ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

「タンゴ」リンゴ12個目

 マチネ観てきました。お隣が偶然eちゃんで、何だか心強かったです(笑)。オペラ上げ下げも、並んでたら怖くない!*1本日は後方センターのお席でした。たまには引きもいいですよね、お顔つぶさに見られるのはやはり、下がってオペラがいいね!
 本日もアルトゥルさんは白い尖った月のように冴え冴えと、狂気の光を放っておられました。あの後半の、アドレナリン出まくっちゃって常軌を逸した冴え方をしたアーモンド型の目、白目の美しさが際立つとんがったお顔*2が、もう、好きで好きでたまらない~*3。机上で口角泡飛ばす王子さまを見ながら、ああ私そういえば、「レオン」のゲイリー・オールドマンとか「プラトーン」のウィレム・デフォーとか大好きだったわ…と、覚醒アルトゥルがこんなに好きなのも何となく合点がいきました(笑) *4。アルトゥルさんもアレなおくすりキメキメみたいなテンションだもんな! 酒しか飲んでないのにな!
 今日は、うん、2幕の加速が今までの中でもかなり上位に入る感じで、疾走感がものすごかったです。ぶん回されたわ~アルトゥルさんの舌先三寸に! ほんと、理念云い出してから*5わたし、顔のニヤニヤが自重できません、好きすぎて面白すぎて(笑)。こんなに面白くてしょーもないのにこんなにも美しいなんて、まったく困ったものですアルトゥルさんったら。
 メモは後程追記しまっす!→追記しました。
 

