ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

新潟旅行記(4/13)

 もう一週間も経ってしまったのですが! 書いてないし! 虫も書いてないし!! だって眠いんだもの!!
 否、心を入れ替えて、とりあえず新潟観光記。初新潟上陸だし、楽しかったし、せっかくなので思い出しがてら。
 えーと、新潟駅で友達と非常にアッバウトに待ち合わせて、10時過ぎに合流。ソワレまで時間たっぷりなので観光するぜ!という気は満々ですが下調べはゼロという(笑)。とりあえず朝が早かったので、既に軽く小腹が空いてきてしまい、駅ビル内の小嶋屋さんという蕎麦屋さんでへぎそばを頂きました。新潟と云えばへぎそば!!という何とも単純な勢いで。


 へぎそば。うすーい緑というか、綺麗な色してるんです。で、啜ると匂いがそばじゃなくて海藻系の、うっすら潮の香りがして、噛むと歯ごたえが…ぐにぐにさくさくというか…しこしこむぬむぬというか…何か、不思議。そばじゃない(笑)。一口食べては首を傾げ、首を傾げながら次の一口、鼻に抜ける匂いをふーかふーかしながら次の一箸…で気づいたら食べ終わってた、という。初めての食感でございました。美味しうございました。開店直後でお店がらがらで申し訳ない気もしつつ堪能、蕎麦湯も美味しかったです。蕎麦湯は磯の匂いしなかった(笑)。どうでもいいけどきなこさんの背中に鼻を埋めて深呼吸すると海藻の匂いがするんですが、それを思い出しました(笑)。いや、美味しかったんですよ?
 曇天だけどぎりぎり降ってない、くらいの天気の下、小腹も収まったので、観光開始です。観光循環バスというのがあるので、乗り降り予定をざっくり数えたら、1日フリーパスを買った方がお得になりそう、ということで購入。当日の日付の銀シールを削って使う(2日分削ると無効です)、という、それ楽なの? 安いの? よくわかんないよ?なシステムのチケットでした。銀シールって安いのかなー。日付入りスタンプより安いのかなー(笑)。循環バスは右回りと左回りの2コースで、どっちかが犬夜叉号、どっちかがドカベン号でした。高橋留美子水島新司も新潟出身とのことです。へー知らなかった!

 チケットと犬夜叉号。犬夜叉というと佐藤アツヒロさん…になりがちな新感線脳です。見たことないけど。
 バスに乗って、最初に向かうはみなとぴあ、新潟市歴史博物館です。歴史博物館がメインのようですが、何か色んなイイカンジの建物が移築されていて、建物好きにはタマラン匂いが。

 明治2年建築の旧新潟税関庁舎。中は歴史博物館になっていました。が中は新しそうだったので博物館は見なかった(笑)。外側から舐め回すように眺めてきました…美しかった…。

 こちらは旧第四銀行住吉支店。昭和2年建築だそうです。こっちは中も見学できて、1階は吹き抜けの天井がとても高いレストランになっていました。中可愛かったなぁ、2階の奥にはお座敷もありました。ふすまの向こうは吹き抜けを見下ろす回廊だったりして、面白い造りだった。
 咲きかけの桜も綺麗でした。信濃川沿いだったので、でかい船なんかも見られて面白かった、しかし風が冷たかった。小一時間見て回ってから、バスの時間を気にしつつ次へ向かいます。
 次に目指すはマリンピア日本海新潟市水族館です。イルカいるかなーとか云う友人に、ええーそんなにイルカなんているもんじゃないよーなんて応えていたら、パンフにばっちりイルカの写真が(笑)。いるみたいですよ。しかし小雨降り始めて気温低下、寒い! すごく寒い! テンションさがるー(笑)。風雨から逃れるようにガラガラのチケット売り場で切符を買って、人気のあまり感じられない館内に逃げ込み、さみーとか云いながら中へ入る。と、いきなり目の前にウミガメが! ウミガメが!! 泳いでるー!!!
 現金なほど一気にテンションアップ(笑)。だってウミガメが! でかいんだもの!! 近いんだもの!! カメだ亀!!と…ええ、いい歳こいたオトナがガキのようなはしゃぎっぷりでしたよ…でもウミガメなんてそんな風に見るの初めてだったんだ…すごいがんばって写メ撮ろうとしてるんだけど、ウミガメ意外に動き早くて顔しかピント合わないの(笑)。日本海大水槽とか云う巨大な水槽で、サメやらカメやらエイやらでかいのやら小さいのやら、わんさかいました。凄かったー綺麗だったー大きかったー。その水槽は底の方がトンネルになっていて、海のトンネルをくぐれるのね。頭上を巨大なエイがひらんひらんと泳いでいくんですよ。エイが来るたびビクッとなるの、気配のでかさで(笑)。いやー畳2畳分くらいがひらんひらんと頭上を渡っていくんだ、そりゃ一瞬影も落ちるさ。見上げるとエイのスマイルと目が合うのでした。顔じゃないけど(笑)。

