ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

雑誌掲載 Switch vol.28

 マチネ前に本屋さんに寄ったら、まだ店頭に並んでいませんでした(笑)。ソワレ後にはちゃんとあったー。瑛太さん表紙ですが、この瑛太…ど、どうした? 何があった?と、うっかり声もかけづらい感じの…どうしたのお腹いたいの…?(笑)
 未來さんはスニーカーのニューバランスとスウィッチがコラボした特集ページで登場。コンセプトが「Classic is New」で、登場する人がそれぞれ、何かしらの「古典的」と「新しさ」を兼ね備えている、そんな特集です。
 未來さんの「クラシック」は「変身」。お稽古場の鉄骨の上で、姿かたちは未來さんなのに中身はグレゴール、みたいな不思議な写真になっています。ニューバランスのスニーカー、壁や天井を這い回るにはどうかしらと思ったけど、グレゴールなんか革靴だもんなぁ。どうなのかなぁ。力の入った指先が美しいです。
 インタビューは変身を中心に、「メタマク」や「ネジ」で古典をアレンジした作品を多く演じてきた未來さんが捉える「古典」とは、的な。シンプルな強さ、と。戯曲に言及するのは珍しい、初めてですよね。うん、台本、形にして残してほしいです…言葉の持つ力って、文字にすると口に出して云う時とはまた違ったものが発揮されると思うし!
 「僕が『変身』をやり続けることも一つの可能性なのかもしれない」…やり続ける、とな。どういう意味で発された言葉なのか、ライフワークにしてしまうというそのままに取っていいものやらどうやら(笑)。でも、それも本当に、ひとつの道ですよね。だってあんなグレゴール、未來さん以外にできないもの。あんなに虫で、虫として舞台上に在って、それでいてあんなに悲しくて純粋な存在になれるひと、いないもの。
 カフカの小説より、面白いです。ええ。そりゃあもう。
 次号のアリス特集も気になるなSwitch!