  • 昨日、襟足すっきりした?とか書いた気がしますが、オペラで見たらそうでもなかったかも(笑)。左のもみあげはまっすぐしてたけど。
  • ママが演説してる間に、パンをモグモグしてたんだけど、その一口がだいぶ大きい欠片で…大丈夫かい(笑)と思いました。たまに何か噴出してる時あるもんねー(笑)。
  • 投げ入れられた乗馬ズボンがパパの足に絡まって、それをパパが蹴り払ったので、「乗馬ズボン! エウゲーニュシュおじさんのですよ!」ってアルトゥルが文句云うのが、飛んだズボンの軌跡を指で追いながらだった。忙しい。
  • エーデックに飲み干されちゃったコーヒーカップ、カップ持ったら空っぽで、ムッとしてひっくり返して振るアルトゥルさんですが、振った拍子に落っことした。わたたっと拾ってました。カラーンと良い音がした。
  • この家の人はみんな、高いところで演説したがるんですね。というかお父さんとアルトゥルがほんっと、親子だなぁと随所で思うわ。お父さんの書斎の前とかね。
  • あと、ここんちの人誰一人働いてる気配がないんですが、でも息子は大学の3つの学部に所属してて*6、毎日賭け事してゲージツして遊んでて、でも生活していけるのがね。そこそこの資産家なんですかね。おうち広そうだし下男?もいるしさ。
  • エウゲーニャおばあちゃん、床に落ちたカードを拾おうとして、テーブルの上に腹ばいに乗っかってうごうごしてました。で、浮いた足をエーデックが持って、よいしょっと方向転換させたり(笑)。「見てごらんなさい、この哀れなお年寄りを!」ってアルトゥルが示した時にちょうどそんな状態だったので、とても面白かった(笑)。アルトゥルも自分で云って笑いかけてた!
  • 反抗を促す装備はリンゴなし。「もうダミだー」っぽくなってて面白かった。
  • 寝起きのアラはパパからおでこにキッス。かーわーいーいーーーー!
  • アルトゥルが投げ付けた本がアラに軽く当たった?ように見えた。1発目。軽く投げたやつだけど。その後拾ってもう一回、力いっぱい床に叩きつける。
  • ストーミルの実験は今日もええ全開でした。退場時お尻丸出しでママかな?がペチンと叩いてた(笑)。
  • 「ああ〜運命よ〜!!」ってイブの方(笑)、片手でドレス、片手で電球をぶん回していた。面白いわー。
  • ノイバウテン転換。長塚さんが赤い薔薇を1輪持っていて、椅子の指定はなし、でも椅子のひとつにその薔薇を置いて出て行くと、アルトゥルがその薔薇を手に持ってその椅子に座った。すぐに立ち上がり、椅子の上に薔薇を戻す。
  • アラ説得で、怒ったアラに「そんなに怒るなよ」って云うところ、「そんなに怒らないでくれよ〜」ってちょっと情けなくなってた(笑)。
  • アラかぶりつきは、エーデックの穴に背中を向ける体勢になって、しばらく気づかない感じだった。押し倒されたアラが、何かエフンエフン云ってはっと振り向くとエーデック、みたいな。
  • 手に花束を持って跪くだろう、ってアラに迫るところ、今日は本当に置いてあった赤い薔薇持って云ってたので、もうこのまま跪いてその薔薇差し出せば何も問題起こらないだろ!って…思った…馬鹿な子だよほんと…。
  • しかしこの辺りの、君はただ慎ましやかに座っていればいいだけとか何とか云うくだり、アルトゥルさんのチャーミングなことと云ったら。あの辺、アラもまんざらでなさそうな嬉しそうな顔してるんだよね…一言が出なかったばっかりにあの顛末だもんなぁ。馬鹿な(略)。
  • ブドウみたいに絡まった電球が下がってくるのもこの辺りなんだよね。アラに「説明しよう。なにも、かもね」って云うところでは、長塚さんがカゴに入った電球置いていくし。あと、2幕で等間隔に整然とつるされた元ブドウだった電球も、最初だけ光っててアルトゥルが食器を投げ付けるとその騒音のタイミングで消えてそれっきり。なので、ライトの明滅が、何というか、いい雰囲気とか、何だろう…コミュニケーションが取れてる状態*7、みたいな…感じなのかな。と薄く思う。
  • パパのパンツはショッキングピンク×白ゴム。
  • 我々には多少なりともエキゾチズムが必要なんだよ、とかっこつけて椅子に足をかけて云うところ、足を乗せようとしたスツールが倒れちゃって、スカったお父さん(笑)。椅子を起こして改めて、足乗せてました。可愛い。
  • 今日はちゃんと縛られた。でも抵抗が前より激しくて、ぐるぐるコードに巻かれながら「なんだこれ!?」とか云ってた。
  • あと今日のアルトゥルさんは、やたらパパのコードを踏んでた。わざとじゃないから、踏んでるのも気づいてなくて、踏まれたパパが移動しようとしてグイッと後ろに引かれてたり、踏むな!的にコード引っ張ったり、してた(笑)。
  • 父子ハグは今日ももっしゃもっしゃで「よーしよしよし」でした(笑)。
  • で、パパの「せいしゅん…せいしゅーん!!」に、お顔が見えたアルトゥルさん、えーっと…って顔してた。
  • こういった実験の類、もう止めてもらえませんかね!?といわれたパパ、今日もパジャマの中に電球を隠して守ってた。
  • そして今日も「こう見えても、射撃の腕は連隊一だったんだ」の前に電球「アチ!」って云ってた。もう、そこで云うことになったの?って思うくらいだ(笑)。
  • ポーカーやってる部屋がゆっくりと回る時、後ろの白い幕にフレームの影が映って、すごく綺麗だった。あんな残念シーンなのに…幻想的な美しさだった…。
  • やはりリボルバー×森山未來は良い光景だ。
  • 拳銃を持って人が変わるおじさんに、両手ホールドアップで目をぱちくりさせるアルトゥルが本当に可愛い。可愛い。
  • あと家中をアラを探して歩き回るアルトゥルが、腰を低く落としてガニマタ(笑)で足音しのばせるみたいにして歩いてるのがやけに可愛いんだ。