 可愛い顔してるよね(笑)。
 順路どおりに歩きつつ、熱帯系の水槽の色鮮やかさにうっとりしたり、タコやらイカやらカニやらバフンウニやらロブスターやらイセエビやらに「おいしそー」とうっとりしたり、蛍光ピンクのイソギンチャクに「これハンズで売ってるんじゃね?」とか云ったり、超メタリックなピッカピカの魚に、これ叩いたら絶対コンコンって云う、これ絶対リベットで接いである、と云ってみたり、総じてクダラナいことしか口走っていませんでしたが、楽しかったからいい。

 色鮮やかな熱帯水槽と、これは後から見たクラゲ水槽。幻想的。ちょっと欲しくなったクラゲ(笑)。
 で、基本的にクダラナいことをぎゃーぎゃー云いながら歩いていたらば、途中でイルカショーのご案内放送が。えっ行く見る見たい!と、コース半ばでイルカスタジアムに向かいます。霧雨降ってるけどイルカには関係ないんだろうね(笑)。平日の昼間の天気良くない水族館にそんなに人がいるわけもなく、スタンドにぽつぽつと観客が座っている程度でしたが、イルカは4頭がフルに見せてくれました。わーい! しなすい以来のイルカショーだ!! バンドウイルカ2頭、カマイルカ2頭のチームで、ジャンプやらボール投げやらクケケケケやら色々…可愛いんだ! お利口なんだ! 綺麗なんだ! きなこより全然お利口だよー(笑)*1。派手な水しぶきもかっこよく、輪くぐりなんかもお見事で…いいなぁイルカ。うっとりだよイルカ。
 ここで「イルカと握手してみよう」なコーナーがありまして。通常こういうのって、お子様主導じゃないですか。そういうノリじゃないですか。しかし、客席を見渡すに、いるのは大人と大人に連れられた乳幼児くらい。とてもひとりで前に出てイルカと握手できるような年齢のお子様が見当たらない。これは…大人でも、いいんじゃね?と…だってイルカ触ってみたいじゃない!と…ええ、挙手しましたよ。だって二度とこんなチャンスないもの。ちょうど、係りのお姉さんの目線一直線上にいたのもあり、見事射止めました。イルカと握手する権。いいおとななのに! おとなだって握手したいんだ!! お二人ほど、のうち1人になりました…もうお一方はお若いお嬢さんでした…えへー大人ですんませーん(笑)。
 長靴に履き替えて、手をアルコール消毒して、いよいよプールへ近づきます。ぎゃーん緊張するー! イルカが目の前で水面をべちべち尾びれで叩いて拍手してくれています。わーイルカだー。握手の仕方の説明を受けて、ひとりずついよいよ握手…するんだけど、何かあんまり覚えていないというか(笑)。一度失敗したことは覚えている。たぶん、イルカに気を使って自分が手の位置を下げてしまったんだと思います。イルカは人の手の高さに合わせて、水面から伸び上がって握手*2してくれるから、人の手が下がっちゃうとイルカの高さも下がっちゃって、結局水没してしまうという…ご、ごめんねイルカ…。リトライして2回目で、無事握手できました。何か、硬質で、ゴムゴムしくて、てゅるってゅるでした…気持ちよかった! 想像通りだった! きゅっきゅっきゅって感じだった! あと失敗した時にイルカの鼻先というか口の先というかに手が当たってしまって申し訳なかった…それがイルカとのファーストコンタクト…ごちんした…。
 無事握手して、イルカにありがとうねーとお礼を云って、手を洗って、長靴を靴に履き替え、記念に頂きました「イルカ手帳」。これはレアだぞ。マリンピアでイルカと握手しないともらえないぞ(たぶん)。

