「わっせ! わっせ!」が最後の方、「寄せて!」「何を!?」になってた…何を寄せるの…?(笑)
  • 主に沙霧の台詞に追加が多かったです。ていうか千秋楽にいきなり台詞の追加・変更って! びっくりするわ!
  • 鉄機兵の三五に沙霧が捕まって、兵庫たちと再会するところ。カンパチと三五を見比べて沙霧、「ああ、荒武者隊の!」て云ってたのが、「ああ、荒武者隊を出たり入ったりしてた感じのー!」だって(笑)。たしかに、出たり入ったりしてた感じだった(笑)。
  • 沙霧を捕らえた三五と生駒の会話も変わってた。「鉄機兵の小田切三五です!」「お手柄ね三五とやら」だったのが、「鉄機兵の小田切三五です!」「お手柄ね鉄機兵」「おだぎり!さんご!です!!」に変更。なるほどー、2幕の「ここがほんとの裏切り場」シーンで、あいつらお前の名前すら覚えちゃいねぇよ、って捨之介の台詞に繋がる様になったのね! 確かに、生駒さん名前覚えてたじゃん、とは思った(笑)。
  • 兵庫vs蘭兵衛さん、凄かったです。まず、無茶を通すのが~!て云いながら蘭兵衛さんにしがみつくようにがぶり寄る兵庫、背中反らせて避ける蘭兵。先制攻撃でだいぶ蘭兵衛が危険な感じに(笑)。
  • 兄さが倒れた後、「あれぇ、どおしたのかなぁ、このおじさん、具合がわるいみたい~」と教育番組のお兄さんみたいな口調で云う兵庫、蘭兵衛に近づいて「いいとこに気がついたね蘭兵衛くん! 蘭兵衛くんは大丈夫かなぁ?」と…何が大丈夫なのかわからないぞ兵庫。でも蘭兵衛が辛そうです。なにされるのか戦々恐々としてるように見えるぞ。
  • そのままずっと蘭兵衛の隣にくっついて、コサックダンスみたいに足をぱたぱたさせて踊ったりしてる兵庫。蘭兵衛さんが困ってる(笑)。相当我慢してます。口元に手を添えて、それでも吹いたり破顔したりしないのがね、さすが難攻不落の太一くんね。
  • もしかして捨之介も対蘭兵衛戦に加わったのかしら?とうっかり思ってしまう「お前にしちゃあ上出来だぁ!」のところ。背中をバシバシ叩いてから肩を組み、掴んだ肩を前後にゆっさゆっさ。蘭兵衛さん無表情のままガックンガックンなってたよ(笑)。
  • 捨之介が沙霧に、天地人の構図を説明するシーン、天魔王のことを「人心を操るあいつで天の殿を支える」て云ってたんですが、前から「操る」でしたっけ? 人心をつかむ、じゃなかった?
  • あ、沙霧の絵図面のところ、「あれはほんの一部だ」になったのはいつからだっけ。最初、「あれはほんのさわりだ」て云ってたよね。
  • 沙霧にわざと腹を刺させるシーンで、捨之介に岩むすびで誤魔化された沙霧が、「今度無駄な心配かけさせたら、ほんとに叩っ斬るからな!」ていうのも前から? 無駄な心配かけさせたら、ただじゃおかないからなくらいの印象なんだけど(笑)。
  • 天魔王フリータイム。捨之介にぃよう!と片手を上げ、座ってワイングラスを受け取り、南蛮渡来の夢見酒~を全部変顔で口パク。そのまま生駒の膝に頭乗せて、両足を姫蝶の膝の上に乗せて、完全リラックス状態。生駒が上腕部をぽふぽふ叩き、姫蝶が両足マッサージ。寝転がったまま「勝てるにきまってんじゃんなー」とふっつーに云ってました。
  • ふらふらんべぇさん*1 *2、ワイングラスを飲み干して捨之介をあざ笑うところで、本気で噎せてましたよねあれ。うははははがはげふぉあははは!!てなってた…でも芝居的に大丈夫だった。
  • 無界屋襲撃は、わたしあんまり気づかなかったんですが(何か胴が変じゃないか?くらいで)、天魔王が面をぶら下げてなかった(いつもは首からぶら下げて、途中で着ける)から退出前に面を着けて云う台詞「人間五十年、夢幻の如く也。第六天魔王が作るこの世の悪夢、たっぷりと味わうが良い」とかを素顔で云ってた、とか。あと兜の額パーツが一個なかった? とか??
