ミライ派野郎

森山未來とその周辺を果てしなく気持ち悪い感じに追いかける桐の日々散々。

THIS IS IT(2回目)

 ファーストデイ1000円で観られるなら、行かない訳はないわ!と2回目観に行ってきました。初回はちょっと、軽く立てなくなるくらいアレだった(笑)ので、今回は少し落ち着いて観ていられるかな…と思ってたけど、やっぱりダメでした。最初のダンサーのインタビューがね…たまらないよね。彼らにも満員のオーディエンスの歓声を味わって欲しかったよ…。結局全てがそこになってしまうんだよ…。人生は辛いけど、でも前向きに生きるためのものがある。「これが、それだ」そう云っていたダンサーの、涙に濡れた顔が焼き付いて消えません。本番には届かなかったけど、それでも、一緒に過ごして、一緒にひとつのものを作り上げる、その場に立ち会え参加し共有できたことが、彼の感じたであろう絶望を上回って輝いてることを、祈らずにいられない。
 インタビューは泣かせるんだけど、パフォーマンスが始まるともう、あとはひたすら…がっごいいいい!!てなる(笑)。かっこいい泣きはするけど基本、そんな暇も惜しむくらい、食い入るように観たい。目ぇ潤ます間がもったいない! 2時間があっという間! もっとずーっと、延々見ていたい! 終わらないでほしい、終わらない間は彼がもういないってことを忘れられるから。終わってしまうと、それを突き付けられる気がするんだ…泣かす演出が全くされていないのが余計に、喪失感をじわりと染み込まされるんだ…。
 彼のパフォーマンスが凄いことは知っていたし、大好きだったし、天才っつかむしろ架空の人物みたいな気がしていたから、マスコミに取り上げられる「奇嬌な」言動も、まぁほらマイケルだしぃ?(笑)って、天才のすることは凡人には理解できんのだよ、って、容認…じゃないけど、そんなもんじゃん?と思って見ていたクチで。才能や功績と人間性は分けて評価すべき、とも思っていたクチで。だから、彼の人柄を「天使のよう」とか、「子供みたいに純真無垢」とか、云う人のことは、わりと…生暖かく見ていたところがありまして。そりゃあ身近にいる人はかばうの当たり前だろうし、ファンがかばうのも当たり前だろうし、でもそこは分けようっつか。彼が凄いのは認める、けどさ。そういうスタンスで見ていた方の人でした。
 …でした。なの(笑)。これ観てわかった。本当に、子供の心のまんま、大人になってしまった人なんだろうな…。ショウビズ界なんて生き馬の目を抜く世界を生きるには、彼は純真過ぎて優し過ぎたんじゃないかと…いや何も知らない人間が勝手なこと云ってますが。そんな印象を受け、認識を改めました、っていう。
 天は二物を与えずって云うけど、ショウビズ界で生きるしかない才能をいくつももたらされて、その頂点を極めた人が、代償として負わされた負荷があの「優しさ」だったとしたら、神様も残酷なことをするものだなぁ。と思いました。
 パンフがないので、前回見掛けなかったネイルシールを買いました。ゼログラ! ネイルにはちょっと大きいので、携帯に貼ろうかなー。携帯でMJがゼログラ…うっとり(笑)。ていうかスムーズ・クリミナルでゼログラしなかったのは会場の都合かなぁ。本番じゃやってたのかなぁ。…見たかったなぁ。いやだから、本番やったらわたしは観られないんだってば!
 ファミリー向けの田舎シネコンで、日曜昼間の回だったけど、終映後に拍手が起きました。慎ましやかに参加しておきましたが、正直…暴れたーい! コール&レスポンス、参加したーい! クレーン上から「ハイ」て手を振るマイケルに、手ぇ振り返したーい! 焦らされて「キャーー」って云いたーい!!