  • アラ登場時に長塚さんが赤い薔薇を手渡す。
  • エウゲーニャに祝福を迫るアルトゥル、椅子に無理やり座らせて、胸の上に赤い薔薇を乗っける。で、エウゲーニャがやけくそで祝福してやろうって時に、べしっと打ち捨てていた(笑)。
  • ストーミルのボタン代わりのクリップは、ポーカーの点数票メモを留めていたクリップなのね。
  • 祝福のときのアラの踏ん張りが面白可愛い。足ピン!って後ろに出して踏ん張っておばあさんの重さに耐えてるの(笑)。
  • あと、エーデックのお祝いの言葉を受けるような可愛い顔しておいて「台所へ行け! 呼ばれるまで出てくるな!」と跳ね付ける、意地悪な可愛い顔が…可愛いんだクッソゥ。
  • 2幕。鉄の原則を「それ、だけなのよー!」と嘆くアラが、今日はテーブルに頬杖突いて云ってた。もう可愛いったらない。
  • 形式では世界は救えないとわかったアルトゥルさん。「理性です! …理念ですよ!」…アレ? 間違えた?
  • 中央の箱セットに寄りかかってネクタイを緩めるアルトゥルさん。そのまま、中央のセットが引っ込んでいくけど背中を預けたまま、ずるずると床に座り込んで大の字に寝転がるまでいった。ぐでんぐでん。
  • おばあさんが死ぬと云い出す辺り、興味なさそーうなアルトゥルさんが大あくびしていた。ちょっとちょっと(笑)。
  • そしてエーデックを取り込むアルトゥル。パンチは効くかい?って腕とか肩とか触りながら訊くところで、胸筋までモミモミ確認しておった(笑)。
  • しかしエーデックとアルトゥルが並ぶと、体格差がねー良いですねー。ちっちゃいのが大きいのを顎で使うのとか、何か、ニヤニヤします(笑)。
  • 机上のアルトゥルは、目がほんっとキンッキンに輝いてて、目から鼻に抜けすぎな冴えっぷりがたまらないです。目に力入ってる未來さんのお顔がそもそも可愛いんですが、ずっとそんなお顔してるから、オペラが目から離せない〜。
  • 「俺はお前たちを殺せるんだ」語尾に♪が付きそうな、軽快な感じでさらりと云った。良いわ…たまらんわ…。
  • この、婚礼衣装の黒三つ揃え正装がまた、とても良いんですよね。王子様然とした雰囲気に拍車をかける。これ1幕の衣装*8でやったら、ずいぶん印象変わると思います。正装万歳。
  • 「この薄汚い地球のカスめが!」いつも吐き捨てる勢いで云ってたけど、今日はこれまたサラリと楽しそうに云ってました。朗らかに。ううーんこの尋常じゃない感じタマラン! イッちゃってるのタマラン!!
  • エーデックを「下男風情が!」とエウゲーニュシュに云われ、「下男ではない!」と否定しながら、椅子をガッタガタさせて怖かった。さらに肘掛に片足かけたりするし。でもああいう、ガッタガタとかがたまらなくテンション上げさせられてしまうんです…アドレナリン出るんです…。
  • アラに裏切られて、理由を詰め寄るアルトゥル。テーブル際に追い詰められた拍子に、アラのヴェールが取れた。ビジュアル的に、やっぱりあれはあった方がいいもんですね。結婚式の日に未亡人になった感じがすごく…良いんです。
  • どうして僕をいじめるんだよ〜ぅ、と壊れるアルトゥルさんが、上手側で泣き崩れたので、下手にいるママのお膝まで這っていかねばならず、よれよれと這いずっておられました。ついさっき「お前たちは泥の中を、埃の中を這いずっているんだぞぉ?」ってテーブルの上で仰っていた方がねぇ…。
  • 「世界は悪だ、愚劣だ!」で落ちる白い幕、その奥に広がる無限の闇、ほんっと美しい。あそこで落ちる=アルトゥルの世界が崩壊する、ていうのは、最後のよすがだった母親からも拒絶されたから、かな。あんな状況でも、ママは自分の味方になってくれる、って思ってたんだろうね。でも拒絶された。可哀想な子。この場合は可哀想と残念が同義語です。
  • アラを罵る、「この雌狐! 雌鶏! (略)! わかるまいな!」のテンポというか勢いが好きなのですが、今日は「お前にはわかるまいな!」だった。こう来るだろうと予測して待ってるところに違う球が投げ込まれるとびっくりするよね、っていう。
  • 昨日に引き続き、死にゆくアルトゥルの体勢変化が早い。するするぺたん、で「…死んだわ」と、何というかあっさり度が増した気がする。
  • エーデックに上着を取られたアルトゥル、いつもおでこを床にくっつけた完全うつ伏せ体勢ですが、今日は顔が上手側を向いていたので、上手席の方には死に顔が見えたんじゃないかと。お顔見たいなぁといつも思っていたので、ちょっと羨ましかった…センターではつむじしか見えませんでした…。
  • 毎回同じアクションで無駄皆無に立ち上がるアルトゥルの抜け殻、の動きが、感情というか、感情移入を拒むというか、機械的に立ち上がって消えていく感じが美しい。見えないはずの、あるはずのない動きだもんねあれ。
  • と思うと、ラストのタンゴはアルトゥルの死体が転がっているその場所で踊られるという…たまらんな。
  • 長塚さんが割るガラス、が、割れなかった…ガシャーンという音が響くのに、ガラーン、と板のまま落ちた…。そんなことも起こるのか…。

 ざっくりメモでした。ああ、東京公演あと3回! 短いよー終わらないで欲しいよー!

*1:別に怖くないですけどね

*2:形じゃなくて空気がね

*3:しゃがみこみながら

*4:アルトゥルさんはお二人ほど変態さんじゃないですけどね☆

*5:今日、「理性だ! 理念を見つけるんだ!!」って云ってたけど

*6:いやポーランドの大学制度がどうなってんのか知りませんが。完全無料なのかもしれないし

*7:無秩序であれ形式至上であれ

*8:あれはあれでひっじょーーに良いですが!!