  • 何で気づかないかって、天蘭ペアの無双っぷりにマジでうっとりほわわんしちゃってるからですよ!! 悪夢だけどかっこよすぎて美しすぎて見とれてしまうんですよ!! しかも天魔王と蘭兵衛、上下に分かれてシンメトリックに動くから、どっちかをオペラでガン見とかできないんですよ!! むしろどっちも見たいのにどっちみたらいいかわかんくてあわあわしちゃうんですよ!!
  • いちいちシンメトリで美しいですが、タイミングがそろってユニゾンになるのもたまらない。抜刀のタイミングが上下で一緒とか、今日はカンパチ斬った後に二人一緒にくるんとターンしたのも良かったです…対忍戦なんて同じ動きしてるし、対半蔵戦からふたりでバッと引く時もくるんと華麗にユニゾンターン。ほんともう…双子じゃないのあの子たち…。
  • あ、でも天魔王、上手ぷらんぷらんと歩いてって倒れてる女の子を刀でつんつんする時、上手へ移動中に剣を落とした。引きずるようにしてぶらぶら歩いてたら手から抜けちゃったみたい。殺陣中でなくて良かった…。
  • 剣を納めるタイミングは今日も蘭兵衛さんが目視で合わせてくれようとしたけど、どうしても天魔王の方が早いんだよね。手数が何か違うのかなー。惜しい!て感じだった。
  • いつも気になるのが、沙霧の「髑髏城の全ては、ここにある!」の時に頭に突き立てる手指がへにょっとしてるとこ…あそこビシィッと肘張って、指にも手にも力入ると、台詞のインパクトももうちょっと伝わるんじゃないかなー。と、アカアオの沙霧ここにあるシーンを思い出して思いました。のでアンケートに書いた。
  • 生駒・姫蝶vs太夫の女の戦いシーン、太夫の隠し銃(?)出すタイミングがたまらない(笑)。前は「どうやら私の負けのようね…ヤアー!」で襟元開いてバーン、だったのに、今日は「どうやら私のヤァー!(ガバッ)わー!(べりっバーン)」と…ギミックが2段階になったのはともかく、どうやら私の何!?みたいな感じで(笑)。たまらないわあそこ。爆笑。
  • 蘭兵衛の最期から、捨之介がもう何か鬼気迫る迫力で、たまりません。かっこいいいい!!! 蘭兵衛の目閉じさせる辺りの声がふるえて掠れてて、泣き声ぽくて、それに泣かされる…いや、太夫で号泣コースなんですが。
  • 百人斬りはクロスで投げ合う刀、兵庫が落としたのが惜しかったー! でもほんと良くなったよね百人斬り。かっこいい。涙で歪みました…。
  • 捨之介vs天魔王最終決戦、仕込み刀その1の胴部分への一撃が、鎧のヒビに入らなかった…切っ先が滑って流れちゃいました。もっかい入れ直してぶっ刺したけど刃が上手く入らないようで…天魔王が自分で手で支えてた、ように見えた。あの刺さる刃は鞘部分に引っ込む仕掛けなのかな? 天魔王がいろいろまとめて自分で握ってキープしてたように見えました…。
  • そっから脳天ぶっ刺しまでも時間がないから、ちょっとそこで手間取って、脳天タイミングがもたついた感はあった。でも大丈夫です。
  • 捨之介の額の辺りに天魔王の血が飛んでて綺麗だった…。
  • ラスト、家康に捨之介の解放を迫る沙霧の台詞、「なのに何故、捨之介に縄を掛けますか!?」の後に続けて「ひとの命はそんなに安いんですか!?」と追加。沙霧の必死さが増して良いです。
  • 本編ざっくりはこのくらいで。カテコ! カテコですよおおお!!