 華麗なジャンプでフィナーレを向かえ、イルカショーは終了。

 だいぶ寒くなってきていましたが、引き続きトドに餌をやるのを見られると聞いて、トド見ようトド、とそっちにも行きましたよ。

 トド、でけぇ。お兄さん食べられるよ余裕で。とにかく巨大でした。そりゃこんなのが出てきたら、1歳児はおしっこ漏らしても仕方ないよ!!*3傘差しながら見たけど、それだけのことはある貴重なトドでした。でかいわー。怖いわー。
 それから、ええと、ラッコとかカワウソとかビーバーとかがいる館も見て、ラッコの等身の高さに「ぼのぼのとだいぶ違う…」と若干残念な感想を呟き、カワウソが某芸人さんの片方に似ているという友人の弁を検証し*4、ビーバーのもっしゃもっしゃふっくふく加減に身悶え、サービスの良さに写メ向けまくり、ぷかぷかしながら目を細めてうっとりしているビーバーさんを「ぎゃー何これ可愛いーうつらうつらしてるー!」と狂喜して写メ撮ったら脱糞中だったという物凄い貴重な一瞬を捉えたりしました。そうか、だからそんな気持ちよさそうな顔してんのかお前…。

 うっとりビーバーう○こ顔。
 そうこうしているうちに、入館時に予約していた水族館バックヤードツアーの時間になりまして、職員のお姉さんに引き連れられて知られざる水族館の裏側に侵入して参りました。これがまた面白かったんだ…!
 関係者オンリーの扉の向こうに入れてもらい、最初に見た日本海大水槽のちょうど真上に立ったり*5、波を作り出す造波装置を見せてもらったり、裏側は大小の水槽とホースと色んなもので雑然としていましたが、何かものすごく上等な生物室を覗いてるみたいでワックワクでした。生物室好きとしましては(笑)。小さい水槽で、ネコザメの卵が育てられていたり、孵化してすぐの小さいサメがいたり、面白かった〜。
 大水槽の水を1時間でろ過して入れ替える巨大なろ過機とか、水温を一定に保つ加温冷却装置とか、機械モノ好きにはタマラン光景が次々と現れて、しかもどれもこれもまた良いパイプっぷりで…阿呆のようにテンション上がってしまった(笑)。わっふわっふしながらパイプの写メばっか撮ってたら、同じツアーにいた男子に引かれたよ! あれ明らかに引いてたよな!!(笑)パイプ行くまではちょっとお話してたのに、パイプ以降距離取られたし!(笑)*6だって素敵なパイプだったんですもの…たまらなかったんですもの…ボイラーとか大好きなんですもの…。

 足の下は日本海。そして、見よこの美しきパイプを!! もはや芸術的!! スチームパンクの世界!
 狂乱の*7バックヤードツアーが終了したところで、「本日最後のイルカショーになります」と次のイルカショーのアナウンスが聞こえ、「もっかい見る?」「見たい?」と、イルカショーをもう一度見ることに。本格的に寒くそして雨になっていましたが、やっぱりイルカには関係ないのね。元気に飛び跳ねてくれました。ひとり、お姉さんの指示がわからないのかいやなのか、聞かない子がいて、それはそれで可愛かった(笑)。で、先ほどわたくしがイルカと握手したのを「…いいなぁ」と同行友人がぶつぶつ云っておったので、だったら手ぇ挙げればいいじゃない!と、半ば無理やりお姉さんの視線延長線上に彼女を押しやり、握手したいなら挙手すればいいんだ挙手、と炊き付け、そろりと挙げる友人、見事に握手を射止める(笑)。狙いましたスミマセン、また大人なのに(笑)。でもやっぱりこの時も小学生くらいのお子様はいらっしゃらなかったし、いいよね☆ 滅多にないチャンスだもん☆ 飛行機で大阪から来てるんだもん☆
 無事、握手を終え、イルカ手帳も頂き、そして友人がイルカと握手する様を携帯の動画で撮影しておいたのでした。わたしのも彼女に撮られてるからいいんだ! イルカに触れるなんて滅多にないもんなぁ、もうきっとこの先ないだろうなぁ。
 そんなこんなでそろそろいい時間になったので、ひとまずホテルにチェックインしてから、すでに暴風雨と化している新潟市内をりゅーとぴあ目指して歩…き出してすぐさまくじけてタクシーに乗ったのでした。グレゴールに辿り着くまでの道のりが長いったらない!
 天気がよければ白山公園でぽっぽ焼きを食べたかったのだけれど、寒さと風雨に負けて叶わず。いつか…リベンジできたらいいなぁぽっぽ焼き…。
 ああ、バラサム前楽に辿り着けませんでした。またの機会に〜。

*1:きなこと比べられたら新潟のイルカたちもご不快でしょう

*2:胸鰭を手に触れさせてくれる

*3:1歳児だった頃、鴨川シーパラダイスでトドのショーを見て失禁したのを未だにネタにされます

*4:一見可愛いっぽいのに実は獰猛そうな目つきが似てるよね

*5:金網下は水で怖かった!

*6:仕方ない

*7:主にパイプで