  • 最初から両手を打ち合わせたり、お手振りぶんぶんしたり、笑顔覗かせたりご機嫌な未來さん。2回目も手振ってノリノリでした。
  • 3回目出てきた時には劇団員さんとか鉄機兵さんとかがいなかったので、おおスタンバってらっしゃるのだな!と思いました(笑)。
  • 次に出てきた時に、ビニール袋を手に持ってる皆さん。未來さんは白いビニール袋をぐるんぐるん回しながら出てきた(笑)。そしたら未來さんに続いて出てきた栄子さんもぐるんぐるんしてた(笑)。
  • 小栗くんからご挨拶。千秋楽ご来場ありがとうございました、恒例の煎餅撒きですが皆さんひとり一枚行き渡るので、博愛の心でお願いします、とか。恒例のっつっても自分は初めてなので、皆さんの方が詳しいと思いますが、とか。2階3階にもちゃんと配りに行きますとか。で、未來にちょこちょこっと云われて、あ、2階3階の方は乗り出して落ちたりしないように!と付け足されました。ううーん、ここで「前に出ないで」もあればよかったのに!!
  • 何だっけ、大阪の最後の夜~みたいな歌が流れる中、煎餅投げスタートです。立ち位置はほぼ、カテコの並び順そのままの感じ。未來さんはセンターから上手側に向かって担当みたいになっていたので、わたくしちょうどいい位置にいられましたよ。最初から最前列のお客さんにハイ、と手渡しする天魔王。前列のお客さんてわりと、頭上飛んでっちゃってもらえないことがあるからね…。
  • それから投げ始める。数枚一気にえいっと投げたり、近めにふわっと落としたり、ぎゅーん!と遠投したり、いろいろ。
  • そのうち、ぽいっと投げた数枚のうちの1枚を受け取らせて頂きました! ありがとうございます!!
  • あらかた撒き終わって、舞台のセンターで、曲に合わせてノリノリするカッチ。小栗くんと未來さんもノリノリして踊ってたら、一緒にいた太一くんが、ニコニコしながら、後ろに手を組んだまま、もじもじと小さく…めっぽうかわいらしく…踊ったん、ですよ…。
  • そしたら周りの兄さん方、踊る太一くん覗き込むようにして見てて、太一くんがハッと気づいたら周りはみんな踊ってなくて、恥ずかしー!て片手でお顔覆ってました…可愛いいいいいいいいい!!!! これまで数々の攻撃にもびくともせず難攻不落を誇っていた太一くんが、そんな、だまし討ちみたいな…でもかわいいいいいいい!!!!!! 正直、今日は全てこの瞬間に持って行かれましたええ。だって可愛かったんだもの。
  • またその踊る太一と恥ずかし太一を見ているお兄さん方がね、みんなにっこにこしててね、たいちがおどった!て、そりゃもうクララが立った!レベルのほんわり感で見守っててね、そんな兄さん方ひっくるめて可愛いったらないですよ~!
  • もう煎餅なくなった頃、よし子さんが追加をちょっと持ってきてくれて、小栗くんと未來に渡してた。もらった未來は客席に向かって、まだもらってない人~!みたいに呼びかけて、そしたらものすごい勢いで手が上がる(笑)。ええっそんなにー!?みたいにびっくりして、でもその辺に向かって投げる。行くよ、ほいって投げて、でも明後日の方に飛んでっちゃって、あーごめーん!て顔してた(笑)。
  • 最後どんな感じに終わったっけ…途中で栄子さんの裾を誰か踏んづけてたけど誰だっけ…。
  • あ、最後に銀テープが射出されて、キラキラした中で終わったんでした。最後までバイバイしてくれた未來さんありがとーう!! お疲れさま暑いだろうに早く甲冑脱いでね!! 青山劇場で、ん待っている~!!
  • とにかくたいちくんがたいちくんがあああああ!!でヨロヨロのお煎餅撒きでした…はぁあの19歳恐ろしいわ…ぜひともあの場面はDVD特典に入れて頂きたい、いや入ってないと困る!

 ざっくりですがそんな感じで。メモは後日改めて! おつかれさまでした! さよならぼくの夏休み!!

*1:2幕の寝返った後の蘭兵衛総称。ふらふらしてるから

*2:ちなみに1幕はオラオラんべぇさん。オラオラだから